鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2011年12月17日 天皇杯4回戦
香川県立丸亀競技場 入場者数:5,671人
鹿島0−1京都(前半0−0、後半0−1)

  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 新井場徹、岩政大樹、青木剛、アレックス
    • MF 増田誓志、柴崎岳(→タルタ)、野沢拓也、本山雅志(→小笠原満男)
    • FW 大迫勇也、興梠慎三
  • 京都メンバー
    • GK 水谷雄一
    • DF 森下俊、秋本倫孝、安藤淳、福村貴幸
    • MF チョン・ウヨン、中山博貴、工藤浩平、中村充孝(→加藤弘堅)
    • FW ドゥトラ、宮吉拓実(→駒井善成)
  • 得点者
    • 京都 宮吉(59分)

試合後記

鹿島の2011年の戦いが終わる

 リーグ戦が終わって、次は天皇杯へ。J2京都と対戦する。先日の管理人Voice第121回でも書いたが、J2で最も当たってほしくなかったのが京都。この終盤の勢いは本物とみている。厳しい戦いが予想されるが、オリヴェイラ監督のために決勝まで進んでほしいと。
 今回は丸亀競技場で戦う。何でこの丸亀を選んだんやろうか。まぁ、カシマスタジアムは東日本大震災の影響で12月から修復工事を行っているし、西京極もイベントとかあったのかな。でもどのスタジアムになっても鹿島の勝利を見たいに違いない。

鹿島オフィシャルショップ出店 FAシルバーカップと天皇杯が展示
鹿島オフィシャルショップ出店 FAシルバーカップと天皇杯が展示

 寒いなぁ、やっぱり。日なたではそれなりに暖かさがあるが、風が強いので、入場ゲート付近からかなりの強風が。さすがに暖かいうどんをスタジアムで食べた。メニューは「天ぷらうどん」と「かけうどん」、「讃岐うどん」と表記はないが、このスタグルでのうどんは讃岐うどんなのかな。
 中立地での開催で、今日はどっちのサポーターのほうが多いのか。鹿島サポーターのほうが多いね。メインスタンド上層のゾーンには、徳島ヴォルティスのマフラーをした人がいた。近くだから来たのかな。
 今日のスタメンには岩政がついに復帰。青木とのセンターバック。そして本山が先発で小笠原はサブ。対する京都は現時点のベストメンバーでしょう。宮吉・ドゥトラのコンビに工藤浩平、チョン・ウヨンなど。

天ぷらうどん 試合前サポーターへの挨拶
天ぷらうどん 試合前サポーターへの挨拶
鹿島サポーター 京都サポーター
鹿島サポーター 京都サポーター

 試合は前半の最初だけ、鹿島のリズムにもなっていた。枠は捉えられなかったが、シュートまでリズムよく持って行けていた。しかし、その後は相手の激しいプレッシングからシュートチャンスをも作れなくなる。さらに京都のリズムが良くなり、宮吉やドゥトラなど決定的なシュートの場面まで持っていかれる。何とか曽ヶ端が止める。前半の戦いを見て「これではヤバい」と。
 後半も京都ペース。嫌な予感的中、宮吉に決められた。鹿島は流れを変えようと、本山から小笠原へ、そして柴崎からタルタへ交代。それでもパスミスや京都の執拗な守備にてこずる。「シュート打てよ!」と言える場面も何をやりたいのか、キョロキョロとパスコースを探している場面も。逆にカウンター食らってあわや京都に追加点を許しかねない場面もあった。何とか耐えたが、これでは勝てない。

ヘディング争い ボールをキープする野沢
ヘディング争い ボールをキープする野沢

 気温も試合内容も寒く、悲しい結果になってしまった。オリヴェイラ監督、有終の美飾れず。やはり今季を象徴する試合。公式戦で下部カテゴリーに敗れたのは、確か1994年の天皇杯で東京ガス(現:FC東京)に敗れて以来だったはず。こんな屈辱を味わった。「これぞ京都のサッカー」に対して「これぞ今季の象徴」といえる鹿島、FW陣は今季苦しんだ。
 ACL出場権も消滅。来年は監督が替わるし、決定力のある外国人FWがいないと苦しい。野沢と田代の移籍の噂もあるし、世代交代もまだ途上の段階だと思う。監督が誰になるかはわからないけど、来年もしっかり鹿島を応援したい。
 そしてオリヴェイラ監督、5年間本当にありがとう。5年連続で国内タイトル1つ以上獲得、そしてJ史上初の3連覇。素晴らしい功績を残してくれました。母国ブラジルに戻ってボタフォゴの監督を務める。ブラジルからも鹿島を応援してください。感謝です、ありがとうございました。


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