鹿島魂From関西
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管理人Voice

第421回〜第430回

11月は大一番あり

 早いもので、国内サッカーはいよいよ終盤へ。鹿島は、ルヴァンカップは準決勝敗退。リーグ戦も優勝の可能性が消滅した。残るタイトルはACLと天皇杯になった。
 ルヴァンカップは敗退、リーグ戦は優勝の可能性は消滅したが、残る2タイトルが残っており、11月も過密日程になる。11月の戦いを占ってみよう。

・何といってもACL決勝が大一番

 ACL決勝第1戦が11月3日のため、第31節のC大阪戦は10月31日に行われた。そして、ACL決勝第2戦が11月10日のため、第32節の柏戦は11月6日に行われる。非常に過密日程になる。
 C大阪戦では、ACL決勝第1戦を見据えて、山口、金森、田中、小田、町田、J1リーグ初出場初先発の久保田などが起用された。ケガ人が多いということもあるが、若い選手が多く起用された。よく勝ったもんや。センターバックとボランチに経験豊富な選手がいたことは大きかった。おそらく柏戦も、若い選手が多く起用されるのではないかと思われる。
 ACL決勝第1戦はホームで。第1戦は、リーグ戦第33節仙台戦へ行く予定なので、予算オーバーで見送った。第2戦がホームなら、予算オーバーでも行ってるかも。第1戦のホーム、決勝だけあってチケットの売り上げは好調。おそらく3万人は超えるやろう。そして第2戦のアウェイは、なんだか10万人?のペルセポリスのサポーターが観戦するとか。すごい「完全アウェイ」になりそう。
 兎にも角にも第1戦のホームは重要。多くの主力を温存して臨むわけだし、蓄積疲労は少しは取れていると思いたい。アウェイゴールを与えないことが一番だが、絶対に勝利して、第2戦に臨みたい。

・天皇杯はまず準々決勝

 ACLのため、準々決勝は11月21日に行われる。相手はJ2甲府。天皇杯は残っているし、ルヴァンカップも準々決勝まで進出した。しかし、J1昇格の可能性が消滅した。まぁ、今年から昨年のJ1リーグ17位と16位がルヴァンカップに出場するという、過密日程もあったことも影響したのかな。
 そういう状況の甲府だが、いくらJ2チームが相手とはいっても、敗退は絶対に許されない。リーグ戦優勝の可能性が消滅し、2位や3位に入ればACL出場権があるが、今年は3位と2位クラブはプレーオフからの出場となるはず。天皇杯優勝すれば、本戦からの出場になるはず。天皇杯も優勝したいが、ACLの大一番があるため、まずはACLからかな。

・リーグ戦優勝は消滅したが、ACL出場権確保に向けて

 10月20日の浦和戦に敗れ、川崎が勝ったため、鹿島のリーグ戦優勝の可能性が消滅した。しかし、ACL出場権の3位以内は確保しておく必要がある。
 先ほども述べているが、2019年と2020年の日本クラブのACL出場枠は本戦2、プレーオフ2になるはず。となると、リーグ戦優勝クラブと天皇杯優勝クラブが本戦、リーグ戦2位と3位クラブがプレーオフになると思われる。鹿島は今2チーム分できるくらいの戦力を保有している。ACL出場を逃すと、退団する選手が増えてしまうのではないかと危惧している。
 プレーオフからの出場の場合、今年プレーオフからの出場となった柏が、1月にプレーオフを戦って本戦出場を決めたが、新シーズンの始動が早かった。しかし、出場権の確保は大事なこと。天皇杯優勝が一番いいが、兎にも角にもACL出場権がほしい。

【まとめ】

 いよいよ国内サッカーも終盤戦、まずは何といってもACL。悲願の初制覇がかかっている。相手のペルセポリスも初制覇に燃えているはずだが、2年連続で日本のクラブがACLを制したいところ。C大阪戦が終わって中2日でACL第1戦、また中2日で柏戦、中3日で第2戦。第2戦は日本時間の24時に行われるようだが、テレビ中継あったら見たい。深夜はつらいが。さすがに現地観戦は無理・・・。
 リーグ戦と天皇杯も諦めていない。来季のACL出場権がかかってくるし。ACLが終われば、少しは過密日程は緩和されるが、勝利という結果を見たい。一戦必勝でがんばろう。

ACL決勝第1戦、先勝!

 J1は第31節が行われている。川崎が柏を3対0で下し、広島が逆転負けしたため、2連覇へ王手をかけた。そして今日、ACL決勝第1戦がカシマスタジアムで行われ、鹿島はペルセポリスに2対0で勝利し、悲願のアジア制覇に王手をかけた。
 まぁ、J1のことはさておき、鹿島は悲願のアジア制覇へ王手をかけた。こういった試合を見られたなら、予算オーバーでも現地観戦すればよかったかな(汗)。まぁ、でもこの勝利は大きい。しかもアウェイゴールを与えなかったことも大きい。
 前半はさすがに堅守と言われたペルセポリス、守備でのポジショニングもいいし、クロスボールもブロックされて上げられなかったシーンも多かったし。ひとつのミスが大きな影響を与えそうな試合になるかなと思った。
 そして、後半にレオ、そしてセルジーニョの得点。二人とも素晴らしいゴールだった。セルジーニョは5試合連続ゴール、まさにジーコ推薦の助っ人。鹿島に来てくれたよかった。
 今日の審判は中国人、適正なジャッジをしていたと思う。前半、スンヒョンのハンド?をアピールしていたペルセポリスの選手たち、よく見ると顔面ブロックやし。後半はラフプレーが目立ったペルセポリス、一つひとつのプレーは適切なジャッジだったと思う。2枚目のイエローで退場になったシアマク ネマティは、西をぶっ飛ばしているし。「レフェリーが少し試合を壊してしまったと思う」とコメントしたペルセポリスの監督は残念。もう一度この試合見ると、適正なジャッジであることがわかるはず。
 まずは先勝したが、第1戦が終わっただけ。引き分け以上、もしくは1点差以内の敗戦なら優勝だが、アウェイの雰囲気は全然違うものになるはず。約10万人の大サポーターが来るとか。勝利インタビューで昌子が「今日の応援じゃまだまだ足りない」「もっと応援してくれないと優勝できない」と、サポーターへ更なる応援を求めていた。やってやろうやん!

悲願達成!!ACL優勝!!

 ACL決勝第2戦が現地時間10日18時30分(日本時間11日0時)から始まり、鹿島がペルセポリスに0対0の引き分け。2戦合計1勝1分で鹿島が悲願のACL初優勝を果たした。
 ホンマに嬉しい。さすがに現地観戦は無理やけど、深夜のテレビ中継で最後まで見た。一つひとつのプレーに集中しないと、何が起こるかわからなかったし、約10万人のペルセポリスサポーターの後押しは凄まじいし。有利には違いなかったが、スコア的には逆転可能だったし。
 決勝トーナメントの初戦でいつも跳ね返されてきたが、初めて初戦を突破してから優勝までたどり着いた。さて、このACLの戦いを振り返ろう。

・第1戦の2対0で、かなり有利に立った

 第1戦のホームでの戦い、ペルセポリスにアウェイゴールを許さなかったのは非常に大きかった。第2戦は、鹿島が1点取れば、ペルセポリスは4点必要だったし。
 ただ、相手のホームだけあって、2対0で延長や、3対0など、サッカーであれば可能な差だったので、スコア的には予断を許さない状況でもあった。ペルセポリスはホームでめっぽう強いらしい。しかも堅守が光る。
 結果的にはスコアレスドローだったが、一つひとつのプレーに集中していて、得点を許さなかった。大会MVPは優磨が選ばれたが、全員にMVPをあげたいくらい。

・集中した守備、さすが助っ人セルジーニョ

 決勝2試合を戦って、ペルセポリスに1点も与えなかった。レオ シルバや三竿の持ち味であるボール奪取能力ももちろん、スンヒョンも高さを生かして、相手ボールを弾き返していた。ルヴァンカップ準決勝第2戦でようやく復帰してきた昌子、約2ヶ月半のブランクがあって、復帰当初は失点が目立っていたが、コンディションが良くなってきたと思う。スンヒョンとのコンビも、これから更に良くなるはず。
 優磨がACL全試合出場し、大会MVPに選ばれた。そしてもう一人、MVP候補ではないかと思っていたのがセルジーニョ。決勝第2戦では無得点だったが、それまでACL5試合連続ゴール中だった。ジーコ推薦の助っ人、しっかりチームにフィットした。レオやレアンドロのブラジル人がいることも大きいと思う。

・決勝トーナメント「初戦」を突破したことで、壁を乗り越えた

 鹿島は過去5回、ACLで決勝トーナメントに進出している。いずれも初戦敗退。今年6回目の決勝トーナメントに進出し、初めて初戦を突破した。
 初戦を突破したとはいえ、簡単な戦いは当然なかった。準決勝第2戦の水原三星戦では、あわや逆転で敗退危機に。そこから西とセルジーニョが得点し、ドローに持ち込んだ。そして決勝で1勝1分で初優勝を果たしたわけだが、一人の人間やクラブが、ひとつの壁を乗り越えると成長するということやろう。
 一般サラリーマンでも、社会人として何度も壁にぶち当たることはあると思う。それを乗り越えたときには、大きな成長につながる。サッカーでも一般サラリーマンでも同じやろう。

・素晴らしかった、ペルセポリスのサポーター

 第2戦、少し心配していた。約10万人が観戦したと言われるペルセポリスのサポーター、鹿島の優勝や審判の判定など、ペルセポリスに不利なことが起こったりした場合、何らかの暴動が起きないか心配していた。過去には石などを投げつけていたとも言われていた。
 しかし第2戦の試合終了後、ペルセポリスサポーターは拍手。ペルセポリスの選手たちへ労いの拍手もあるし、鹿島優勝を祝福する拍手でもあったと思う。こういった紳士的な行動には、ホントに称賛に価する。

・忘れてはならない、来季のACL出場はまだ決まっていない

 今後を見据えたことになるが、川崎がJ1連覇を果たし、来季のACLは本戦から出場する。来季のACL出場が決まっているのは川崎だけである。
 リーグ戦では、少なくとも2位と3位に入っておきたい。そして、天皇杯がまだ残っている。ここで優勝すれば、来季のACLは本戦から出場できる。リーグ戦2位と3位だとプレーオフから。チーム始動が早くなるし、鹿島はクラブW杯に出場するので、オフが短くなる。最もいいのはもちろん、天皇杯を優勝すること。
 ACLを制したら、翌年のACLに出場できるというルールができればなぁと思うけど、国内タイトルとの関係でややこしくなりそう・・・。

【まとめ】

 ACL初優勝。これまでも何度も挑戦してきて、初優勝まで何年もかかって、ホントに長かった。涙しながら太鼓をたたいていた鹿島サポーターもいたし、現地観戦したサポーターのみなさん、ホントにありがとう。
 代表ウィークになるので、少し日程は空く。これから選手たちは日本に帰ってくるが、移動が長い上に、疲れもあるやろう。代表に選ばれたスンヒョン、三竿、優磨は大変だと思うけど、優磨は負傷の具合は大丈夫かな。リーグ戦でまた最高のパフォーマンを見せてほしい。優勝おめでとう!そして、ありがとう!

Jリーグジャッジ「リプレイ」

 国内のリーグ戦は終わり、国内での戦いは天皇杯決勝、J1参入プレーオフの決定戦を残すのみとなった。鹿島は天皇杯準決勝を戦い、浦和レッズに0対1で敗れ、国内タイトルは無冠に終わった。鹿島および今季の国内サッカーの振り返りは、クラブワールドカップが終了してからにしよう。
 さて、今年から(?)Jリーグは、Jリーグジャッジ「リプレイ」というコンテンツを開始し、Jリーグの判定を取り上げ、ジャッジに関する疑問やルールをわかりやすく解説するというもの。
 何度かこのコンテンツを見ているけど、疑問がすっきりするという点ではなかなかよい。これまで多くの疑惑の判定が発生し、「なぜ?」と疑問に思うことが多かった。これまで殆どが謎に包まれたままだったが、実際正しい判定だったか、誤審だっだか、原博実氏と上川徹氏が見解を示している。
 実際に正しい判定だったプレーの場合においても、誤審だった判定においても、全ての審判員がしっかり共有して、今後につなげていくことが大切だと思う。取り上げられなかったプレーも多くあると思うが、これまで疑問に思っていたものが公になって、すっきりするところはある。
 審判のレベルを向上する取り組みは、これまでもやっているとは思うが、まぁ、効果が表れているとは言えないかな。瞬時に判断しなければならない難しい仕事の審判、大変だとは思うが、審判員のレベルが上がってくれることを望む。

クラブワールドカップ始まる

 FIFAクラブワールドカップ2018が始まった。開催国枠のアル・アインが開幕戦と準々決勝に勝ち、準決勝進出を決めた。そして、鹿島の戦いも始まった。鹿島は北中米カリブ海地域代表のグアダラハラ(メキシコ)に逆転勝利を収め、準決勝進出を決めた。
 開始早々にいきなり失点し、鹿島を研究してきたグアダラハラの成果が表れたかなと。その後も中盤を封じこまれて、前線で起点が作れなかった。グアダラハラの選手の戻りが早いし、動きが機敏。その後も押し込まれても、スンヒョンを中心とした渾身の守備、そしてスンテの神セーブが光った。万一、2対0で前半終了だと、ちょっとヤバいかもと思っていた。
 後半開始時、レアンドロに代わって安部を投入したことはハマったね。機敏なドリブル突破ができ、守備にも献身的な安部投入でリズムが変わった。レアンドロもドリブルやボールキープができる選手ではあるが、スピードというよりも重戦車のような力強さというタイプ。そして後半開始早々に、土居のクロスから、走り込んでいた永木が押し込んで同点に。後半の早い時間帯に追いついたのは大きかった。
 69分に土居がファウルを受けPK、そのPKをセルジーニョが落ち着いて決め逆転。途中出場の安西と安部の崩しで3点目。安部のゴールはお見事やし、安西と安部との呼吸が合っていた。
 試合終了間際にVARによるPK、PKは防いだが、こぼれ球を押し込まれて1点差に詰められたが、逃げ切った。12月に入って鳥栖戦と浦和戦では無得点、この試合も前半までは良くなかった。チーム状態が気になっていたが、後半に見事に修正してくれた。
 次はレアル・マドリードとの再戦。クリスティアーノ・ロナウドはユベントスに移籍して、レアルにはいないが、強いことには変わりない。直近のチーム状態が決して良くないような報道もあるが、関係ないと思う。2年前の雪辱を晴らしてくれると信じている。

完敗、レアル・マドリード戦

 FIFAクラブワールドカップ2018は準決勝や5位決定戦が行われた。開催国枠のアル・アインが、南米王者のリーベルプレートにPK戦の末破り、決勝進出を決めた。もう一つの準決勝、鹿島はレアル・マドリードと対戦し、1対3で敗れ、3位決定戦に回ることになった。
 この試合は日本時間の深夜1時30分キックオフだけに、テレビ中継を見るか直前まで悩んだ。1時30分に起きられるかどうか、それまでに睡眠がとれるか不安だったので、後半から見ることにした。
 結論から言うと、2失点目となったミス、これがほぼ試合を決定づけてしまったような感じがした。がっくりしている間、その2分後にも失点。ハットトリックのベイルの決定力、もう褒めるしかない。
 もちろん、ベイルの決定力だけではない。サイド攻撃は再三やられているし、守備や攻撃にメリハリがあった。レアルは監督交代後は、それなりに復調気配があったかも知れないが、この試合ではここぞという場面で力を発揮している感がある。完全に力負け。
 剛さんのこの試合の選手起用(交代)はちょっと謎。前半はハイライトでしか見てないんでわからんが、後半開始時に永木に代えて内田を投入し、西をボランチに。永木はそんなに調子悪かったのかな。内田の経験を買ったかも知れないが。西を右サイドハーフにすれば、調子の良さそうな遠藤を代えることになるし。
 まぁ、ここまでは難しい選手交代だったと思うが、ボランチにポジションを移していた西が交代で、安西を投入。安部がトップ、土居がボランチ、安西が左サイドハーフに。安西は左サイドのほうが得意なので、左サイドハーフに置きたいのはわかる。疑問符が付くのは土居のボランチやね。本来であれば三竿健斗がボランチでいきたいのは、誰でもわかるはず。そうせざるを得ないのか。土居はボランチというより、比較的高い位置を取っていたように思えた。なのでトップ下に近い形で活路を見い出しているように、俺には見えた。
 そして、グアダラハラ戦でよくなかったレアンドロの投入がおかんむり。鹿島では左サイドハーフが主戦場だが、そのまま遠藤と同じポジションに。殆どボールに絡めていなかった。安西を右にシフトして、山口か金森あたりを出してもよかったのではないかと。
 土居のゴールで1点は返したものの、完敗。すべての面でレアルとの差はあった。レアルも2年前のことがあるので、かなり警戒して臨んだと思う。
 鹿島が調子のいいと言える判断材料の一つは、よく言われる「誰が出ても鹿島は鹿島」。2016年度の天皇杯を優勝したが、この時赤ア(現:川崎)が「誰か個人に頼るのではなく、チームで戦えていることが良い結果につながっている」とコメント。これが非常に印象に残った。今回は主力選手の優磨、三竿などが不在。この2人の存在感がやっぱりあった。この2人や中村、伊東なども不在で、采配にも手詰まりがあった感がある。
 次の試合は、3位決定戦のリーベルプレート戦。今季最後の試合となる。もちろん勝ちにいってほしい。中2日で臨まなければならないが、気持ちを切り替えて臨んでほしい。

2018シーズンのJ1クラブを「簡単な一言」で評価する

 2018シーズンの国内サッカー、およびクラブワールドカップも終わり、各クラブはオフ。監督の退任および就任、選手の移籍も活発化している。2019シーズンへ向けて、各クラブとも戦力補強、整備を行っている。
 さて、2018年J1リーグは川崎フロンターレが2連覇を達成。ルヴァンカップは湘南ベルマーレが初優勝。そして、天皇杯は浦和レッズが12大会ぶりの優勝を果たした。そして、ACLは鹿島アントラーズが悲願の初優勝を果たした。
 各クラブとももちろん、シーズンが始まる前は目標を掲げていたと思うが、その目標を達成できたチーム、達成できなかったチームがあると思う。ここで、J1各クラブの今季を「簡単な一言」で評価してみる。

  • シルバーコレクターはもう昔?・・・川崎フロンターレ
  • まさかまさかの大失速・・・サンフレッチェ広島
  • 超過密日程お疲れ様・・・鹿島アントラーズ
  • 史上最強・・・北海道コンサドーレ札幌
  • アウトレイジ・・・浦和レッズ
  • 結局タイトルもACLもないのか・・・FC東京
  • ACLかリーグ戦かどっちが大事か考えてしまう・・・セレッソ大阪
  • 得点力が付いたね・・・清水エスパルス
  • ツネ様様様・・・ガンバ大阪
  • 客寄せパンダ?・・・ヴィッセル神戸
  • 強くも弱くもない・・・ベガルタ仙台
  • 得点多く、失点多く・・・横浜F・マリノス
  • ルヴァンカップ制覇!・・・湘南ベルマーレ
  • 強いはずなんだが・・・サガン鳥栖
  • 噛み合えば強いんだが・・・名古屋グランパス
  • 「まさか」も辛うじて残留・・・ジュビロ磐田
  • フロントゴタゴタ・・・柏レイソル
  • 勝ち点30の最下位って・・・V・ファーレン長崎

■J1連覇の川崎、大失速の広島■

 先ほども述べているが、川崎がJ1リーグ2連覇を達成した。最初は広島が首位を走っていたが、川崎が追い上げ、最後は勝ち点差12を付けての優勝。今季はJ1最多得点に最少失点。特に失点の少なさが際立つ。来シーズンも間違いなく優勝争いをするやろう。
 前半首位を走っていた広島が、まさかの大失速。昨年が残留争いだった広島、そう考えると2位というのは立派かも知れないが、シーズン通じてのパフォーマンスができなかったということか。鹿島に関しては後日詳しく振り返ることにする。

■躍進札幌■

 J1の順位で最も際立っているのは札幌やろう。これまでは1年でJ2降格するなど、なかなかJ1に定着できなかった。
 今季は、広島と浦和でチームを率いたことがあるペトロヴィッチが監督に就任。広島や浦和で採用していた「可変システム」を採用していたようで、攻撃の時は「4-1-5」、守備の時は「5-4-1」になる。J1に定着できていなかったチームに、このような可変システムに選手がついていけるのか、ここが気になっていた。
 その気になっていたところはどこへやら。札幌の試合をいつも見ているわけではないけど、第5節の鹿島戦(カシマ)はターニングポイントのひとつになったのではないかと。試合はスコアレスドローだったが、試合内容は札幌が上回っていた。
 勝利は僅差、敗戦は大敗ということもあり、得失点差はゼロ。4位躍進ではあるが、このあたりが来季の課題になってくるのではないかと思う。

■大物外国人続々と■

 今季は大物外国人の加入で話題になった年でもある。何といっても神戸のアンドレス イニエスタやろう。今年のロシアW杯にも出場。視野の広さ、パスセンス、一つひとつのプレーに無駄がない感じ。イニエスタ自身のプレーは素晴らしかったが、神戸の課題としては、イニエスタが不在時においても勝てるチームを作ることやろう。その対策として、山口蛍や初瀬亮といった日本代表経験者を獲得しているが、果たして。
 名古屋は元ブラジル代表のジョーが加入。シーズン中盤から得点を重ねて、得点王に輝いた。そして、鳥栖にも元スペイン代表のフェルナンド トーレスが加入。加入当初はフィットし切れていなかったが、第33節の横浜FM戦で逆転ゴールもあり、J1残留に貢献。前線での存在感も示し始めてきた。本人はもう1年(鳥栖で)プレーしたいようで、これは叶えてあげたい。
 来季は、ダビド・ビジャが神戸に加入する。次々と大物を獲得する神戸、バルサ化を進めるチーム方針に、ビジャが来季活躍するか注目される。

■ハイレベルな残留争い■

 今季も残留争いに目が離せなかった。特に下位は大混戦だった。最終的に長崎と柏がJ2降格。例年、どこかのチームが殆ど勝ち点を伸ばせず降格ということが多かったが、最下位の長崎で勝ち点30、柏が39だった。勝ち点30以上の最下位というのはこれまで事例がないし、39はシーズンによっては残留できる勝ち点。
 そして、12位から16位までの5チームが勝ち点が41となった。こんな最終順位はこれまでなかったこと。結果、磐田がJ1参入プレーオフに出場することになった。昨年までであれば、16位はJ2自動降格だったが、今季のレギュレーションに救われ、プレーオフにも勝利し残留。勝ち点40以上のチームがJ2降格という事例はないが、今後あるかもしれない。

【まとめ】

 広島が独走するのではないかと思われたJ1、結局は川崎が優勝。川崎はこれまで「シルバーコレクター」と言われてしまっていたが、2連覇を達成して、強さを示した。シルバーコレクターという言葉は昔の話になりつつある。一度タイトルを獲ると、勢いに乗るのではないかと思ったが、やっぱり。
 今季は残留争いがハイレベルだったため、少し歯車が狂うと残留争いに巻き込まれると、改めて思った。特に第33節までに残留が決まっていなかったチームにとっては、ハラハラドキドキだったと思う。
 来季は川崎がJ1リーグ3連覇を目指す。2007年から2009年に鹿島が3連覇を果たしたが、3連覇を達成したチームは鹿島のみ。川崎の3連覇は何としても阻止したい。

2018シーズンのJ2クラブを「簡単な一言」で評価する

 J2リーグは、松本と大分がJ1自動昇格を果たした。J1参入プレーオフでは、東京Vが決定戦まで勝ち上がったが、J1リーグ16位の磐田に敗れ、J1昇格はならなかった。
 J2もJ1同様、移籍市場が活発化している。J1の移籍市場も激しいが、J2も主力選手がJ1に移籍するなど、さらに激しい。これからも動向を見ていこう。
 前回の管理人Voiceでは、J1クラブを「簡単な一言」で評価したが、今年はJ2クラブも「簡単な一言」で評価してみた。

  • 序盤苦しむも、優勝に届いた!・・・松本山雅FC
  • V字回復・・・大分トリニータ
  • カズのJ1、また持ち越し・・・横浜FC
  • J1ライセンスがないのにこのモチベーション・・・FC町田ゼルビア
  • いい戦力を持ちながら・・・大宮アルディージャ
  • あと一歩及ばず・・・東京ヴェルディ
  • 最終節の悲劇・・・アビスパ福岡
  • 今後を感じさせる予感・・・レノファ山口FC
  • カップ戦では強さを発揮・・・ヴァンフォーレ甲府
  • 予想通りの順位・・・水戸ホーリーホック
  • 何か足りない・・・徳島ヴォルティス
  • 川崎撃破が印象的・・・モンテディオ山形
  • 鹿島勢成長・・・ツエーゲン金沢
  • いつまでJ2なのか・・・ジェフユナイテッド千葉
  • 序盤は良かったのに・・・ファジアーノ岡山
  • こんなにまで低迷するなんて・・・アルビレックス新潟
  • まずはJ3に再び降格しないことが大事か・・・栃木SC
  • 監督交代も・・・愛媛FC
  • フロントがねぇ・・・京都サンガF.C.
  • 10連敗はきついなぁ・・・FC岐阜
  • 絆・・・ロアッソ熊本
  • 練習場確保、何とかしてあげて・・・カマタマーレ讃岐

■大混戦だったJ1自動昇格争い■

 これまでの多くのシーズンでは、最終節前までにJ1自動昇格を決めたチームが1つくらいはあった。それが今年は、第41節を終わった段階で、J1自動昇格を決めたチームがなく、松本、大分、町田、横浜FCの4チームにJ1自動昇格圏の2位以内のチャンスがあるという状況だった。最終的には、松本と大分がJ1自動昇格。
 優勝の松本、序盤の6試合は勝ちなしで20位まで低迷。どうしたのかなぁと思ったけど、そこから次第に順位を上げて、最終的には優勝に届いた。そして2位の大分、まさにV字回復でJ1昇格。J2降格後2シーズンでJ3降格した。J3は優勝して、J2に復帰後2シーズンでJ1昇格。この5シーズンは一気に落ちて、一気に上がった印象。かつては堅守の大分というイメージだったが、今季の大分はJ2最多得点で、攻撃力があった。

■躍進FC町田ゼルビア■

 優勝には届かなかったが、躍進といってもいいのが町田。Jリーグをよく見ている人の多くは知っているが、町田はJ1ライセンスがないため、J1昇格もプレーオフ出場資格もない。それでも、最終節勝っていれば優勝の可能性もあった。
 このモチベーションは何やろう。Sportivaの記事では「6位以内」という目標、単なる6位以内という目標ではないらしい。「J1にチャレンジするにふさわしいチームになっていこう」「J1のスタンダードに少しでも近づこう」だと。それでもJ1に上がれないと、モチベーションが長続きしないのではないかと思いたくなるが。
 しかし、J1ライセンス取得は遠くないかも。サイバーエージェントが町田の筆頭株主となって、J1ライセンス取得に全力を挙げる。来年でもJ1ライセンスが取得できたら。

■新潟、京都は大誤算■

 2003年シーズン以来のJ2の新潟、最終順位が16位とは全くの想定外。前年J1リーグ16位と17位はルヴァンカップに出場する。甲府と新潟が出場したわけだが、J2の長丁場の上にルヴァンカップという日程も影響したのか。甲府に関しても9位で、J1昇格はならなかったが、ルヴァンカップはプライムステージ進出、天皇杯は準々決勝まで勝ち上がった。
 甲府はそれでも9位だったが、新潟は16位。どうなんやろうか、ちょっと選手層が薄いのかなということもあるけど、磐田の黄金時代を築いた鈴木政一監督が解任され、3年連続で監督交代。主力選手が次々と移籍して、やりたいことがなかなかできないのかな。
 そして、京都も大誤算。J3自動降格圏内やギリギリ20位くらいに低迷。最終的には19位でシーズンを終えたが、どういうビジョンを描いているのか、まったくわからない。若い岩崎は札幌への移籍が決まった。果たしてどんなチームを作っていくのか。

【まとめ】

 今季のJ1昇格争いはホントにどうなるかわからんかったし、それだけに面白かった。熊本と讃岐が来季J3で戦うことになったが、1年でも戻ってきてほしい。
 来季は長崎と柏がJ2で戦う。1年でのJ1復帰は簡単ではないし、来季もかなり混戦になりそう。そして、J3からは鹿児島と琉球がJ2昇格。まずはJ2残留が目標になるやろう。来季のJ2も楽しみ。

2018シーズンの鹿島を振り返る

 2018シーズンの国内サッカーは終了し、今はオフ。これからアジアカップが1月にあるため、Jリーグから代表に選ばれた選手はあまりオフがない。でも、選ばれたからには頑張ってほしい。
 さて、鹿島はクラブワールドカップに出場していたため、ようやくオフ。日本代表に大迫、柴崎は選ばれたが、現鹿島所属のメンバーからは選出されなかった。選ばれる可能性があった三竿、鈴木はケガの影響で選出されなかった。昌子も選出されず。トゥールーズ移籍が濃厚ということで、移籍先のチームに溶け込んでからということも配慮があったかも。三竿と鈴木はいい休養と思って、来シーズンに備えてほしい。
 今年の鹿島は実に60試合の公式戦を戦った。超過密日程の中、ACLは制した。しかし、国内3大タイトルは今年も無冠に終わった。今シーズンの鹿島を振り返ろう。

・ケガ人続出のシーズン前半

 今季の開幕前、レアンドロが負傷で離脱。当初は全治3、4週間とみられていたが、ベンチ入り復帰までに1ヶ月半ほどかかった。復帰したものの、すぐに離脱。その後の離脱が非常に長く、復帰はシーズン終盤。シーズン通して活躍することができなかった。
 レアンドロだけではない。3月下旬からの過密日程の最中に、ケガ人が続出。1ヶ月以上戦列を離れた選手も多く、なかなかベストなメンバーやターンオーバーもできない状況。この影響で、4月のリーグ戦は僅か1勝。実に10人以上のケガ人を抱えて、かなり苦しい状況に陥った。

・初めて「初戦」を突破した、ACL決勝トーナメント

 ケガ人が続出しながら、ACLグループステージは2位で突破した。鹿島の決勝トーナメント進出は6回目。これまでの5回は、いずれも初戦敗退だった。しかも、昨年は決勝トーナメントラウンド16で敗退によって、石井監督が解任され、大岩コーチが監督が就任した。
 万一、今季も初戦敗退なら、剛さんも危なかったはず。ラウンド16の相手はフッキ、オスカル、エウケソンを擁する上海上港。そう簡単に勝てる相手ではなかったが、ホームで3対1で勝利し、アウェイでは1対2で敗れるものの、得失点差で上回って、初めて決勝トーナメントの「初戦」を突破。

・移籍選手が続々と、そしてジーコも

 ロシアワールドカップ後、鹿島にも移籍選手に関するニュースが。植田がベルギー1部セルクル・ブルージュKSVへの完全移籍、ペドロ ジュニオールが中国2部リーグの武漢卓爾職業足球倶楽部に期限付き移籍。
 そして、最も「まさか」と言えるニュースが、金崎が鳥栖へ完全移籍。全くの想定外で、ACL制覇のために、これからも必要なのに「なぜ?」と思った。しかし、鳥栖からはチョン スンヒョンが鹿島に完全移籍。プロ野球で言えば交換トレードのような形で移籍。植田がベルギーに移籍して、センターバック陣がやや層が薄かったため、韓国代表センターバック獲得は大きかった。
 選手だけではない。7月17日、ジーコがテクニカルディレクターに就任。そのジーコTD推薦で、セルジーニョが鹿島に加入した。

・9月までは、全タイトル制覇の可能性を残す

 ジーコTD就任以降、レオ シルバなどが好調を維持。ACL準々決勝は天津権健に2勝し、準決勝進出。ルヴァン杯プライムステージ準々決勝は、川崎に1勝1分で準決勝進出。天皇杯4回戦は広島に勝利し、準々決勝進出。リーグ戦は次第に順位を上げていき、9月最後のリーグ戦の第28節で神戸に圧勝し、暫定3位まで順位を上げた。
 これだけの過密日程の中、次第にターンオーバーがうまく回り始めてきて、9月までは全タイトル制覇の可能性を残した。ただ、リーグ戦に関しては、暫定3位に浮上したものの、勝ち点差が11あったため、非常に厳しいものには変わりなかった。

・10月は2タイトル逃し、2タイトル残す

 10月、最初のタイトルを逃したのはルヴァンカップ。ホームで横浜FMに1対2で敗戦。アウェイで2対2で引き分け。タラレバは禁物だが、ホームでは同点に追いついたものの、直後に勝ち越された。アウェイではあと1点取っていれば、鹿島が決勝進出だった。悔やまれる敗退。その直近のリーグ戦で浦和に敗れ、リーグ戦の優勝がなくなり、続けてタイトルを失った。
 しかし、残っているタイトルがある。天皇杯の準々決勝は11月だったので残っているが、ACL準決勝が10月に行われた。ホームでは序盤に2失点を許したが、試合終了間際に内田のゴールで逆転勝ち。アウェイでは先制したものの、後半に3失点し、一時は水原が決勝進出という状況。しかし、西とセルジーニョのゴールで3対3の引き分けに持ち込み、1勝1分で鹿島が初の決勝進出を決めた。

・11月に悲願のACL初制覇

 鹿島の今季唯一のタイトルだが、最も待ちに待っていたタイトルで、一番の象徴でもあった。第1戦は2対0で勝利。しかもアウェイゴールを与えなかったことが非常に大きかった。
 第2戦はペルセポリスのホーム、約10万人のペルセポリスサポーター。完全アウェイの中で戦い、結果はスコアレスドローだが、1勝1分で悲願のACL初制覇を果たした。G大阪が1回、浦和が2回ACLを制したことがあるが、鹿島はなかなか手が届かなかった。
 植田がベルギーへ移籍、金崎が鳥栖へ移籍して、どうなるかと思ったが、スンヒョンやセルジーニョがしっかり穴を埋めた。

・12月はクラブワールドカップに出場

 J1リーグ最終節では、鳥栖にスコアレスドローで3位で終了したが、ACL出場権(プレーオフから)を獲得した。天皇杯準決勝で浦和に敗れ、ACL本戦からの出場権は獲得できなかった。
 国内サッカーの全日程が終わり、クラブワールドカップにアジア王者として出場。初戦の北中米カリブ海地域代表のグアダラハラ(メキシコ)に逆転勝利を収め、準決勝進出を決めたが、準決勝のレアル・マドリード戦、3位決定戦のリーベルプレート戦に敗れ、世界の差を痛感。
 どこのクラブと戦っても強かったが、特にレアル・マドリード戦とリーベルプレート戦では、全てにおいて相手が上だった。まだまだレベルを上げていく必要があることがわかった。

【総括】

 実に60試合の公式戦をこなした、今季の鹿島アントラーズ。今季はACLを制覇したが、J1リーグ戦は3位、ルヴァンカップは準決勝敗退、天皇杯も準決勝敗退。この今季の成績を見れば、超過密日程の中ですごい成績なのか、まだ足りないのか。これは、人それぞれ意見が分かれるところ。
 全タイトル制覇を目指していた今季、全タイトル制覇って並大抵のことではないなと、今季の戦いを見て改めて思った。ホンマに全タイトル制覇したら、これは国民栄誉賞もの?
 来季のACL出場権は獲得し、プレーオフからの出場となり、シーズン始動が少し早くなると思うが、幸いにも来年は2月19日に行われる。今年の柏は1月30日やったもんなぁ。なので、オフはゆっくり過ごせるのではないかと。今はホントにゆっくり休んでほしい。来年、今年以上に多くのタイトルを獲れるよう、頑張っていきましょう。お疲れ様でした。

小笠原満男、現役引退を発表

 今季の国内サッカーが終了し、来季へ向けて移籍市場が活発化している。鹿島に関しても、三竿雄斗が大分トリニータへ完全移籍、横浜FMの伊藤翔が鹿島に完全移籍というニュースが入っている。そして27日、鹿島は小笠原満男が現役引退すると発表した。
 鹿島のキャプテンの引退、何といってもこれはビッグニュース。1998年に鹿島に入団してから、2006年途中からメッシーナ(イタリア)へ1年間所属した以外は、ずっと鹿島。プレーはもちろん、抜群の存在感を発揮。小笠原がいるだけで、チームが引き締まり、精神的な支柱にもなっていた。
 攻撃的MFとして躍動した若い時代、メッシーナから鹿島に復帰してからボランチへ転向。2007年から2009年までの3連覇に貢献。ベテランの域に達しても、強烈なキャプテンシーでチームをまとめてきた。
 昨年途中から、三竿健斗やレオ シルバ、永木らが出場機会を伸ばしていった一方、小笠原の出場機会がなくなっていった。それでも、ベンチにいるだけでチームの支えになっていた。選手はいつか「引退」をするものだが、ついに今季限りで引退を表明。
 満男がもたらしたタイトル獲得数は17。リーグ戦7回、リーグカップ5回、天皇杯4回、そしてACL1回。国内タイトルは獲り、ACLだけがなかったので、最後のシーズンでACLが獲れたことは、満男にとってはホントによかった。これですべての目標を達成したというわけではないと満男は思っているとは思うが、ACLを獲ったことは、かなりの達成感もあったんじゃないかと。
 ビッグニュースが飛び込んできて、正直「寂しい」という気持ちだが、コーチや監督として、これからも鹿島を支えてほしい。普段メディアでは多くは語らない満男だが、いたずらが好き。引退しても、鹿島の選手へのいたずらはOK(笑)。本当に長い間、ありがとうございました!そしてお疲れ様でした!


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