鹿島魂From関西
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第281回〜第290回

Jリーグ開幕、しかし

 2015年シーズンのJリーグが7日開幕した。そしてJ2も8日開幕。本格的にサッカーシーズンの到来である。開幕節となると、開幕が待ち遠しかったファン・サポーターが多く、多くの観客が詰めかける。今年から2ステージ制が復活することで、観客動員数の影響があるかと思ったら、この開幕節は多かったみたいやね。その中でもやっぱり、J1初昇格の松本。豊田スタジアムのアウェイ側はぎっしり。ホームチームの名古屋に負けない声援とはこのことを言うのかというくらい、すごかったなぁ。他のスタジアムでも多くの観客が詰めかけていたようなので、これくらい、いやっ、それ以上の観客がこれからも詰めかけてくれたらと思う。
 そしてアントラーズは8日、清水と対戦したが3対1で敗れ、黒星スタートとなった。この試合、スカパーの無料放送だったので、とりあえず録画しておいて、まずはハイライトを中心に見てみた。収穫としては金崎夢生が使える目処が立ったこと。シュート5本を浴びせて、バーに嫌われるなどツキはなかったかと思うが、高崎の後は1トップを務めていた。トップの位置での練習が十分だったかどうかは別にして、ダヴィが不在で高崎と赤アしかいないので、オプションとして使えるようになればと。サッカーダイジェストの評価は厳しいなぁ。10点満点で6を平均として評価をするらしいが、夢生は5.5。
 一方課題は・・・、失点シーンはやむを得ない。後半アディショナルタイムの大前のゴールは、大前を褒めるべきだが、残りの2失点はぽっかり。そして今日は「サプライズ」が。曽ヶ端がサブ、小笠原ベンチ外。起用するメンバー自体は問題ないメンバーが揃っている。ただ、サブを含めた組み合わせやね。柴崎と梅鉢とのボランチには大いに賛成するが、梅鉢と交代したのが中村、中村はトップ下に起用されたが、土居がボランチ。土居のボランチって、あまりイメージがないのだが。鹿島がリードしている状態で梅鉢を下げるなら、山村か青木を起用していたやろうね。得点を取りに行く交代やったと思うので、こうするしかなかったのか。
 この試合や、G大阪vsFC東京では「誤審」と言わざるを得ないシーンが続出。宇佐美のゴールライン際のプレーは、ボールがラインを割っていたね。Jリーグタイムで戸田和幸氏は「(審判は)よく見ないと」といったことを話していた。鹿島でも遠藤のゴールが認められたシーンでも、ゴールラインを割っていないような。そして最も悲惨なのが金崎のシュートが清水の選手の手に・・・、ハンドと判定されず。これを見逃すか?
 今日の試合に関しては、昌子がいないというのは痛い。プレシーズンマッチの水戸戦で骨折をしていたようで、これを隠していたのか。練習は早期に再開できるようなので、早い復帰を祈りたい。次は湘南戦、浦和に敗れた湘南だったが、これまでの湘南スタイルは鹿島戦でも見せるやろう。浦和の宇賀神が「相手(湘南)より走れば勝てる」といったことをインタビューで話していた。湘南戦では、運動量のある選手の起用がいいのかな。次節はどんなメンバーになるか、楽しみにしたい。

ハリルジャパン、日本代表メンバー発表

 19日、日本代表ハリルホジッチ監督は、27日のチュニジア戦および31日のウズベキスタン戦に臨む日本代表メンバー31人を発表した。鹿島からは昌子、柴崎の2名が選出された。
 今回31人って多いね。通常23名に絞られるが。選ばれた「サプライズ」としてはG大阪の藤春かな。失礼ながら予想していなかったが、本人もびっくりしたみたいで。そして選ばれなかった「サプライズ」となると、遠藤保仁になるやろう。外した理由に関して、日本代表の将来を見据えた決断であると。スポニチやその他各紙でも理由が書かれており、代表に選ばれなかったJリーガーがたくさんいる中で、外れた理由がここまで明かされるのは極めて異例。必要になるときにまた呼ぶかも知れないとのことなので、G大阪でアピールを続けてほしい。必ずどこかで呼ばれると思うけどね。
 さて、鹿島からは2人選出。昌子と柴崎。昨年、昌子に関しては代表には選ばれたが、出場はなかった。今年は左手骨折の影響で、リーグ戦の出場がないが、ACLでは出場している。骨折やからなぁ、もう問題ないのか、この影響が気になるところ。そして柴崎、遠藤が外れたことで、遠藤の「後継者」になりえる存在に。これからは柴崎がどっぷりと、ボランチで日本代表を引っ張っていけるようになってほしい。背番号は昨年、アギーレ前監督の初陣で付けていた「7」か。それとも、鹿島で付けている「20」か。
 鹿島繋がりとしては内田と大迫が選ばれている。浦和の興梠も。内田はケガ大丈夫かなぁ。ケガを抱えている選手を呼んでいる理由が「コミュニケーション」らしいので、これからハリルホジッチ監督のこれからやりたい戦術、方向性を聞くことも必要だと思う。プレーは難しいかも知れないが、しっかりコミュニケーションをとってほしい。
 ロシアW杯の予選が6月に控える。その前に今回の親善試合2試合。アギーレ氏の八百長疑惑での解任から、何とか決まった監督。代表の活動期間が僅かの中で、この2試合は重要な意味を持つことになるかと思う。代表に選出された選手は、この活動期間の中で掴んだものを、所属クラブで活かしてほしい。どんな戦いになるのか、ハリルジャパンに期待しよう。

4-4-2、確かに今は無理

 23日に行われた名古屋戦後のセレーゾ監督の会見で、「自分は4-4-2でやっていきたい」ということを言っていた。ただ、セレーゾ監督が言っているとおり「他の選手が育っていないから」ということで、現在の4-2-3-1や、名古屋戦では山村が入ってから4-1-4-1で戦っていた。
 本来は確かに伝統の4-4-2でやっていきたい。最も厳しいシーズンだった2012年、当時のジョルジーニョ監督がダイヤモンド型の布陣で臨むも機能せず、ダブルボランチに変更。その後もやり繰りしながら2012年9月のG大阪戦以降、4-2-3-1で戦うようになった。本格的な4-2-3-1はここから始まっている。セレーゾ監督が就任した2013年、当初はダヴィと大迫の2トップで、伝統の4-4-2で戦っていた。ダヴィがケガをし、2013年8月以降、土居の台頭により、それ以降は殆ど4-2-3-1で戦うようになった。
 今年はジネイが加入する予定だったが、メディカルチェックに引っかかり、正式契約できずという誤算。ダヴィが昨年10月に負傷し、全治は8ヶ月。FW陣の不足が拒めず、今年も4-2-3-1で戦うことになっている。ジネイがいたらどうなっていたかな。
 セレーゾ監督が言っているとおり「他の選手が育っていないから」ということで、現在の鹿島で確かに4-4-2は今は無理。他にも4-4-2でできない理由はある。それを見ていこう。

・確かに今はFW陣が不足

 豊川はFW登録だが、左サイドハーフで起用されている。FWが務められる選手は赤ア、高崎、新人の鈴木優磨。そしてケガのダヴィ。これまでの鹿島なら、日本人FWと外国人FWの2トップで戦い、それで日本人FWを育てていた。
 このメンバーからしても、優磨はこれからじっくり育てていく段階で、即戦力のメンバーは3人しかいない。加えて、ダヴィが復帰できない。赤アもケガで、まだリーグ戦の出場はない。さらに高崎もリーグ戦ではまだノーゴール。1トップですら今はうまくいっていないだけに、今のままでは2トップは難しい。

・2列目の選手が多い

 現在の鹿島には2列目の選手が多い。今年2月に金崎が加入し、さらに層が厚くなった。他クラブからすると贅沢に見えるかも知れない。今年はACLもあるので、選手層を厚くしておく必要がある。
 今のメンバー構成見てみると↓
 ・右サイド:遠藤、杉本、(カイオ)
 ・トップ下:土居、中村、本山
 ・左サイド:金崎、カイオ、豊川、(中村)、(土居)
 一見、右サイドがやや不足している感があるが、機能するしないはともかく、カイオが右サイドを務めることがある。そして、2年目の杉本太郎はやはりしっかり育てて、これからの鹿島を担ってほしい逸材。トップ下には土居、中村、本山の3人がいる。
 そして左サイドが最も激戦区。金崎、カイオ、豊川。そして、当初は左サイドで起用されていた中村、中村がトップ下に就いたときには土居が左サイドに就く場合がある。メンバー的には揃っているが、4-4-2とする場合なら、トップ下がない。メンバーが余ってしまう。

・土居と中村の使い道

 4-4-2となるとトップ下がない。本職がトップ下のこの2人は、必然的にコンバートとなる。まずは土居、基本的には両サイドハーフになるか。これまでの起用方法であれば、左が主になるかと。2年目にはサイドバックにも挑戦していた時期があったが、もうそれはないやろう。やはりサイドハーフになるかと。
 そして中村、京都時代でも本職はトップ下。しかしながら、FW、ボランチも務めていたことがある。中村の場合はサイドより、中央のプレーのほうがいい。現実的には左サイドになろうかと思うが、左サイドが本職の選手が多い。ボランチだと攻撃的な柴崎と小笠原がいるし、そして新人の久保田も育てたい。中村も攻撃的選手なので、攻守のバランスも考える必要がある。FWとなると、外国人FWと2トップ。現実的にありえそうやけど、どうかなぁ。

【結局は】

 まぁ、単純にFWが少なくて、2列目の選手が多い。2トップにすると、まずは優秀な外国人FWが必要不可欠。もちろんそれはダヴィが本来務めなければならない。しかしながら昨年のケガで復帰は6月ごろと見込まれている。2005年、アレックス・ミネイロと野沢の2トップで、FWとして起用された野沢の得点力がアップし、その後本来のMFに戻った。入団当初はMFだった興梠も、後にFW登録となり、マルキーニョスと2トップを組んで、3連覇に貢献した。土居と中村が、野沢のようにFW起用されて、ダヴィと2トップで戦うというやり方も考えられるのか。まぁこれはどうかなぁ・・・。
 今のままでは4-2-3-1を基本路線に、4-1-4-1などのオプションでやむを得ないと思う。そして、現状で最も良い戦い方を考えていくことはいいことだと思う。今後4-4-2に戻したいのであれば、2列目の人材の育成やメンバー構成などを考える必要があるので、これからのことをしっかり考えてから。日本代表の試合のため、しばらくインターバルがあるので、その間有効に使ってほしい。これからの鹿島を期待したい。

ジネイ、契約なるか?

 今月2日深夜、1月に加入予定だったFWジネイが再来日。4日に早速練習試合に参加した。サッカー専門新聞ELGOLAZOweb版BLOGOLAがその様子を伝えている。
 是非とも契約してほしい、というのが希望だが、これはジネイのコンディションなどを見極めた上での判断になる。再来日から間もなく練習試合に出場できたことはよかったが、ケガからのコンディションや実戦間隔が空いたり、連携面に関してはさすがに厳しい。再来日してすぐに何かいいところを見い出すことはきつい。
 でも、記事にも書いてある通り、ダヴィが長期離脱中、赤アのケガの回復が遅れている、高崎はまだリーグ戦でのゴールはない。夢生はよく頑張っているが、本来はサイドで使いたい。優磨はこれから育てていく段階なので、FW陣の層が薄い中で、高崎が入ったのは救いだとは思ったが、ゴールの結果が欲しいなぁ。
 Youtubeでジネイの動画を見る限り、ゴール前でのポジショニングが良いと思うし、フィットすれば前線での起点にもなれそう。FW陣のケガの回復、さらにジネイが加入したら、セレーゾの本来やりたい4-4-2もできるかも知れない。鹿島は本来、外国人2トップといったことは滅多にしないが、2004年2ndステージ最終節で、バロンとファビオジュニオールの2トップというのがあったなぁ。ダヴィとジネイの2トップというのがあったりして。まぁ、本来は日本人FWに頑張ってほしいが。
 ジネイがどれだけコンディションを上げられ、本来のプレーが戻せるか。今後の判断はクラブに委ねられるが、是非とも契約してほしいと思う。これは続報を待ちたい。

鳥栖のキム・ミンヒョク選手を巡って

 Jリーグの規律委員会は7日、4月3日に行われた鹿島対鳥栖の試合で、鹿島MF金崎の顔を踏みつける行為をしたとして、鳥栖のキム・ミンヒョクに対して4試合の出場停止処分とすると発表した。
 Youtubeの動画で何度も確認したけど、これは確かに酷い。本人曰く、「興奮していた」と。故意ではないとしても、やってしまったことに対して、極めて重大であったことを認識していて、反省していると。チームを勝たせるために懸命になっていて、思わずカッとなるときもあるやろう。それを相手への悪質な行為へと向けるのは残念としか言いようがない。
 処分の内容が4試合の出場停止。これを見て「やや甘い」かな。ナビスコとリーグ戦の2試合ずつの出場停止で、4月下旬には出場停止から復帰できる。出場停止期間が短く感じる。だからかな。これまでの同等の行為に対する出場停止試合数などを踏まえての処分内容で、結果的に軽く見えるんだと思う。一般の目からすると「軽い」という意見が大半やろうけど、規律委員会は言ってみればプロやからね。
 ネットユーザーなどでは「Jリーグ史上最悪のファール」とか「永久追放」などと厳しく非難されているが、チームメイトのGK林彰洋は今回の件に対して、自身のブログにコメントしている。そのブログによると「まずあの反則については不必要な行為であった事は間違いない」としながらも、「ただ僕は思ったのは彼が韓国人の選手だからといって、『韓国が悪い』や、『彼の根本を否定する発言まで見受けられるように思う』」と。今回を件を要約すると、林がコメントしていることが全てかなと。ネットユーザーなどはちょっと言い過ぎかなと、俺自身は思う。
 キム・ミンヒョクに関しては、この出場停止期間中はしっかり反省して、出場停止が開けたらプレーで汚名返上をと思う。いずれ夢生本人に謝罪すると思う。夢生のことだから「(もう今回の件は)気にするな!遠慮なく、思いきり俺を止めろ!」といった激励の言葉をかけそうやね。さぁ、もう今回の件はクローズして、次の試合へ臨もう。鹿島、調子上がってきたかな?

勝敗だけで見る、鹿島戦を担当した審判

 J1 1stステージは第5節まで終了した。新聞では審判のジャッジに関しての記事が掲載されていた。今季だけではないが、残念ながら「誤審」と言わざるを得ないシーンが相次いでいる。その微妙なジャッジによって、展開、勝敗が大きく左右することもある。
 そこで、現在主審を担当している審判員が、鹿島戦を担当した過去の勝敗を集計してみた。単純に集計しただけなので、誤審云々は関係ありません。ここでは2005年から2015年の第5節までのリーグ戦に限定し、2015年の担当審判としてリストに載っている審判員(敬称略)とする。間違っていたらごめんなさい(汗)。

 飯田 淳平 ○△○△△△△○●○●△△ 4勝2敗7分
 家本 政明 ○△△○○○△●△○△○○△●△ 7勝2敗7分
 井上 知大 ●△●○○○ 3勝2敗1分
 今村 義朗 ○○○○●△●○○△ 6勝2敗2分
 扇谷 健司 ●●●△○○●○○○○△○●●△○△○○○○○○ 14勝6敗4分
 岡部 拓人 ○○○ 3勝
 木村 博之 ○○○●●●△△●○ 4勝4敗2分
 佐藤 隆治 △△○○○○○○○○○●○● 10勝2敗2分
 高山 啓義 △○●○○○●●●●○○△○○○○ 10勝5敗2分
 東城 穣  ○△○●○○○○○○●○●△●●●○●○ 11勝7敗2分
 中村 太  △○● 1勝1敗1分
 西村 雄一 ○○●○○○○○△○○△○△○●△△●○○○●○△ 15勝4敗6分
 野田 祐樹 △ 1分
 廣瀬 格  ○○●○○○● 5勝2敗
 福島孝一郎 ○ 1勝
 前田 拓哉 ●△△●○ 1勝2敗2分
 松尾 一  △●○●△○△○○●●○△○○○●○ 9勝5敗4分
 村上 伸次 ○○●○△●○○△△●○△○●●△●●●○●●● 8勝11敗5分
 山本 雄大 △△ 2分
 吉田 寿光 ○●△●●●●●○○△△△○○○△●△△●△○●△○●●●● 8勝13敗9分

 勝敗マークは、左から右へ。右へ行くほど最新の勝敗。集計してみると、この人が主審を担当した時、勝てなくなっているなぁという印象の吉田さん。現在4連敗中。今6連勝中の扇谷さんなど、勝敗だけを見ると、こんなもんかなぁ。
 佐藤さんが主審を担当した時は10勝2敗2分で、勝率はすごくいい。ただ、敗れた2敗は、2013年第11節の浦和戦と、今季第1節の清水戦。興梠のオフサイドゴール、そして清水DF犬飼のハンドを取らずのもの。いずれもメディアに大きく取り上げられてしまっている。
 審判は瞬時の判断が必要。難しい任務だと思う。もちろん、誤審をなくしてほしいというのはあるのだが、誤審をしてしまったら、それをどう改善しようとしているのか、そこのところを考えてほしいかな。ペナルティを課すという意見もあるかも知れないが、それは俺自身は否定的。誤審があった場合はそれは認めて、ペナルティを課すくらいなら、今後にどう生かすかを考えてほしいし、公開できる範囲でメディアに公開してほしい。
 勝敗だけを並べてみたが、家本さん、今村さん、扇谷さん、高山さん、西村さんが担当した時は、あまり負けていないなぁ。2008年の最終節で主審を担当していたのが村上さん、優勝の瞬間を札幌ドームで見ているから、村上さんの時はいいイメージだったが、その後勝率悪いね(汗)。
 今後の試合観戦の参考としても集計してみた。勝率のいい審判に当たってほしいというのもあるけど、納得のできるジャッジをこれからやってほしいと思う。

肘掛け(肘置き)って誰のもの?

 Jリーグの1stステージは半分近くが消化した。今季から2ステージ制となって、6月には1stステージの優勝チームが決まる。鹿島は厳しい位置にいるが、一戦必勝で頑張ってほしいし、俺もできる限り現地観戦したい。
 俺自身、2003年の2ndステージ途中から、本格的に現地観戦を始めた。関東や九州などの観戦では新幹線を利用する。新幹線に乗ってて気になっていることがある。普通車は2名がけと3名がけのシートがある。特に2名がけの場合、3つの肘掛けがあるが、その真ん中は誰のものなのか?ルールはあるのか?というのを疑問に思っていた。調べてみると「早い者勝ち」「お客様同士でご協力しあってご利用いただければ」ということで、リンクを貼ったこの記事に載っている。
 う〜ん、ちょっと解せないね。俺は肘掛けというより「境界線」としての解釈をしていた。俺自身は2名がけの座席で窓側に座ることが多い。隣に誰かが座ってくるのは構わないが、真ん中の肘掛けを隣の人に使われて、俺のエリアにはみ出してくる時がある。これが最も苦痛で迷惑。はみ出してきた時には、わざと俺の肘をぶつけてよけさせたりした。
 何故だろう。記事には利き腕の問題だろうかと。俺は、男女の体格差が大きいのかなと。隣に女性が座った場合、女性はほぼ肘掛けは使っていない。男性が座った場合、高い確率で肘掛けを使ってくる。あとは見知らぬ男女なので、距離を置きたいからということで、女性は使用しないのかなというのもあると思う。男性は女性より体格があるので、必然と置いてしまうのかな。俺自身は細身の体格なのでわからんが。見知らぬ女性同士だとどうなるんやろうね。
 ちなみに俺は、窓側の席の場合、窓側の肘掛けは使うことはあるが、真ん中の肘掛けは使わない。俺自身の座席エリア内で快適に過ごしたいから。睡眠を取る時は腕を組んで寝る。これなら隣の席の人に当たらない。
 まぁ、誰のものか?とかというより、迷惑になるような肘の置き方をするのはやめてくれってこと。お互い快適に過ごしたいのであれば、迷惑にならないようにしたいもので。

浦和戦の次が鹿島戦は嫌な予感

 Jリーグの1stステージ第9節が終わった。鹿島は甲府に0対1で敗れ、10位に後退した。ちょっとメンバーを入れ替え過ぎなのかなと思ったけど、出場機会の少ない選手にとっては大きなアピールチャンスだった。これまであまりメンバーの入れ替えをしてこなかっただけに、出場機会に恵まれていなかった選手の試合勘、ちょっとは影響したかな。言い訳かなぁ。
 さて、このHPのトップページ左下には「メッセージ」の枠があり、不定的に俺自身の近況などを短文で伝えている。内容はくだらんが(笑)。5月1日のメッセージには「嫌な予感」と投稿した。その理由、ふと思ってみたんだが、浦和戦の次が鹿島戦、鹿島が相手に負けているイメージばっかりだった気がした。今節の鹿島の相手は、前節浦和戦を戦った甲府。なので嫌な予感がした。その嫌な予感が的中。甲府は前節の浦和戦が敗戦、そして今節の鹿島戦は勝利。甲府は連敗を6でストップ。
 いい印象が全くなかったので、浦和戦の次が鹿島戦という日程が組まれている相手が、実際どんな成績を残しているのか集計してみた。なお、ここでは2005年以降のリーグ戦とする。Jリーグ公式サイトからハンド集計した結果なので、誤り、見落としとかがあったらごめんなさい。かっこの勝敗は、相手から見た鹿島戦の成績を表している。太字のところを集計する。

  • 2015年(2勝)
    • 第1節● 湘南1-3浦和
    • 第2節○ 鹿島1-2湘南
    • 第8節● 甲府0-2浦和
    • 第9節○ 鹿島0-1甲府
  • 2014年(2勝1敗1分)
    • 第2節○ 浦和0-1鳥栖
    • 第3節● 鳥栖0-3鹿島
    • 第21節△ FC東京4-4浦和
    • 第22節△ 鹿島2-2FC東京
    • 第22節● 浦和4-0大宮
    • 第23節○ 大宮2-1鹿島
    • 第33節△ 鳥栖1-1浦和
    • 第34節○ 鹿島0-1鳥栖
  • 2013年(1勝)
    • 第22節● 清水0-2浦和
    • 第23節○ 清水4-3鹿島
  • 2012年(2勝2分)
    • 第10節△ 磐田2-2浦和
    • 第11節○ 磐田3-0鹿島
    • 第25節● 横浜FM1-2浦和
    • 第26節○ 鹿島1-2横浜FM
    • 第26節○ 浦和0-5G大阪
    • 第27節△ G大阪2-2鹿島
    • 第28節○ 浦和1-2札幌
    • 第29節△ 札幌0-0鹿島
  • 2011年(1分)
    • 第22節○ 甲府3-2浦和
    • 第23節△ 甲府1-1鹿島
  • 2010年(1敗)
    • 第3節△ 山形1-1浦和
    • 第4節● 鹿島3-1山形
  • 2009年(1敗)
    • 第12節△ 浦和0-0G大阪
    • 第13節● G大阪0-1鹿島
  • 2008年(2敗2分)
    • 第3節● 浦和3-0新潟
    • 第4節● 新潟0-2鹿島
    • 第7節△ 浦和0-0大宮
    • 第8節△ 大宮1-1鹿島
    • 第15節● 浦和2-0FC東京
    • 第16節● 鹿島4-1FC東京
    • 第30節● 新潟0-1浦和
    • 第31節△ 鹿島0-0新潟
  • 2006年(1勝1敗)
    • 第8節● 浦和3-0京都
    • 第9節● 京都1-2鹿島
    • 第26節● 浦和2-0千葉
    • 第27節○ 鹿島0-4千葉

 2005年と2007年はデータなし。やっぱりなぁ。浦和戦の次が鹿島戦、いいイメージがないと思っていたら。優勝争いが常連だった2010年まではともかく、2011年以降では、相手が7勝1敗4分。
 要因はそれぞれ違うと思うが、プレースタイルが違うというのはあると思う。2012年以降、浦和は3-4-2-1の布陣で戦うようになった。対して鹿島は4バックで、近年は4-2-3-1で戦っている。2014年の大宮、浦和戦では大敗し、その後監督交代を行って、次の鹿島戦では勝っている。DVDレター作戦もあったようだが。
 今年の湘南、第1節の浦和戦では敗れたが、この試合での手応えや課題を明確にして、修正して次に臨んだ結果だろう。今節の甲府は、前節まで6連敗。浦和戦の試合後には、居残っていたサポーターに対して、樋口監督は「全力を尽くすので応援してほしい」と直接頭を下げた。この現状に選手が奮起したことやろう。浦和戦では後半途中までは守備が粘っていたからね。次に繋がると、手応えはあったんやろう。粘り強い守備が、今節の鹿島戦に繋がった。
 波に乗れない鹿島、どうしたもんかね。次は中2日でACLの大一番が待っている。主力を温存して臨んだ甲府戦、満を持してACLの大一番に臨む。勝てば決勝トーナメント進出が決まる。この試合に集中しよう。

サザエさん症候群

 俺自身はごく普通のサラリーマン。基本的には土日と祝日は休み。月曜日は仕事の始まり、何だか今週も仕事が始まるなぁと、いつも思ってしまう(汗)。
 さて、いつからこんな言葉が出てきたのかはわからないが、世間では「サザエさん症候群」という症状になる人が結構いるとか。日曜日の夕方、サザエさんを見終わると、休日が終わって「明日から仕事かぁ」と憂鬱になってしまうことをいう。サザエさんは、放送開始が午後6時半で固定されている。サザエさん症候群で検索してみると結構ヒットするんやね。Wikipediaにも。サザエさん自体は面白いんだが。
 サザエさんは明るくて面白いから、俺自身、サザエさんを見ると特に憂鬱になることはない。ただ、俺は「大河ドラマ症候群」かなぁと。大河ドラマの放送開始時間は夜8時、サザエさんと同様、放送開始時間が固定されている。オープニングテーマ曲や、エンディング後のニュースを見ると憂鬱になることがある。いよいよ仕事が近づく・・・、といった感じで。この日曜日も憂鬱になったかなぁ。仕事が忙しいし。
 対策に関しては人それぞれで異なるが、俺の場合、一週間前のサッカー観戦がちょっときっかけになったかなと。味スタでのFC東京戦、これは日曜日の夕方だった。もちろん鹿島が勝ったからというのが大きいが、J1は通常土曜日に試合だから、曜日感覚が土曜日になっていた感じがした。サッカー観戦だけではなく、とにかく遊ぶことかも。あとは、有休取得を月曜日にする、といったこともいいかも。
 今の職場の人の一人は「ザ!鉄腕!DASH!!症候群」らしい。これも日曜日の午後7時から放送なので、確かにわかる気がする(汗)。でもサザエさん症候群とか、大河ドラマ症候群とか、そういった名前が付いてしまうのって、サザエさんや大河ドラマからすれば失礼に当たらないのかなぁ。サザエさんや大河ドラマ自体が好きな人は多いやろうし。まぁ、○○○症候群に負けずに頑張ろう。

課題は明確

 J1の1stステージは第13節、鹿島は浦和に1対2で逆転負けを喫した。俺自身、5月の現地観戦をこの浦和戦にするか、FC東京戦にするか迷っていたカード。もちろん両方行きたかったが。
 さて、現在鹿島は4勝5敗3分の勝ち点15で暫定11位。1stステージの優勝はほぼ絶望。浦和戦の前に、何とか鹿島にいいデータ等はないか、いろいろと思い出してみたんだが、今の状況や過去の成績などを見てみたが全くいいデータがなく、もう鹿島勝利を祈るしかないと。結果的に残念なものとなってしまった。これまで連勝がなく、波に乗れない。メディア等が報じている通り、課題は明確やね。

・失点の仕方が悪すぎる

 2001年1stステージ途中から、レギュラーGKとして活躍していた曽ヶ端。連続出場記録もあり、これまで多くのビッグセーブなどで貢献してきた。ただ、時より「ポカ」があるが、今季に関してはミスが増えている。前節の広島戦の1失点も曽ヶ端のミスから。そういったこともあるんやろう、浦和戦では曽ヶ端ではなく佐藤を起用してきた。佐藤は2010年に加入後、今年の第1節の清水戦で初めて、鹿島の選手としてリーグ戦に出場した。第2節以降は曽ヶ端が務めていたが、「いつでも準備している」という佐藤とはいえ、ずっと曽ヶ端を起用していただけに、しばらくは佐藤を使ってみてはどうだろうか。
 そして、浦和戦後の昌子がコメントしている通り「得点してから失点が早い」。前節の広島戦でも、一時はジネイの逆転ゴールも1分後に追いつかれる。今節もオウンゴールで先制しながらも、4分後に追いつかれる。先月の神戸戦でも柴崎のゴールで同点に追いつきながらも、6分後に神戸に勝ち越しを許している。これでは波に乗れない。

・やはり苦手なのか、3-4-2-1

 近年、布陣を3-4-2-1で戦っているチームが多い。今季途中から名古屋、神戸も3-4-2-1に変更している。横浜FMまでもが一時期3-4-2-1で戦っていたが、今節の松本戦では4-2-3-1。
 鹿島は基本的にずっと4バック。その4バックを攻略するために生み出されたとされるこの3-4-2-1。これまでの12試合、相手が4バックだった時は4勝1敗2分(清水、名古屋、鳥栖、新潟、柏、仙台、FC東京)に対して、相手が3バックだった時は4敗1分(湘南、神戸、甲府、広島、浦和)となっている。数字的にもはっきりと出ている。
 残り5試合、松本と山形は3-4-2-1で臨んでくることが有力。川崎はどうするか、3バックだった時もあったようだが。G大阪は4-4-2やろう。マリノスはわからんが、マリノスに関しては4バックで来るのではないかと。3-4-2-1といってもチームによって戦い方が違うが、3バックでも4バックでも、相手チームをしっかり研究して、戦ってほしい。

・ジネイはこれからも使える

 今の鹿島で唯一の明るい材料やね。今月、これまで練習参加していたジネイと契約。これは嬉しかった。前節の広島戦で途中出場。早速ゴールを決めた。浦和戦では90分間フル出場。浦和戦ではゴールはならなかったが、ポストプレー、足元の技術は確かなもの。ゴール前でのポジション取りも良いと思った。連携面はもっと深めていけば、更なる活躍が期待できそう。
 ジネイへの期待が一気に高まって、これまで懸念されていたFW不足が一気に目途がついてきた。これでダヴィが戻ってきたらどうなるんやろうね。2トップやる?

【まとめ】

 これだけ失点の仕方が悪いと、これまで鹿島の「勝負強さ」から「勝負弱さ」と言われてしまっても仕方がない。FC東京戦では1対0、鹿島らしいスコアで勝ったが、若い選手に足りないものというのは、ここなんやろうね。タイトル獲得もそうだが、「勝負強さ」「試合巧者」というものが若い選手についてこない限り、世代交代の完了というわけにはいかない。まぁ、これを昨年レギュラーを掴んだ選手に全て要求するのは酷かも知れないが、まだまだ長い目で見る必要がありそう。
 ジネイへの期待が高まった。新しい背番号9がこれからどういった活躍をするか。これからもちろんジネイも研究される。その時に他の選手がどうカバーできるか、ジネイ自身もどう打開するか。あとはケガしていただけに再発だけはしてほしくない。次はカシマで松本戦。これまた3-4-2-1で戦うチームだが、5月最後の試合、勝利で飾ろう。


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