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管理人Voice

第381回〜第400回

ポケモンGO(辞める理由と辞めない理由)

 2016年7月22日に日本で配信スタートとなった、ポケモンGO。配信スタートから1年半を超えた。配信スタート当初は、多くの人がポケモンGOで沸いた。2016年の流行語大賞にもノミネート。しかし、配信当初は約1100万人の利用者数が減少し、昨年2月以降は約500万人前後で推移していると。今はどうなのか。
 ちなみに俺は今も続けているし、毎日起動している。ネット等で調べてみると、ポケモンGOを辞める理由、辞めない理由が何かと載っていた。そこで、辞める理由と辞めない理由をそれぞれピックアップしてみる。なお、ここでは、ポケモンGOの内容をある程度知っている前提のもとで記載する。

・辞める理由「バッテリーの減りが早い」、辞めない理由「スペックのいいスマホにした」

 これは金銭的なところもあるので、「スペックのいいスマホにすればいい」と簡単には言えない。ポケモンGOの必要スペックは、iOSが8.0以降、Androidは4.4以降。俺自身も当初、ポケモンGOをインストールしたスマホは、Android4.4でギリギリで、機種変更から1年が経った時だった。
 俺も当時はバッテリーの減りが早いなぁと思った。なので、モバイルバッテリーを買った。そして、当時の機種はバッテリーの減りもそうだが、熱くなる。夏場だとバッテリーの温度が45度前後になってしまう。夏場は話にならなかったし、保冷剤を持ちながら(よくないことだが)歩いていた。
 機種変更から2年強が経った昨年9月に、スペックのいいAQUOSにした。徹底した発熱対策されたスマホで、内臓RAMは4G。これで暑い時期でも、バッテリーの温度は40度を超えないし、レイドバトルもサクサク動いている。スペックのいいスマホにしたのは正解だった。

・辞める理由「同じポケモンしか出ない」、辞めない理由「まだ手に入れていないポケモンがある」

 ポケモンGOは、どれだけの種類、数を集めたか「図鑑」として登録される。ポケモンGOで登場するポケモンは、ポッポやコラッタなどよく現れるポケモンがいれば、ラプラスやプテラなど、通常ではなかなか現れないレアポケモンが存在する。レアポケモンがいつもたくさんいてたら、レアじゃなくなる。
 現在は第一世代(カントー)、第二世代(ジョウト)、第三世代(ホウエン)が実装されていて、俺自身は現在334種類ある。今もまだ手に入れていないポケモンがある。ここまできたら全部集めたい(地域限定ポケモンを除き)し、辞めるのは勿体ない。
 図鑑にさらに登録するには、同じポケモンをたくさん集めて「進化」させる。そうすると、進化したポケモンが新しいポケモンとして図鑑が登録される。進化させるポケモンは個体値の高いものにする。個体値の高いポケモンは「強化」することで、レイドバトル対策に。
 現在は伝説のポケモンが登場(出現期間が終わっているものもあり)しており、これを手に入れるには、レイドバトルに勝利した上で、ゲットチャレンジで捕獲する必要がある。それで捕獲すると、その伝説ポケモンが図鑑に登録される。伝説ポケモンの捕獲をめぐって、大阪ビジネス街、繁華街、京都駅前など、多くの人が集まっていることがある。

・辞める理由「歩くのがめんどい」、辞めない理由「いい運動になる」

 これは昨年の取引先の人が言っていて、歩くのがめんどいからすぐに辞めたと。ポケモンGOは街を歩いて、ポケモンを捕まえるのが基本。俺自身、ポケモンGOをプレーするようになってから、歩数が多くなった。1日1万歩になることもあるし、いい運動になっているのではないかと。
 ポケモンGOには2km、5km、10kmと歩く距離に応じた「タマゴ」がある。孵化装置を使ってタマゴを温めながら歩き、該当距離に達するとポケモンが産まれる。どのポケモンが出るかはわからないが、タマゴから産まれるポケモンの個体値は高い。これがまだ捕まえていないポケモンなら、図鑑に登録されるし、タマゴでしか入手できないポケモンもいる。
 新たなポケモンの入手、個体値の高いポケモン入手など、俺自身はポケモンの巣も利用している。ポケモンの巣は、主に公園など、特定のポケモンが多く出てくる場所。基本は2週間で違うポケモンに入れ替わる。関西で有名どころは何といっても「天保山」になる。多くのポケモンが出現していて、たくさん図鑑が集まった。そして、カイリキーなど、レイドバトルのために強化したいために、進化元のワンリキーをたくさん捕まえて、アメをたくさん集めて、カイリキーを強化したりしていた。

【最後に】

 俺自身のポケモンGOに対するニュースや、ポケモンの巣、レイドバトル対策など、ポケモンGO攻略まとめwikiで情報を収集している。今ポケモンがどこにいるか、レイドバトルがいつ行われるのかは、マジカルGOでチェックしている。
 伝説のポケモンを捕獲するために、京都駅前や近所の公園のジムへ行くが、人が集まっているところを見ると、まだまだポケモンGOが冷めてしまうという気配はない模様。まぁ、利用者数が落ち着いているかな。今は第三世代、今後どんなポケモンが新たに登場するかな。

過密日程の始まり

 J1は第2節までが終了し、鹿島はG大阪を1対0で下し、リーグ戦今季初勝利を挙げた。不可解な判定もあったが、勝ってよかった。
 このG大阪戦が終われば、ACLとリーグ戦の過密日程が始まる。中3日でアウェイでシドニーFC戦、中2日でホームで広島戦、また中2日でホームでシドニーFC戦が組まれている。長距離移動もあり、総力戦となる。
 ここに来て、怪我人が出てきている。G大阪戦では、遠藤康が前半で退き、その後全治6週間の診断。途中出場の安部も負傷。そして内田も右太腿裏の張りでG大阪戦は欠場。シドニーFC戦の遠征メンバーから外れることになったとの報道がある。
 この過密日程を乗り切るため、他の主力選手もシドニーFC戦の遠征メンバーから外れていると思われる。鹿島公式HPやfacebookを見る限り、フレッシュなメンバーが遠征メンバー入りしている。シドニーFC戦の先発、ベンチ入り予想をしてみる。

予想布陣(希望込み)
予想布陣(希望込み)

 GKはスンテと曽ヶ端が遠征メンバー入りしている。川俣、沖は、鹿島公式HPやfacebookを見る限り、遠征メンバーには入っていないと思われる。ここまでの公式戦ではスンテがGKを務めている。GKに関しては、どちらが出場しても問題ないやろう。
 DF陣、センターバック陣では、昌子は遠征メンバーに入っていないかも。植田、犬飼、町田が遠征メンバーに入っている。水戸とのプレシーズンマッチや経験という点で、植田と犬飼が先発すると思われる。サイドバックに関しては、安西、山本、伊東、小田が遠征メンバーに入っている。右に安西、左に山本が見込まれると思うが、右に伊東、左に安西というのも十分に考えられる。
 MF陣、ボランチはレオ シルバ、永木、三竿(健)、久保田。剛さんが監督に就任してから、公式戦で出場が続いている健斗、これからの過密日程のためにサブと個人的には予想しているが、若いし、出場は十分あり得る。サイドハーフをどうするか、遠藤とレアンドロが帯同していない。中村と土居はほぼ確実か。過去には優磨や金森もサイドをやっていたが、やっぱり安西は重宝する。安西はサイドハーフも可能。
 FW陣、金崎とペドロ ジュニオールは遠征メンバーに入っていないかも。となると2トップは鈴木と金森が濃厚。そして、山口が遠征メンバー入りしている。途中出場からでも見てみたい。
 とまぁ、遠征メンバー入りしていると思われる情報をもとに予想してみたが、何かとやり繰りはできそうやね。サイドハーフが怪我人が出てきているだけに。先ほども言っているが、安西が重宝している。J2での試合経験は豊富だが、初のJ1にしては今のところ上々だと思う。若いからといって、試合に出場し続けるのは疲労が蓄積していく。剛さんには安西だけでなく、選手を大事に使ってほしい。

2018年プロ野球順位予想

 2018年のプロ野球、現在はオープン戦の真っただ中、開幕へ向けてアピールする選手、これから調子を上げて、開幕へ調整していく選手など、開幕へ向けて準備が着々と。
 Jリーグの順位予想はこれまでもやっているが、プロ野球順位予想も去年から、この管理人Voiceで始めた。去年は、セ・リーグはほぼ的中も、パ・リーグはソフトバンク以外大外れの結果に。プロ野球も順位を予想するのは簡単ではない。では、早速、2018年のプロ野球の順位予想をしてみよう。結局やることになったクライマックス・シリーズは考えず、レギュラーシーズンで。

  • セ・リーグ
    • 優勝 阪神タイガース
    • 2位 広島東洋カープ
    • 3位 読売ジャイアンツ
    • 4位 横浜DeNAベイスターズ
    • 5位 東京ヤクルトスワローズ
    • 6位 中日ドラゴンズ
  • パ・リーグ
    • 優勝 福岡ソフトバンクホークス
    • 2位 東北楽天ゴールデンイーグルス
    • 3位 北海道日本ハムファイターズ
    • 4位 埼玉西武ライオンズ
    • 5位 オリックスバファローズ
    • 6位 千葉ロッテマリーンズ

■セ・リーグは4チームで優勝争いを予想

 阪神の優勝はいつも希望(笑)。今オープン戦では結果が出ていないが、公式戦に合わせてくれたらいいと思う。最もカギを握るのは先発投手陣だと思う。メッセンジャー、秋山は先発ローテーション当確と思われるが、他がどうか。能見はもう39歳になる。昨年結果が出なかった岩貞、藤浪。2年目の飛躍を期待したい小野、先発転向が見込まれる岩崎。先発の数はいるが、果たしてどうか。ドラフト2位入団の高橋遥人がいいようなので、期待したい。
 打線においても、新外国人のロサリオが期待通りの活躍をしてくれるかどうか。外野は糸井と福留が当確と思われ、あとは1つ。高山、中谷らが争う。いつまでも「福留が当確」と思われるようではね。
 さて、阪神のことはもっと言いたいがこの辺にして、阪神、広島、巨人、DeNAで優勝争いが展開されるのではないかと思う。一昨年や昨年の力を見れば、広島の3連覇の可能性は高いが、他のチームの巻き返しに期待したい。巨人は上原が大リーグから復帰し、中日からゲレーロも獲得した。戦力アップしているはず。DeNAは投手陣が充実してきた。かつては先発陣のコマ不足も、今は今永や濱口など若い投手が多い。
 ヤクルトと中日はどうか。ヤクルトは投打とも怪我人続出などで、チームワーストのシーズン最多の96敗を喫した。そこから巻き返せるか。中日はゲレーロが抜けた。打線がカギになりそう。

■パ・リーグはソフトバンクが盤石か

 パ・リーグは今年もソフトバンクが盤石か。投打とも充実している。先発、中継ぎ、そして抑えはサファテ、充実した投手陣に、打線においても内川、松田のベテランに、中堅の柳田、昨年の本塁打王のデスパイネなどがいれば、若い上林が頭角を現した。年齢的にやや高めではあるが、数年は大丈夫そう。
 それに続くのは楽天か。則本、岸、美馬など計算できる先発投手はいるが、もう何人かほしい。3位予想の日本ハムは不気味。清宮が1年目から活躍できるかはさておき、ポテンシャルの高い選手が多いので、そのポテンシャルが開花すれば。
 西武は昨年2位だったが、野上がFAで巨人へ、牧田が大リーグへと、投手陣がカギになりそう。オリックスに関しては迷った。2位かもとか。先発投手陣は、昨年あまり結果の出なかった投手が多かったが、活躍すれば一気に上位へ躍進できそうなポテンシャルを持っていると思う。打線においては、3年目の吉田正尚。大砲候補もケガに泣いた2年間。シーズン通して出場すれば、30本塁打は狙えるはず。
 昨年のロッテは、こんなにまでも低迷するとは思わなかった。外国人の外れなど、投打とも振るわなかった。今年は井口新監督を迎え、どんなチームになるのか。打線が打ってくれないと厳しいのではないかと思う。

【最後に】

 セ・リーグの場合は、昨年までを見れば広島が最も力はあるはず。しかし、今年は広島をストップさせるために、他の5球団の奮起を期待したい。パ・リーグは、今年もソフトバンクと多くの人はそう予想するはず。セ・リーグと同様、パ・リーグの他の5球団も奮起を期待したい。
 今年も、鹿島の試合観戦を軸にして、その合間に阪神の試合を観戦できれば。阪神の試合は4試合、チケットを入手した。今年から新ユニフォームになった阪神、鹿島の場合は毎年ユニフォームを購入しているが、阪神のは昨年までのものでいいか。プロ野球観戦の試合数がそれほど多くないし、ユニフォームはレプリカではなくプロコレクションなので、高いお金を出して買った。藤浪よぉ、今年こそ復活してくれ〜。

まだまだ序盤だが

 J1は第4節までが終了。首位が川崎、2位が広島、3位が清水。我らが鹿島アントラーズは6位につけている。日本代表の活動のため、J1リーグ戦は2週間弱中断する。
 ここまでを見て、昨年残留争いをしていた広島、清水が上位につけている。昨年3位のC大阪は15位、ACLを制した浦和は17位、G大阪に至っては最下位に低迷。上位が予想されていたチームが苦しんでいる。
 川崎に関しては、ACLのGS突破は風前の灯火。しかし、リーグ戦では首位。鹿島は、ACLのGS突破は、次節にも決まる可能性がある。しかし、リーグ戦では6位。まだまだ序盤だが、ここまでの鹿島について振り返る。

・安西はチームに欠かせない戦力に

 第3節の広島戦で負傷交代するまで、公式戦に全試合出場。いやぁ、ここまで重宝するとは。サイドバック、サイドハーフは共に両サイドができ、高いパフォーマンスを発揮。本人はおそらく辛口評価をすると思うが、もはやチームに欠かせない戦力になっている。
 そんな中、やはり広島戦での負傷交代は非常に痛い。長期離脱か?との報道があった中で、全治約1ヶ月とのことで、思ったより離脱期間は短くなりそうだが、回復具合はどうか。

・けが人続出も、何とかやり繰り

 西は昨年の最終節からだが、今年開幕前にレアンドロの負傷から始まり、そこからサイドができる選手に怪我人が続出した。欠場の試合があった選手は他に、三竿雄斗、内田、遠藤、安部、安西。安部は鳥栖戦で復帰したが、他の選手は復帰できていない。特にレアンドロの回復が遅れている。しかし、西に関しては16日の練習で、紅白戦でプレーしているとのことで、思ったより早く復帰できそう。
 そんな怪我人続出の中でも、何とかやり繰りができた。中村と土居がそれぞれサイドハーフを務め、福岡在籍時にサイドをやっていたことのある金森も、サイドハーフの役割を務めた。内田、安西、三竿雄斗のサイドバックが不在の中、伊東、山本、そして2年目の小田がACL初出場で、穴を埋めた。小田は、得点につながるクロスを上げれば、相手の長身FWの選手と競り負けての失点。良かったところ、課題となったところがはっきりしたが、この経験をどう生かすかが重要。

・リーグ最少失点、リーグ最少得点

 J1第4節終了時点で、鹿島の得点は2、失点は1。いずれも最少。
 鹿島の1失点は広島戦。それ以外はゼロで抑えている。日本代表に選出されるまでになった植田と昌子、5年前の今頃は脆さを露呈していたが、そんな時代が懐かしい。清水から加入の犬飼も、ACLではいいパフォーマンスだったと思うし、センターバック陣では、犬飼の加入は、植田と昌子にはいい刺激になっていると思う。
 問題は得点。金崎の2得点というのは寂しい。要因は何かとあるが、サイドを務める選手の怪我人続出、ペドロ ジュニオールの調子がまだ上がってこない。ペドロは「おっ?」という迫力のあるスピードがあったかと思えば、周りとの呼吸が合わないことも。
 FWは得点することだけが役割ではないが、優磨に関しても早く得点がほしいやろう。金崎といっしょで、前線でゴリゴリ動いてくれるし、広島戦でのPKゲットのシーンも、積極的な仕掛けがあってこそ。このままアピールは続けてほしい。

【最後に】

 兎にも角にも、怪我人の復帰が待たれる。リーグ戦再開後、またリーグ戦とACLとの過密日程がある。31日の札幌戦から5月5日の浦和戦まで、この約1ヶ月強の間に、ACL2試合を含めて11試合ある。この間すべて中2日もしくは中3日。まさに総力戦で臨まなければならない。
 また、昌子、植田、三竿健斗は日本代表に招集されている。このベルギー遠征の2試合、どこかで出場できればうれしい。そして、ここで経験したものを鹿島に還元してほしい。リーグ戦再開後も正念場だが、2チーム分できるくらいの戦力、しっかり戦ってくれると信じよう。

ダメージが大きい敗戦、正念場が来た

 J1は第6節までが終了し、鹿島は湘南を1対2で敗戦。しかも、後半アディショナルタイムのラストプレーで、湘南の山根にゴールを決められるという悪夢のような敗戦を喫した。
 この試合は、NHKのBS1で生中継していたので、テレビで見ていた。本当は、この試合現地観戦したかったが、諸事情で見送った。犬飼のオウンゴールは勿体なかったが、すぐさま三竿健斗から鈴木のゴールで追いついた。相手を押し込む時間帯が多かったし、ゴールの匂いもした。
 後半のアディショナルタイムは3分だったが、3分30秒ほど過ぎていた時にゴールを決められた。「そろそろ笛」と思った選手はいたかも知れない。しかし、ゴールを決めた山根が全力疾走でクリアボールに対して奪って、その勢いそのままに右足で豪快に振りぬいた。全力疾走でボールを奪って、最後まで諦めていなかった山根は素晴らしかったが、鹿島とすれば油断だったか。
 この試合での選手交代は、確かに疑問がある。土居に代わって安部、これは同じポジション同士との交代なので、まぁ問題ないでしょう。大方の疑問は、西に代わって永木、永木はそのまま右サイドバックへ。小笠原に代わって金森、この2つの交代やろう。右サイドバックが本職の選手で、この試合ベンチ入りしていたのが西のみ。控えには小田が入っていた。小田は左サイドバックが本職の選手。山本が右サイドバックは可能だが、ケガから復帰したばかりで、90分フル出場は考えていなかったのか。永木の右サイドバックの経験はゼロではないが。あと、小笠原に代わって金森が入ったこと、リスクを負って金森を起用したようだが、最後の失点シーンはそれとは無関係だったと思う。
 ダメージの大きい敗戦。この敗戦後、鹿島公式facebookなどで、大岩監督を解任!といった書き込みが相次いでいる。これに関しては、俺自身は否定的。西やレアンドロが復帰しては、ペドロや昌子らが欠場し、やり繰りが大変な中で解任というのはよくないと思う。剛さんにしても、選手にしても、今はみんな苦しい時期だと思う。もちろんサポーターは理解していると思うが、どんな状況であっても、応援するのみだと思う。
 3月31日の札幌戦からの連戦、まだまだ続く。リーグ最少得点の3得点のみという寂しい数字ではあるが、湘南戦の前半は、少し光明が見えた内容だったと思う。でも結果が。攻撃陣の奮起は求められると思うが、あとは試合終了の笛が鳴るまでは全力で戦うことだと思う。正念場、我慢の時期。だからこそ応援はやめられない。

ハリルホジッチ監督解任、西野朗氏が新監督就任

 4月9日、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、日本代表のハリルホジッチ監督の解任、そして西野朗氏の新監督就任を発表した。早朝にこの解任報道が相次ぎ、ワールドカップ本大会まであと約2ヶ月しかないだけに、このタイミングには正直びっくり。
 ワールドカップ出場へ導いたまでは悪くなかったが、その後がちょっとねぇ。公になっている解任理由の一つとして、選手間とのコミュニケーション、信頼関係の低下が挙がっている。一般サラリーマンでも上司や部下、という関係がある。部下に上司の指示に従わせるだけではなく、部下の意見もしっかり受け入れ、上司と部下とのコミュニケーションを大切にする雰囲気が理想。サッカーでも当てはまるやろうね。
 解任されてしまったとはいえ、ハリルホジッチ氏によって、日本代表やJリーグにいい影響をもたらした部分はある。川崎フロンターレの大島は「Jリーグ全体にデュエルを求めて、球際はすごく激しくなったと思う」と。日本人選手にこのスタイルが合っているかどうかはさておき、一定の効果もあったのではないか。
 さて、後任の西野朗氏。1996年のアトランタ五輪で監督を務め、ブラジルを破った「マイアミの奇跡」を起こした。JリーグではG大阪、神戸、名古屋の監督を務めた。中でもG大阪では10シーズン率いて、強豪クラブへと育て上げた。神戸、名古屋では、いい実績は残せなかったが、俺としてはG大阪で10シーズン率いたときのイメージが強い。
 Jリーグでの実績は豊富であるが、ワールドカップまであと約2ヶ月しかない。5月30日のガーナとの親善試合の後、翌日ワールドカップを戦うメンバー発表。その後スイス、パラグアイとの親善試合を行ってから本大会。これだけで結果を求めるのは非常に難しい。西野ジャパン初戦を戦った翌日にワールドカップを戦うメンバー発表って・・・。
 田嶋会長は数パーセントでもワールドカップで勝つ確率を高めたいとしているが、その数パーセントは、戦術もそうだが、少しでも選手間コミュニケーションを充実させたいんやろう。ただ、この期間だけでは何とかしようというのは難しい。
 ハリルホジッチ氏本人は不満。当然やろう。しかもワールドカップ本大会まであと約2ヶ月というタイミング。田嶋会長の責任は当然重い。解任、新監督就任が決まった以上は、前に進むしかないが、日本サッカーはこれから、どういうビジョンを描いていくのか。明確なビジョンをもって、戦っていきたいもので。

野戦病院化は続く

 J1は第8節までが終了し、鹿島は名古屋を2対0で下し、連敗を2で止めた。しかし、山本脩斗が前節のFC東京戦で負傷退場。その後全治3〜4ヶ月と診断された。しかも、今節の名古屋戦では、レアンドロと西がベンチ外。レアンドロは前日練習で違和感を訴え、大事を取っての欠場したものと思われる。
 ケガ人が続出し、まさに野戦病院化の鹿島だが、今節の名古屋戦で内田、三竿雄斗が戦列復帰。そして、左サイドバックには小田がJ1リーグ戦デビュー。嬉しい復帰に、嬉しいJ1デビューとなった。
 今ケガ等で離脱中のメンバーは、安西、町田、山本、遠藤、安部、ペドロ。レオ シルバに関しても練習に参加していない。ケガなのか。西とレアンドロに関しても、名古屋戦を欠場した。こんなにまで欠場している選手がいる中で、残った選手や剛さんは大変。
 過密日程の真っ最中で、また中2日でACLグループステージ第6節の水原三星戦、さらに中3日でJ1第9節の川崎戦がある。剛さんは名古屋戦の記者会見で、水原三星戦のことしか考えていないとのことなので、ここは水原三星戦に集中していただいて、俺はこの2試合の予想布陣(希望込み)を勝手に(笑)考えてみる。

水原三星戦予想布陣(希望込み) 川崎戦予想布陣(希望込み)
水原三星戦予想布陣(希望込み) 川崎戦予想布陣(希望込み)

 ACLはすでにグループステージ突破が決まっているが、1位通過だとラウンド16の第2戦をホームで戦えるため、これまで出場できなかったメンバーが続々登場といったことはないと思われる。
 GKは、これまでACLに関しては曽ヶ端が中心に出場しているため、おそらく曽ヶ端が水原三星戦でも出場するのではないかと。サブはスンテだとは思うが、川俣を入れてもいいと思う。
 センターバックは犬飼は確実かな。植田は出場が続いているから、水原三星戦は昌子が務めるかも。左サイドバックは、ここは三竿雄斗を推したい。水原三星戦は消化試合ではないが、小田が中2日になるし、名古屋戦でベンチ入りしていた雄斗を起用を希望したい。
 ボランチは永木は確実かな。名古屋戦を出場していない金森は先発確実かと思われるが、起用法やろうね。サイドハーフか2トップの一角か。あと、山口の先発起用も希望したい。名古屋戦では途中出場ながら、2点目のアシストや、切れのあるドリブル、スピードを披露していた。
 川崎戦は主に、名古屋戦で先発出場していたメンバーを中心に構成。三竿健斗も出場が続いているので、ACLでは出場せずに、この川崎戦で出場してほしい。
 不透明なのはレアンドロと西。名古屋戦ではベンチにも入れず、この2人の状態は気になるところ。予想布陣にはレアンドロを入れているが、出場してほしいなぁという希望。あとは遠藤が川崎戦で間に合うのか。13日に合同練習に合流しているという書き込みを見た。もちろん間に合えば出場してほしいが、焦らずにコンディションを整えてほしい。
 これ以上のケガ人発生はもうたくさん。名古屋戦で勝利を収めたのは大きいが、まだまだ過密日程は続くし、正念場であることには違いない。序盤の踏ん張りどころ。

オリヴェイラ氏、浦和監督に就任

 浦和は19日、オズワルド・オリヴェイラ氏の監督就任を発表した。4月25日の柏戦が初采配になる見込み。
 一部のスポーツ紙が浦和の監督就任確実と報じられてから、今日発表になったわけだが、あまり嬉しくないというのが、俺自身の思い。2007年から2011年までの5シーズンで、J1リーグ3連覇、ナビスコカップ(現:ルヴァンカップ)、天皇杯2回優勝。無冠のシーズンがなかった。Jリーグを代表する歴代監督のひとり。それだけに、浦和監督就任というのはあまり嬉しくない。鹿島公式モバイルサイトの「スタッフダイアリー」にも、「あまり聞きたくないニュース」とも記載されている。
 オリヴェイラ氏は鹿島で素晴らしい功績を残してくれた。果たして浦和に合うのか。2012年からペトロヴィッチ(現:札幌監督)が監督に就任後、3-4-2-1の可変システムで長く戦ってきた。昨年途中に解任され、堀氏が監督に就任後は4バック。今年4月に堀監督は解任され、大槻氏が暫定監督を務めた。大槻氏は3バックで戦っていた模様。
 鹿島は一貫して4バックで戦っているため、鹿島時代も4バック。オプションとして4-2-3-1の時もあったが、ほぼ4-4-2。浦和ではどう戦っていくのか。また4バックなのか。
 浦和の選手の面々は、経験のあるハイレベルの選手が多いし、特に鹿島時代に指導を受けた興梠が最もよく知っている。ただ、鹿島時代は原則メンバー固定。主力の蓄積疲労や、若い選手の育成などが気になる。鹿島は2010年以降、主力が高齢化し、世代交代も囁かれてきたが、オリヴェイラ在籍時は結局、世代交代はできなかった。浦和では、少しばかり采配が変わるのか、それとも鹿島時代の采配が基本路線か。
 4月25日の柏戦が初采配となる見込みで、鹿島戦は5月5日(カシマ)。この5月5日のカシマスタジアムの雰囲気はどんな感じになるのか。これは注目したいところ。鹿島の監督退任以降、オリヴェイラ氏は主にブラジルのチームの監督をやってきたが、あまり結果を残せていない。Jリーグで再び輝くか、鹿島サポーターとしては複雑だが、注目してみたい。

攻守に噛み合わない

 J1は第11節までが終了し、鹿島は横浜FMに0対3で完敗。順位を15位に落とした。
 ケガ人はまだ多いが、続々と復帰してきた。神戸戦で聖真を1.5列目、優磨を左のサイドハーフへ配置するなどテコ入れを行い、勝てなかったものの、内容は向上していた。光明が見えたと思ったら、昨日の横浜FM戦では完敗を喫する。監督、選手、サポーター、鹿島に関わる人たちの苦しみは続く。
 今シーズンは、ロシアW杯が開催されるということもあり、かなりの過密日程となっている。3月31日の第5節札幌戦から毎週2試合を消化し、選手の疲労もピークやろう。そこで、3月31日の札幌戦から、昨日の横浜FM戦までの選手出場状況をまとめてみた。ACLも含む。1試合でもベンチ入りしている選手を載せている。

第5節からの出場状況
第5節札幌戦からの出場状況

 黄色のセルになっているところは、ケガや体調不良などによって欠場した試合。○印がフル出場、△や▽は途中出場や途中交代、数字は何分プレーしたかを表す。
 これだけ見ても、ケガ人が多かったということがよくわかる。内田が復帰したと思ったら、レアンドロや山本が離脱。横浜FM戦では土居が欠場。負傷の状況はわからんが、横浜FM戦の前日練習にも姿を現していないとのこと。土居は横浜FMとは相性がよかったし、特に中澤は土居を嫌な選手と思っているはず。トップ下が得意だった土居の欠場も痛かった。
 ケガ人が多いとターンオーバーするのもうまくいかない。この出場状況を見てみると、植田、鈴木、金崎、三竿健斗の出場が続いている。連戦の疲労は、この4人はかなりピークになっているはず。センターバックは、町田が離脱中で、昌子も右腿裏の張りで、ベンチ入りしているものの出場してない。センターバック陣もターンオーバーがうまくできない状況になっている。昌子に関しては次節でも出場してくれたらいいが。
 中盤はやっぱり三竿健斗、体調不良で欠場していたが、4月7日の湘南戦からACLを含めてフル出場。今のファーストボランチは健斗、剛さんはどうしても健斗を軸に据えたいんやろう。レオ シルバも復帰してから、本来のパフォーマンスを取り戻しつつあるが、まだ試合勘は戻っていないと思う。
 でも、俺としては永木を使ってほしい。ここ数試合、途中出場やSUBになっているだけに、連戦による疲労は永木にはないはず。健斗の動きが明らかに重そうだった。永木や満男をうまく使ってほしい。
 前線にしてもそう、優磨と夢生も頑張って動いているものの、疲労の蓄積はかなりあると思う。ただ、ペドロが戻ってきたとはいえ、昨年の6月から7月上旬ごろのゴール量産時と比べると、試合勘が戻っていないと思う。金森に関しては、福岡でサイドハーフをやっていたこともあって、鹿島でもサイドハーフでの起用があったが、やっぱり2トップの一角での起用が望ましいのではないか。
 神戸戦で1.5列目に聖真を起用したが、このポジションを得意としているのが中村。4-4-2で基本的に戦っているので、サイドハーフになってしまうが、1.5列目の布陣をこれから考えていくのであれば、中村の起用も推したい。しかし、それをやると、レアンドロが一時帰国しているだけに、左サイドハーフの層が薄くなる。アツもここ2試合SUBなので、アツもうまく使ってほしい。
 これ以上のケガ人を防ぐためにも、コンディションの良い選手の起用が一番だと思う。ただ、ターンオーバーしたくても、ケガから戻ってきた選手が多く、試合勘が戻るには少し時間がかかると思う。このため、うまくターンオーバーできない現状があると思う。やっぱり我慢かなぁ。次節の長崎戦では、誰が先発で出場するか。危機感をもって臨みたい。

ACLベスト8進出へ向けて

 5月に入り、J1リーグ第12節で鹿島は長崎に2対1で、第13節で浦和に1対0で勝利した。そして、ACLラウンド16第1戦で、鹿島は上海上港に3対1で勝利した。
 4月の公式戦はわずか1勝だった鹿島、5月に入って3連勝。ようやく復調気配が感じられる。全タイトル制覇の目標は変わらないが、まだ制覇したことのないACLは是が非でも欲しいタイトル。メディアとかでも報じているように、これまでのACL決勝トーナメント「初戦」で全て敗退していて、壁になっている鹿島。6回目の決勝トーナメントで初の「初戦突破」なるか。
 決勝トーナメント進出を決めているので、第14節のC大阪戦は7月に。第2戦は久々に中6日での試合となる。ベスト8進出へ向けてのポイントを整理しよう。

・鹿島もアウェイゴールを取っておきたい

 第1戦では上海上港は1点のアウェイゴールがあるため、万一2対0で敗戦だと鹿島は敗退となってしまう。鹿島も1点取っておけば、上海上港は少なくとも3点以上が必要になる。
 とは言いつつ、第2戦は雰囲気が全く違うものになるやろう。第1戦は3対1で勝利したが、油断することはできない。1点差以内の敗戦ならベスト8進出だが、欲を言えば2点以上のアウェイゴールがあれば。

・お互いベストメンバーではなかったが

 鹿島は今もベストメンバーを組める状態ではないが、上海上港も第1戦ではフッキがケガでベンチ外だった。来日していただけに、途中からでも出場があるのかと思った。
 フッキの今のコンディションがよいかどうかはわからないが、第2戦では出場してくるのではないかと。オスカル、フッキ、エウケソンの強力ブラジル人トリオを擁する上海上港、ベストメンバーは組めるか。
 そして、鹿島もレアンドロが一時帰国中。レオ シルバも第1戦は欠場。しかし、ケガ人が続出していた状況も、次々と復帰。第2戦に出場するメンバーは、第1戦とそれほど変わりはないかと思う。

・やはり勝利を目指したい

 アウェイゴールを取っておきたいと述べていたものの、やはり勝ってベスト8進出を決めたい。引き分け以上、もしくは1点差以内の敗戦ならベスト8進出だが。
 金曜日、鹿島クラブハウスにジーコが訪問。選手たちとの交流を楽しんでいた。改めてジーコ・スピリットを注入された。戦う集団として、常に勝利を追求するチーム、復調気配があるチームにとって、これはいいタイミングでの訪問だと思う。どんな話をしていたのかな。ジーコ、ありがとう!

【最後に】

 先ほども述べているが、決して油断できない。引き分けでもベスト8進出だが、勝ちたい。勝ってベスト8進出であれば、かなり復調していると言っていいんじゃないかと。
 第2戦、そしてリーグ戦第15節の仙台戦が終われば、リーグ戦はワールドカップのために中断期間に入る。まずは、第2戦に集中しよう。昨年は、第2戦の敗退を受けて、石井さんが解任された。Jリーグ勢で唯一、グループステージを突破した鹿島、Jリーグ勢の代表として、勝利を目指して戦いたい。


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