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管理人Voice

第641回〜第650回

夏の移籍情報続々と(キム ミンテ、安部裕葵)

 2023年のJリーグは後半戦に入った。そして、今夏の移籍市場も活発化してきた。7月3日、鹿島関係では、キム ミンテが湘南ベルマーレへ期限付き移籍、そして、バルセロナに所属していた安部裕葵が浦和レッズへの完全移籍を発表した。
 他クラブでは、今夏の移籍市場で、湘南の町野修斗がドイツ2部ホルシュタイン・キールへ完全移籍、横浜FCの小川航基がオランダ1部NECナイメヘンへ移籍に向けた調整でチームを離脱、前田直輝が名古屋グランパスへ復帰など、続々と移籍情報が入ってきた。そして、鹿島関係も入ってきた。

・キム ミンテ、湘南ベルマーレへ期限付き移籍

 やっぱりそうかぁ。キム ミンテは2022年に鹿島に完全移籍加入した。前年に町田浩樹とセンターバックを組んで頭角を現した関川、名古屋でルヴァンカップ優勝に貢献したミンテとのセンターバックコンビが最有力と見られていた。しかし、関川とミンテとのコンビは不安定。本職がボランチの三竿健斗がセンターバックを主に務めるなど、2022年はセンターバックに苦しんだ。
 そして今年、植田直通、昌子源が共に鹿島に復帰。現状は植田と関川のセンターバックに、途中から昌子が起用される戦い方に。ミンテはセンターバック4番手に。今季はカップ戦での出場はあるものの、リーグ戦の出場はなし。主力センターバックとして期待されていたものの、不本意な結果に。
 2023年シーズンまでの期限付き移籍の予定で、期限付き移籍期間中は、鹿島との公式戦は出場できない。鹿島の2023年シーズンが終わって、植田、関川、昌子、津久井の4名に対する評価、東京Vに期限付き移籍中の林の動向を踏まえて、来季鹿島に戻ってくるかだけど、う〜ん、これはどうかな。

・安部裕葵、浦和レッズへ完全移籍

 各スポーツ紙が、安部裕葵の浦和入りが有力視という記事を見ているので、信憑性は高そうかなと思っていた。
 2017年に小田逸稀(現:アビスパ福岡)とともに鹿島に加入した安部、年々出場機会を得て、2018年はベストヤングプレーヤー賞を受賞。2019年に背番号10になり、2019年の試合観戦時は、俺自身、安部の10番のユニフォームを着て応援していた。同年夏にバルセロナへ完全移籍。
 バルセロナのBチームに所属し、移籍1年目では20試合4得点を記録し、これからステップアップを期待されていたが、度重なるケガに泣かされ、2021-2022シーズンでは登録外。
 今夏の移籍市場で、浦和レッズへの完全移籍加入が決まった。鹿島加入当時はFW登録も、主にサイドでプレーをしていた安部だが、浦和でもおそらくサイドでプレーするのかな。

【最後に】

 7月3日、今夏の移籍市場で、鹿島関係の移籍情報が入ってきた。まずはミンテ、湘南といえば杉岡大暉、山本脩斗、永木亮太の元鹿島の選手も所属している。ミンテは2022年加入なので、一緒にプレーはしたことはなかったが、彼らからも何かとアドバイスもあるやろう。老け込むにはまだ早すぎる。湘南を残留に導いてほしい。
 安部に関しては、度重なるケガによって、現時点のパフォーマンスはどうなのか、ここはわからないけど、バルセロナで得たものを浦和に還元して、チームを上位に引き上げる活躍を、鹿島戦以外で頑張ってほしい(笑)。浦和の公式HP見たけど、髭面になったね。
 鹿島に関しても移籍情報が入ってくるようになった。鹿島サポーターとしては、最も気になっているのは柴崎岳やろうね。ただ、ボランチや2列目のメンバーは揃っていて、柴崎を復帰させるなら、誰かを期限付き移籍とかで放出せざるを得ない。ここは続報を待つ。

夏の移籍情報続々と(染野唯月)

 7月4日、鹿島はFW染野唯月の東京ヴェルディへの育成型期限付き移籍を発表した。2023年シーズンまでの予定で、鹿島との公式戦には出場できない。
 う〜ん、これは仕方ないというか、残念というか。染野は2020年、山田、松村、荒木とともに入団。昨年の途中に東京ヴェルディへ期限付き移籍。もう一年ヴェルディでプレーするのかな思ったが、鹿島に復帰してくれた。
 今年のFW登録の選手は豊富で、染野の他、鈴木優磨、知念慶、垣田裕暉、エレケ、師岡柊生がいる。開幕当初は4-1-2-3で、前線3人が優磨、知念、藤井。2トップになると優磨と知念が主に務めたが、シーズン途中から優磨と垣田の2トップが定着。リーグ戦での先発は、垣田と知念が負傷離脱していたこともあり、第18節のG大阪戦のみで、そのG大阪戦も前半のみで交代となってしまった。
 満を持して、鹿島に復帰した今年、開幕当初は優磨、知念に次ぐ3番手か4番手の位置づけかもしれなかったが、自身も負傷離脱もあったんで。
 鹿島は、軸となる年代があって、小笠原満男、本山雅志、中田浩二、曽ヶ端準らの79年組、柴崎岳、昌子源、土居聖真、梅鉢貴秀の92年組が軸となって、それぞれ活躍したが、2020年入団の4人も、その軸となる活躍を期待するところだった。山田は岡山へ期限付き移籍中で、開幕6試合はフル出場したものの、その後リーグ戦の出場がない。荒木は2021年は10得点の活躍も、昨年の椎間板ヘルニアの影響などもあり、まだ輝きが取り戻せていない。松村に関しても、昨年荒木を追い越したかと思ったら、今年はベンチ外の試合が目立つ。染野は再び期限付き移籍。昌子と土居は、プロ4年目で才能を開花させたが、2020年入団のプロ4年目の4人は苦しんでいる。
 昨年は16試合4得点を挙げて、きっかけを掴んで鹿島に復帰したが、今回の期限付き移籍は、鹿島でレギュラーを取るためのラストチャンスかと。是非とも、昨年以上の得点を挙げて、鹿島に戻ってきてほしい。

夏の移籍情報続々と(常本佳吾)

 7月13日、鹿島はDF常本佳吾のセルヴェットFC(スイス)への完全移籍について、クラブ間で合意に至ったと発表した。今後は、現地でのメディカルチェックなどを経て、正式に契約する予定とのこと。
 寂しい思いもあれば、年齢的にも中堅にさしかかるタイミングでのチャンス、本人のコメント通り「チャンスを逃したくない」ということで、さすがに本人の意思を尊重しないといけないなと。
 常本は、2020年に特別指定選手として1試合に出場。その1試合はマリノスとの試合。小学生の時からマリノスの下部組織でプレーし、明治大学を経て鹿島に入団した。運動量があって、守備能力も高い。内田が2020年に引退して、今後背番号2を背負うのは常本かと思った。2021年途中に安西が復帰して、背番号2は安西に。まぁ、それは仕方ないとして、今の鹿島の背番号32は常本、というのが板に付いた。
 移籍先のセルヴェットFCは、今季からレネ ヴァイラーが指揮官のようで、昨年途中まで鹿島を指揮していたレネなので、レネの推薦もあったんじゃないかな。
 今はホントに時代は変わった。2000年前後とかは、海外移籍はあまりなかったが、今では海外移籍する選手が多くなった。しかも、ツネのようにA代表招集経験のない選手も、海外からオファーが来るくらい。FC東京の安部柊斗もA代表招集経験がなかったと思うが、安部も今夏ベルギーへ移籍する。
 今の鹿島は、サイドバックがやや手薄で、ツネの移籍決定で、現状、右は広瀬、左は安西、溝口。サイドバックが本職の選手は3人。安西は元々両サイドができるし、広瀬も左サイドバックが可能になった。何か不測の事態があれば、佐野海舟の左サイドバックとかがあるのか。サイドバックは補強ポイントになろうかと思う。
 今年の3月から、荒木とともに常陽銀行のイメージキャラクターに起用された常本、「常陽銀行のイメージキャラクターに起用された選手は移籍する」というのは、やっぱりジンクスかな(汗)。まぁ、それはさておき、常本には、すぐに鹿島には戻らず、海外でビッグになってほしい。ありがとうございました。期待しています。

元阪神・横田慎太郎氏、脳腫瘍のため死去

 プロ野球の阪神は、2019年まで阪神でプレーした横田慎太郎氏が18日午前5時42分、脳腫瘍のため亡くなったことを発表した。享年28歳。
 率直に残念だし、近年再発していたとは思わなかった。横田氏は父も元プロ野球選手で、ロッテオリオンズの横田真之氏。レギュラーとして活躍した選手。
 長男の慎太郎氏は2013年のドラフト2巡目で阪神に入団。入団3年目の2016年に開幕スタメンに名を連ねる。山俊と横田慎太郎の1、2番でスタート。しばらくは出場していたものの、次第に調子を落として、一軍登録抹消。6月以降は一軍に復帰することはなかった。
 思わぬ病に襲われたのが2017年、原因不明の頭痛の症状が続き、精密検査の結果、脳腫瘍と判明。翌2018年は育成契約へ変更となり、懸命のリハビリの末に「寛解」も、実戦復帰へ向けて、懸命な努力を積み重ねた。しかし2019年、現役引退を表明。ウエスタンリーグ最終戦で、センターの守備に就き、公式戦出場を果たす。その出場した試合で、視覚の障害が残りながらも、センターから2塁ランナーをホームで刺す「奇跡のバックホーム」として、ファンに記憶。
 この試合を最後に現役を引退。翌年以降は、自身の経験を伝える講演や、川藤幸三のYouTubeチャンネル「川藤部屋」の「プロデューサー」という肩書きで活動。「完治」ではなく「寛解」だったが、それでも当面は大丈夫そうと思っていただけに、再発していたとは思わなかった。昨日の訃報を見て、驚きが隠せなかった。
 山と横田の1、2番コンビや「奇跡のバックホーム」、思わぬ病に襲われたこともあり、プロ野球の成績面では、目立った数字は残せなかったものの、記憶に残る選手として、これからもファンの記憶に刻まれる選手だった。お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。ご冥福をお祈りいたします。

夏の移籍情報続々と(須貝英大)

 7月25日、鹿島はヴァンフォーレ甲府より須貝英大の完全移籍加入を発表した。
 ようこそ!鹿島へ!いやぁ、本当に嬉しい。常本がセルヴェットFC(スイス)へ移籍して、サイドバックの人材が足りないところ、即戦力のDFを獲得できたことは大きい。
 須貝は、2020年に特別指定選手として甲府で2試合プレーし、2021年に正式に甲府に加入。主力DFとして活躍。今シーズンはキャプテンを務めて、リーグ戦26試合に出場。甲府の社長が異例のコメントを出しているが、須貝本人ももちろん悩んだはず。
 サイドバックが本職の選手は広瀬、安西、溝口の3人だったので、次節の札幌戦では安西が出場停止もあり、試合開始から3バックとか、4バックでスタートも途中から3バック、可能なら特別指定選手として、来季加入内定の濃野くんに鹿島でプレーとか、いくつか方法はあったと思った。須貝の加入で今後、鹿島の選手起用の選択肢が増えそう。
 両サイドバック、両ウイングバック、センターバックが可能のようで、鹿島での主戦場はサイドバックと思われる。特に左は安西にほぼ任せっきりみたいな感じやったし、常本移籍で右は広瀬に任せっきり。溝口の出場機会を考えながら、広瀬、安西、須貝でローテーションすることも可能やし、3バックにしたときのウイングバック起用も可能。センターバックに関しては、植田、関川らがいるので、ここは不測の事態があればというところ。
 同じ明治大学出身で同い年の常本は移籍したが、同じ明治大学出身の同い年に早川がいる。そして、昨年、甲府から鹿島に加入した中村亮太朗もいるので、須貝にとっては心強いと思うし、早川と中村は特に嬉しいと思う。しかしまぁ、活躍するイメージしか沸かないなぁ(笑)、何はともあれ、これからよろしくお願いします。

夏の移籍情報まだあったか(中村亮太朗)

 8月15日、鹿島はMF中村亮太朗のヴァンフォーレ甲府への期限付き移籍を発表した。期限付き移籍期間は、2023年シーズン終了まで。
 率直に残念に思う。中村は2022年、甲府から完全移籍で鹿島に加入。リーグ戦初出場は第2節の川崎戦。前半の苦しい内容から、後半に三竿と中村を投入し、中盤をダイヤモンド型にして状況が変わった。この手応えもあり、昨年は中盤をダイヤモンド型にして戦う試合が増えた。中村もそれに割って入るのではないかと期待した。
 しかし、その後はあまり出場機会には恵まれず、リーグ戦は12試合の出場(無得点)にとどまった。そして今年、佐野海舟の加入や、ピトゥカ、樋口らの牙城は崩せず、リーグ戦は4月15日の神戸戦を最後に、ベンチにも入れない状況。主にカップ戦での出場はあったものの、本人も悔しいと思う。
 鹿島はボランチの層は厚い。ピトゥカ、佐野、舩橋、本職はボランチで、現在は主にサイドハーフを担っている樋口と名古もいて、今のところ大きな影響はなさそう。
 本人のコメントから「改めて、鹿島アントラーズの戦力になることができるよう、研さんを積んできます」とのことで、今後鹿島復帰の可能性を示唆。ただ、甲府に関してはJ1昇格へ向けて、そしてACLへ向けての戦いがあるので、J2リーグ戦とACLの成績によっては、来季も期限付き移籍延長や、そのまま完全移籍もあるかも知れない。まぁ、先のことは考えず、まずは甲府で勝利に貢献してほしい。

スポーツ観戦における観戦マナー

 プロ野球阪神は8月24日、公式HPに試合観戦時におけるマナーについてのお願いを掲載。さらに、25日からの巨人vs阪神(東京ドーム)の3連戦でも、大型ビジョンに試合観戦時のマナーについてお願いが掲示された。
 ここに来て急に観戦マナーに関して、噛みついてきた印象がある。掲載された文章自体に誤っているところはほぼない。これまで殆ど言われなかったことに対して、急に噛みついてきたことに対して、何だかモヤモヤとしているところはあるが。球団としては我慢ができなくなったっということやろう。
 そこで、今回掲載された観戦マナーに関する文章を見た上で、プロ野球観戦やサッカー観戦も含めて、これまでにあった出来事や、観戦における考えなどを述べていくことにする。
 まず、下記が巨人vs阪神(東京ドーム)の3連戦で、大型ビジョンに映し出された内容。

皆様からの熱いご声援は
日々戦うチーム・選手にとって、大変心強く、そして何よりの励みになっております。
しかしながら、昨今、球場において
残念ながら一部のお客様による誹謗中傷、過度な野次、替え歌等で相手を侮辱するなど
観戦マナーに反する迷惑行為が散見されております。
ご観戦にあたり、このような行為は絶対におやめください。
今一度、ご来場のお客様ひとりひとりが観戦マナーを遵守し
すべての皆様が楽しく快適に観戦できる環境を作り上げ
健全な応援でチーム・選手を鼓舞していただきますよう
心よりお願いいたします。

日本プロフェッショナル野球組織 読売巨人軍 阪神タイガース

・誹謗中傷は当然アウト

 今年だけとは限らないが、DeNAのエスコバーが今年4月、自身のツイッター(現X)で、SNS上で誹謗中傷被害を受けたと明かした。最近のJリーグでは、ヴィッセル神戸の齊藤未月への危険なタックルに対して、柏DFに対して誹謗中傷が散見。プロ野球やJリーグに限らず、あらゆる場面において、一部の心ない人によって、誹謗中傷は収まる気配がない。
 自分の正当性を主張したいなどの理由はあろうかとは思うが、これはもう一言「ありえません」。昨年、侮辱罪の厳罰化が施行されたものの、その効果はどうなんやろう。大きな効果があったとは思えないのは俺だけかな。厳罰化で改正されたとはいえ、法定刑の内容がまだ軽いと思う。厳罰化が施行されたのは昨年からなので、今後はさらなる厳罰化も検討がいると思う。

・過度な野次、見切ったかのような野次などはNG

 誹謗中傷と野次、少し似た部分もあるのか、全然違うのか。それはさておき、プロ野球やJリーグにおいて、納得のいかないジャッジや、プロ野球ではデッドボール、危険なタックルなどのファールなどで「おぃ!」とか、一時的に発してしまうことはある。
 これならまだしも、野球の守備でエラーをした選手に対して「帰れ!」とか「辞めちまえ!」とかはNG。阪神ファンらしき人から、この野次は実際に飛んでいる。今年の4月、鹿島はホームで神戸に大敗を喫し、試合後にサポーターとの意見交換をしているところで、知念に対して「フロンターレに帰れ!」と発言した鹿島サポーターらしき人がいたらしい。これにはさすがに知念も激高。「ファンらしき人」とか「サポーターらしき人」と述べているが、そういった人はサポーターやファンと認めてないから。
 エラーしたとか、デッドボールとかで、何でもかんでも「ドンマイ!」「次頑張れ!」とかはしなくてもいいと思う。阪神球団はこれを望んでいるかも知れないが。鹿島が天皇杯で敗退したときは「結果なんだよ結果!」「何も変わってねぇ!」とかいう言葉がサポーターから飛んだが、これは叱咤激励じゃないかな。ただ、やっぱり見切ったかのような野次はNG。

・ブーイングは場合によってはアリだが、しつこいのはNG

 ブーイング、これは最近プロ野球で物議を醸す出来事が起こっている。7月の東京ドームでの巨人vs阪神で、巨人の高梨雄平が阪神の近本光司に対して、脇腹に当たるデッドボール。このデッドボールで、近本は右肋骨を骨折。一時戦線離脱した。高梨はこの試合の後、自身のツイッター(現X)に「みんなないぴすぎ」とツイートし、近本への配慮を欠けたツイートと解釈され炎上。
 後々、高梨は近本に対して謝罪し、これで和解。しかし、先月の甲子園での阪神戦で、高梨がリリーフとして登場すると、阪神ファンからブーイング。その日は高梨自身の投球がろくにできなかった。さらに8月の東京ドームでの阪神戦でも、高梨が登場するとブーイングが続いている。
 双方が和解しているにも関わらず、ブーイングが続くというのは、さすがにしつこい。ブーイングを続けるのは、一部の阪神ファンらしき人なんやろうけど、「帰れ!」とかの野次も飛んだとか。さすがにNG。

・替え歌、まぁ「商魂こめて」のことやろうけど

 主に東京ドームでの巨人主催ゲームの7回裏の攻撃前に、巨人の球団応援歌である「闘魂こめて」を巨人ファンが唄うわけだが、その応援歌の替え歌「商魂こめて」をビジターファンが唄っている。阪神ファンはノリの印象があるが、中日ファンはガチ。
 いつからこのような替え歌ができて、唄われるようになったのかはわからない。俺自身、この替え歌を知ったのは2018年、「何だかよく考えるね」という風にしか捉えてなかった。
 1980年代、替え歌ではないけど、主に甲子園での阪神vs巨人戦で、両チームのファンとの間で「ヤジ合戦」が行われていた。阪神側の「関西の恥、巨人ファン!」コールに対して、巨人側は「優勝できないタイガース!」と返したり、多くのヤジが飛び交った。笑える一方で、選手を揶揄するかのようなヤジも。
 このヤジ合戦を知っているだけに、「商魂こめて」はそれほど大したことはないかなと思っていたが、「○ね!○ね!くたばれ!」が混じっているのはちょっとどうかと。まぁ、時代は変わったかな。

【最後に】

 何かと思うところはあるが、野次や誹謗中傷の定義まで突っ込むとキリがないが、要は相手に対して不快な行動を取ることがNGということ。金払えば何やってもいいわけがない。
 多くのファン、サポーターは観戦マナーは遵守している。ただ、一部の人の観戦マナー逸脱行為は未だに行われていることには、さすがに球団として問題視することは理解できる。「商魂こめて」の大合唱はかなり収まったらしいが、高梨へのブーイングはねぇ。
 まぁ、ということで、ここに来て急に観戦マナーに関して、球団が噛みついてきた印象があるが、これからも観戦マナーを遵守して、スポーツ観戦をしたい。

JFA、浦和サポーター18名への処分決定

 日本サッカー協会(JFA)は8月31日、臨時理事会が行われ、浦和サポーター17名を国内全ての試合を対象に無期限の入場禁止、1名を5試合の入場禁止処分を決定した。天皇杯4回戦の名古屋vs浦和の試合後、一部のサポーターが暴徒化。立ち入り禁止エリアの侵入や暴力行為、緩衝柵の破壊など数々の行為が確認された。クラブへの懲罰は、9月中旬の規律委員会で審議される。
 どういった処分が下されるか、非常に関心の高かったと思うが、1,000人いたら999人は「処分が軽い」と回答するんじゃないかと。俺自身、特に悪質な行為をした人やリーダー格には、永久追放もあり得ると思った。JFAからの処分内容を見て「えっ?」と驚きが隠せなかった。処分の内容は、これまでの事例や、当該サポーターの違反行為が初めてか、これまでもあったかなどを加味して決めると思うが、無期限は甘いかと。
 YouTubeなどで、試合後の一部始終が捉えられていたが、さすがにこれは・・・。名古屋サポーターがちょっとヤジったことが引き金との報道もあるが、今年は「J2柏!」コールや「J2大阪!」コール、「鹿島、鹿島くそったれ!」とか、しょうもないヤジを飛ばす浦和サポ。ヤジっといて、ヤジられたら暴徒化か?
 無期限なので、いずれはどこかで解除することもできる。「どうやって入場できないようにするのか?できるのか?」というのをよく聞く。これは公にはならんでしょう。それを公開してしまうと、抜け穴を探すだけなので。
 クラブへの懲罰に関しても今後、注目が集まる。差別的横断幕で無観客試合の事例があるが、勝ち点剥奪や下部カテゴリーへの降格といった懲罰は、過去のJリーグにはない。これまでの事例や、当初「暴力行為はなかった」と"虚偽報告"をしたフロントなども考えると、無観客試合以上の処分があるのではないかと。一部の報道では、来季の天皇杯出場資格なしとか。
 前回の管理人Voiceでも述べているが、多くのファン、サポーターは、観戦ルールに遵守している。しかし、一部の人の違反行為によって、厳しい処罰が下されることも。安心、安全な試合観戦環境作りは、ファン、サポーターの協力がなくては成り立たない。改めて、観戦マナーを遵守し、安心、安全な試合観戦をしたいと思う。

柴崎岳、鹿島アントラーズに復帰決定

 9月1日、鹿島は柴崎岳の加入が基本合意に達したと発表した。正式契約後、チームの合流は9月4日(月)を予定しているとのこと。
 いやぁ、これはビッグニュース。昨シーズンオフにも獲得に乗り出すという報道があったが、今シーズン開幕時は実現しなかった。今夏の移籍市場で復帰オファーを出し、今日復帰が実現した。これは一言、嬉しい。
 柴崎の経歴を簡単に振り返ると、2011年に青森山田高校から入団。同年途中からボランチのレギュラーを確保。翌年以降は主に小笠原満男とともに主力ボランチに成長。2015年のナビスコカップ(現ルヴァンカップ)、2016年のJ1リーグ戦と天皇杯に貢献後、2017年にスペイン2部CDテネリフェへ完全移籍。テネリフェを含めてスペインの4クラブでプレー後、鹿島復帰が決定。
 次は起用法、本職はボランチだが、サイドハーフとトップ下も可能。岩政先生は、一つの形に選手を当てはめるということではなく、選手の特性に合わせて最適な戦い方を決めている。これまでの鹿島での起用法ならボランチが有力だが、ここは岩政先生の起用法に注目する。
 タイトル獲得のための切り札が戻ってきた。残されたタイトルはルヴァンカップとリーグ戦。リーグ戦に関しては厳しいが勝ち続ければ何かが起こるかも知れないし、ルヴァンカップは十分に可能。国内サッカーは終盤戦に入ってきたが、柴崎に期待したい。ピトゥカは今季限りの可能性が高いので、何としてもピトゥカのためにもタイトルを獲得してほしい。

JFA、浦和レッズに対し懲罰決定

 9月14日、阪神は巨人を下して、18年ぶりのリーグ優勝を決めた。阪神ファンの俺からすると、非常に嬉しい。優勝特番やYouTubeの優勝決定シーンなども繰り返し見ている。阪神については、シーズン終了後にでも振り返ることにする。
 さて、9月19日、日本サッカー協会(JFA)の規律委員会は、天皇杯4回戦の名古屋vs浦和の試合後、一部のサポーターが暴徒化し、安全確保のための適切な措置ができなかったとして、譴責(始末書提出)と来季の天皇杯参加資格を剥奪すると発表した。
 ネットでは様々な意見が飛び交う中、俺自身の見解は「妥当」も、規約の改定の必要性、自ら(浦和フロント)の処分が軽いと思った。
 懲罰が「妥当」とした根拠は、暴動が起こったのが天皇杯であり、来季の天皇杯参加資格の剥奪は妥当。これに対して「比較的日程に余裕ができた」とか言う輩がいるらしいが、長い歴史のある大会を傷つけたことは重い。そして、天皇杯を優勝したらACL出場権を獲得できる上に、賞金も手に入ることもあるが、何と言っても選手の出場機会の喪失。天皇杯参加資格の剥奪そのものは重いが、懲罰としては妥当。
 現時点で足りないところを考えると、観客(サポーター含む)への規定。永久追放の規約がないようで、無期限の入場禁止にするしかない。ただ、永久追放を規約に含めるためには、各スタジアムにおけるセキュリティ対策の強化は必要だと思う。すぐには改訂できないと思うが、今後検討してほしい。
 フロントの処分はどこに掲載されているか?を探していたところ、浦和公式HPに、今回の違反行為に対する第四報が掲載されていた。「代表取締役社長は役員報酬の15%を、取締役は同報酬の10%を、それぞれ3か月間自主返納すると共に、本事案に関する社内処分につきましても、社内規定に従って適正に行ってまいります。」とあった。15%って、これは甘いでしょう。いやいやぁ、当初「暴力行為はなかった」と虚偽報告したんやで、社内規定の限度が15%かも知れんけど、これは残念としか言いようがない。
 気の毒なのは選手、コーチ、監督、そして、サポーター。どのクラブのサポーターでも大半が、観戦ルールに遵守している。一部の人の違反行為によって、懸命に応援している真のレッズサポーターが気の毒。
 これまでになかった懲罰が出てきたが、違反行為によって、ここまでの懲罰が下されるということがわかった。今回は天皇杯での出来事であるが、違反行為の内容によっては、リーグ戦にも影響する可能性もあると思う。前々回に述べているが、安心、安全な試合観戦環境作りは、ファン、サポーターの協力がなくては成り立たない。今一度、観戦マナーを遵守して、快適に試合観戦したいと思う。


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