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第621回〜第630回

2023年度J1順位予想

 2023シーズンのJ1リーグの開幕が近づいてきた。今年は2月17日の川崎vs横浜FMの試合から。金Jで昨年の1位と2位がいきなり直接対決。鹿島は18日、アウェイで京都と対戦する。
 去年の今頃は、オミクロン株のBA.1がピーク。今年は減少傾向であるものの、減少スピードはやや鈍化してきた。そして、インフルエンザが今冬は流行。コロナとインフルの同時流行が現実となっている。引き続き予防に努めたい。では、今年の順位予想をやってみよう。

  • 優勝 鹿島アントラーズ
  • 2位 川崎フロンターレ
  • 3位 セレッソ大阪
  • 4位 横浜F・マリノス
  • 5位 サンフレッチェ広島
  • 6位 名古屋グランパス
  • 7位 FC東京
  • 8位 ガンバ大阪
  • 9位 浦和レッズ
  • 10位 ヴィッセル神戸
  • 11位 湘南ベルマーレ
  • 12位 北海道コンサドーレ札幌
  • 13位 柏レイソル
  • 14位 サガン鳥栖
  • 15位 京都サンガF.C.
  • 16位 横浜FC
  • 17位 アビスパ福岡
  • 18位 アルビレックス新潟

・横浜FMと川崎が一歩リードも、主力の移籍が

 ここしばらくは横浜FMが優勝2回、川崎が優勝4回と、1996年から2002年にかけての鹿島・磐田の2強時代のように、横浜FMと川崎の2強時代になっているイメージがある。
 マリノスは充実した選手層、およびターンオーバーが功を奏し、3シーズンぶりの優勝。しかし、昨年のMVP岩田がセルティックに期限付き移籍、GK高丘も海外移籍を前提に、現在チームを離脱している。この影響はあるかも知れないが、柏から上島を補強。畠中やエドゥアルドもいる。人数的には揃っていて、チームとしての戦い方がしっかりしているだけに、今季も優勝争いに加わるやろう。
 川崎に関しても、谷口がカタールのアル・ラーヤンへ完全移籍。ここが最も懸念されるところか。谷口の後釜として、柏から大南を補強した。知念が鹿島に移籍したが、ここも宮代が期限付き移籍から復帰。抜けた戦力は、補強している。今年の川崎は可変システムに取り組んでいるらしいが、このあたりは厄介。

・優勝争いに名乗りか、C大阪、名古屋

 セレッソ大阪と名古屋グランパス、この2チームに特に注目している。
 まずはC大阪、昨年はチーム得点王が加藤の6得点と、得点力には課題はあったと思うが、横浜FMから昨年11得点のレオ セアラが加入。パトリッキが神戸へ電撃移籍もカピシャーバを獲得。さらに福岡からジョルディ クルークスも加わった。攻撃陣に新たな顔ぶれが加わった。そして、長く海外でプレーをした香川が久々の復帰。コンディションを上げていってる段階かと思うが、開幕節の途中出場くらいはあるんじゃないかな。攻撃陣に新たな顔ぶれ加わり、かみ合えば強力な攻撃陣となる可能性がある。
 名古屋も昨年はJ1で2番目に少ない30得点と、得点力に課題を残した。そのてこ入れとして、浦和からキャスパー ユンカーを期限付きで獲得した。彼次第というところもあるかも知れないが、チームにフィットしたら、上位躍進も期待できると思う。守備に関しては、今年も堅守健在かと思われる。

・「わからない」関西勢、G大阪、神戸、京都

 G大阪、神戸、京都、この関西勢に関しては、特に予想するのが難しい。
 まずはG大阪だが、昨年は15位ということで、最終節に何とか残留が決まった。昨年まで徳島で指揮していたポヤトスがG大阪の監督に就任。布陣も4-1-2-3になる模様。補強に関しても、有望な若手やJ2から獲得選手など、補強はうまくいったんじゃないかと。最前線の起用が見込まれるジェバリがハマるか。
 神戸に関しては、昨年の中盤までは悪すぎた。その後連勝もあって、残留は決めた。オフには槙野が引退、2人の「こばやしゆうき」が2人とも移籍と、特にセンターバックが不安視されるが、攻撃陣においてもサコやイニエスタがベテランの区域に入っているだけに、年間通じてのパフォーマンスの懸念も。しかし、豪華なメンバーを揃えていて、かみ合えば上位もあるだけに、予想が難しい。
 そして京都、オフに上福元が川崎へ移籍。チーム得点王だったピーター ウタカが甲府へ。主力の移籍があったが、攻撃陣を中心に補強に成功。最前線には、G大阪から移籍のパトリックや、水戸から移籍の木下、徳島から一美などを補強。新戦力のフィットがカギとはなるが、ポテンシャルの高いチームだと思うし、どうなるんやろうか。一桁順位もありえるし、残留争いもありえるし。

・多くは予想しそう、福岡、新潟

 2024シーズンからJ1クラブが20となるため、今季のJ1リーグ、J2への自動降格枠は18位のみとなる。その中で、福岡と新潟は厳しいのではないかという予想をする人は多いんじゃないかと。
 福岡だが、志知やジョルディ クルークスらの移籍は大きいか。その穴埋めとして横浜FCから亀川、鹿島から小田、FC東京から紺野を補強。守備に関しては堅いと思うが、攻撃陣か。山岸が昨年10得点を挙げたが、ルキアンが3得点止まり。チームとして昨年はJ1最少29得点にとどまった。ルキアンの爆発が期待されるところ。
 2017年以来のJ1昇格を果たした新潟、昨年の序盤はやや躓くも、次第に安定した強さを発揮し、J2優勝で花を添えた。オフシーズンの戦力の入れ替えはあまり多くない。ただ、昨年の戦い方を継続して、J1リーグに挑もうとしていると思う。

【最後に】

 鹿島に関しては後日述べようと思っているので、ここでは述べないことにする。ただ、優勝予想ではなく、いつものように「希望」で優勝(笑)。J1全ては挙げていないが、今季のJ1は混戦になる可能性があると思っている。それは優勝争いも、残留争いも。どのチームも懸念点は少なからずありそう。その懸念点を払拭する躍進を遂げるチームはどこになるか。それは誰にもわからない。
 まずは今季、現時点では、マスク着用を条件に声出し応援が基本的に復活する。コロナが5類になった後、しばらくは感染者が増えると思われるが、状況が落ち着いてきたらいいなと。
 俺自身の現地観戦は検討中。開幕節の京都戦は行く予定にしている。久しぶりに横浜も行きたいし、今年のどこかでカシマスタジアムへも行けたらと思っている。J1開幕までもう少し。楽しみにしよう。

2023年度J2順位予想

 2023シーズンJリーグ、J2に関しても開幕が近づいてきた。清水と磐田、そしてJ3から昇格の藤枝の静岡勢3チームが、今季J2で戦うことになった。将来、3チームともJ1で静岡ダービーを見ることができたらと思う。
 J2に関しても、2024シーズンから20クラブ構成になり、22クラブでの戦いは最後となる。J3自動降格枠は2枠、そして今シーズンから「J1昇格プレーオフ」が開催される。2012年から始まったJ1昇格プレーオフ、J2リーグ3位から6位の4クラブがJ1昇格枠の1枠を巡って、熱い戦いが繰り広げられた。2018年からはJ1リーグ16位クラブも参加する「J1参入プレーオフ」が開催されたが、今年から以前の方式(J2リーグ3位から6位の4クラブが、昇格枠の1枠を争う方式)に戻った。J2に関しても熱い戦いが始まる。さて、順位予想をしてみよう。

  • 優勝 清水エスパルス
  • 2位 ベガルタ仙台
  • 3位 V・ファーレン長崎
  • 4位 大分トリニータ
  • 5位 FC町田ゼルビア
  • 6位 東京ヴェルディ
  • 7位 ジュビロ磐田
  • 8位 モンテディオ山形
  • 9位 ファジアーノ岡山
  • 10位 徳島ヴォルティス
  • 11位 ヴァンフォーレ甲府
  • 12位 水戸ホーリーホック
  • 13位 ジェフユナイテッド千葉
  • 14位 いわきFC
  • 15位 大宮アルディージャ
  • 16位 栃木SC
  • 17位 ロアッソ熊本
  • 18位 ツエーゲン金沢
  • 19位 レノファ山口FC
  • 20位 ブラウブリッツ秋田
  • 21位 ザスパクサツ群馬
  • 22位 藤枝MYFC

・清水が一歩リードか、昇格枠は混戦予想

 戦力の充実度で言えば、清水が一歩リードしているように思う。チーム残留となった日本代表の権田、昨年のJ1得点王チアゴ サンタナらも残留。主力の一部は抜けつつも、これだけのタレントが揃っていれば、優勝を予想する人は多いんじゃないかと。
 清水以外で、昇格を争うとなると、上位に挙げている仙台、長崎、大分、町田と見ている。このあたりは、最終節までもつれ込む可能性も十分に考えられる。

・町田は大型補強も、チームの心臓が抜けた影響はどうか

 町田は昨年、J1昇格も期待されたが、15位に終わった。第20節までフル出場していた佐野海舟が腰痛やオーバートレーニング症候群による離脱も大きかったか。
 このオフシーズンに大型補強を敢行。2019年に横浜FMで優勝に貢献したエリキや、岡山からミッチェル デュークらが加入した。「チームの心臓」とも言えるのではないかという佐野が鹿島、平戸が京都へ移籍。昨年のチーム得点王の太田も新潟へ移籍した。この影響がどうか。

・満足な補強ができなかった磐田

 昨年、ファビアン ゴンザレスとの契約締結時に規則違反があったとされ、2度の移籍期間で選手の新規登録禁止処分を受けている。今オフはその影響で、期限付き移籍からの復帰、下部組織からの昇格のみ認められているが、杉本健勇は昨年浦和から期限付き移籍し、今オフに完全移籍へと移行した。これに関しては認められているようで。師岡柊生に関しては磐田加入が内定していたが、新規登録禁止に該当するため、仮契約を解除した上で、鹿島に加入した。
 オフシーズンは新規登録禁止処分で、満足な補強ができなかったことは事実。補強したかったところもあったと思うが、その分、選手が抜けた人数は少なく、昨年と大きく変わらない顔ぶれで戦う。確かに昨年の主力が概ね残ったと言えるが、負傷者が出たときが最も懸念される。特にGK、八田、三浦、梶川の3名なので、GKは特に負傷者が出ないようにしたい。

・J2初昇格組は明暗?

 いわきFCと藤枝MYFCは、共にJ2初昇格。この2チームは、まずはJ2残留が最低限の目標。
 まずはいわきFC、昨年J3リーグ初参入で優勝し、J2昇格を果たした。J3リーグ初参入で優勝というのは、2015シーズンのレノファ山口以来で、翌年の山口はJ2でも健闘し12位で終えた。いわきFCも同様に、J2で旋風を巻き起こすことができるかが注目される。
 昨年J3リーグ2位となり、初めてのJ2昇格を果たした藤枝、まずは残留を目標として、ひとつでも順位を上げたい。かつては藤枝市を本拠地とするクラブが、Jリーグを目指す動きがあった。中央防犯サッカー部(藤枝ブルックス)がそうやったね。その後、福岡へ移転し福岡ブルックス、そして現在のアビスパ福岡がそれにあたる。藤枝市を本拠地とするJクラブがようやく誕生。J2初参戦の藤枝、清水と磐田の同じ静岡勢に負けないように頑張ってほしい。

【最後に】

 J2も全てのクラブを分析することはできないが、清水に関しては選手層の充実から、J1昇格最有力と挙げるサッカー解説者、記者は多いと思う。ただ、去年のように戦い方が定まらないと、いくら選手層が厚くても機能しなければ、優勝どころか昇格を逃すこともあると思う。戦い方が定まればと。
 あとはもうわからへん・・・。このように予想してみたが、ずいぶんとJ1経験クラブがいる中で、J1にまだ昇格したことないクラブの昇格って見たいね。長崎が2017年にJ2リーグで2位になって、J1初昇格。それ以来見てないね。J2の戦いも楽しみにしよう。

超不安な2023シーズンの幕開けの鹿島

 2023シーズンのJ1リーグが2月17日に開幕する。鹿島は18日のアウェイ京都戦から。12日の水戸とのプレシーズンマッチでは、0対2の完敗を喫し、開幕へかなり不安を残すことになった。
 シーズン開幕前のサッカー解説者の順位予想では、鹿島優勝を予想する解説者は、今のところ見当たらない。まぁ、マリノスと川崎のチーム成熟度が一歩上をいってるし、必然的かな。
 ということで、2023シーズン開幕へ向けて、超不安な鹿島だが、オフシーズンからシーズン開幕前までの鹿島を見て、今後の鹿島を占ってみることにしよう。

・補強そのものは成功

 昨年はセンターバックの不安定、上田綺世が移籍後のストライカー、この2点が主なポイントとなり、センターバックには昌子と植田が戻ってきた。センターフォワードは川崎から知念、垣田と染野がそれぞれ期限付き移籍から復帰した。オフシーズンに三竿健斗がポルトガルのサンタ・クララへ移籍も、町田ゼルビアから佐野海舟を獲得。さらに、サイドアタッカーの藤井も広島から獲得し、補強ポイントだったところは埋まった。
 キャンプ中に小田がアビスパ福岡への完全移籍が決まり、サイドバックがやや不安視されるが、水戸とのプレシーズンマッチでは、佐野が左サイドバックを務めていた。これも新たなオプションになりそう。陣容を見る限り、補強ポイントは埋まっており、補強は成功と言ってもいいと思う。

・どうしたいのかがはっきりせず

 昨年は主にダイヤモンド型4-4-2、アウェイ京都戦では4-3-2-1、シーズン終盤には4-1-4-1、あらゆるフォーメーションで戦っていて、一定の手ごたえは掴んでいたものの、上田綺世が抜けた後、センターバック陣の不安定など、様々な要因はあったと思うが、それでも勝ちきれない試合が続いた。
 今年は、昨年終盤の4-1-4-1か、最近トレンド?の4-1-2-3なのか、慣れ親しんだ4-4-2なのか。あらゆる状況を想定して、布陣を柔軟に変更するのは理解できるが、今どうしたいのかがはっきりしない、という印象。
 昨年のプレシーズンマッチでも水戸に敗戦したが、その時はヴァイラー監督がオミクロン株の影響で入国できなかったこともあり、その時の岩政先生は代行だったので、戦い方は少なからず違うかも知れない。今年に関しては、シーズン最初から岩政先生なので、岩政先生のやりたいサッカーを表現することになる。ただ、人数が多くて、機能する組み合わせに四苦八苦しているんじゃないかと。
 岩政先生は常々「新しい鹿島を創る」と明言しているが、それがまだはっきりしない。その「新しい鹿島」の理想が何で、その手段が柔軟な布陣変更をするのか、4-4-2の中で最適解を求めていくのか。

・よい組み合わせができるまでは我慢か

 今年の水戸とのプレシーズンマッチ、先発メンバーやサブを見ると豪華なメンバーが出揃っている。メンバー外には、まだ調子の上がっていないカイキや、負傷離脱中の昌子、エレケらもいる。
 水戸とのプレシーズンマッチは植田と関川のセンターバック。この2人って、基本的にはプレースタイルは似たタイプ。これまでの堅守だった時は、タイプの違うセンターバックコンビで戦っていた。まぁ、ここは昌子の負傷離脱の影響でやむを得ないところはあるが、ここは昌子が復帰してから見ていくことにする。
 FWに関してもそうやね。やはり優磨を軸にしたいのかな。センターフォワードに関しても数が多く、新人の師岡はサイドを担う可能性はあるが、知念、垣田、染野、エレケもいる。ここもどういう組み合わせが機能するのか、模索しているんじゃないかな。

・開幕5試合程度で、何らかの見解があるか

 トレーニングマッチ、プレシーズンマッチを含めて、鹿島は5試合を戦ったが、J2クラブを相手に1勝4敗。水戸とのプレシーズンマッチの内容も厳しいものであった。
 開幕節の京都戦も当然厳しい戦いとなる。特にG大阪から移籍のパトリックは昨年、優磨との争いの中で、不運な一発退場があった。今年は京都に移籍しての開幕節で、因縁の優磨と戦う。昨年の不運な退場があっただけに、並々ならぬ思いはあるはず。
 第2節はホームで川崎戦。リーグ戦では2015年2ndステージを最後に川崎に勝っていない。その後、横浜FC、福岡、横浜FMとリーグ戦を戦うが、この横浜FM戦までの戦い、内容を見て、今後手ごたえがあるかによって、何らかの動きがあるんじゃないかと。

【最後に】

 結果が出ていないだけに、超不安な開幕となる。昨年の水戸とのプレシーズンマッチは敗れたものの、開幕ダッシュは成功。しかし、それは昨年は昨年で、今年は今年。
 人数が多くて、競争意識が芽生えて、レギュラー争いが熾烈になっているという状況ならと思うが、今はとてもそうは思えない。結果が出ていないんでは。
 鹿島サポーターをやってきて、開幕前にこれだけ不安な気持ちになったのは初めてかも。2007年や2012年、2020年のように、新監督になった1年目の序盤は我慢かな?と思った年に関しては、これは覚悟を決めていたので、ある程度割り切って応援もできていた。今は、昨年の勝ちきれない状況が、今年の開幕前までも変わっていないので、鹿島サポーターの多くは不安になってると思う。
 開幕ダッシュに失敗した2007年、2012年、2020年、その時も幾多の試練を乗り越えてきたが、今年はすでに試練かも。ただ、サポーターとしては、そういう状況だからこそ応援するだけだと思う。不安な開幕前となったが、とにかく結果がほしい。開幕戦、よい結果が出るように戦おう。

マスク着用は個人の判断へ

 東日本大震災から早いもので12年、京都でも震度3程度の地震が発生し、宮城県北部では震度7。巨大津波も発生し、多くの命が奪われた。今も行方がわからない人もいて、改めて甚大な被害が出てしまったことを思い出す。
 さて、3月13日から、マスクの着用は個人の判断に委ねられることになった。テレビなどで、外すか外さないか、街の声を聞いているが、「外さない」のほうが上回っているとのこと。これは人それぞれの考えがあり、まぁ、外す、外さないの判断は、自分自身で決めればいいんじゃないかと。
 じゃぁ、俺はどうするかやけど、花粉症のため、今は外さない。花粉症じゃなかったら原則、屋外では「外す」という判断。というか、3年前からマスク着用の判断はあまり変わらない。
 改めて、3月13日以降、俺自身のマスクの着用はどうするか、下記に示すことにする。もちろん、これらの考えは俺個人の考えであり、人それぞれで判断すればいい、というのは前置きしておく。

  • マスクを「着用する」場面
    • 電車バスなど公共交通機関
    • スーパー、ホームセンターなど屋内
    • 冬のインフルエンザ、春の花粉症対策
    • 職場の方針(着用を推奨する場面があれば)
    • 人と会話をする
    • サッカースタジアムでの観戦    など
  • マスクを「着用しない」場面
    • 花粉症が終わる5月以降、夏、秋の屋外
    • ひとりで車を運転する(春は除く)
    • 自転車を運転する(春は除く)
    • 自宅(ただし、インフルや風邪などの症状のある同居人がいないこと)   など

 要は、これまでのコロナ対策とあまり変わらず、屋内は原則マスク着用、屋外は原則外すという感じ。特に夏に関しては、熱中症のリスクから、マスクを外すことを推奨というのは、2020年の夏から言われている。俺自身、屋外ではマスクは外していた。花粉や黄砂のようにウイルスが入ってくるわけではない。人の飛沫がきっかけ。
 日本は「同調圧力」が強い国。しかし「周りの目が気になる」とか、そういったことは、俺自身は一度も感じたことはなく、場面に応じてマスクの着脱をしてきた。「外すことが推奨されている場面で外すのが何が悪い?」と思っている。逆に「逆マスク警察」が現れないかとか、そういう一部の声があるようだが、個人の判断に委ねられる以上、逆マスク警察なんてなおさらマヌケ。
 しかしまぁ、名古屋工業大学のAIによる試算って、まだやっていたんやね。最近のニュースでは、マスクを半数の人が外した時と、80%がマスクを外した時の感染者数の試算。この手の試算って、全然当たらない。
 第8波は概ね「収束」といってもいいかと思う。ただ「収束」はあっても「終息」は難しい。特に後期高齢の親と同居しているので、俺自身はこれまでと大きく変わらない。もしも「終息」が近づいたら、マスクを着用する場面は変わると思う。個人の判断に委ねられる以上、マスク警察や逆マスク警察など、自分の主張を他人に押しつけるなどといった行動をとる人がいなくなることを願う。

常陽銀行のジンクス?

 鹿島のクラブオフィシャルパートナーである常陽銀行、そのイメージキャラクターに常本佳吾と荒木遼太郎が起用されることが決まったと発表した。4月上旬から常陽銀行本店や、各支店のショーウィンドウに2選手のポスターが掲示されるとのこと。
 これまでもイメージキャラクターの起用は、鹿島の選手から。起用されるとポスター掲示などがあり、鹿島と常陽銀行の宣伝効果などを期待していると思う。
 でぇ、ちょっと個人的に印象があるのだが、「常陽銀行のイメージキャラクターに起用された選手は移籍する」という印象があるのは俺だけかな?と、ふと思った。そこで、本当にそうなのか、これまで常陽銀行のイメージキャラクターに起用された歴代選手をまとめてみた。

常陽銀行イメージキャラクター歴代起用選手
常陽銀行イメージキャラクター歴代起用選手

 赤字はシーズン途中、もしくはシーズン終了後まもなく移籍した選手を示している。人それぞれ印象度は違うと思うが、わりといるね、移籍した選手が。
 小笠原満男、内田篤人、安部裕葵、上田綺世は常陽銀行のイメージキャラクターに起用されていながら、シーズン途中に移籍している。まぁ、4選手とも海外移籍なので、さらなるステップアップのためなら仕方ない。
 野沢拓也はこれまでの功績から、2011年に初めて起用。しかし、翌年にヴィッセル神戸に完全移籍。その当時はイメージキャラクターとか、そういったことではなく、2011年もバリバリレギュラーの野沢が神戸へ移籍するなんて、全く考えていなかったし、まさに電撃移籍。2012年もイメージキャラクターに起用したかったんじゃ。
 その2012年は、増田誓志が起用される。前年途中からレギュラーに定着。その活躍があり、2012年は増田が起用されたと思われるが、前年の活躍とは打って変わって振るわず、ベンチ外になることも。同年終了をもって、鹿島を退団し、蔚山現代へ完全移籍した。
 2012年までは1選手を起用してきたが、2013年以降は複数の選手を起用している。長年鹿島で活躍している選手と若手選手、という起用が多いが、今年は中堅選手になりつつある常本と、まだ若手?の荒木が起用された。荒木に関しては、昨年オフに移籍の噂が報じられたこともあったが、昨年は不本意なシーズンだったものの、いずれは海外移籍の可能性はあるんじゃないかな。
 結局のところ、これってジンクスなのかな?中田浩二、小笠原満男、内田篤人、柴崎岳、上田綺世は複数年起用されていて、その最終年で移籍しているので、ジンクスになるのかな・・・。
 まぁ、ジンクスであるかは、人それぞれの印象ということで(笑)。イメージキャラクターに起用されたということは、それだけチームの顔になってきているということなので、非常に喜ばしいこと。常陽銀行さまには、鹿島アントラーズのクラブオフィシャルパートナーとして、これからもお願いしたいと思う。

序盤の5試合を終えて

 J1リーグ戦は第5節、鹿島は横浜FMに1対2で敗れ、5試合を終えて2勝2敗1分の勝ち点7のまま。
 さて、鹿島はシーズン開始前、トレーニングマッチやプレシーズンマッチで、J2相手に1勝4敗という成績で、かなり不安なシーズン前だった。シーズンが開幕し、開幕節の京都戦では2対0の快勝。序盤の5試合を終えた。ルヴァン杯は柏に引き分け、公式戦通算では2勝2敗2分の序盤となっている。
 日本代表の活動があるため、リーグ戦は一時中断する。ルヴァン杯はあるものの、ここで、序盤の5試合を終えての鹿島を振り返ってみることにする。

・試合内容はまずまず

 今年の鹿島、今トレンド?の4-1-2-3の布陣を基本に、状況によって途中から4-4-2や4-2-3-1(4-2-1-3?)にして、相手の状況によって対応している。
 とりわけ、新加入選手の活躍が光る。4-1-2-3の布陣では、知念は左ウイングとして、藤井は右ウイングとして、そして佐野がアンカーとして躍動している。4-4-2になると、鈴木と知念の2トップ、藤井は左サイドハーフに回って、樋口が右サイドハーフ、佐野がピトゥカとダブルボランチという布陣が多い。
 序盤の鹿島は、前半は相手を圧倒し、前半に先制点が入ることが多い。佐野が持ち前のボール奪取能力を発揮すれば、藤井は右からのスピードに乗った仕掛け、知念は前線の起点にもなれて、高さもある。
 これまでの5試合を見ていても、試合内容は悲観するものではない。ただ、呪われているのか、川崎戦では悪夢の逆転負けで、2015年2ndステージ以来の勝利はならなかった。マリノス戦も一定の手応えはありつつも、ほんの少しの差だと思う。諦めない姿勢、当たり前とはいえ、必死さは伝わる。あとは結果か。

・もはや欠かせない、佐野海舟

 福岡戦で不運な2枚のイエローカードで退場になり、マリノス戦では出場停止だったものの、佐野海舟は序盤のMVP級の活躍だったと思う。
 三竿健斗がポルトガルのサンタ・クララへ完全移籍し、守備能力の長けたボランチが不在のところ、町田ゼルビアから佐野海舟が加入。この序盤、アンカーとして三竿に匹敵、いやっ、それ以上の活躍かも知れない。
 三竿は相手にガツガツ当たって、ボールを奪うことが多いが、佐野はそれに加えて、相手のパスコースなどを読んで、タイミングをみて全力で奪いに行く。これだけ「海舟が回収」してくれると、DF陣が特に助かる。懸念されていた三竿の穴は埋まり、もはや鹿島に欠かせない選手となった。

・センターバックは解決も・・・

 昨年、コロコロと変わったセンターバック、関川とキム ミンテの鉄壁センターバックを期待も不安定。本職がボランチの三竿がセンターバックを務めることが多かったが、今シーズンから、植田と昌子が鹿島に復帰。
 昌子が宮崎キャンプの序盤でケガで離脱。植田と関川のプレースタイルが似たセンターバックコンビで開幕。3試合で3失点とまずまずだった。そして、昌子が第4節の福岡戦で復帰。マリノス戦に続いて先発。
 2014年から植田と昌子のセンターバックコンビが定着し、2018年に植田も昌子も海外移籍をしたが、これまでの活躍を知っているだけに、植田と昌子のセンターバックだと、安心感が違う。
 主力級のセンターバックが鹿島に復帰し、昨年とは変わり、センターバック問題は解決かと思うが、これではある意味困る。もちろん、植田と昌子は老け込む時ではないが、世代交代という観点からすると、このままでは困るということ。つまり、関川がどっぷりとレギュラーを努めてほしいという思いも。
 ただ、今年に関しては、強い鹿島を取り戻すため、タイトルを知る選手を呼び戻しているので、しばらくはそのベースを固めつつ、いずれは世代交代を進めるべきではないかと思う。

・戦力の底上げ

 序盤のリーグ戦5試合を終えて、概ねレギュラーメンバーは固定されている一方で、現時点では、レギュラーと控えとの差がやや大きい。
 ルヴァン杯の柏戦では、リーグ戦から関川以外の10人を入れ替えて臨み、松村のゴールで先制も、細谷のゴールで追いつかれ、引き分けた。松村は調子が上がってきた一方で、垣田、染野のレンタルバック組、荒木はもう少しというところ。カイキは横浜FC戦で、途中出場で勝利を決定付ける追加点を挙げたが、スロースターターなのか。エレケに関しては、負傷から練習に復帰しているものの、今年の公式戦の出場がない。
 昨年のマリノスのように、戦力を落とさずに、うまくローテーションできるといいなと思いつつ、鹿島が今後、マリノスのようにローテーションして戦うようには思わないが、レギュラー選手に負傷者などが万一出た際には、まだ調子の上がっていない選手たちの力は必要不可欠。戦力の底上げも必要となる。

【最後に】

 序盤の5試合は、超不安だったシーズン前とは違って「良くもなければ悪くもない」、といったところか。
 次はルヴァン杯の新潟戦になる。リーグ戦から中7日空いて、日曜日の開催になることと、次も中5日のリーグ戦のため、大幅な選手の入れ替えはあるかどうか。J1に復帰した新潟は調子がいいようなので、どういうメンバーで戦おうが、勝ちに行くだけ。
 結果として勝ち点7にとどまっているものの、試合内容は悲観するものではないし、このままブレずに、戦う姿勢を貫いてほしいと思う。俺自身、横浜FC戦から、しばらく現地観戦の予定はないが、近いうちにまた再開するので、現地観戦の鹿島サポーターの方々には、大きな声援で選手を後押しをしてほしい。まだまだこれから。

2023年プロ野球順位予想

 WBCワールドベースボールクラシック、侍ジャパンは決勝ラウンドを戦うため、アメリカに到着。日本時間の21日午前8時にメキシコと戦う。先のことは考えず、メキシコ戦だけを見据え、是非とも決勝進出を果たしてほしい。
 プロ野球はオープン戦のまっただ中で、シーズン開幕へ向けて、各チーム調整している。今思えば、開幕までもう2週間を切っているんやね。では、2023年プロ野球の順位予想をやってみることにする。

  • セ・リーグ
    • 優勝 阪神タイガース
    • 2位 東京ヤクルトスワローズ
    • 3位 横浜DeNAベイスターズ
    • 4位 読売ジャイアンツ
    • 5位 中日ドラゴンズ
    • 6位 広島東洋カープ
  • パ・リーグ
    • 優勝 福岡ソフトバンクホークス
    • 2位 オリックスバファローズ
    • 3位 北海道日本ハムファイターズ
    • 4位 埼玉西武ライオンズ
    • 5位 千葉ロッテマリーンズ
    • 6位 東北楽天ゴールデンイーグルス

■セ・リーグはヤクルトが一歩リードも

 優勝は「希望」で阪神(笑)。まぁ、それはさておき、今年のセ・リーグは、阪神、ヤクルト、DeNA、巨人が優勝を争うのではないかと予想する。
 リーグ2連覇のヤクルト、昨年の力という点では、他の5チームとは実力差があり(まぁ、優勝したからもちろんだが)、今年も一歩リードしているのではないかと見る。ポイントは守護神かと。マクガフが退団し、誰を守護神に指名し、シーズン通して守護神がハマるかどうかで、状況は変わってきそう。
 DeNAは強力な打線に、投手陣の整備も進んでいる。リリーフは昨年、伊勢がブレイク。山崎康晃も復活し、昨年オフにメジャーか?とも言われていたが、DeNAに残留。先発投手陣も充実してきた。目玉はバウアーかな。メジャーで5年連続の2桁勝利などの実績を引っ提げ入団。先発ローテとして1年間活躍できれば優勝も。
 巨人に関しては、ちょっと高齢化が進んでいることが懸念材料。これまで絶対的なエースとして君臨してきた菅野は、近年はケガの影響から、思ったほどの成績は残せていない。先発投手陣は、昨年初の2桁の12勝を挙げた戸郷が軸になるのではないか。ただ、WBCに選ばれている戸郷なので、どのようにローテしていくか。
 中日は投手陣は揃いつつあるが、打線次第か。新井さん、ごめんなさい、広島を最下位と予想してしまいました。投手陣と打線、何か少し足りない感じがする。侍ジャパンを離脱を余儀なくされた栗林は開幕には間に合いそうだが、先発投手陣と中継ぎ、もう1人くらい計算できる戦力がいるのか。打線にしても、軸となる選手は誰なのか、よくわからない。ただ、ちょっと不気味やけどね。

■パ・リーグは今年もオリックスとソフトバンクの一騎打ち?

 パ・リーグは、今年もオリックスとソフトバンクの2チームが一歩リードか。それ以外では不気味なのが、新庄監督率いる日本ハムか。
 とはいっても、オリックスは吉田正尚がメジャー移籍したのは大きい。ただ、FAで森友哉を獲得し、戦力は保っているか。投手陣に関しては、先発もリリーフも充実している。昨年、主に守護神を務めた平野は39歳になり、そろそろ後釜も見据えておいたほうがいいのではないかと。
 ソフトバンクも千賀がメジャー移籍したのは大きい。今年はこれまで守護神を務めていた森、中継ぎで見事に開花した藤井が先発に転向する模様。中継ぎから先発もそうだが、特に守護神を務めていた投手が先発に転向、これってなかなか成功しない。先発転向が成功するかがカギとなる。
 不気味なのが日本ハムか。昨年は元々戦力的に乏しく、最下位に終わったのはやむを得ない。BIG BOSSではなく、今年は「新庄監督」として「優勝だけを目指す」と明言。昨年首位打者に輝いた松本、才能開花の兆しの清宮が軸となって、戦うことができれば、サプライズはあるかも。
 西武は森友哉が抜けたのは大きい。これまで「山賊打線」としてチームに貢献してきただけに。投手陣は昨年リーグトップだっただけに、かつての山賊打線復活となれば。
 ロッテと楽天は共に外国人野手がカギか。ロッテは巨人からポランコを獲得。そして、若い日本人野手のポテンシャルは高い。そのポテンシャルが開花すると、上位進出もあり得る。楽天は涌井が中日に移籍、投手陣も高齢化してきた。田中将大はこれまでの全盛期まではいかないものの、ベテランらしい投球をみせてほしい。あとは、最近は外国人野手のハズレが続いているので、外国人野手が当たれば、上位進出もある。

【最後に】

 セ・リーグ、パ・リーグ、それぞれの順位予想をしてみた。阪神に関してはシーズン開幕前までに、詳しく述べてみることにする。セ・リーグは、ヤクルトが一歩リードしていると思うが、懸念点はどのチームにもあるので、混戦になるかも知れない。パ・リーグにおいても、今年もオリックスとソフトバンクの一騎打ちと予想したが、混戦もありえる。
 俺自身、新型コロナウイルスの影響で、2019年を最後に、プロ野球の現地観戦をしていない。今年、ようやく声出し応援が復活し、トランペットによる応援も、予め録音しておいたものではなく、生のトランペットで聴ける。Jリーグの場合は、優勝のかかった試合となると、大体残り3試合くらいの状況が多いので、残り3試合のチケットを買えばいいが、プロ野球は難しい。鹿島の優勝は現地観戦で見ているが、プロ野球はまだ優勝の瞬間を現地観戦で見たことがない。阪神の優勝を現地観戦で見たいなぁ。
 今年はどこかで甲子園に行きたいと思っているが、ちょっと予定はさておき、プロ野球開幕もあと2週間を切り、開幕が楽しみになってきた。今年はどこが優勝、日本一になるか、WBCが終われば、いよいよプロ野球。2023年も楽しみ。

侍ジャパン、3大会ぶり3度目のWBC優勝!

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、日本がアメリカを3対2で下し、2009年大会以来14年ぶり3度目の優勝を果たした。日本中が大いに沸いている。
 この日は平日、もちろん俺自身は仕事ではあるが、在宅勤務。なので、テレビを付けて、時々テレビを見ながら仕事をしていた(笑)。それなりに仕事は進むが、やっぱり気になるわなぁ(笑)。大谷がトラウトから空振り三振、歓喜の輪が広がった。本当によかった。
 3月9日に1次ラウンド初戦を迎えた日本代表、4戦全勝で1次ラウンドを突破し、準々決勝ラウンドでイタリアを下し、準決勝ではメキシコにサヨナラ勝ち、そして決勝ではアメリカに下し、3大会ぶりの優勝を果たした。今回の日本代表の戦いぶりを振り返ろう。

・点差は広がったが、決して楽ではなかった1次ラウンド

 初戦の中国戦、実力という点から、コールドで勝利するかなとも思われたが、決してそんなことはなかった。初戦という難しさか、四球は多く選ぶも、残塁の山。大谷の二塁打などで、5回終了時点で3対0でリードも、6回表に戸郷が痛恨のソロ本塁打を浴び3対1。7回と8回で得点を挙げ、8対1で勝利も、初戦の難しさかという試合内容だったかと。
 韓国戦では、韓国先発のキム・グァンヒョンが2回まで素晴らしいピッチング、3回表にヤン・ウィジに3ラン本塁打を許し、0対3と嫌な流れになりそうになった。しかしその裏、ヌートバー、近藤、吉田正尚のタイムリーで4点を取り逆転。キム・グァンヒョンは2回までの投球とは別人のような感じに。その後、韓国の小刻みな投手リレーにも動じず得点を重ね、13対4で韓国を下した。
 チェコ戦では、1回にいきなり先制点を奪われる展開も、3回と4回にそれぞれ3点4点。その後も得点を重ねた。オーストラリア戦では、初回に大谷の3ラン本塁打で主導権を握り、投げては山本由伸が4回を被安打1無失点の好投。4戦全勝で1次ラウンドを突破した。
 まぁ、初戦の中国戦と次の韓国戦で、ちょっと嫌な流れになりそうかとよぎっただけに、韓国戦では、すぐさま逆転に成功したことがよかった。点差は広がって、スコア的には快勝だが、ちょっと間違えると、このまま嫌な流れになりそうというところはあったと思う。

・危なかったメキシコ戦

 準々決勝ラウンドでイタリアを9対3で下し、準決勝に駒を進めたが、最大のピンチはメキシコ戦だったんじゃないかと。
 3回まで無失点で抑えた佐々木朗希、しかし4回にウリアスに痛恨の3ラン本塁打で先制を許す。7回に吉田正尚の3ラン本塁打で同点に追いつくも、8回に2点勝ち越される。その裏に山川の犠牲フライで1点差にしたものの、メキシコにリードを許す展開に。
 1点差にしたとはいえ、8回にすぐに勝ち越されたときには、ちょっとヤバいかと思った。9回裏、1点ビハインドの状況から、この回の先頭の大谷がいきなり2塁打。これが大きかったね。大谷はチームを鼓舞する雄叫びをあげた。これで「ひょっとしたら?」というのも頭にあり、吉田正尚の四球で1、2塁となったところで、ここまで不振にあえいでいた「村神様」が逆転サヨナラ2塁打で決勝進出。

・先制許すもすぐに勝ち越し、岡本の本塁打が効いたアメリカ戦

 決勝のアメリカ戦、先発の今永が2回にターナーに先制ソロ本塁打を許す。やはり「さすがやな」と思ったが、その裏に、メキシコ戦で逆転サヨナラ2塁打を放った村上が、ライトスタンドへ完璧な本塁打。村神様も(スタンドに入ることを)確信したね。その後、ヌートバーの一塁ゴロの間に勝ち越しに成功。
 そして、4回に岡本がソロ本塁打を放ち、2点差にする。結果的にこれが効いた。メキシコ戦ではホームランキャッチをされてしまったが、今度こそは真の本塁打。
 8回にダルビッシュがシュワーバーにソロ本塁打を浴び、1点差に。今大会のダルビッシュは、決して調子は良くなかったと思うが、同点にはされなかった。
 まぁ、やっぱり来たね、9回に大谷が投手としてマウンドに。先頭に四球は許したものの、ベッツをダブルプレーに。これが非常に大きかった。塁を埋められると、さすがの大谷も危なかった。そして、世界中が注目したと思うトラウトとの対決、最後の大谷のスライダー、すごい鋭く曲がってたね。

・大谷の大会MVPは納得、でももう2名推したい

 今大会のMVPには、大谷翔平が選ばれた。投打に活躍し、納得の選出。でも、俺自身はもう2名推したいと思っている。
 1人目は吉田正尚、途中から不振の村上に代わって4番に。嫌な流れの中での一発やタイムリーで、今大会の打点王。元々三振も少なく、今大会も三振は1つのみ。今年からメジャー挑戦で、これからメジャーの球に対応しないといけない状況で、侍ジャパンのために役割を担ってくれるなんて、こんなに嬉しいことはない。
 もうひとりは近藤健介。大会を通じて2番に固定され、持ち前の選球眼、ヒットメーカーぶりを発揮とともに、出塁率も5割。これだけ何でもできて、チャンスメークもでき、クリーンアップに繋げる役割もできると、2番バッターとして外せない。大谷などが目立っているが、近藤の活躍も素晴らしかった。

【最後に】

 侍ジャパン、本当におめでとう!!日本中が沸きに沸いた。日本人選手だけではなく、他の外国人選手からすると「関係ない」と言われると思うが、代表に選ばれた選手の多くは、今大会に合わせて、いち早く体作りをしなければならない。そういった調整も大変やったやろう。本当にお疲れ様です。
 これで侍ジャパンは解散し、所属チームのもとでシーズン開幕に備える。解散は寂しくなるが、次の大会で新しい侍ジャパンで、WBC連覇を目指してほしい。まずはお疲れ様でした。そして、新シーズンの活躍を期待しています。おめでとうございました!

2023年の阪神タイガースは?

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンの優勝、まだ余韻が残っている中、プロ野球の開幕も一週間を切っている。プロ野球もいよいよ開幕する。
 さて、今回は、応援している阪神タイガースの2023年を占う。1986年から2002年までの17年間、Aクラスは僅か2回で最下位10回という、所謂「暗黒時代」があったが、2006年から2022年までの17年間はAクラス12回、最下位1回ではあるものの、暗黒時代と同じ17年間優勝がない。今年こそ18年ぶりの優勝を期待したいところ。今年の阪神を占ってみよう。

・豊富な先発投手陣

 昨年、青柳が新型コロナウイルス陽性により、藤浪が開幕投手を務めたが、その藤浪は今年から大リーグのアスレチックスでプレーする。今年は青柳が開幕投手を務める。
 その青柳、伊藤将司、才木、西勇輝、西純矢らはほぼ確実と見られたが、伊藤将司は左肩の違和感で開幕が微妙。西純矢は22日の巨人戦で5回5失点で、開幕ローテが危ぶまれていると報じられている。2年目の桐敷、現役ドラフトで獲得の大竹も候補。あとは新外国人投手のブライアン・ケラー、昨年僅か1勝に終わった秋山も候補。岩貞が先発転向とも言われていたが、昨年に引き続き中継ぎの可能性もある。先発を担うと思われる投手の数は豊富だが、開幕から2週間くらいを見て、ローテ再編というのもあるかも。

・リリーフも人材はいるが、守護神は?

 今年も中継ぎ、抑えを務められる投手はそれなりにいる。主な中継ぎとしては、カイル・ケラー、新外国人投手のビーズリー、加治屋、浜地、島本、石井、そして岩崎が今年は中継ぎを務める模様。ビーズリーは右膝痛の影響で、別メニュー調整。開幕はどうか。
 守護神はどうやら湯浅が務める模様。WBCに出場して、コンディションはどうか。昨年は最優秀中継ぎ投手賞を受賞し、飛躍を遂げた。今年はシーズン通して守護神として期待される。腰椎の疲労骨折の経験があるので、体をケアしながら努めてほしい。
 2005年は鉄壁のリリーフ「JFK」を擁して、優勝に導いた岡田監督、15年ぶりに再登板の岡田監督が、このJFKのような鉄壁リリーフを構築しようとしているのか、登板過多を極力なくし、多くのリリーフ陣で柔軟に対応していくのか、このあたりの起用法は注目したい。

・「貧打」は解消するか?

 近年は、外国人野手のハズレなどもあり、貧打に泣かされている阪神、今年は大山をファースト、佐藤輝明をサードに固定、梅野を正捕手として、軸を固めようとしているように思う。
 矢野前監督とは違い、守備位置の固定は賛否はあると思うが、佐藤輝明はやはり内野が向いているのか。プロに入ってから、もしくはしばらくして内野手から外野手に転向した選手、松井秀喜や福留孝介らがいる。彼らは外野が適正だったかも知れないが、佐藤輝明も彼らと同じ流れになるのかなと思ったが、元々内野をやりたい佐藤輝明だったかと思うので、これで結果が出れば。
 セカンドとショートは激戦になる。WBCに出場した中野は、今年からセカンドにコンバート。左打者の多い阪神の中で、日本ハムから移籍してきた右打者の渡邉諒とセカンドのポジションを争うものと思われる。ショートは主に木浪と小幡が争うものと思われる。しぶとい打撃が定評の糸原も、セカンドやサードが務められるし、特にセカンドとショートは激戦に。
 外野に関しては、センターは近本でほぼ決まりか。レフトは新外国人のノイジー、ライトは新人の森下になる可能性がある。外野手の候補としては、新外国人選手のミエセスがいるが、打力はよさそうだが、守備に懸念がある。昨年123試合に出場した島田、4年目でブレイクの期待がかかる井上も候補だったが、井上に関しては開幕2軍が決定的とも言われている。
 新人の森下、ノイジーが今のところ、開幕スタメンに名乗りを上げそうだが、彼らのでき次第で貧打解消の可能性がある。開幕スタメンが固まってきそうだが、誰が開幕スタメンか。

・5年連続リーグ最多失策、失策は減るか?

 2018年から5年連続でリーグ最多失策を記録している阪神。甲子園は土のグラウンド、確かにイレギュラーバウンドをして、失策に繋がることはあるが、大事な場面での失策、それが失点に繋がることも見られた。
 元々守備力には定評のある山本、小幡らが貴重な戦力と期待される。昨年は残念ながら18失策でリーグの「失策王」になってしまった中野、今年からセカンドにコンバートということで、このコンバートが成功するかもカギとなる。あとは、外野の守備という点では、新外国人のノイジー、新人の森下はどうか。

【最後に】

 2023年の阪神、投手力に関しては、昨年は思ったほど成績が残せなかったこともあるが、今年も12球団屈指の豊富な投手陣を持っている。やはり、近年の課題の「貧打解消」と「失策減少」が求められる。
 オープン戦で「よさそう」と確信も、シーズンに入ったらダメだった(逆も然り)というのはよくあること。長いシーズンで、全員が調子がいいとか、そいうったことはなく、どこかで調子を落とすこともある。それを最小限にとどめられるか。
 2008年以来の再登板となった岡田監督、2004年と2005年は金本、今岡の4番と5番が本塁打や打点を量産。特に2005年の今岡は、神がかり的な勝負強さで、147打点を記録。シーツ、金本、今岡のクリーンナップで優勝に導いた。やはり軸となるのが大山と佐藤輝明だと思う。彼らが軸になって、18年ぶりの優勝に導いてほしい。

町田浩樹、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ完全移籍

 3月29日、鹿島は、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)へ期限付き移籍中の町田浩樹が、同クラブへの完全移籍を発表した。
 何かと忙しくて、今日、この町田浩樹の移籍を語りたい。一言で言えば「ビッグになれ!」という思いが強い。町田は2014年のJユースカップの時に知った。当時は2年生だったが、空中戦に強そうやなという印象だった。相手の攻撃もしっかり封じているところを見て、これはトップ昇格もあるなと。
 そのトップ昇格は2016年。同期入団には田中稔也(現:レノファ山口)、平戸太貴(現:京都サンガF.C.)、垣田裕暉がいた。平戸や垣田がすぐに期限付き移籍、田中は2019年に群馬へ完全移籍する中で、町田は鹿島に残って、年々力をつけてきた。2019年は、サイドバックの人材難ということもあり、本職ではない左サイドバックの起用にも応えてきた。
 そして2021年は、キャリアハイの34試合出場5得点を記録。同年終盤は、関川とのセンターバックコンビが機能した。今後のセンターバックは関川と町田で、と思ったら、翌年にロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへの期限付き移籍が発表された。
 負傷によって、やや長期の離脱もありながら、完全移籍を勝ち取ったことは喜ばしい。冨安健洋の負傷による辞退ではあるものの、日本代表にも初招集された。3月の代表の試合では、出場機会はなかったが、左利きの大型センターバックという、日本代表の新たな戦力として、活躍が期待される。
 完全移籍を勝ち取って、ここからが勝負だと思う。鹿島には現在、センターバックが本職の選手に昌子、植田、関川、キム ミンテ、津久井がいるので、早期に戻ってきてもポジションはないよ。なので、町田にはビッグになってほしい。これまでありがとうございました。


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