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第601回〜第610回

2022年プロ野球、今季の12球団「簡単な一言」で評価する

 プロ野球の日本シリーズは先週、オリックスがヤクルトを4勝2敗1分で日本一に輝き、昨年の雪辱を果たした。オリックスに関わる皆さん、おめでとうございます。今は侍ジャパンの強化試合は行われているが、今季の2022年のプロ野球が終了した。
 今後はFA選手の動向など、来季へ向けてのチーム整備が進められていくと思われる。ここで、今季の12球団の2022年、簡単な一言で評価してみることにする。

  • セ・リーグ
    • 東京ヤクルトスワローズ・・・村神様
    • 横浜DeNAベイスターズ・・・躍進!
    • 阪神タイガース・・・投手王国、打線貧弱
    • 読売ジャイアンツ・・・投打がかみ合わず
    • 広島東洋カープ・・・強いのか、弱いのか
    • 中日ドラゴンズ・・・打線が・・・

■2年連続リーグ制覇、ヤクルト

 まぁ、ヤクルトの投打が充実していた結果だと思う。投手は小川を筆頭に、サイスニード、高橋奎二などが先発ローテーションを担い、リリーフも木澤が9勝、田口や清水も今年も活躍。日本シリーズのマクガフの状態は気になるが、守護神として全うした。
 打線はやっぱり村上でしょう。55本塁打まではいくものの、56本目がなかなか出なかった。レギュラーシーズン最終戦の最終打席でようやく出た56号、そして令和初の三冠王。新語・流行語大賞に「村神様」がノミネートされたが、大賞かも知れないね。
 村上だけではなく、4番村上の次の5番オスナの活躍も大きい。長岡や内山など、新しい戦力の台頭も大きい。投打に充実しているヤクルト、黄金時代を感じさせる。

■躍進、横浜DeNA

 昨年は新型コロナウイルスの影響による入国制限などで、最下位に沈んだDeNA、今季は2位と躍進を遂げた。強力打線の中、投手陣が整備されてくればと思ったら、伊勢の台頭が大きかったと思う。これによって、エスコバー、伊勢、そして今季復活した山崎康晃。リリーフ陣の充実があって、2位に躍進した。
 打線に関しては、牧が2年続けて本塁打20本以上、佐野も22本塁打の活躍。オースティンが負傷の影響で、今季は主に代打起用になったのは痛かったかと思うが、本来の力を発揮すれば、かなりの強力打線になる。そして、昨年にノンテンダーとなり、DeNAに移籍してきた大田も勝負強さを発揮し、チームに貢献。

■ヤクルトとの実力差が開くかも知れない

 阪神に関しては、以前にも述べているので詳しく述べないが、12球団トップのチーム防御率を誇る投手陣も、貧弱な打線やエラーの多さに泣かされた。
 巨人は総合力はあるものの、主力の高齢化の影響か、投打がかみ合わない試合が多かった印象。広島は九里と大瀬良がそれぞれ6勝と8勝止まりが響いた。打線もリーグトップの打率とは思えないほどの印象。中日に関しては、やっぱり打線。立浪監督が今季就任し、打線のテコ入れが行われて、改善されていくかと思ったが、改善されず。チーム本塁打はリーグ最少。
 今季の戦いを見ると、やはりヤクルトの実力がかなり上回っていて、実力差が思った以上に開いている感がある。このままでは、実力差が開く一方。これをどう来季、縮めていけるか。

  • パ・リーグ
    • オリックスバファローズ・・・悲願!
    • 福岡ソフトバンクホークス・・・悪夢・・・
    • 埼玉西武ライオンズ・・・いつの間にかチーム防御率リーグトップ
    • 東北楽天ゴールデンイーグルス・・・序盤好調も失速
    • 千葉ロッテマリーンズ・・・打線の誤算かな
    • 北海道日本ハムファイターズ・・・BIG BOSS

■26年ぶり日本一、オリックス

 今年も2年連続でリーグ制覇したオリックス、日本シリーズでは4勝2敗1分で、昨年はヤクルトが日本一、今年は雪辱を果たし、オリックスが日本一に輝いた。
 山本、宮城、山岡、田嶋らの先発陣に、リリーフ陣も阿部、宇田川なども台頭。日本シリーズではワゲスパックが胴上げ投手に。投手力がすごく光った。打線はラオウ杉本が、序盤の不振やコロナ陽性などもあり、昨年より成績を落としたが、日本シリーズMVPにも輝いた杉本、コンディションが整えば、完全復活できると思う。

■マジック1も・・・、ソフトバンク

 昨年4位に終わり、今年はリーグ制覇へ向けて再スタートを切ったソフトバンクだったが、マジック1からまさかのV逸。何なんやろうか、これがプレッシャーか。
 先発投手陣ではエース千賀が11勝、東浜が10勝など、悪くない活躍だったと思う。リリーフでは森が誤算だったが、藤井の才能開花が大きい。広島を戦力外になって、四国ILplus・高知を経て、NPBに返り咲いた苦労人。終盤、西武山川にサヨナラホームランを打たれた時に、藤井は号泣。ただ、これまで一生懸命投げてきて、誰も責めることはないと思うし、今季は飛躍の一年になった。
 打線は栗原の離脱が響いた。あとはそろそろ中軸を担える選手の台頭がほしいところか。松田が今季で退団し、柳田も34歳。栗原は離脱。三森と新人の野村勇が頭角を現したが、野村勇は中軸を担えるタイプの選手なのか。上林が伸び悩み、栗原が離脱が響き、打線の課題が残った感じになったかと。

■これから混戦予想

 昨年は42年ぶりに最下位に沈んだ西武は、今年3位になった。いつの間にかチーム防御率がリーグトップ、確かに先発では高橋光成、與座、エンスが10勝以上、リリーフに回ったサッカー選手と同姓同名の本田圭佑の飛躍、平良、そして増田の復活もあり、投手陣も整備され始めてきた。これまでの山賊打線というわけではないが、山川が41本塁打で、復活してきた。
 楽天は序盤は快調に首位を走っていた。ノンテンダーになり、楽天へ移籍した西川が躍動し、序盤の首位快走に貢献も失速。今年も外国人野手がハズレ。ロッテも外国人野手のマーティンとレアードが振るわなかった。投手や若手野手は育ってきているので、外国人野手とかみ合えばと。
 注目だった日本ハムは最下位。元々の戦力が厳しく、最下位予想をしようと思ったが、不気味なところを買って4位予想としたが、やっぱり最下位だったかぁ。元々厳しい戦力の中で、BIG BOSSがいろいろとわからないことをやってきて、それが実を結んだかとなると、まだこれからだと思うが、昨年一軍出場のなかった清宮が18本塁打で、飛躍のきっかけを掴んだシーズンだった。清宮だけではなく、松本剛が首位打者を獲得するなど、今後楽しみな選手が揃っているので、来季は混戦になる可能性がある。

【まとめ】

 両リーグとも「2年連続」が多かった感がある。ヤクルトとオリックスが2年連続のリーグ優勝、村上は三冠王(本塁打は2年連続)、山本は2年連続投手五冠。村上と山本はおそらく「2年連続」でMVPを獲得しそう。
 セ・リーグは、このままだとヤクルトの実力差が開いていくんじゃないかと。そこをどのように他のチームが戦力をアップさせていくか。かみ合えば、どこでも優勝できる戦力はあると思う。パ・リーグに関しては、オリックスが地力が付いてきたこともあるが、吉田正尚の去就が気になるし、ソフトバンクもエース千賀は大リーグ挑戦を表明しているし、来年も混戦になりそう。
 今季も甲子園への現地観戦はゼロだった。新型コロナウイルスの状況は、現在「第8波」の入り口に入ったのではないかという見方があるが、ケルベロスとかグリフォンとか、そんな通称いらんから、何とか終息してほしいものだが・・・。まぁ、まだまだ無理かぁ。

2022シーズンの鹿島を振り返る

 2022シーズンのJ1リーグは終了し、あとはJ1参入プレーオフの決定戦、京都vs熊本の対決が13日に行われ、そしてJ3は残り2節となっている。毎年恒例の「簡単な一言」シリーズは、京都と熊本の試合が残っているので、来週以降にやろうと思っている。
 さて、今日は2022シーズンの鹿島を振り返ることにする。国内タイトルは今年もなく、6年連続で国内タイトルなし。2018年にACLを制して以降、なかなかタイトルが取れない。まぁ、ACLの祝賀ムードが長かったかも。残念なシーズンになってしまった、2022シーズンの鹿島を振り返ろう。

・クラブ史上初の欧州国籍の監督、コーチ招聘も・・・

 今年はクラブとして大きな動きとして、監督にスイス国籍のレネ ヴァイラー、コーチに大宮と湘南でプレー経験のあるドラガン ムルジャ(セルビア)、フィジカルコーチにマヌエル クレクラー(ドイツ)という、欧州国籍のコーチを招聘。韓国、ブラジル国籍以外の監督とコーチの招聘は初。
 序盤は新型コロナウイルスの影響で、ヴァイラー監督は来日できず、岩政大樹コーチが暫定的に指揮。3月13日にヴァイラー監督が合流した。鈴木優磨、上田綺世の2トップが機能し、一時期首位に立っていたチームも、上田綺世がベルギーへ移籍してから、状況が一変。8月7日に、チーム状況と今後の方向性について協議した結果、双方合意のもとで契約解除となった。ドラガン ムルジャとマヌエル クレクラーの両コーチも契約解除。
 堅守速攻のサッカーに、縦に速い動きを求める傾向のあった戦術、機能しないと「縦ポン」と揶揄されるが、一時期首位に立っていた時には、今年は優勝期待できそうと思った。上田が移籍してから歯車は狂い、退任に至ってしまった。

・8敗は全て「シーズンダブル」

 今季の成績は13勝13分8敗の勝ち点52。8敗は横浜FM、川崎、広島、FC東京にそれぞれ「シーズンダブル」。これまで、それほど苦手にしていなかった横浜FM、FC東京だったが、今年の横浜FM戦に関しては「力負け」、FC東京戦に関しては新戦術の前になす術なし、という印象。
 昨年のアウェイ広島戦では大勝したが、今年はアウェイで完敗。これは広島が3-1-4-2に変えてきたことで、戸惑いもあったと思う。ホームでは川村にJ1初ゴールを含む完敗で、翌日にヴァイラー監督は退任。
 川崎には相変わらず勝てない。リーグ戦では、2015年2ndステージを最後に勝利がない。今季もシーズンダブル。ただ、少しは進歩しているかも知れない。ホームでは、川崎の4-1-2-3に対して、アンカーの橘田へのケアとして、中盤をダイヤモンド型4-4-2に変更と同時に、中村をアンカーで投入してから流れが変わった。それ以降、ダイヤモンド型4-4-2にした布陣で戦うことが多くなった。
 上位3チームとFC東京にシーズンダブル、順位的にも上位に勝てないということは、力負けなのか。まだまだ力が足りない、というのが現実。

・固まらなかったセンターバック

 今季の大きなポイントのひとつが、センターバックが固まらなかったこと。以前も述べているが、シーズン当初は関川とキム ミンテが軸となって、戦うはずだった。しかし、シーズン通して不安定で、本職がボランチの三竿がセンターバックを務める試合が多く、林に関しては怪我の影響で、ほとんど出場できなかった。
 最も出場機会があった関川、4年目だった2014年の昌子と比べたら、まだまだ心許ない。昌子はどっぷりレギュラーとして才能を開花させたが、関川に関してはまだもうちょいというところ。
 シーズン終盤の清水戦とG大阪戦、新たに4-1-4-1を導入し、三竿がアンカー、センターバックに関川とキム ミンテという布陣が機能。三竿がアンカーを務めたことで、守備が安定し、いずれも無失点。これが来季につながることを期待したい。

・上田綺世の移籍が大きく響く

 シーズンが始まり、開幕節のG大阪戦では、上田の2得点、鈴木の1得点があり、3対1で勝利した。その後、上田と鈴木の2トップが機能し、首位に立っていたこともあった。
 上田のリーグ戦出場は、第18節の名古屋戦が最後となり、18試合出場で10得点の成績を収めて、ベルギーへ移籍した。上田が移籍する前、第18節までの成績は10勝4分4敗、上田がチームを去った第19節以降の成績は、3勝9分4敗。リーグ得点ランキングトップだった上田の移籍は非常に痛く、監督交代後も穴を埋めることができなかった。引き分けが非常に多く、勝ちきれない試合が続いた。
 その穴を少しでも埋めようと、クラブ史上初のナイジェリア国籍のエレケが加入も、チームのフィットに時間を要し、磐田戦の1ゴールにとどまった。

・GKはレギュラー争いの始まりか

 今季のGKの起用、リーグ戦ではスンテ、カップ戦では沖が起用されることが多かった。シーズン終盤、第27節まではスンテが務めたが、第28節と第29節は沖、第30節以降は早川が務めた。
 早川は昨年、天皇杯での起用は1試合あるものの、リーグ戦デビューは今年の第30節の鳥栖戦だった。それ以降、最終節まで早川が務めて、一気にレギュラーか?と期待が高まった。
 第30節以降は早川が務めたが、来季はどうなるか。こればかりはわからなくなった。スンテは、コーチ手形付で契約延長のような一部の報道がある。さほど年齢の差が大きくない早川、沖、山田との間で正GK争いが勃発しそう。ここは来季の楽しみのひとつになった。移籍しないでね。

・それでもリーグ戦は昨年に続き4位

 優勝した横浜FMと2位川崎の2チームは、いずれも勝ち点は60を超えていて、近年はこのマリノスと川崎の2強時代のようになっている。鹿島はルヴァン杯ではプレーオフステージ敗退、天皇杯は準決勝敗退、これだけの誤算があったにも関わらず、リーグ戦は昨年に続いて4位。
 このあたりは、長年培った戦い方があり、それをベースにアップデートしていった結果だと思う。今年は、昨年までやってこなかったダイヤモンド型4-4-2、シーズン終盤は4-1-4-1の布陣にも取り組み、一定の効果はあったと思う。来年は、これをどのように活用してくか。

【最後に】

 今年も無冠のシーズンとなってしまった。U-NEXTに「FOOTBALL DREAM 鹿島アントラーズの栄光と苦悩」というドキュメンタリーが配信されている。全8話に分かれていて、全部見た。詳しくは述べられないが、この中で小笠原満男テクニカルアドバイザーが「どこかでタイトル取らないと、『普通のチーム』になってしまう」、という言葉が響いた。6シーズン国内タイトルなしだと、本当にそのように言われてしまっても文句は言えない。タイトルを知っている選手が少なくなってきている今、最も欲しいのはタイトル。
 シーズン終了後、植田直通、昌子源、柴崎岳の獲得に乗り出すという報道を見た。タイトルを知る選手が戻ってくる可能性、どうかなぁ。確かにみんな戻ってきてほしい。しかし、今後の鹿島のことを考えるとどうなのか。植田の後継者が関川と思っているし、昌子と柴崎はベテランの区域に入った。う〜ん、現実的にどうなのか。
 今後、本格的に来シーズンへ向けての動きが活発化してくる。どのような報道が出て、誰が退団して、誰が加入してくるか。ここは今後に注目する。チーム練習としては11月19日まで。プロ野球の秋季キャンプみたいな感じで、少しでも力をつけて、オフシーズンを過ごしてほしい。今年も無冠で、残念なシーズンとなったが、来年こそタイトルを取れるように応援したい。

2022シーズンのJ1クラブを「簡単な一言」で評価する

 J1参入プレーオフの決定戦が行われ、京都は熊本と引き分けて、規定により京都がJ1残留を果たした。2022シーズンのJ1とJ2は全日程を終えた。あとはJ3の最終節を残すのみ。
 改めて、横浜F・マリノスに関わる全ての人へ、優勝おめでとうございます。今年も新型コロナウイルスの影響により、試合の延期があり、さらに今年はワールドカップが開催されるため、シーズンが早く終わる必要があったが、全日程を終えることができた。では早速、J1クラブに関して「簡単な一言」で評価し、2022シーズンを振り返ることにする。

  • 安定の強さで栄冠・・・横浜F・マリノス
  • 取りこぼし・・・川崎フロンターレ
  • ルヴァン取ったぞ〜・・・サンフレッチェ広島
  • 欧州路線も…・・・鹿島アントラーズ
  • 関西勢唯一の奮闘・・・セレッソ大阪
  • 浸透してきたら怖い・・・FC東京
  • 一泡吹かせた・・・柏レイソル
  • 再びJ1最少失点・・・名古屋グランパス
  • 三ヶ年計画の三年目だったが…・・・浦和レッズ
  • また10位・・・北海道コンサドーレ札幌
  • 一泡吹かせた・・・サガン鳥栖
  • 忍者ポーズ・・・湘南ベルマーレ
  • グチャグチャも徐々に修復・・・ヴィッセル神戸
  • 残留争いの常連になりたくない・・・アビスパ福岡
  • こんなはずでは…・・・ガンバ大阪
  • 辛うじて残留・・・京都サンガF.C.
  • まさか…・・・清水エスパルス
  • ルキアンがいてたらどうなってたかね・・・ジュビロ磐田

■ターンオーバー実を結んだ、横浜F・マリノス■

 昨年、ポステコグルーから引き継いだマスカット監督、昨年は途中から指揮するも、川崎とのマッチレースの上、2位となった。
 オフに前田大然がセルティックに移籍し、仙台から西村、昨年途中まで札幌に所属していたアンデルソン ロペスなどを補強したシーズン。さらにACLもあり、過密日程だったが、ターンオーバーで、選手の疲労度を極力溜めない対策が成功し、見事に3年ぶりのJ1優勝を果たした。
 GKの高丘は全34試合3,060分フル出場だが、フィールドプレーヤーでは、MVPに輝いた岩田で32試合2,715分、他のフィールドプレーヤーは2,000分前後の選手ばかり。特にレオ セアラは、31試合1,301分の出場で11得点。フル出場が少なく、これだけ限られた時間でのプレーで11得点、もっと出場していたらどうなっていたか。

■少し綻びが出てきたのか、川崎フロンターレ■

 J1リーグ史上2クラブ目の3連覇を目指したシーズン、サッカー解説者や記者などでも、3連覇を予想した人も多かったと思う。しかし、3連覇はならず。
 開幕節でFC東京に勝利も、第2節の横浜FM戦では、4失点の逆転負け。そこから持ち直すものの、C大阪戦や湘南戦でまた4失点。時よりあれっ?という感じで、試合ごとに内容が極端に違っていた。新型コロナの集団感染の影響や、ジェジエウが開幕から長期の離脱があったのは痛かったと思う。昨年MVPのレアンドロ ダミアンも第26節の福岡戦以降、負傷により出場できなかった。
 チャナティップがいまいちフィットしなかった一方で、マルシーニョがチームトップタイの12得点、ベテラン家長も健在で12得点。最後は4連勝で意地を見せたが及ばず。
 意地は見せたものの、3連覇には届かず、また3年の月日をかけて3連覇に挑戦することになる。しかし、2017年以降主力として支えてきた選手たちが高齢化。橘田や脇坂は、サッカー選手としていい年齢だが、小林が35歳、家長が36歳、彼らの後継者の発掘も必要不可欠やろう。

■一泡吹かせた、柏レイソルとサガン鳥栖■

 この言葉がふさわしいかも。柏と鳥栖。サッカー解説者や記者などでも「降格候補」と言われていたが、柏は7位、鳥栖は11位と健闘した。
 柏はクリスティアーノや仲間らが抜け、非常に厳しいシーズンになるのかなと思われていたが、細谷らの活躍により、上位に食い込んでいた。シーズン後半からベテラン武藤の活躍もあった。
 鳥栖に関しても、昨年の主力の山下や樋口らがそれぞれ移籍し、大幅に選手が入れ替わった。厳しいシーズンになるかと思われたが、序盤は中位以上に食い込み、上位を伺おうという状況だった。シーズン終盤はやや失速気味で、最終的には11位で終えたが、柏と鳥栖は厳しいのではないかという下馬評は覆した。

■まさかの静岡勢の降格■

 残留争い、京都はJ1参入プレーオフの決定戦で、熊本に引き分けて残留を決めた。今季の降格は、磐田と清水。まさかの静岡県勢の2チームが降格となった。
 磐田の場合、昨年はJ2得点王のルキアンがいて、安定した強さでJ1に復帰した。しかし、昨シーズンオフに、そのルキアンが福岡へ移籍した。この影響って大きかったか。その穴を埋めようと、杉本健勇が加入したが、1得点止まり。ファビアン ゴンザレスは6得点を記録していたものの、10月19日に契約締結時に規則違反があったとされ、残りの試合に出場することができなかった。
 清水に関しては、チアゴ サンタナが14得点の得点王に輝くも降格。一時は残留争いから抜けそうかと思われたが、最終節で逆転負けを喫し、J2降格。悪くないメンバーが揃っていて、降格するということは、選手起用の方法に問題があったのか。

【最後に】

 俺自身は、全チーム見ているわけではないので、各チームの戦術とかはよくわからない。日向坂46の影山優佳、彼女すごいね。サッカー解説者顔負けの解説。21歳ながら、ここまでサッカー好きとは。全チームの振り返り、彼女にやってほしいわ(笑)。
 今年は「打倒川崎」「3連覇阻止」を目指して、戦ったシーズンだったが、鹿島サポーターの俺としては、鹿島しか成し遂げていないJ1リーグ3連覇を川崎に許さなかったことはホッとしている。来年はマリノスに連覇を許さないシーズンになってくる。
 今年はシーズン途中から、声出し応援が復活。必ずマスクの着用や、1席空けての声出しなど、完全にはコロナ前には戻っていないが、徐々にコロナ前の状況に戻していくのはよいと思う。来年の方針がどうなるかはわからないが、できれば早くコロナ前のような状況になってほしいと思う。

2022シーズンのJ2クラブを「簡単な一言」で評価する

 J2に関しても全日程が終了。J1参入プレーオフの決定戦、熊本は京都に引き分け、惜しくもJ1昇格はならなかった。J3からJ2昇格1年目でJ1昇格という初の快挙はならず。しかし、試合の内容は素晴らしいものであった。
 J1と同様、新型コロナウイルスの影響で試合が延期になったりしたが、全日程を終えることができた。J2に関しても、今季のJ2クラブを「簡単な一言」で評価し、振り返ることにする。

  • 序盤はやや躓くも、安定の強さ・・・アルビレックス新潟
  • 目標達成!・・・横浜FC
  • 躍進も、あと一歩・・・ファジアーノ岡山
  • 惜しかった・・・・・・ロアッソ熊本
  • 後半調子を上げたが・・・大分トリニータ
  • 滑り込み・・・モンテディオ山形
  • 後半ゴタゴタか・・・ベガルタ仙台
  • すごい引き分けの多さ・・・徳島ヴォルティス
  • シーズン中盤が痛かったか・・・東京ヴェルディ
  • 今年も昇格ならず・・・ジェフユナイテッド千葉
  • こんなはずじゃなかった・・・V・ファーレン長崎
  • 一歩ずつ進歩・・・ブラウブリッツ秋田
  • 中位定着?・・・水戸ホーリーホック
  • ちょっと失点が多かった・・・ツエーゲン金沢
  • 躍進の翌年は下位?・・・FC町田ゼルビア
  • 少しずつ成長か・・・レノファ山口FC
  • 得点力不足・・・栃木SC
  • 天皇杯優勝おめでとう・・・ヴァンフォーレ甲府
  • 苦しかった・・・大宮アルディージャ
  • なかなか上位へ行けない・・・ザスパクサツ群馬
  • やり直し・・・・・・FC琉球
  • 失点が多かったら仕方ない・・・いわてグルージャ盛岡

 J1自動昇格は新潟と横浜FC。新潟は序盤少しだけ躓いたが、次第に安定した強さでJ2優勝でJ1昇格を決めた。横浜FCは1年でJ1復帰を決めた。小川が26得点でJ2MVPを獲得した。この2チームのJ1昇格は納得できるものであった。来季はきっと、J1でも躍動すると期待したい。
 そして今年は、J1参入プレーオフが3年ぶりに復活した。決定戦には4位の熊本が進出して、京都と戦った。J2復帰1年目でJ1初昇格というのも見たかったが、試合終了間際の京都ウタカの顔面ブロック、さらにポスト直撃という、京都にとってはヒヤヒヤもののプレーがあった。熊本にとってはこれがJ1とJ2の分かれ目だったかも。しかし、熊本の戦い方には本当に素晴らしいものがあった。
 J3に降格となったのは琉球と岩手。琉球は昨年9位だったが、今年はまさかの21位で降格。岩手に関しては、戦力的に厳しいかと思った。シーズン序盤は健闘も、最終的には最下位で降格。
 あとは甲府やね。天皇杯優勝おめでとうございます。J1クラブと次々と撃破して、頂点にたどり着いた。ただ、J2で18位というのは当然不満やろう。来季のACLは楽しみだが、J2からの参戦は2006年のヴェルディ以来だったかな。そして、来季からACLが秋春制になるので、このあたりの戦い方にも注目したい。
 J2も全日程が終わったが、これからJ2クラブも来季へ向けての戦力補強を行う。しかし、J2は「個人昇格」も多い。J2で結果を出した選手に、J1クラブからオファーが多く来ると思う。J1も戦力補強は難しいが、J2はもっと難しいと思う。来季は清水と磐田の静岡勢がJ2で戦う。来季はどんなシーズンになるか、楽しみにしたい。

日本のコロナ対策に違和感?

 新型コロナウイルスの「第8波」の入り口に入ったとされる現在の状況、北海道など、すでに第7波を超えている地区もあるが、全国の新規感染者数の観点で言えば、約10万人前後。第6波のピークくらいの水準となっている。XBB(通称:グリフォン)やBQ1.1(通称:ケルベロス)系統の変異株も次々と確認され、BA.5からの置き換わりも懸念されている。
 そんな現在の状況だが、先日、日テレ、TBSとテレビ朝日系列のYoutubeチャンネルで、外国人から見た日本人のコロナ対策に対する“違和感”という動画が配信されていた。外国人には日本のコロナ対策がどう見えるかというもので、特に“違和感”を感じるのが「マスク」とのこと。まずは、日本のコロナ対策を、外国人観光客がどう思っているのかを挙げた上で、これらについて述べていくことにする。

  1. 初めて日本に来て日本人の顔も見たいのに、マスクで隠れて見ることはできない(リトアニアからの観光客)
  2. 日本に来て、公園でマスクをしながらランニングをしている人を見た(ポーランドからの観光客)
  3. 空港からたくさんの感染対策が行われ、日本が一番厳しい(台湾からの観光客)
  4. タイでは規制はないが、みんなまだマスクしている(タイの観光客)
  5. 高齢者がマスクしているのはいいが、4,5歳の子供までがマスク着用はどうかな(スイスからの観光客)
  6. 屋外で(マスクを)しても意味がない、忘れていた世界に連れ戻されるような感覚(イスラエルからの観光客)
  7. アメリカでは着けている人はいない、日本では着けないと場違いな感じがする(アメリカからの観光客)
  8. 誰もいない芝生の上で、男性1人しかいないのにマスクを着けていた(ベルギーからの観光客)
  9. コロナ前から日本人は着けていたから、普通のことかな(フィリピンからの観光客)
  10. 厳しいルールで高齢者を守りたいのかな、理解できる(オーストラリアからの観光客)

・感染状況が国それぞれで違う

 昨年の今頃、日本ではデルタ株がかなり収まって、全国の新規感染者数も3桁だった時期も。しかし、オミクロン株が南アフリカで報告され、瞬く間に感染爆発した。特にアメリカでは1日100万人以上の感染も。
 日本では第1波から第7波まで、感染の波が大きくなってきた。第4波までは、1日の新規感染者数が1万人を超えなかったし、日本以外では桁違いに感染者数がいた国も。しかし第5波では、1日の新規感染者数が約2万5千人、第6波では約10万人、第7波では約25万人の感染も経験。日本では今は大体5人に1人が感染という計算だが、国によっては2人に1人が感染している。
 今回のコロナのことは、まだまだわからないことが多いが、感染したことによる免疫がつき、複数回感染するケースはあるものの、それなりに集団免疫が付いてきている国もあるんじゃないかな。オミクロン株の特性や、自国の状況からして「コロナは過去のこと」と捉えている外国人もいる。
 じゃぁ、日本はどうやろう。入国制限やマスクのあり方など、諸外国では緩和や撤廃をしてきていて、日本でもようやく大幅な緩和。感染状況が国それぞれで違うし、諸外国が撤廃しているから日本でも早く撤廃せよ!というのは誤りだと思う。日本も含めて諸外国だって、抑え込みに失敗しているわけやし、「優等生」と言われた台湾でも、オミクロン株は抑え込みができなかった。一定程度抑え込みに成功して、かつ経済と両立できている国ってあるの?と。国それぞれの事情に合わせて対策を取ればいいと思う。

・マスクの着用、ちょっとやり過ぎ?

 諸外国では、マスクの着用義務をほぼ撤廃。特に、マスクの習慣がない国では、殆どの人はマスクをしていない。アメリカからの観光客は、日本では着けないと場違いな感じがあるものの、それで安心できるのであればいいんじゃないかなと。でもとても「面白い」と。
 公園でマスクしながらランニング、誰もいない芝生の上で男性1人しかいないのにマスクしていたとか。マスクしながらランニングは、さすがに息苦しくないかな。
 日本でも、屋外でのマスク着用は原則不要としながらも、4,5歳くらいの子供までがマスク着用はどうかという、スイスからの観光客も。これに関しては、政府から今年5月にマスクの着用の考え方に関して、2歳以上の未就学児のマスク着用は「一律には求めない」という方針が示されている。息苦しくないかなど、親がしっかりと子供のケアをしているのであればいいじゃないかな。

・ワクチン接種していてもマスク着用

 アメリカからの観光客、ワクチン接種しているんでしょ?それでもマスクをするんだね。といった意見も。ワクチンは一定期間は感染予防効果はあるものの、長続きはしない。ただ、重症化予防効果はある。インフルエンザでもワクチン接種していても感染することもある。コロナも同様。100%感染予防効果のあるワクチンは、この世の中には存在しない。
 内心ではかなり違和感を感じているかも知れないが、そのアメリカ人観光客は、ワクチン接種していてもマスクを着用することに、安心できるのであれば、理解はしてくれていた。「効果ゼロだから」という一部の日本人の偏見は除いて、どんなワクチンを接種していても感染することはあるので。

・結局は同調圧力かな

 コロナが始まった2020年、その年の夏でも俺は原則マスクをしていなかった。熱中症リスクのため。電車の中や屋内、職場のルール、会話が伴う時はマスクはするが、人と距離を置いているなら、マスクを外すことを推奨されているというのは、2020年の夏から言われている。
 先ほども述べているが、日本でも屋外でのマスク着用は原則不要としながらも、日本人の多くはマスクをしている。ニュースなどで「周りの目が気になる」とか聞くけど、マスクの着用が推奨されている場面(会話する、屋内など)でマスクをしていないと、にらまれても仕方ないかも知れないが、それ以外では目を合わせなければいいし、「原則不要な場面で、マスク外すのが何が悪いの?」と思えばいいと思う。
 先ほどの「ワクチン接種してもマスク」というアメリカ人の意見、「ワクチン接種すれば、もう罹らない」とは思っていないと思うが、日本人はワクチン接種の有無はあまり関係なく、これも同調圧力。同調圧力に屈せずに、場面によってマスクの着脱を切り分ければいいと思うけどね。

【最後に】

 第8波が現実味を帯びてきたが、オミクロン株対応ワクチンの接種率が、依然として低い。これも「副反応が心配」とか、ネガティブな要素が働いたり、ワクチンの効果の疑問視などで、接種が進んでいない。ただ、少しずつ接種率が上がっているんじゃないかな。俺自身、副反応の心配はゼロか?と言われたら、それはゼロではないが、今できる最大の防御をしたい思いのほうが強いし、接種翌日まで辛抱と思えばいいと思っている。
 いずれは、第8波がピークになり、いずれは収束すると思うが、今度は「第9波」ってあるのか?というところ。今年中に、ワクチン接種を希望する人に接種を終えたいという政府の意向だが、またワクチン接種5回目、6回目ってあるのかな。ただ、専門家の中には、希望込みで第8波で最後と見込んでいる専門家も。このあたりもわからないし、あとAI予測は当てにしていない。外れまくっているから。
 感染状況は国それぞれで違うし、中国は今も「ゼロコロナ」政策。これが正解かはわからないが、当面は継続するんやろう。日本に関しても、諸外国のいい政策は参考にして取り入れてもいいが、日本の事情に合わせて対策してほしい。もう少しの辛抱と思いたい。。。

ドイツ戦、日本代表勝利!!

 サッカーワールドカップカタール大会が本格的に始まり、グループEの日本代表は、初戦のドイツ戦で2対1で逆転勝利。日本中が大興奮した。
 前半だけを見る限り、ボール支配率は殆どドイツ、権田のファウルによるPKで先制された時には「やっぱり厳しいのかなぁ」と、多くの人が思ったのではないかと。前半8分、鎌田から右サイドの伊東、伊東のクロスを前田が押し込んだがオフサイド。これが前半の唯一の惜しいシーンだったかと。
 日本ボールになっても、前線へ供給できず、ドリブル突破を試みる久保に対しても、ファウルなしで奪われたり。前半終了間際に2点目かと思われたのが、VARでオフサイドでノーゴールになったのは救われた。2点目を喫していたら、さらに厳しいところだった。
 後半開始時に、日本はこれまでの4-2-3-1から3-4-2-1の布陣に変更し、これが当たった。ボール保持もできるようになってきた。やっぱり三笘はすごいね。左のウイングバックは経験しているようだが、比較的慣れていないポジションだったのではないかと。それでも得意のドリブル突破から、堂安のゴールを演出。さらに浅野のゴールで逆転。
 権田も神がかっていた。自身のファウルでPK献上で失点したが、ドイツの猛攻に対して、神セーブ連発。前半の失点、挽回したい思いが強かったんやろう。
 ドイツは終始、さすがのコンビネーション、個人技を見せていた。3-4-2-1に変えた日本が当たったこともそうだが、ドイツが日本の3バックをあまり想定していなかったかも知れない。
 何はともあれ、大事な初戦を制した。次戦のコスタリカ戦、日本が勝って、ドイツが引き分け以下なら、決勝トーナメント進出が決まる。森保監督をはじめ、選手全員が一喜一憂せず、次のコスタリカ戦へ切り替えていた。次は27日、コスタリカ戦に集中しよう。

移籍加入情報続々と(藤井智也、知念慶)

 サッカーワールドカップカタール大会、各グループの試合は順調に消化。開催国のカタールが2敗を喫し、残念ながら予選リーグ敗退が決定した。敗退は決定したが、最後の1試合に勝ち点の獲得を期待したい。
 さて、国内サッカーは全日程を終了し、各クラブとも、来季へ向けての戦力補強が本格化している。鹿島に関しては、三竿健斗がポルトガルのサンタクララへの移籍が報じられている。これに関しては続報を待つ。そして、正式リリースの情報として、サンフレッチェ広島から藤井智也、川崎フロンターレから知念慶が、鹿島に完全移籍加入すると発表した。

・藤井智也、サンフレッチェ広島より完全移籍加入

 ようこそ鹿島へ!日刊スポーツが獲得に乗り出しているという報道があり、25日に完全移籍加入が発表になった。特別指定選手だった2020年でも15試合に出場し、昨年は29試合、今年は27試合に出場。サンフレッチェ広島のリリースで「今年はなかなかチームの力になることができず、悔しい気持ちでいっぱい」というコメントを残していて、シーズン後半は出場機会が激減してしまった。
 藤井の特長は、鹿島のリリースにもあるように「スピードと仕掛け」。スピードを武器とした選手が、今の鹿島でいるかとなると、松村くらい。これは大きな武器となりそう。基本的にはサイドハーフを担うと思われるが、是非ともレギュラーを獲って、存分に暴れてほしい。

・知念慶、川崎フロンターレより完全移籍加入

 ようこそ鹿島へ!知念に関しては、スポニチが獲得に乗り出しているという報道(後にデイリースポーツも)があり、26日に完全移籍加入が発表になった。
 上田綺世が移籍し、FWは補強ポイントだったが、知念を獲得できたのは喜ばしい。途中出場が多いながら、今季はリーグ戦7得点を記録。跳躍力もあり、前線のターゲットマンにもなりそう。
 現在27歳の知念だが、得点数が年々多くなってきているし、もっと得点量産できる素質はあるはず。エヴェラウド、エレケの動向や、東京Vに期限付き移籍中の染野、鳥栖に期限付き移籍中の垣田の動向にも注目だが、2023年のFW陣がどういう顔ぶれになるか。

【最後に】

 11月26日時点で、正式リリースになったのが藤井智也、知念慶の加入。今年はIN、OUTが激しくなるのではないかと思われる。
 いよいよ本格的な戦力整備が始まる。イタリアセリエBのカリアリが荒木遼太郎を調査とか、垣田は鳥栖に完全移籍ではないかという報道もある。J1リーグが終わった直後、植田直通、柴崎岳、昌子源に対する報道もある。何人か報じられているが、記事の信ぴょう性や実現可否は疑問。ここは、続報を待つことにする。
 鹿島ファミリーの仲間入りの藤井、知念、来年タイトルを多く獲れるように、存分に暴れてほしい。活躍期待してます!これからどうぞよろしくお願いいたします!

コスタリカの守備は堅かった、日本代表敗戦

 サッカーワールドカップカタール大会、グループEの日本は、2試合目のコスタリカ戦に0対1で敗れ、成績は1勝1敗で、勝ち点は3のままになった。
 ドイツ戦の前半は、一方的にドイツがボール支配した。コスタリカ戦では、前半から日本のボール支配率が高く、決定的なチャンスを窺うが、コスタリカの5バックを崩せない。コスタリカは、スペイン戦での7失点を受けて、今日の前半はあまり攻めて来なかった感じだった。鹿島サポとして、やっぱり応援したい上田綺世、ちょっと消化不良だったか。上田へいいボールが来なかったし、これでは上田の持ち味である巧みな抜け出しからの決定力が活かせない。前半だけの出場となってしまった。
 後半開始時に、その上田に代わって浅野が入ると、攻撃にスイッチが入った。シュートチャンスもあり、ゴールまであと一歩だったが、コスタリカの堅い守備の前に得点が奪えなかった。
 その後コスタリカも攻撃を仕掛けるようになって、いくつかヒヤッとする場面もあったが、81分、痛恨やったね。吉田の中途半端な浮き球となり、守田もクリアできず、このボールを奪われて失点。コスタリカのシュートって、この1本だったんやね。
 日本は最後までゴールを奪えず敗戦。まぁ、コスタリカはスペイン戦の大敗、これを受けてしっかりと修正して、日本戦で本来の堅守を発揮したと言うことやね。日本はこれまで、コスタリカには負けたことはなかったが、親善試合とワールドカップはもちろん別物。
 痛い黒星を喫したことには違いない。3戦目はスペイン戦、相手が格上であろうと、やはり勝つしかないので、総力戦で挑んでほしいと思う。

日本代表、決勝トーナメント進出!

 サッカーワールドカップカタール大会、グループEの日本は、3試合目のスペイン戦に2対1で勝ち、成績は2勝1敗、勝ち点は6で、決勝トーナメント進出を決めた。
 日本時間のAM4:00キックオフということで、正直、見るか見ないか、迷っていた。でも、とりあえず、スマホのアラームをAM3:55に設定し、やっぱり見ることにした。
 スペイン戦では最初から3バック。ドイツ戦の後半のように、今回は前半から主導権を握りたいという意図があったかも。しかし、ドイツ戦と同様に、前半はスペインに一方的にボールを支配されていて、前半11分、モラタにヘディングシュートを決められ、先制を許した。簡単に決められて、今日はやはり厳しいかと。ボールを支配されながらも、粘り強く守って、前半は1失点で凌いだ。
 後半、三笘と堂安を投入して、ドイツ戦と同様、またもや流れが変わった。伊東純也が前線で体を張って、その後の堂安の強烈なシュートで同点に追いついた。あまりにも強烈で「入ったんやな!?」と、目を疑ったが、文句なしのゴール。早速追いついたのは大きかったね。
 その数分後に、世界中が注目した場面、三笘の折り返しを田中碧が押し込んで逆転、かと思われたがVAR。ゴールラインを辛うじて割っていないと判断され、得点が認められた。俺自身、ゴールラインを割ったと思った。すでにメディアが報じているように、1ミリだけゴールラインに触れている画像が。それでも納得できないメディアもあると思うが、本当に僅かの差。
 日本、海外の各メディアが注目したこの場面、「ゴールラインを割っている」と不満のメディアもあるが、スペイン代表監督は「加工されたであろう写真を見た」「このプレーはVARが正しい」と紳士的なコメント。監督の本心は定かではないが、それだけ微妙な場面だった。
 その後もスペインが支配し、日本代表はヒヤッとした場面もあったが、前半のような怖いシーンが少なかったように思える。VARで時間が止まっていた影響で、後半アディショナルタイムは7分。しっかり守り抜き、逆転勝利。「死の組」とも言われたグループEを1位通過した。
 いよいよ目標のベスト8以上の挑戦が始まる。決勝トーナメント最初の相手はクロアチア。前回大会の準優勝チーム。勝てば目標達成、負ければ今大会が終了。ガンバレ日本!

移籍情報続々と(杉岡大暉、植田直通)

 サッカーワールドカップカタール大会、グループステージは全日程が終了し、ベスト16が出揃った。決勝トーナメントは、日本時間の深夜0時や4時キックオフばかりで、全部見たいという人は眠れない日々が続く(汗)。俺は一応日本戦は見たいが。
 国内のほうは、今も移籍市場が活発化している。鹿島は、11月30日に杉岡大暉の湘南ベルマーレへの完全移籍、ニーム・オリンピック(フランス)より、植田直通が鹿島に完全移籍加入すると発表した。

・杉岡大暉、湘南ベルマーレへ完全移籍

 結局戻ってこなかった杉岡。2020年、湘南から鹿島に完全移籍加入。浦和もオファーというのも報じられていたが、鹿島を選んでくれた。前年はサイドバックの人材難ということもあって、広瀬陸斗、永戸勝也と共に加入し、これで一気にサイドバック問題は解決したと思った。
 鹿島では左サイドバックで勝負も、同ポジションで被る永戸が優勢。2020年はリーグ戦7試合の出場にとどまった。翌年は少し出場機会を増やしたものの、それでも永戸が優勢だった。さらに、昨夏に安西幸輝が鹿島に復帰し、杉岡は湘南へ期限付き移籍した。
 今年は期限付き移籍延長。ウイングバックも可能な杉岡だが、湘南では3バックの一角として躍動。今年は29試合に出場した。鹿島は一貫して4バックやし、3バックの戦術のほうが、杉岡はフィットするのかな。

・植田直通、ニーム・オリンピック(フランス)より完全移籍加入

 いやぁ、報じられていたとはいえ、現実になるとは。非常にありがたい。
 2013年に豊川雄太(現:京都サンガF.C.)と共に鹿島に入団。翌年から頭角を現した。2018年の夏にサークル・ブルージュ(ベルギー)へ完全移籍。その後ニーム・オリンピック(フランス)を経て、鹿島に復帰。
 植田の復帰はありがたい一方で、岩政の後継者が植田、植田の後継者が関川と思っていただけに、関川にもっとどっぷりとレギュラーとしてプレーしてほしかった思いも半分。今季のセンターバック問題というのが浮き彫りになったとも言えるかも。
 しかしながら、「日本へ帰るならアントラーズしか考えていませんでした」という植田のコメント、非常に嬉しい。現時点でのコンディションや試合勘はどうなのかはわからないが、きっとタイトル獲得に貢献してくれると期待したい。

【最後に】

 12月3日時点で、杉岡大暉の湘南へ完全移籍、植田直通の完全移籍加入という情報が入ってきた。スポーツ報知では、昌子源の鹿島復帰が決定的と報じている。ここは続報を待つことにする。
 自らの成長と鹿島でプレーしたいという強い思いで、2020年に鹿島に加入した杉岡、1年半の在籍だったが、鹿島で学んだ経験を、少しでも今後のサッカー人生で生かしてくれているならありがたい。また、縁があれば鹿島に来てください。ありがとうございました。
 そして植田、4年半の海外での経験を、是非とも鹿島に還元して、タイトル獲得を目指して頑張ってほしい。改めて、よろしくお願いします。


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