鹿島魂From関西
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管理人Voice

第291回〜第300回

マートン(阪神)のタックルを巡って

 5月13日のヤクルト対阪神(神宮)で、マートン(阪神)の本塁突入の際、ヤクルト西田明央捕手に体当たりしたプレーに関して、乱闘寸前にまで発展した。このプレーに関して日本野球機構(NPB)は、「走塁も審判団の対応も問題はなかった」と判断した。
 マートンのタックルを巡っては、2年前、同じくヤクルト対阪神戦で、マートンの本塁突入の際、ヤクルトの田中雅彦捕手に体当たり。田中捕手は鎖骨骨折を負ってしまった。特にこれが大きな問題となった。そして同年9月にも、またもマートンが本塁突入の際、ヤクルト相川捕手(現:巨人)へも体当たり。田中捕手のこともあり、相川が激怒し乱闘に発展。相川とマートンが退場処分となった。
 このタックル、野球評論家でも意見が分かれている。問題ないとの見解を示す落合博満氏や里崎智也氏など。これに対して否定的な見解を示す達川光男氏や広澤克実氏など。俺は「問題ない」と思う。阪神ファンだからというわけではない。落合氏の見解に納得。説得力を感じた。タックル自体は良いとは思わないが、マートンからすると本塁ベースを踏みたい、キャッチャーからすると絶対に本塁ベースを踏ませない、その懸命なプレーがたまたまタックルになってしまったと思う。タイミング的にはどの場面もアウトだが、セーフになる可能性を信じて全力で本塁へ向けて走っているマートンに、いきなり急ブレーキなんてかけることはできないし、スパイクを見せてスライディングタックルしたとしても、ヤクルト側からすると激怒すると思う。
 否定的な見解を示している評論家やヤクルト側もわからないでもない。大切な選手、多くの怪我人を出したくない。ヤクルトのチーム方針はたぶん「選手を大切にしていく」だと思う。ただ、達川氏は論外。よほどエキサイトしたのか「(マートンの)頭にボールをぶつけてもいい」と。それだけ腹立っていたかも知れないが、こんなことを口にする解説者はいらん!気分悪いし、お前こそふざけるな!って思うわ。
 昔と今、メジャーや日本、タックルを巡っては近年考え方は変わってきているのかな。明らかなアウトの時にはタックルはやめようという流れになっているのかなと。であれば納得。まぁ、明らかなアウトのタイミングなら、3塁コーチはグルグル腕を回さず、3塁で止めると思うがね。プロ野球でもサッカーでも怪我は付きもの。お互いが懸命なプレーをしてケガをしてしまったら、確かに痛いが、やむを得ないと思う。懸命にプレーするところを見たい、でもケガは気を付けたい。難しいね。

交流戦終了、ここまでの阪神を振り返る

 今季のプロ野球交流戦は16日に終了した。パ・リーグが6年連続で勝ち越し。セ・リーグでは唯一、阪神が貯金を作った。DeNAは首位で交流戦を迎えたが、まさかの交流戦最下位だった。
 パ・リーグは日本ハムが首位だが、優勝候補だったオリックスがまさかの最下位。セ・リーグでは巨人が首位だが、貯金はわずかに2。あとの5球団は借金。この時期に貯金2で首位というのは極めて異例だと思う。2位以下が借金というのも以前はあったが、混戦は予想していたとは言え、こんなセ・リーグになるとは思わんかった。こんなことってあるんやね。
 さて、俺が応援している阪神、現在セ・リーグ3位ではあるが、波に乗れない。交流戦が終わって、ここまでを振り返ってみるとする。

・投打ともパッとしない

 6/17現在、チーム打率は.229で12球団最低。殆どの選手は昨年より成績を落としている。特に外国人、昨年の首位打者マートンが未だに本塁打ゼロ。復調の兆しが見えてこない。昨年の打点王ゴメスにしても、相変わらず外に逃げるスライダーに引っかかって三振の場面が目立つ。
 唯一といってもいい打撃好調なのは福留。打率.256で得点圏打率は.259。数字的には大したことないが、それ以上に打っている印象が今年ある。現在本塁打が8本で打点33。38歳のベテランに、中日時代の全盛期を求めるのは酷だが、メジャーから戻ってきて3年目、昨年後半から復活の兆しを見せてきた。数字的にはもう少し上がってくればと思うが、勝負強い打撃を見せてほしい。守備に関しては安心できる。
 そしてチーム防御率も3.88で12球団中11位の成績。先発にしても、中継ぎにしても、いい時と悪い時の差がありすぎる。メッセンジャーは不調で2軍落ちも経験した。1軍復帰後は本来の姿が戻ってきた。一部のメディアで「俺を登録抹消にしたのは間違いだ」と言っていたと報じているが、登録抹消されたことで復活できたんじゃないかな。
 メッセ、能見、藤浪、岩田。この4人の先発ローテ、それに続く投手が出てこない。抑えの呉昇桓はまずまずだが、中継ぎも不安定。先発では岩本、岩崎、岩貞、新人の横山など、中継ぎでは松田、新人の石崎など、若い選手はいるが、これらの選手は結果を残さないとすぐに2軍降格になる。中継ぎは結局ベテランの安藤と福原に頼らざるを得ない。

・意味不明な和田采配

 今年だけではないが、和田監督の采配がよくわからん。今年は5/24のDeNA戦、初回3点先制しながらも3回にDeNA打線に捕まり逆転を許した。4回表の阪神の攻撃は下位打線、7番と8番がアウトになった後、9番に中継ぎ投手の桑原、その桑原に代打を送らず、そのまま桑原は打席へ。俺も「えっ?」と思ったわ。代打やろ?と思ったら。呆れてしまった。
 打線でも若い選手の起用があったかと思ったら、右投手と左投手を気にして、先発野手が入れ替わる。5/28の楽天戦、これまで実績が乏しかった荒木郁也が二塁手で先発し、3安打の猛打賞に走塁でも貢献。しばらく先発かと思ったら、2日後の西武戦で左投手の菊池雄星のためスタメン落ち。その後不安定な起用法が続く。
 投手交代のタイミングも疑問符が付く。続投させるか、変えるべきか、投手交代のタイミングは確かに難しい。ただ、この投手のパフォーマンスでは交代タイミングなのに変えなかったり、結局後手後手というケースが目立つ。

・信じられないことが立て続けに起こっている

 特に交流戦、6/2のロッテ戦では、9回2死ランナーなしからロッテの角中に逆転満塁ホームランを打たれた。これ、テレビで見ていたけど、パ・リーグなら千葉ロッテを応援していることからか、笑ってしまった。その翌日には、8対0で大量リード。しかし、7回にロッテが一挙8点で同点に追いつく。試合は阪神のサヨナラ勝ちだったが、信じられない。
 関西ダービーのオリックス戦でもまさかの3タテ。しかも6/13(土)は15失点、翌日は10失点。投手陣が大崩壊。パ・リーグ最下位に甘んじているオリックスだけに、3連勝を期待していた人も多かったと思う。でもまさかの3連敗。

【これからの阪神に求めること】

 投打とも復調が何よりも求めるもの。打撃に関しては6/17(水)、BCリーグ・石川ミリオンスターズからネルソン・ペレスの加入が発表。独立リーグから活躍する選手は出てきているが、このペレスはどうか。これはまだ未知数だが、マートン、ゴメス、この選手加入発表を起爆剤にしてほしい。
 若い選手を使うなら粘り強く使ってほしい。結果が出ない場合、「チャンスを与える」なのか「2軍で出直してこい」なのか、その選手の状況をしっかり見極めてほしい。すぐに諦めるとか、何でもかんでも若手を使えばいいというわけではないので、見極めが重要だと思う。
 1985年は球団創立50周年で優勝かつ日本一。1995年は球団創立60周年で最下位、2005年は球団創立70周年で優勝。そして今年は球団創立80周年、えっ?ということは今年は最下位の番?そうならないように頼むわ。

1stステージ終了のJリーグ

 2ステージ制となった今季のJリーグ、1stステージの全日程が終了し、浦和レッズが優勝。史上初の負けなしで締めくくった。
 ホンマに強かった浦和。要因はいろいろとあるやろう。昨年の悔しさもあるし、選手層の厚さ、攻撃陣は好調、守備にも安定感があった。特にシャドーを務めるべき選手の層が厚い中で、仙台から移籍の武藤雄樹が素晴らしかった。浦和のサッカーにフィットしたんやろうね。
 そして、鹿島は1stステージ8位で終了。連勝がないまま終えてしまった。1stステージで見えた反省と、2ndステージへ向けて必要なことを考えてみることにする。

・何といっても失点の仕方が悪い

 第13節の浦和戦後、昌子がコメントしている「得点してから失点が早い」。それだけではなく、防げた失点も多い。相手が上だったというべき失点もあるが、防げた失点が多すぎる。最終節の川崎戦はテレビで見ていたけど、2失点目のレナトへのマークの甘さ、3失点目の右からのグラウンダーのクロスボールを、山村がスライディングでボールを外に出そうとしたと思うが、ボールに触れることができず、後ろにいた大久保に決められた。防げなかったかなぁ。
 第15節の山形戦後、柴崎が「ちょっとあり得ない部分のミスというか、レベルが低いかなというミスが多くある」とコメント。こういったところやろうね。GKでは、第13節の浦和戦から佐藤を起用。1stステージ最終節まで先発起用。佐藤の起用自体は問題ない。試合勘の影響からか、失点することもあるが、これまでずっと曽ヶ端を起用していただけに、数試合だけで判断するのは早いと思う。当面は佐藤でいいと思う。

・層の薄いサイドバック

 第12節の広島戦で、左サイドバックの山本が負傷。西が左サイドバックに回ったり、昌子が左サイドバックを務めたり。ファン ソッコは左サイドバックができそうやけど、鹿島ではセンターバックのみの起用になっている。西にしても昌子にしても、左サイドバックは慣れていない。左サイドバックもできるぞ!というアピールがあればうれしいが、それは選手それぞれの適性がある。いきなりユーティリティープレーヤーになれ!というのは厳しい。左サイドバックはちょっと厳しいかなという感じかも知れないが、サイドバックの選手層が薄いので、仕方がない面もある。
 その中で、最終節で鈴木隆雅がJ1リーグ戦デビューを飾った。出場できたこと自体はよかったが、山村のパフォーマンスが良くなかったということがあっての交代出場という意味もあると思う。テレビの実況で「(隆雅は)まだまだ教えなければならない」と。この実況からすると、まだ使いたくなかったんじゃないかな。ただ、いずれは戦力として計算されるべき選手になってほしい隆雅。今日の出場で得られたもの、課題になったことを分析して、次に試合出場の機会があれば生かしてほしい。

・固まらなかったFW

 今季のFW登録の選手は、赤ア、高崎、ダヴィ、途中加入のジネイ、新人の鈴木優磨の5人。優磨はこれから育てていく段階なので、それ以外の選手を見る。今季の開幕時点で、ダヴィが昨年の柏戦で全治8ヶ月のケガ、赤アもケガ。今季加入の高崎しかいなかった。
 その高崎は、ACLでは劇的なゴールもあり、奮闘していたが、リーグ戦では持ち味を発揮できず。本来サイドを務めている金崎がトップの位置に起用されるなど、FWの選手層の薄さを露呈。その後、赤アがケガから復帰、そしてジネイの加入。第12節の広島戦で途中出場したジネイが早速ゴールという結果を出し、第13節の浦和戦では先発出場。ジネイ効果が出始めてきた時、第17節の横浜FM戦で先発していたジネイが負傷。全治8ヶ月の重傷で今季の出場は絶望的。1トップとして機能し始めてきただけに、ジネイの負傷は痛い。もちろん本人が最も悔しいと思う。1トップを務めた選手は高崎、赤ア、金崎、ジネイ。プレースタイルの違う選手だけに、コロコロと変わると軸が固まってこない。
 ダヴィは結局、1stステージの出場はなかった。練習試合にも参加し、復帰間近かと思ったが。90分間戦える体力や、川崎戦の実況の人が言っていたが、膝に水が溜まっていたとか。川崎戦も出場なし。コンディション上でまだ戦えない状態だったんやろう。

【2ndステージへ向けて】

 何といってもつまらない失点は減らしてほしい。鹿島は、鳥栖や湘南などのように90分間ハードワークのチームではない。何でもかんでもハードワークすればよいわけではないが、寄せが甘すぎる。攻守においてメリハリのある動きが必要だと思う。
 サイドバックに関しては、山本の復帰が遅れているが、2ndステージの早い段階で復帰するやろう。やはりFWかな、1トップをどうするか。今のままでは1stステージと変わらない。ダヴィが復帰してから、どういった戦い方になるか。ダヴィ次第になると思う。
 2ndステージへ向けて、チームを立て直すための補強があるか。鹿島はあまり補強には動かないが、どうかなぁ。メンバーの数で言えば、現有戦力で戦える層はあるが。
 8位で終わってしまった1stステージ、2ndステージを制したらチャンピオンシップ出場権を得られる。今年は年間勝ち点2位と3位もチャンピオンシップ出場権を得られるが、1stステージの勝ち点22というのは少ない。やはり2ndステージ優勝が目標となる。昔は2ndステージが得意?だったが、今季はどうか。巻き返しに向けてチームの立て直しが求められる。2ndステージまで少しインターバルがあるので、休養をとりつつ、コンディションを整えて、2ndステージ優勝へ向けて頑張ってほしいと思う。

2ndステージ開幕

 J1は2ndステージが開幕した。1stステージ優勝の浦和は松本を下し、白星スタート。神戸は清水を5対0の大勝で、今節の首位は神戸。柏から移籍のレアンドロが早速活躍。いよいよ2ndステージ優勝と年間順位を決める戦いが始まった。
 そして我らが鹿島は新潟を下し白星スタート。新潟の前の試合は、1st最終節の浦和。そして次が鹿島だった。以前、管理人Voice第288回で書いたが、浦和戦の次が鹿島戦という日程だっただけに、後半終了間際までは新潟がリードしていたので「やっぱりかぁ」と思った。浦和戦で敗戦、鹿島戦で勝利というパターンが多かっただけに。いい意味で「まさか」の結果となった。
 ただ、やっぱり失点の仕方やね。昌子の先制直後の失点、得点してから失点が早い。そして新潟が一時逆転した小泉のゴール、これも寄せが甘いね。今後のことを考えると、やはりこういった失点は避けたいところ。
 柴崎やジネイが欠場の中、山本が復帰。そして何といってもダヴィがようやく復帰した。アディショナルタイムを含めて約35分間のプレーだったが、これから徐々にコンディションを上げてほしいと思う。
 次節は清水戦。1stステージ最下位で、2ndステージも大敗。これを見ると鹿島に勝機ありと見るかも知れない。チーム状況からすると、清水はやはり深刻。しかし1stステージでは鹿島は清水に敗れているだけに油断はできない。相手は関係ない、どの相手でも全力で戦いたい。第3節では松本戦、これは現地観戦予定だが、台風大丈夫かなぁ。9年ぶりにアルウィンに行くだけに楽しみしているんだが・・・。

トニーニョ・セレーゾ監督、解任

 鹿島は昨日21日、トニーニョ・セレーゾ監督を成績不振により解任。そして、石井正忠コーチの新監督就任を発表した。シーズン途中での解任は、1999年のゼ・マリオ氏以来2人目となった。
 率直に「まさか」。確かに中々改善されないチーム状況の中、それでもシーズン終了まではセレーゾ監督のままと思っていた。しかも鹿島の「レジェンド」の一人でもある。そのレジェンドを解任に踏み切った鹿島の社長も、相当な覚悟の上での決断だったと思う。
 小笠原、中田、本山、曽ヶ端など79年組を育てた手腕。2013年に再び監督に就任し、前年11位からの立て直しと、近年課題の世代交代を託された。柴崎を筆頭に、昨年から昌子、土居の92年組や、カイオ、植田などの若手を積極的に起用し、昨年リーグ戦3位。今年はさらに世代交代の加速を期待したが、残念な結果となった。
 2012年のジョルジーニョ監督の時、一度も一桁順位になることがなかった。他チームなら解任もありえるような成績だったが、解任されなかったのは、2011年に主力が抜けて、世代交代も途上の段階、それで結果を出せというのは酷だったことがあるかと。セレーゾ監督は今年、さらに飛躍をと期待されての結果。トップの選手が固まらない、怪我人もいたこともあったが、つまらない失点が改善されなかったなど、不安定な戦い方になってしまった。
 でも、このような若い選手の積極的な起用がなければ、世代交代が進まなかったのは確か。世代交代という難しい任務を託され、試行錯誤もあったと思うし、よく頑張ってくれたんじゃないかな。
 新監督に就任する石井氏、鹿島の選手として6シーズンあって、鹿島のコーチ歴も長いし、鹿島のことをよく知っている。どのような采配か、まだ未知数だが、石井監督の下、選手、コーチ、サポーター、鹿島に関係するすべての方と共に、これからのアントラーズに期待しようではないか。苦しい時こそサポーターが支えようではないか。さぁスタート!

浦和戦の次が鹿島戦は嫌な予感Part.2

 トニーニョ・セレーゾ監督の電撃解任、石井正忠新監督の下、新たなスタートを切った鹿島。これからを期待したい。
 2ndステージ第3節で松本に敗れた鹿島。以前、管理人Voice第288回で、浦和戦の次が鹿島戦という日程が組まれている相手チームの成績を集計し、鹿島戦では相手が圧倒的にいい数字を残していた。松本は、2ndステージ第1節はホームで浦和に敗れ、次のホームゲーム鹿島戦では勝利した。ふと気になったことが、前回は浦和戦の「次が」鹿島戦の場合の集計を取ったが、今回の松本の日程のように、「次のホームゲーム」が鹿島戦という日程が組まれている相手チームの勝敗を集計してみた。
 なお、以前と同様、ここでは2005年以降のリーグ戦とする。Jリーグ公式サイトからハンド集計した結果なので、誤り、見落としとかがあったらごめんなさい。かっこの勝敗は、相手から見た鹿島戦の成績を表している。太字のところを集計する。

  • 2015年(1勝)
    • 2nd 第1節● 松本1-2浦和
    • 2nd 第3節○ 松本2-0鹿島
  • 2014年(1勝)
    • 第9節○ 柏3-2浦和
    • 第11節○ 柏1-0鹿島
  • 2013年(2勝1敗1分)
    • 第1節● 広島1-2浦和
    • 第3節△ 広島0-0鹿島
    • 第13節● 柏2-6浦和
    • 第16節○ 柏2-1鹿島
    • 第22節● 清水0-2浦和
    • 第23節○ 清水4-3鹿島
    • 第25節○ FC東京3-2浦和
    • 第28節● FC東京1-4鹿島
  • 2012年(2勝1敗)
    • 第1節○ 広島1-0浦和
    • 第3節○ 広島2-0鹿島
    • 第10節△ 磐田2-2浦和
    • 第11節○ 磐田3-0鹿島
    • 第16節△ C大阪1-1浦和
    • 第18節● C大阪0-1鹿島
  • 2011年(2勝1分)
    • 第18節△ 名古屋1-1浦和
    • 第4節○ 名古屋2-1鹿島
    • 第22節○ 甲府3-2浦和
    • 第23節△ 甲府1-1鹿島
    • 第28節○ G大阪1-0浦和
    • 第31節○ G大阪1-0鹿島
  • 2009年(2敗)
    • 第7節● 千葉0-1浦和
    • 第9節● 千葉0-2鹿島
    • 第10節● 柏2-3浦和
    • 第12節● 柏1-2鹿島
  • 2008年(1敗)
    • 第31節● 札幌1-2浦和
    • 第34節● 札幌0-1鹿島
  • 2007年(1勝1敗)
    • 第20節● G大阪0-1浦和
    • 第23節○ G大阪5-1鹿島
    • 第25節● 広島2-4浦和
    • 第27節● 広島0-1鹿島
  • 2006年(1勝1敗)
    • 第13節○ 新潟2-1浦和
    • 第15節● 新潟0-1鹿島
    • 第16節△ 甲府1-1浦和
    • 第19節○ 甲府2-1鹿島
  • 2005年(1勝)
    • 第12節● 横浜FM0-1浦和
    • 第14節○ 横浜FM2-1鹿島

 2010年はデータなし。2011年は東日本大震災の影響で日程が変わり、第4節が7月になったため、第18節のホーム浦和戦の次のホームゲームが、第4節の鹿島戦となっている。
 「次が」鹿島戦では圧倒的に相手チームが勝っていた。「次のホームゲーム」が鹿島戦でも、相手チームのほうが勝っている。2011年以降では、相手チームの8勝2敗2分。前回の集計と同様、浦和戦では苦戦して、鹿島戦では勝っているという感じがする。
 プレースタイルが浦和と違うというのもあるし、サポーターの応援や数が、迫力という点でも浦和と鹿島では差がある。プレースタイル、相性、スタジアムの雰囲気などから、鹿島戦ではハマりやすくなるのか。まぁ、一応あくまで数字ではあるが、嫌なデータであることがわかってしまった・・・。

石井新監督2連勝

 トニーニョ・セレーゾ監督解任という激震から2週間弱、石井新監督の下、7月25日のFC東京戦および7月29日のサガン鳥栖戦に勝利し、今季初の2連勝となった。
 スカパーを契約していないし、試合内容の詳細はよく見ていないのだが、メンバー起用に関しては思い切ったことをやっているね。セレーゾ前監督の時にはあまり起用されなかった中村、石井監督になって2戦連続の先発出場。2列目の選手で2戦連続先発はアツだけ。トップ下が本職だが、鹿島で本来やってほしかった左サイドでいい動きをしていたそうで。監督交代が転機となって、アツ自身も「やってやるぞ」というものがあったと思うし、石井監督も当然アツの能力を買っている。これからも期待したい。
 FC東京戦では右に遠藤、トップ下に聖真、左にアツ。鳥栖戦では右に金崎、トップ下に本山、左にアツ。アツ以外を鳥栖戦では入れ替えてきて、メンバーの現在のコンディションを見極めているのか、中3日ということも考慮があるのか。いずれにせよ、2列目の選手は豊富なので、メンバー的には遜色のない構成ができるが、最も機能するやり方を模索しているかも知れない。
 曽ヶ端が戻ってきた。不振で先発を外れ、しばらくの間は佐藤がGKを務めていた。2001年途中から正GKとして務め、怪我などのコンディション不良の理由以外で先発を初めて外れた今季。辛かったと思う。ただ、腐らずにもう一度先発をという気持ちがあれば、このように奪い返せるし、ソガの力はまだまだ必要と感じる。
 石井監督になって2連勝で、リーグ戦は2週間の中断。このタイミングはいいね。FC東京戦と鳥栖戦の結果から出た収穫や課題、2週間の中断で修正することが可能やし、いいインターバルになるはず。次節は8月12日に首位広島と対戦する。暑い中のコンディション調整は大変だが、期待したい。

高崎寛之、モンテディオ山形に期限付き移籍

 4日、鹿島はFW高崎寛之のモンテディオ山形への期限付き移籍を発表した。期間は2016年1月31日まで。なお、期限付き移籍期間中、鹿島との公式戦には出場できない契約となっている。
 率直に「残念」。シーズン当初は、ダヴィが長期離脱中、ジネイが契約できず(1stステージ途中で加入)、1トップを務められるFWが赤アしかいない中、高崎が入ってくれたことは救いだと思っていた。1stステージ開幕当初は赤アもケガ、それだけに高崎への期待がかかった。ACLグループステージ6試合では2得点と、特に広州恒大(カシマ)での劇的ゴールなど、奮闘していた。しかし、J1リーグ戦では無得点と、不本意な結果となってしまった。
 6月7日の1stステージ山形戦を最後に出場がなかった高崎、本人にとっては「出場したい」という思いは当然強かったはず。思ってみれば、2ndステージ第4節のFC東京戦で、ベンチ入りしていたのは高崎ではなく優磨。第5節の鳥栖戦でも高崎はベンチ外。いつ山形からオファーが来たのかはわからないが、このあたりからオファーが来て、悩んでいたのかな、と思いたい。
 多くの人が残念と思っていると思うが、脩斗が最も残念と思っているんじゃないかな。脩斗と学年が同じで、来年3月で高崎は30歳になる。サッカー選手としては若くない。山形でもう一度、自分自身を磨きなおして、来年は鹿島の選手として活躍してほしい。

2ndステージ首位浮上

 2ndステージ第7節が終了、鹿島は3対2で仙台に逆転勝ち。広島が柏に敗れたため、鹿島が2ndステージ首位に浮上した。石井監督就任後4連勝となった。
 仙台戦の立ち上がりや失点シーンを見ると、これまでの悪かった時の失点シーンと変わりがない。そこは特に昌子が悔やんでいるところやろう。しかも決められたのは野沢。仙台移籍後初のカシマスタジアムだけあって、相当燃えていたと思う。
 石井監督就任後3試合は、特に前線の選手をメンバーを入れ替えている。仙台戦もメンバーをいじってきて、ダヴィと赤アの2トップ。この2人が同時に先発起用されることはなかった。伝統の4-4-2として戦えるか、これもやはり試したかったんやろう。4戦連続で先発の中村は、今日は思ったようなプレーができなかった。4戦中3試合で先発を外れていた土居が2得点。旧背番号8の野沢、現背番号8の土居、「鹿島の背番号8は俺だ!」と感じさせる土居のゴールだったと思う。
 これで4連勝になったが、まだまだ選手を試している段階だと思う。これまでレギュラーとして起用されていた土居やカイオも、今はレギュラー白紙。4戦連続で先発起用されていた中村も、レギュラー獲得というわけではない。勝負強さが戻ってきたかも知れないが、これからだと思う。
 次節は1stステージで引き分けた山形、そして第9節から第13節は、いずれも1stステージで敗れている相手。このあたりで真価が問われる戦いになる。残り試合全勝といのは非常に難しいが、去年くらいから再三言っているが、目の前の試合に集中する、これだけ。次は5連勝を目指して、山形戦に集中しよう。

ユニフォームの寄付

 2ndステージ第8節が終了、鹿島は山形を3対0で下し、2ndステージ首位をキープした。石井監督就任後5連勝となった。これからのリーグ戦は、1stステージで敗れている相手としばらく対戦するため、石井監督が話している通り「ここからが本番」となる。
 さて、2011年から?(2012年はなかったっけ?)、Jリーグは、東南アジアの国の子供たちにユニフォームを寄付する活動を行っている。今年はブータンの子供たちにユニフォームを寄付するため、今年もユニフォーム寄付の協力を呼び掛けていた。
 俺自身、2003年2ndステージ途中から本格的に現地観戦を始め、ユニフォームが変わるたびに購入していた。2002年型からのユニフォームは全部持っていたが、古いユニフォームは着なくなった。これで捨ててしまうとかでは勿体ないし、何かないかと思ったら、このような企画を見つけたので、俺も協力に乗り出した。
 寄付したユニフォームは6着。2002年、2004年、2006年、2008年、2010年、2011年の各モデル。今年7月1日や4日のニュースで、活動の報告が行われている。その4日の記事に「俺が寄付したユニフォーム?」とみられる画像が紹介されていた。画像左の子の番号が「8」、2006年モデルは俺は小笠原のユニで観戦していた。そして真ん中付近の子、2011年モデルをよく見ると、「9」ではなく「19」に見える。2011年モデルは俺は伊野波のユニで観戦していた。背番号は見えないが、他にも鹿島のユニを着た子がいるので「全部俺の?」と思ったりして(笑)。何はともあれ、子供たちに喜んでもらえているようでよかった。
 6着寄付したので、Jリーグから何かお礼でグッズとかもらえるのかなと少し期待したが、8月24日現在全くありません!(笑)。寄付するものはユニフォームやコンフィットTシャツなので、タオルマフラーも寄付できればいいなと思うが。これも自宅に結構ある。捨てずに何か寄付できるような企画があれば、また協力していきたい。


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