鹿島魂From関西
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管理人Voice

第581回〜第590回

代表活動による一時中断、ここまでの鹿島を振り返る

 J1は第16節まで終了(広島とG大阪は1試合未消化)し、横浜FMが今節で首位に立った。2位鹿島、3位川崎となっている。J1は半分近くが消化し、J1は日本代表の活動により一時中断する。
 さて、我らが鹿島アントラーズは現在暫定2位。シーズン序盤は、オミクロン株による入国制限により、ヴァイラー監督の来日が遅れたものの、ここまで暫定2位につけている。これから天皇杯2回戦、ルヴァン杯プレーオフステージの2試合があるが、ここまでの鹿島を振り返ることにする。

・ヴァイラー監督の来日遅れによる影響は最小限

 昨年は、徳島がポヤトス監督の来日が遅れ、最終的にはJ2降格になってしまった。今年は鹿島のヴァイラー監督、広島のスキッベ監督が、オミクロン株による入国制限により合流が遅れた。
 プレシーズンマッチで初めて水戸に敗戦を喫し、不安のスタートか?と思われたが、開幕節では、岩政コーチの下で、G大阪に快勝。岩政コーチが暫定的に指揮をして約1ヶ月後、ヴァイラー監督へバトンタッチした。
 チームコンセプトは、選手、コーチ、監督、フロント、鹿島に関わる全ての人たちがしっかりと理解することは絶対条件。暫定指揮の岩政コーチとヴァイラー監督の考えは、当然共有されているはずだが、少しは相違はあるかも知れない。その相違がチーム作りに影響するだけに、ここまで暫定2位につけているということは、やはりチームコンセプトを互いに理解しあえていると思う。

・不動の2トップも

 ここまでは鈴木優磨と上田綺世の2トップが機能している。優磨は前線でゴリゴリと動け、綺世は裏への抜け出し、多彩なシュートパターンを持ち、相手にしたら厄介だろうと思う。
 FW登録は他にエヴェラウド、染野唯月がいる。エヴェラウドは負傷のために一時帰国も、現在は再来日して調整している。染野は鳥栖戦でJ1初ゴール。一時は大逆転となるゴールだった。
 ただ、優磨と綺世の2トップは機能するも、エヴェラウドと染野の力は絶対に必要。優磨と綺世が封じ込められたら、このチームは機能しない。

・DF陣に不安

 今シーズンが始まる前、ちょっと不安やなと思ったポジションがセンターバック。今年は関川とキム ミンテのセンターバックで、強固な守備を期待した。しかし、シーズンが入れば、この2人は不安定。関川に関しては、次第に安定してきたが、ミンテに関しては、ヴァイラー監督就任後は、ボランチでの起用が増えている。名古屋で強固な守備を構築した力はどこへいったのか?
 そして、鳥栖戦は4失点、FC東京戦では3失点と、複数失点が続いている。FC東京戦では、ブエノが起用されたが、2019年途中に一気にレギュラーに躍り出た実力を出せているとは言い難い。パフォーマンスに極端な差がある。林も復帰が待たれるが、今の状態はどうなのか。
 センターバックだけではなく、サイドバックに関しても気になっている。右サイドバックは常本と広瀬がいるが、左サイドバックは安西が殆ど起用されている。安西はすごく積極的に動いていて、重要な選手であることは言うまでもないが、ずっと起用が続いているだけに、疲労が気になる。

・メンバー固定による影響

 ヴァイラー監督の起用法を見ていくと、かつてのオリヴェイラ氏のように、概ねメンバー固定。前節と変わらないとか、入れ替えても1、2名程度と、あまりメンバーをいじっていない。ルヴァン杯GS最終節のG大阪戦、GS突破は決まっていて、大幅にメンバーの入れ替えかと思っていたら、個人的には大きな入れ替えではなかった。
 当然メリットはある。機能しているメンバーで、戦術の浸透を図っていける。何でもかんでもメンバーを入れ替えればいいというわけではなく、強度を保持しつつ、いかに底上げができるか。それが、G大阪戦では、それほど大きな入れ替えではなかったんやろう。
 メンバー固定のデメリットは、レギュラー選手の疲労の蓄積や、チーム全体の戦力の底上げが難しいというところにはなるが、今は特に気になっているのが、優磨、綺世の2トップ、安西の疲労か。
 先ほども言ったが、何でもかんでもメンバーを入れ替えをすればいいというわけではく、強度を保持しつつ、チーム全体の底上げを図っていきたいところだが、まだそこまでの段階にはいってないと思う。

・これからさらに攻撃バリエーションを

 ヴァイラー監督になって、縦に速いサッカーを求め、テレビで見ていた時も、そのサッカーが随所に見ることができた。しかし、鳥栖戦をNHKBSで見ていたけど、鳥栖はそれを研究していたこともあり、そのサッカーが見られず、単なる「縦ポンサッカー」に見えた。3失点目の後、サイドを使うようになって、後半だけで4点入った。
 そして、3バックを苦手としている。広島と名古屋は、これまでの布陣を変え、3-1-4-2となり、広島には0対3で完敗、名古屋にはスコアレスドロー。強固な守備の前に無得点。
 まぁ、特に広島はこれまでの布陣を変え、鹿島戦から4バックで挑んでくるのかとも言われていたが、3-1-4-2の布陣とは想定外のところはあったと思う。
 J1リーグは、中断明け後の京都戦でちょうど半分を消化するので、相手チームの特徴などは、それなりにインプットされていると思う。戦術的なところは俺自身、まったくの素人なので、全然答えることはできないが、優磨と綺世だけではなく、さらなる攻撃バリエーションが欲しいところ。

【最後に】

 暫定2位につけている鹿島、これからさらに戦術の浸透をという段階の中で2位というのは悪くないと思う。一時は首位にも立ったし。不安要素はまだまだあるが、シーズンが終わった時に優勝できればと思う。
 日本代表の活動により、J1リーグは一時中断するも、天皇杯2回戦、ルヴァン杯プレーオフステージ2試合がある。綺世が代表の活動で不在となるが、天皇杯2回戦の相手となる新潟医療福祉大学は、鹿島に思いっきりぶつかってくるし、油断大敵。プレーオフステージでは福岡と対戦するが、堅い守備から得点をすることができるか。昨年リーグ戦で2敗している相手だけに、非常に厄介。
 4月29日の第10節のC大阪戦、現地観戦したかったけど、暴風雨の懸念から断念。コロナの感染状況的にチャンスだったが。今現地観戦を考えているのは6月26日の名古屋戦、現在は減少傾向になっているが、このまま順調に減少すれば、この試合をチョイスしたい。当面は感染状況を見ての判断だが、早く現地観戦したい・・・。

2022シーズンのJ1、ここまでを振り返る

 日本代表の活動により、J1リーグ戦は一時中断。J1リーグ戦の中断期間中は、天皇杯2回戦、ルヴァン杯プレーオフステージが行われるが、1日の天皇杯2回戦では、上位カテゴリーのチームが全て勝利し、ジャイキリはなし。鹿島に関しても2対1で勝利し、3回戦へと駒を進めた。
 前回の管理人Voiceでも述べているが、J1リーグの首位は横浜FM、2位鹿島、3位川崎の順になっている。昨年はダントツの首位を快走していた川崎だったが、今年は上位が混戦となっている。では早速、ここまでのJ1リーグ戦を振り返ることにする。

・豊富な戦力、ターンオーバー成功か、横浜F・マリノス

 現在、J1リーグ首位に立っているのは、横浜FM。マリノスは今年、ACLに出場。ACLに出場する多くのチームは、なるべく選手層を厚くして、過密日程を乗り越えようとする。近年は新型コロナウイルスの影響により、セントラル開催でかつグループステージは中2日のオンパレードで、非常に過密になっている。
 マリノスも中2日の過密日程を、ターンオーバーして乗り越え、グループステージ突破。J1リーグ戦においても、選手をうまく使って、なるべく疲労が蓄積しないようにしていると思う。豊富な攻撃陣を擁して、チームの総得点30はJ1リーグトップ。
 福岡戦のアンデルソン ロペスの唾吐き行為により、リーグから6試合の出場停止。これの影響があるかと思ったら、京都、磐田に勝利。ひとり欠けても他がいる、ターンオーバーしてきて、チームの底上げがうまくいっているのではないかと。

・時より「あれっ?」、川崎フロンターレ

 現在2連覇中の川崎フロンターレ。神戸戦で谷口の試合終了間際のゴールで勝利を収めるなど、勝負強さも加わったが、今季はすでに4敗を喫している。その4敗のうち3敗は4失点。直近では湘南と京都に敗れ、2連敗。何だか4季ぶりの連敗とか。それはそれで、これまですごかったということか。
 今年は「打倒川崎」を掲げて、他チームからのマークも厳しくなっているというのはあると思うが、主力選手がやや高齢化していることや、主力センターバックのジェジエウが離脱しているのは大きいと思う。
 しかし、かつてのシルバーコレクターも、今はタイトルの取り方を覚えた川崎、ACLはグループステージ敗退により、これからは国内に集中できる。最後まで優勝争いをすると思う。

・下位予想ごめんなさい、柏、C大阪、鳥栖

 俺自身、シーズン開幕前の順位予想で、下位予想をしてしまったチームの中、柏、C大阪、鳥栖が上位につけている。下位予想、ごめんなさい・・・。
 その上位の中で、4位につけているのが柏。昨年はオルンガが移籍したことによる影響が出て、オフにはクリスティアーノや仲間らの移籍で、ちょっと苦しいのではないかと予想した。最近、3-1-4-2のシステムを取り入れているチームが増えている中、柏もこのシステムを主体に戦い、若い選手も伸びてきている。
 C大阪に関しても、瀬古や坂元の海外移籍、大久保嘉人の引退などがあり、「どうかなぁ」と思っていたが、現在5位につけている。あとは乾の復帰はあるか。4月の柏戦での途中交代に対して不満を募らせ、ベンチに引き上げる際に小菊監督との握手を拒否、口論になったりと、問題になってしまった。クラブから出場停止を言い渡され、その後「退団へ」や「和解もできている」など情報が錯綜。C大阪の選手として試合復帰できるかどうか。
 鳥栖もごめんなさい・・・。多くの主力選手が移籍して、以前鳥栖でプレーした福田、藤田、小野が復帰というのもあるが、これだけIN、OUTが激しければ、さすがにどうかと思ったが、鳥栖はしぶとい。

・まさかの下位、浦和、神戸

 今年は「3ヶ年計画」の3年目で、勝負の年の浦和。ここまでまさかの14位に低迷している。引き分けが多く、勝ちきれない。ただ、ポジティブに考えると、しぶとく勝ち点1を拾っているとも言えるかも知れない。選手、監督たちは勝ち点3を狙っているのは当然だが、攻撃陣の迫力がやや劣るのか。
 神戸は現在、リーグ最下位に低迷。直近の札幌戦では勝利し、これで少しは上昇のきっかけができたかと思ったが、天皇杯2回戦では、メンバーの大幅な入れ替えがあったにせよ、J3富山に大苦戦。リーグが再開する18日まで試合がないので、この中断期間を有効に使えれば、十分に巻き返せると思う。

・台風の目になりそうなのがFC東京、広島、京都

 FC東京と広島に関しては、今季から監督が替わり、新しい戦術の浸透による躍進の可能性を秘めている。FC東京は、今夏に小川がポルトガル1部ギマラインスへ期限付き移籍するが、これによる影響が最小限になれば。
 鹿島のヴァイラー監督が、オミクロン株の影響で来日が遅れたが、広島のスキッベ監督もオミクロン株の影響で来日が遅れた。これまで3-4-2-1で戦っていたが、鹿島戦から3-1-4-2に。広島は元々大型補強をすることはあまりないが、シーズン途中にナッシム ベン カリファを獲得し、徐々に戦術にフィットしてきていると思う。
 FC東京と広島は、新監督就任による新戦術の浸透をポイントに躍進する可能性に対して、京都に関しては「ポテンシャルの高さ」。ベテランのピーターウタカは健在で、下部組織から昇格の川ア颯太や福岡慎平など、湘南時代に゙貴裁監督から指導を受けたことがある武富、松田、金子らがいて、年齢構成もよい。
 直近の試合でも、粘い強い戦いで川崎フロンターレに勝利。運動量を生かし、縦に速い「湘南スタイル」を築き上げだ貴裁監督、若い選手らのポテンシャルが開花すれば、上位に食い込んでくる可能性を秘めている。

【最後に】

 ここに挙げていないチームはあるが、上位はしばらく混戦になると予想する。残留争いも今後は熾烈になりそう。特に神戸は順位を上げてくるはず。
 しかし、今年は絶対に川崎の3連覇を阻止する年。鹿島からすると、マリノスとFC東京には今年敗れたが、元々そんなに苦手意識はない。しかし、やっぱり川崎。2017年1月1日の天皇杯決勝で勝って以降、勝利なし。リーグ戦に限定すれば、2015年の2ndステージを最後に勝利がない。
 2020年、2021年は圧倒的な力で、J1を制した川崎。今年は何か歯車が狂うと、あれよあれよと失点をする可能性がある。しかし、勝負強さを身につけているだけに、膠着状態から最後は一撃で仕留めて勝利する要素も持っている。今年に関しては、川崎の3連覇阻止ができて、かつ鹿島が優勝なら最高。そうなることを願って、中断明け後も鹿島を応援する。

交流戦終了、ここまでの阪神タイガースを振り返る

 2022年のプロ野球、今年の交流戦が終了し、これから各リーグの戦いが再開する。交流戦優勝はヤクルト、セ・リーグは当初は上位が混戦も、現在はヤクルトが首位を走っている。
 さて、プロ野球は阪神を応援している俺だが、開幕9連敗を喫し、その後も一時は1勝15敗1分という散々なスタート。しかし、少しずつ手応えを掴み始め、交流戦終了時点で、ようやく最下位を脱出し4位まで順位を上げた。借金完済はまだまだだが、リーグ戦の再開に向けて、これまでを振り返り、今後を予想することにする。

・ケラー誤算、藤浪は中継ぎ起用も

 まずは、投手陣の「誤算」を見ていく。入団してから3年間は2桁勝利を挙げるも、2016年以降低迷している藤浪。今年は青柳が開幕投手を務める予定が、青柳の新型コロナ陽性のため、藤浪が2年連続で務めることになった。しかし、先発では勝利がなく、さらに自身が新型コロナ陽性になる。復帰後は中継ぎで起用され、良いパフォーマンスを見せている。本来は先発ローテに入って、2桁勝利が求められる投手であり、いつまでも中継ぎで起用されるのではなく、先発で躍動してほしいのが俺の思い。
 そして、何と言ってもケラーが誤算。開幕時に守護神に指名され、登板2試合とも敗戦投手になり、登録抹消。2軍での調整を重ねて、今月ようやく1軍復帰。1軍復帰後初登板はソフトバンク戦、内野安打1本打たれるも、持ち前のストレートとカーブを織り交ぜ、無失点に抑えた。オミクロン株による入国制限により来日が遅れ、調整不足だったんかなと。ただ、オリックス戦では1イニング抑えられず。1軍復帰後2試合だけでは、まだ今後の判断ができないか。

・リリーフ陣が充実してきた

 先発投手陣に関しては、これまでも充実していたが、中継ぎと抑えをどうするのかと思った。当初は8回岩崎、9回ケラーも、ケラーが誤算。シーズン序盤の苦しい戦いから、7回アルカンタラ、8回湯浅、9回岩崎の勝利の方程式ができつつある。アルカンタラは昨年途中からリリーフに回り、湯浅はキレのあるストレートを武器に、今年飛躍しつつある。ケラーの誤算で岩崎がここまで抑えを務めている。
 アルカンタラ、湯浅、岩崎だけではなく、昨年不振の岩貞が復活してきた。そして、ソフトバンクを戦力外になり、阪神に移籍した加治屋と渡邉、2年目の石井もいい投球を披露している。リリーフ陣が充実してきた。
 湯浅に関しては、疲労を考慮して登録抹消されている。ここまでの湯浅は素晴らしい投球で、現在は8回を任されている。ピンチらしいピンチって、あまりなかったが、今後はピンチの時にどういう投球ができるかもカギ。
 菅野智之、田中将大、大野雄大といった球界を代表する投手、彼らは先発投手だが、こういった一流投手でもピンチの場面は訪れる。そういったピンチの場面でも、要所を締める投球ができるのが一流投手。失点しても、最少失点にとどめることができる。大げさだが、それができないと、今後プロ野球投手として生きていけないんじゃないかと思う。湯浅もピンチの時にどういう投球ができるか見てみたい。でも、ピンチの場面ってあまり見たくないけどね・・・。

・打線は、まだ「貧打」継続か

 昨年後半からの「貧打」、今シーズンはその貧打が継続中と言えるかも。最も大きなところで言えば、中軸の不安定というところやろう。佐藤輝明はまずまずの数字は残しているものの、印象度としてはもう一つか。大山に関しては、交流戦が始まるまでは不安定だったが、6月に入って好調。いい場面でのヒット、ホームランも増えてきた。
 誤算だったのがマルテの負傷離脱とロハス・ジュニアの不振。マルテはシーズン序盤に、右脚のコンディション不良により登録抹消。5月に復帰するものの、調子は上がらない。少々無理をして出場していたかも知れない。現在再び登録抹消となっている。
 誤算というか、現在のところ「期待外れ」なのがロハス・ジュニア。2020年、韓国プロ野球で本塁打、打点の2冠の実績を引っさげ、昨年阪神に入団したロハス・ジュニア、昨年は新型コロナウイルスの影響で来日が遅れたこともあるが、不安定。今年は打棒が爆発するか期待された。しかし、完全に期待外れ。このままでは、シーズン終了までダメではないか。

・打線がさらに上向けば

 確かに「貧打」かも知れないが、先ほども述べた通り、佐藤輝明が再び上昇傾向、そして大山が好調。上位打線に関しては、1番島田、2番中野、3番近本の打線が固まってきた。近本は意外にも、まだ今シーズンは本塁打がない。もちろん長距離砲ではないが、ちょっと意外。
 佐藤輝明と大山を4番もしくは5番に据えるなら、あとは6番以降も課題。大ベテランの糸井は今季、打棒が復活してきたが、フルでの出場が難しくなってきた。まだスポーツ紙の報道にすぎないが、元オリックスのアデルリン・ロドリゲスの獲得が報道されている。やはり、外国人野手の活躍も欠かせない。
 そして捕手がコロコロ変わっている。近年は梅野が正捕手を務めるも、昨年から打撃不振、そして今年は右脇腹の筋挫傷で登録抹消の時期も。現在は梅野、坂本、長坂が1軍の捕手を務めているが、本来は打撃が良い梅野だったが、今年は打率1割台に低迷。坂本、長坂も打撃が課題。

【最後に】

 13日、藤浪と岩崎が登録抹消された。岩崎に関しては、積極的休養の意味での登録抹消でしょう。中継ぎ陣が充実してきたし、湯浅がリーグ再開後に1軍登録されそうやし。
 借金6まで減らして、あとは早く5割まで戻したい。この調子なら、オールスターまでには借金完済といきたいが、そう簡単にはいかないでしょう。ただ、やることは、目の前の試合をしっかり戦って、勝利を積み上げていくこと。勝利を積み上げていけば、セ・リーグの他球団から「阪神イヤやなぁ」と印象付けることもできるし。
 甲子園へ現地観戦したいけど、どうしようかなぁ。鹿島の試合でも今年はまだ現地観戦してないし・・・。今はコロナさんは減少傾向も、その下がり方が鈍化してきた。もっと減少してほしいが、まぁ、これはしばらく無理なので。オミクロン株対応ワクチン、モデルナさんよろしく!

上田綺世、サークル・ブルージュKSV完全移籍合意

 夏の移籍市場へ向けて、G大阪は鈴木武蔵の完全移籍加入発表など、いよいよ本格化する。そして、鹿島も1日、上田綺世のベルギー1部リーグのサークル・ブルージュKSVへの完全移籍が、クラブ間で合意に達したと発表した。翌2日(土)に離日する。
 予てから、上田の移籍はそう遠くないなと思っていた。でも、今年タイトルを取ってから移籍するのもありかなと思ったが。しかし、上田のサッカー人生のためと思えば、これはやむを得ない。
 上田は当初、2021年度シーズンからの加入予定も、2019年夏に前倒し加入。特にマリノス戦に強く、加入後リーグ戦でのマリノス戦は5試合連続得点。今年はその連続得点が途切れてしまったが、「マリノスキラー」ぶりを発揮。得意の裏への抜け出し、多彩なシュートパターンを持ち、年々得点力が向上し、今年は第18節終了時点で、得点ランキングトップの10得点。
 上田が抜けるので、やはり補強は必要。吉岡FDは「もちろんFW獲得は国内だけではなく海外も視野に検討している」、ヴァイラー監督も「替えがきかない」と。水面下でリストアップは進めていると思うが、誰を補強するのか。でも、そろそろ垣田を鳥栖からレンタルバックさせるというのもありかなと思うが。期限付き移籍が異例の6シーズン目となる垣田、いつ戻すのか気になる。
 さぁ、上田の移籍はさみしくなるが、すぐに鹿島に帰ってくることのないように、海外でビッグになってほしい。これまでありがとうございました。

本格的に「第7波」へ

 新型コロナウイルスはついに、本格的に「第7波」に入ったと思われる。7月頃から感染が急拡大し、14日は1日の新規感染者数は97,788人となり、第6波の最多だった約10万5千人に迫っている。
 感染力が強いとされるオミクロン株のBA.2から、さらに感染力が強いとされるBA.5への置き換わりも急速に進んでいること、ワクチンの効果の減少、さらにBA.5は免疫を逃れる性質も持っているとされる。
 本当に非常に厄介な性質を持つBA.5だが、今のところ、重症病床がそれほどひっ迫していないことから、行動制限は必要ないとされるが、どうなんやろうね。そこで、現在の感染状況や、今後の推移や対策など、素人の俺なりに述べてみたい。

・第6波以上に大きな波は確実か

 年明けから急拡大し、第6波に突入。第6波のピークは今年2月上旬頃、そこから緩やかな減少。3月下旬頃から増加、そして減少、5月のゴールデンウィーク明けから一時的に増加、そして減少と、増加と減少を繰り返して、6月中旬頃に下げ止まった。
 そして、島根県など、これまで感染者が多くなかった県で感染者が急増。現在は全国的にも増加傾向が続いている。これまでの増加傾向を見ていくと、5、6週目くらいは増加が続いて、次第に減少していく。今は増加に転じてから3週目くらい。それで1日の新規感染者数が10万人弱であれば、3週間後には20万人近くまでいく日があるのではないかと予想する。このため、殆どの都道府県で「過去最多を更新」というニュースが出る可能性が高い。

・ピークは8月中旬頃?

 先ほども述べているが、これまでの増加傾向を見ていくと、5、6週目ほどは増加傾向にある。2週目や3週目は一気に増えて、次第に増加スピードが鈍化していく。今回それに当てはまるかはわからないが、この増加スピードに鈍化が見られる頃がいつくらいになるのか。
 これまでの傾向から、今回の第7波では、7月末から8月にかけて、増加スピードに鈍化が見られ、しばらく高止まった後、減少していくと予想する。なので、ピークは8月中旬頃と予想する。オミクロン株が入ってきた時、海外では一気に増えて、急に減ったという国があるが、日本は一気に増えて、減少は緩やかだった。

・感染防止対策と経済を両立できる方法は誰も知らない

 現時点で、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言など、行動制限は今のところ設けない方針の政府、軸となる考え方はやっぱり感染防止対策と経済の両立。でも、これって、どの国が成功している?中国のような「ゼロコロナ」政策をすると、経済に大きく影響する。経済に重点を置くと、感染者が増える。
 でも、感染者を一定程度落ち着かして、経済と両立できるノウハウを持っている人は、世界中見ても誰もいないんじゃないかな。だったら、もうすでにCOVID-19は終息へ向かうはず。

・在宅勤務取り入れていたが、出社にする←改めて考え直してほしい

 この新型コロナウイルスをきっかけに、在宅勤務を取り入れる企業が増えた。しかし、在宅勤務では生産性が上がらない、コミュニケーションがとりにくいなどから、在宅勤務をやめて出社に切り替える企業も。
 工場現場で働く人や医師など、そもそも在宅勤務ができない人は仕方ない。でも、在宅勤務をやめて出社にする会社、社員第一より経営第一なの?もうちょっと考えたらどうなの?と思う。社員間での面談、コミュニケーションは当然必要。だったら、出社とテレワークを一週間交替とか、1ヶ月に1回出社など、その業種や職種にもよるが可能なはず。俺自身はもう2年以上テレワークを行っているし、出社は殆どない。
 一部の企業は、昼休みにZoomを使って、社員間で雑談をして、コミュニケーション取ったり、チャットでやりとりしたりと、何かとできるはず。なので、感染対策のためにも、在宅勤務をやめた企業は考え直したほうがいいのではないかと。

・結局は高齢者、重症者を守って、それ以外は「知らんぷり」

 ニュースや報道番組のゴゴスマやミヤネ屋などで、この新型コロナウイルスのオミクロン株のことを取りあげられるが、言っていることは至って「重症化」「高齢者へは感染させない」ということばかり。それ以外の世代は、基本的な感染対策の徹底とワクチン接種の呼びかけだけ。
 確かに、デルタ株と比べると、弱毒性になったと思う。なぜ、重症化ばっかりの報道を嫌うかというと、俺自身、今は後期高齢者の両親と同居しているから。しかも父親は基礎疾患持ちなので、万一俺自身が感染して、親にうつすわけにいかないから。だから、俺自身は軽症、重症は関係なく、感染そのものをしたくない。
 おそらく、このオミクロン株を甘く見ている、さっさと5類へとか、重症化ばっかり言っている人たちは、普段、高齢者と会わない、同居していないからだと思う。
 医療従事者や高齢者施設で働いている人たちにも4回目のワクチン接種を行うことが決定したが、正直、高齢者と同居している人もワクチン接種の対象にならんかなぁと思いたい。

【最後に】

 現時点で、まん防や緊急事態宣言などの行動制限は設けない方針だが、病床がひっ迫しない限りは、行動制限はないやろう。高齢者、重症者、基礎疾患持ちの人は守るが、それ以外は「知らんぷり」やし、これからもしばらくは感染者が増えるだけ。
 14日の岸田総理の記者会見でも、我々の40代などの世代に関しては、基本的な感染防止対策の徹底とワクチン接種だけで、真新しい対策はなかった。この秋にはオミクロン株対応するワクチンが完成する見込みだが、それもいつ日本に入ってきて、いつワクチン接種できるかはわからない。それに、さらなる感染力が強い系統のウイルスが出てきたら、またイタチごっこが始まるのかな。
 まぁ、今はもうオミクロン株対応ワクチンを待って、感染防止対策を徹底して、新たな変異が出てこないことを願うだけ。今となっては「ウイルスは変異するもの」と言えるが、中国武漢で見つかった初期のCOVID-19の頃は、変異なんて考えもしなかったのにね。ホンマに厄介なウイルス・・・。

染野唯月、東京ヴェルディへ期限付き移籍

 夏の移籍市場が本格化。鹿島は、上田綺世のベルギー1部リーグのサークル・ブルージュKSVへ完全移籍を発表していたが、今日は染野が東京ヴェルディへ期限付き移籍すると発表した。期間は2023年1月31日までとなる。
 これはちょっと意外だった。上田が移籍して、FW登録の選手が3人となり、染野の出場機会が増えるものと思っていた。しかし、直近の札幌戦や神戸戦でもベンチ入りはするが、出場機会がなかった。このあたりから移籍が決まっていたかも知れない。負傷して移籍というわけにもいかないし、だったら何でベンチ入りさせるのかというところもある。他にトップを務められる選手がいないからか。
 将来的には染野と上田の2トップを期待していたが、上田はベルギーへ行ったし、染野は東京ヴェルディへ。残ったFW登録はエヴェラウドと優磨のみ。土居や和泉がトップを務めることはできるが、染野が移籍となると、補強はどうなるか。さすがに補強すると思う。今後も注目したい。
 染野は鹿島に入団して3年目。これまでの鹿島は、入団3年を経過した時点で、今後どうするかを見極める傾向にある。勝負の3年目の途中で移籍となった染野、ヴェルディでは出場機会が増えると思う。そこで力をつけて、必ず鹿島に帰ってきてほしい。

ファン アラーノ、ガンバ大阪へ完全移籍

 J1は第23節が終了し、首位横浜FMは2位鹿島を2対0で下し、勝ち点48とし、2位鹿島との勝ち点差は8に広がった。得点以上に完敗と言える鹿島、今後勝ち点を縮めることができるか。さて、鹿島はまた退団する選手が。上田、染野に続いて、ファン アラーノがガンバ大阪へ完全移籍すると発表した。
 残念の一言。横浜FM戦はベンチ入りし、途中出場することができたが、試合後、ある人のYoutubeの動画、サポーターへの挨拶の後、アラーノが通訳とコーチ陣と抱き合って号泣している姿があった。このアラーノの号泣シーンを見ると、ひょっとして退団するのかなと思った。その予感通りというか、国内移籍だったとは。
 アラーノは2020年、エヴェラウドとともに鹿島に加入して3年目、1年目は戦術のフィットに時間を要したものの、30試合で4得点。2021年は27試合で3得点を記録。しかし、今年に関してはヴァイラー監督の下では、出場機会が減少。ヴァイラーの戦術に合わなかった可能性がある。それでも、チームのために献身的にプレーをしている姿は印象に残る。中盤の選手は豊富で、和泉、カイキ、今は離脱しているが荒木や松村、仲間らがいて、さらには外国人枠というところも。
 OUTの選手ばかりが出てきて、INの正式発表がまだない。日刊スポーツだけが報じていたが、昌子の獲得に乗り出す記事は見た。今ほしいのは、即戦力センターバックとFW。不安定なセンターバックに、昌子が入れば守備が安定する可能性はあるものの、今後の鹿島を考えると、もうすぐ30歳になる昌子の獲得はありなのか。とはいえ、鹿島でプロキャリアをスタートさせた選手であり、戻ってきてほしいという思いは強い。
 そしてFWも。FW登録の選手は鈴木とエヴェラウドの2人。上田の抜けた影響は大きく、優磨が不発だと厳しい。トップを担える選手は和泉や土居がいるが、あと1名、即戦力FWがほしいところ。
 最後にアラーノ、2年半の間本当にありがとう。ガンバでも出場機会が与えられるかはアラーノ次第というのは言うまでもないが、きっとガンバを残留に導いてくれる活躍をしてくれると思う。ありがとうございました。

ブレッシング エレケ、鹿島アントラーズに完全移籍加入

 鹿島は1日、ブレッシング エレケ(KベールスホットVA)の鹿島アントラーズに完全移籍加入がクラブ間で合意に至ったと発表した。日本でのメディカルチェックの後、正式に契約が結ばれる予定とのことで、背番号は19。
 待ちに待っていた即戦力FWの補強が来た!これまでの外国籍選手はブラジル人もしくは韓国人だったが、クラブ初のアフリカ人選手(ナイジェリア)となる。
 記事とかに載っている画像を見る限り、ちょっと強面なルックスをしているが、非常に真面目な性格のようで、2018年にヴァイラーが率いていたチームで背番号10を背負って、チームの得点王の実績があると。アフリカ人ということで、やはり個々の身体能力の高さはあると思いたい。
 まぁ、おそらくヴァイラーの意向もあっての獲得でしょう。エレケのコメントがまだ入ってきていないが、ヴァイラー監督と再び同じチームになるということで、エレケも喜んでいることに違いない。当然、これから戦術のフィット、優磨やエヴェラウドなどとの連携面はこれからだが、2020年まで柏に在籍していたオルンガに近い活躍が見られたら最高。
 Jリーグへの登録完了見込みや、Jリーグ初出場がいつになるかはわからないが、即戦力FWの獲得は喜ばしい。どんなプレーを見せてくれるか、今から非常に楽しみ。エレケ、どうぞよろしくお願いします。

ピークに近づいてきたか、そして・・・

 新型コロナウイルスの急拡大、7月から本格的に増加傾向となり、一日に発表される新規感染者数が24万人以上に上った日もあった。ここしばらくは予想通り、増加スピードが鈍化。しかしまぁ、新規感染者数が24万人以上というのは予想をはるかに超えた。
 ピークに近づいてきたかと思うが、検査の陽性率が高いし、今の日本の検査能力からして、しばらくは高止まりすると思う。2週間後には減少傾向が見られたらいいなぁと。この急拡大の中、新たな政策や、今後の希望の光が見えてきてほしいという情報が入ってきたので、何かと述べていこうと思う。

・「BA.5対策強化宣言」の導入、何とも残念

 オミクロン株の「BA.5」が急速に置き換わりが進む中、政府が新たに「BA.5対策強化宣言」を導入した。簡単に言えば、経済は止めず、都道府県の知事が手を挙げて、国がサポートするという。
 一言、何とも残念。都道府県に丸投げな上、基本的な感染対策の徹底、ワクチン接種、換気の徹底など、これまで呼びかけてきた対策ばかり。そして、高齢者などの混雑した場所への外出自粛って・・・、一部の高齢者はゲートボールなど、外で運動している人もいるが、高齢者は基本的には混雑した場所へは極力行かないし、すでに実施していると思う。じゃぁ、それ以外の世代も自粛したほうがいいんじゃないか、というのもアリだと思うが、これも経済のことを考えてのことか。それに、高齢者などの外出自粛って、大阪の吉村知事が、大阪の対策として打ち出した対策の一つで、これを政府がマネしたんちゃうん?
 この「BA.5対策強化宣言」を導入すると決めた府県、やらんよりかはマシなのかも知れんが、効果があるのか。大阪はすでに同様の対策は実施しているので宣言しない、和歌山の仁坂知事は「何の役にも立たない」と明言。このような「やってますよ」アピールも、減少傾向になったら「効果があった」と岸田総理は言いそう。

・「さっさと5類へ」なんて言うな

 新型コロナウイルス(COVID-19)は現在、感染症法では2類相当。これまでも2類から5類へという議論が絶えないが、岸田総理もついに検討を始めて行くと表明した。
 俺自身、今でも2類から5類への移行は基本的には反対。ただ、医療体制(ワクチン、治療薬、受け入れ医療機関の拡充)、新変異株に備えたスムーズな分類移行体制、これらの準備が整う見込みであれば、5類への移行はありだと思う。
 ネット上(特にヤフコメ)では、「さっさと5類へ」とか「5類にすれば解決」など、あまりにも単純なコメントを書き込む人がいる。まぁ、ヤフコメは偏見が多いが。
 俺自身特に引っかかっているところは、受け入れ医療機関。2類だと指定医療機関での治療となるが、5類だと一般医療機関でも受診が可能とされている。所謂、大阪の吉村知事が言っている通り「オール医療で」ということ。しかし、小さな医院など、コロナを疑われる患者の受け入れを拒否するところがいっぱい出てくるのではないかと懸念している。拒否そのものができるのかはわからないが。
 確かに、一般医療機関でも受診が可能になれば、保健所や指定医療機関などの負荷は軽減されるメリットは理解できるが、(小さい医院も含めて)一般医療機関もコロナの受け入れ体制が整わないと、オール医療なんて言ってられない。5類にするには入念な準備が必要だと思う。

・ポルトガルの状況が参考になるというが・・・

 最近でもないが、テレビなどで、ポルトガルの状況が参考になるのではないかというニュースを見る。ワクチン接種率や接種時期が似た感じで、ポルトガルが先にBA.5が流行って、現在は収束してきている。
 参考になるのかなぁ。ポルトガルの人口は約1千万人。BA.1が流行った時は一時期、ピーク時には一週間平均で約6万人くらいになった時がある。日本に換算すると約72万人くらいか。3月ごろに収束も、5月くらいにBA.5が流行し、ピーク時には一週間平均で約3万人くらい。日本に換算すると約36万人くらいか。
 ポルトガルは行動制限を取らずに収束したとされるが、日本も行動制限は取っていない。ポルトガルと日本とで、コロナに対する考え方は違い、ポルトガルは「症状はそれほどでもなく気にしていない」、対する日本はまだまだ警戒している。ただ、80歳以上の高齢者などはまるで状況が違うと。4回目のワクチン接種で重症者が大きく減ったと。日本でも60歳以上や基礎疾患のある人への4回目のワクチン接種が進んでいるが、この接種は確かに重症者を減らすには有効だと思う。
 ポルトガルや韓国、アメリカなどは、昨年末から今年にかけて、オミクロン株が爆発的にまん延した。日本でもまん延したが、それでも新規感染者数の最も多かった日で約10万人。他の国はBA.1が爆発的にまん延して、感染したことによる免疫の獲得が要因と思われるが、BA.5のまん延は、BA.1より抑えられている。ポルトガルは2人に1人が感染しているようで、このあたりも影響しているのではないかと。
 確かに参考できるところは盗めばいいが、「ポルトガルが行動制限なしで収束できたから」という単純に考えず、日本の事情に合わせて対策をしてほしいもの。

・オミクロン株対応ワクチン、10月から接種開始か

 感染状況がピークに近づいてきた今日、希望の光になるかというニュースが。オミクロン株対応ワクチンが9月に輸入されて、10月から接種開始を目指しているとのこと。
 これは期待したい。従来株(武漢で発生の)とオミクロン株BA.1の2価ワクチンとのことらしいが、現在流行のBA.5に関しても、一定の効果があるらしい。通称「ケンタウロス」と呼ばれているBA.2の「BA.2.75」に関してはどうなのか。これも一定の効果があればいいが。
 感染状況を落ち着かせて、かつ経済との両立ができるための手段は、ワクチンしかないと思う。個々の感染対策には限界があるし。これまでうまく封じ込めてきた台湾やニュージーランドも、オミクロン株の抑え込みには失敗し、ウィズコロナに方針転換している。
 一体何回接種せなアカンの?と思ってしまうが、インフルエンザワクチンのように、定期的な接種という感じになるかも知れない。懸念される副反応はこれまで通りなのか、それ以前に接種対象はどうなのかはこれからだと思うが、全年代で接種できるのであれば早く接種したい。

【最後に】

 感染の増加スピードが鈍化してきたとはいえ、日本の検査能力からして、しばらくは高止まりすると思う。行動制限をとったとしても効果があるのかは不明だが、高齢者や基礎疾患のある人は守って、それ以外の世代はほったらかしの対策では、減少を期待するのはアカンかぁ。火災で言えば、火元はほったらかしで、周りは何とか壁を作って、燃え広がりを何とか抑えようという感じ。でも、壁が小さく、どんどん燃え広がっている状況。
 今日から夏の全国高校野球が始まるが、体調不良や集団感染と判断された高校は、開会式は欠席、開会式の出席は主将のみに急遽変更された。せっかくの甲子園、出場辞退の高校が現れないことを願う。
 10月に接種開始を目指しているようだが、どういった順番で接種をしていくのかもこれからだと思うし、それまではリスクの高い行動は控えたほうがいいかなと。願う終息。

レネ ヴァイラー監督、退任

 鹿島は7日、現状と今後の方向性について協議の上、レネ ヴァイラー監督との契約を解除したと発表した。また、ドラガン ムルジャコーチおよびマヌエル クレクラーフィジカルコーチについても契約解除となる。
 率直に「残念」の一言。昨年までのブラジル路線から、今年から欧州路線へと舵を切り、監督、コーチ陣も欧州出身者を招聘。そして、ヴァイラー監督の下でプレーしたことのあるブレッシング エレケも合流予定だった。
 ヴァイラー監督は、オミクロン株による入国制限により合流が遅れたが、鈴木優磨、上田綺世の2トップが機能し、一時は首位に立っていたこともあった。しかし、上田のベルギー移籍の影響が大きく、ここ5試合で3分2敗。直近ではマリノスと広島に共にシーズンダブルをやられてしまった。
 優磨と綺世の2トップが機能していた時はよかったが、それ以外の攻撃バリエーションの乏しさ、センターバック陣の不安定が大きく影響した。綺世のベルギー移籍、染野の東京Vへの期限付き移籍、ファン アラーノのG大阪への完全移籍があったが、補強はエレケのみ。エレケはまだ合流していない。
 予てから、即戦力FWとセンターバックが補強ポイントのはずだが、結果的に補強が遅れたフロントにも責任があるのではないかと。ただ、鹿島の方向性に合致する選手が見つからなかったのではないかと思いたい。昌子の獲得に乗り出すという記事は、日刊スポーツのガセなのか、移籍金などの影響で折り合いがつかなかったのか。
 この現状での退任、賛否両論があると思う。「妥当」「シーズン終了までは何とか」「今は我慢の時期」など、いろんな意見があるはず。俺自身は「今は我慢の時期」と思っていた。どのチームも勝てない時期が来るし、鹿島はまさにそういう時期で、いずれは好転すると信じて。
 ただ、監督が描いているサッカーと、クラブとの方向性が一致していないようでは、この退任はやむを得ないと思う。目先の結果だけを見ての解任ではないと思いたい。
 次なる人事がどうなるかは、今後発表されるが、今後の鹿島はどうなっていくのか。残念なニュースが入ってきたが、初の欧州出身の監督として指揮してきたヴァイラーには感謝、ありがとうございました。


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