鹿島魂From関西
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管理人Voice

第381回〜第390回

2017シーズンの集大成

 J1は第33節の残り1試合が行われ、川崎が浦和を1対0で下し、勝ち点69とした。鹿島との勝ち点差は2で、土曜日の最終節を迎えることになった。優勝争いは鹿島と川崎に絞られているが、両チームは天皇杯準々決勝で敗退しているため、泣いても笑っても、今シーズン最後の試合となる。
 川崎が勝つ前提で考えるべきだが、やっぱり浦和に期待していた。アジア王者として。しかし、ACL決勝を戦って、中3日ということで、ターンオーバーした。興梠やラファエル シルバなどは出場せず。出場機会の少なかった選手たちが起用されたが、点が取れそうな雰囲気を感じなかった。
 話を最終節へ向けてに戻そう。鹿島は勝利すれば2連覇が決まる。引き分け以下に終わってしまうと、川崎が勝利する可能性が非常に高い。となると、川崎の逆転優勝になってしまう。川崎は中2日だが、関係ないと思うし、石井さんに期待したいが、さすがに大宮相手なら勝つでしょう。
 鹿島の最終節の相手は磐田。かつては鹿島と磐田の2強時代があり、名波監督は今も鹿島戦には特に闘志を燃やす。しかも剛さんと同い年ということもあって、尚更負けられないやろう。J1最少失点の磐田からそう簡単に点を取れない。柏戦では中村航輔に神セーブ連発を食らったが、磐田にはカミンスキーがいる。おそらく僅差のスコアになることが予想される。
 4月でホームで戦った時には0対3で完敗。その時のチーム状況とは違うし、柏戦はスコアレスドローに終わったが、試合内容は悲観する内容ではない。ただ、この時期に試合内容がどうたらとか、言っていられない。勝てばいい、オウンゴールでも何でもいい、とにかく勝てばいい。それだけ。
 一時期、勝ち点8差をつけた時には、早くも優勝が決まるのではないかと思ったが、そうならないのがJリーグ。結局最終節まで優勝争いがもつれた。2017シーズンの集大成、兎にも角にも結果。ましてや、昨年のレギュレーションで優勝して、ある意味物議を醸しだしただけに、2連覇すれば文句は言わせない。俺は磐田戦のチケットが取れなかったので、テレビ観戦になるが、絶対優勝しよう。

2017シーズンの鹿島を振り返る

 J1リーグの全日程が終了し、川崎が大宮に大勝し、鹿島は磐田と引き分けたため、勝ち点72で並んだが得失点差で川崎が逆転で初優勝が決まった。
 無念としか言いようがない。第21節に首位に返り咲いて以降、首位を明け渡していなかった。最終節で逆転されるとは。昌子や三竿健斗は号泣。NHK総合で見ていたが、試合終了の笛の瞬間、録画していたこの試合を消して、電源も切った。見ていないが、サポーターも涙していたはず。俺も試合終了の瞬間に、ボーっとしたまま。何もやる気が出なかった。
 全タイトルを狙うシーズンだった2017シーズンは無冠に終わった。常々「2位も最下位も一緒」という口にする選手たち。まさにその通りのシーズンになってしまった。振り返ろう。

・前半はホームで勝てなかった

 今季の開幕戦はホームカシマスタジアムでFC東京と対戦。結果はオウンゴールで敗戦。第12節までで、ホームでの成績は2勝5敗。5敗はあまりにも多い。
 しかも、内容もよくなかった。必死で猛攻も無得点のC大阪戦、惨敗の磐田戦や川崎戦など。中村俊輔のゴラッソもあったが、打っても打っても点が取れない。これでは勝てない。

・ACL敗退、最初の「無念」

 鹿島はこれまで国内19冠。しかし、ACLのタイトルがまだない。今季は全タイトル制覇を目指して、2チーム分できるくらいの大補強を敢行。こんな大補強はこれまでにはない。特に、リーグ連覇と、まだ制していないACLは是が非でもほしいタイトルであった。
 グループステージではやや苦しみながらも、4勝2敗で首位でグループステージを突破。しかし、ラウンド16の広州恒大戦ではアウェイゴールの差で敗退。鹿島がACLに出場した2008年以降、決勝トーナメント「初戦」で敗退が多い。2015年はグループステージ敗退であった。今季最大の目標のひとつであったACLを失い、翌日、石井監督は解任された。

・新戦力がフィットし切れなかった前半

 先ほども述べているが、今季は全タイトル制覇を目指して、2チーム分できるくらいの大補強を敢行。即戦力補強として、昨年ACLを制した全北現代からクォン スンテ、湘南から三竿雄斗、新潟からレオ シルバ、パルメイラスからブラジル代表経験のあるレアンドロ、福岡から金森健志、神戸からペドロ ジュニオールが加入。
 いち早くフィットするよう、タイでのインターリーグカップや、DAZNニューイヤーカップなど、シーズン開幕までに実に7試合をこなした。シーズンが始まってみれば、フィットした新戦力はレオ シルバ、スンテくらい。得点が期待されていたペドロ ジュニオールは、第7節の仙台戦でやっと点が取れたが、周りと合わないシーンが続いた。

・監督交代後、噛み合ってきたが

 石井さんが解任され、剛さんが監督に就任した。剛さん初戦の第14節広島戦、これまで出場機会の少なかった選手が結果を出す。ボランチには21歳の三竿健斗、サイドハーフには中村とレアンドロが抜擢された。この試合では中村とレアンドロの2得点で快勝し、その後も先発に名を連ねるようになった。健斗に至っては、剛さんが監督に就任してから、出場停止1試合以外、全て先発フル出場を果たしている。
 そして、なかなか結果が出ていなかったペドロ ジュニオールが、第15節の札幌戦で2ゴール。その後もゴールを重ねていった。しかし、好調だったペドロが骨折で戦列離脱を余儀なくされると、その後はゴールを量産していたパフォーマンスが戻らず。

・次々と「無念」、ルヴァン杯と天皇杯

 ACL出場のため、準々決勝から出場となったルヴァン杯。アウェイ仙台戦で敗れ、ホームで勝ったものの、アウェイゴールの差で準決勝進出を逃した。
 そして天皇杯、天皇杯も連覇を目指して戦い、4回戦は快勝したが、準々決勝の神戸戦では、後半アディショナルタイムに追いつかれ、その後PK戦で敗退。唯一PK失敗の中村は、この試合以降、出場機会がなかった。最終節はベンチにも入れなかった。

・勝負強さもあったが、勝負弱さ、不安定で「無念」のリーグ戦

 シーズン後半、伝統の勝負強さを見せるも、少し狂い始めた。第22節の川崎戦で敗れるも、第24節のC大阪戦のレアンドロの得点で勝利。第26節のレアンドロのハットトリックで逆転勝利。そして第27節は植田の逆転ゴールでG大阪に勝利した。
 しかし、第28節の鳥栖戦に敗れて以降、横浜FM戦や天皇杯神戸戦でも敗戦し、歯車が狂ってきた。第31節の札幌戦は、苦しみながらも勝利し、第32節の浦和戦では1対0で勝利。優勝へ王手をかけていた。しかし、柏戦と磐田戦、何度もゴールに迫りながらも無得点で、優勝を逃す結果となった。

・『負けた悔しさがバネになる』とよく言われるが、そんなことはない。負けたら何も残らない。

 これは、鹿島の強化部長である鈴木満氏が語っていることである。確かに「敗戦を糧に」とか「悔しさをバネに」とったことをよく聞く。鹿島は草創期からジーコに、勝利への執着心を学んでいる。これまでも「勝利」にこだわって戦ってきた。
 夏にそのジーコが、鹿島のクラブハウスに訪れ、「最後にてっぺんに立っていないと意味がない」と昌子に話したそう。つまり、冒頭でも述べているが「2位も最下位も一緒」というのは、このことを言う。
 シーズン中盤からレギュラーに定着した三竿健斗を始め、レオ シルバ、レアンドロ、ペドロ ジュニオールたちに、タイトルを獲る喜びを分かち合うことができず、2位では何も残らない。

・あえて苦言を呈す、不可解な判定が多すぎ

 シーズン終盤、川崎に有利な判定が少なくとも2つ、鹿島に不利な判定が少なくとも3つあった。川崎はG大阪戦の終了間際谷口のハンド見逃し、浦和戦のエドゥアルド ネットのハンド見逃し。ハンドの判定ならいずれもPKに。その他、家長の繰り返しのファールのイエローが出ないなど。鹿島は横浜FM戦の土居のゴール取り消し、柏戦はクリスティアーノのハンド見逃し、磐田戦では曖昧なファール判定で植田のゴール取り消し。
 審判は瞬時に判断する難しい仕事。人間のやることなので、どうしても間違いは少なくとも出てきてしまう。特にあり得ないのは磐田戦の村上主審。ゴールを取り消され、誰がファール?と昌子が主審に問いかけたところ「昌子か植田のどっちか」だって。あり得ない、こんな判定。昌子が微妙だったが、誰がファールか、なぜファールなのか、具体的にはっきり言えないとは。強化部長の満さんも「本当は1対0」とのコメントも。
 試合には「流れ」があり、微妙は判定は、時間帯によって大きく影響する。勝負の世界なので、「審判で負けた」とか、タラレバなどは言ってはいけないが、これはちょっと・・・。

【最後に】

 1シーズン制になってからの2005年以降、2005年のC大阪、2007年と2014年の浦和、2013年の横浜FM、そして今年の鹿島、優勝に王手をかけながら優勝を逃した。優勝を逃したその気持ちがよくわかった。2013年に横浜FMで優勝を逃した中村俊輔、立ち上がれない鹿島の選手に俊輔が近寄って、整列を促す姿が見られたと。同じ悔しさを経験しているだけに、鹿島の選手の気持ちがよくわかったからこそ、この行動やったんやろう。
 これだけの大補強を敢行しながら無冠に終わった鹿島。来年もACLの本戦から出場できるが、これから選手のIn・Outは出てくるやろう。果たして誰が退団してしまい、誰を補強するのか。
 これで鹿島は全日程が終了した。来年、必ずリーグ奪還、そしてACL制覇を目指したい。鹿島に関わる全ての皆さま、お疲れ様でした。来年も戦いましょう。

2017シーズンにできたチャントまとめ

 2017シーズンの国内サッカーは天皇杯のみになった。東アジアE-1選手権では、多くの鹿島の選手が選ばれ、全員出場することができた。韓国戦は特に不甲斐ない結果になったが、W杯へ生き残れる選手はほぼ僅かか。
 鹿島にとっては残念ながらすでにシーズンオフ。俺自身、今年は10試合現地観戦した。例年もう少し行っていたが、ちょっと少なかったね。鹿島の応援風景を動画で撮ることが多いが、そこで今年、新たなチャントをまとめてみることにする。
 まず、2017シーズン開幕戦のFC東京戦。ここで登場したのが鈴木優磨のチャントで「ゴール優磨」。これは長年、ゴール鹿島のチャントとして浸透していたが、試合前のサポーターミーティングで、鹿島のジュニアユースから育ってきた特別な存在など、これからもっと期待を込めてという理由で、ゴール鹿島をゴール優磨に変えたと。ゴール鹿島でこれまで浸透していただけに、最初はちょっと間違えそうだった。オリジナルのチャントを与えてもよかったんじゃないかと、そういった意見もある。
 第5節のアウェイ大宮戦で登場したのが「オー鹿島」。新しいチームチャントができたのは久々やね。いつ以来やろう。この試合観に行ってはいないが、練習はいつやったのかなぁ。それにしては、すぐに浸透した。途中の手拍子が最初はわかりにくかったが、慣れやね。
 第10節にアウェイ浦和戦で登場したのが「ペドロ ジュニオールチャント」。これは試合前のサポーターミーティングで突然できたチャントのようで。でも、俺自身「やっぱり」と思った。元々は、2004年に所属したファビオ ジュニオールのチャント。これを2006年にファビオ サントス版にリメイク。そして今年、ペドロ ジュニオール版にリメイク。今後、ファビオ○○、○○ジュニオールといった名前の選手を獲得したら、このチャントになるのかな(汗)。
 そして、第26節のアウェイ新潟戦で登場したのが「レオ シルバチャント」。この試合、俺は現地観戦だった。古巣新潟戦ということもあると思うが、もっとパワーを与えるためにということで、試合前のサポーターミーティングで披露され、繰り返し練習した。「ちょっと難しいね」という声も聞こえたが、この試合以降、試合前にレオ シルバのチャントが流れることが多くなった。
 今年は確か、新しくできたチャントは4つだったかと。今も個人チャントがない植田、昌子、山本、レアンドロなど、来年にできるかどうか。これは楽しみにしよう。

2017シーズンのJ1クラブを簡単な一言で評価する

 天皇杯決勝が埼玉スタジアムで行われ、C大阪が横浜FMを延長戦の末勝利し、前身のヤンマー時代以来43年ぶりの優勝。C大阪になってからは初となる。これで、2017シーズンの国内サッカーは全て終了した。
 今シーズンのJ1リーグ戦を制したのは川崎、ルヴァン杯と天皇杯を制したのがC大阪。国内主要3大タイトルは全て、これまでタイトルが獲れなかったチームが獲った。珍しいね、こういうシーズンもある。
 2017シーズンの国内サッカーが終わった。そこで、今季のJ1クラブを、まずは「簡単な一言」で評価した上で、2017シーズンの国内サッカーを振り返ってみることにする。

  • シルバーコレクター返上・・・川崎フロンターレ
  • 何もかもが泣かされた・・・鹿島アントラーズ
  • あとはリーグ戦だけや!・・・セレッソ大阪
  • 若い力躍動・・・柏レイソル
  • あまり強い感じがしない・・・横浜F・マリノス
  • いつの間にかJ1最少失点・・・ジュビロ磐田
  • ACL制すも、強いの?・・・浦和レッズ
  • 時々強さを発揮?・・・サガン鳥栖
  • クラブのビジョンがわからん・・・ヴィッセル神戸
  • どうしたんやろう・・・ガンバ大阪
  • まずは上出来じゃないかな・・・北海道コンサドーレ札幌
  • しばらくはこの位置なの?・・・ベガルタ仙台
  • 噛み合わないまま・・・FC東京
  • まだまだ若い?・・・清水エスパルス
  • 危なかった・・・サンフレッチェ広島
  • ついに・・・ヴァンフォーレ甲府
  • 遅かった、噛み合うのが・・・アルビレックス新潟
  • 昨シーズンの躍進はどこへやら・・・大宮アルディージャ

 まぁ、何といっても川崎のリーグ戦初優勝やろうね。2005年にJ1復帰以降、強豪クラブに成長。しかし、これまでリーグ戦2位やルヴァン杯準優勝ばかり。今シーズンもルヴァン杯が準優勝で、またもやシルバーコレクターなのかと思われた。しかし、リーグ戦では終盤に連勝を重ね、最終節で得失点差で上回り、リーグ戦初優勝。来シーズンは真価を問われるシーズンになるが、これまでタイトルを獲れなかったチームがタイトルを獲ると、今後勢いづく可能性がある。
 最終節で「まさか」が起こった鹿島、管理人Voice第382回で述べているので、多くは語らないが、無冠に終わるとは想像できなかった。そしてC大阪はルヴァン杯と天皇杯の2冠。C大阪もJ2降格があったりで、これまでタイトルが獲れなかったが、ルヴァン杯優勝が自信になったんやろうね。天皇杯も制した。リーグ戦は3位だったので、あとはリーグ戦だけやろう。
 下位のほうに目を向けると、広島が危なかった。2015シーズンの年間王者も、J2自動降格圏内から抜け出せない状況の時にはどうなるかと思ったが、辛うじて残留を決めた。
 J2降格は甲府、新潟、大宮。甲府は2013年にJ1に復帰して5シーズンのJ1だったが、降格が決定した。新潟は2004年にJ1初昇格。ここからJ1を守り続けたが、ついに降格となった。タラレバはよくないが、終盤4連勝も、これがシーズン当初からできていればね。大宮は昨シーズンの5位から降格。特に最終節の川崎戦は酷い有様。意地を見せてほしいと思ったが、0対5の惨敗。
 振り返ってみると「初タイトル」のシーズンかと。そして今年も、残念ながら何度も誤審が出てしまった。鹿島のことはもう何度も取りざたされているのでもういいけど、磐田vs神戸で渡部の神の手クリアは酷かった。磐田の選手たちがすごい形相で審判に抗議してたもんね。
 2017シーズンの国内サッカーは終了したが、2018シーズンは早くも始まる。特に柏、今月下旬にACLのプレーオフがある。今後は移籍市場が落ち着いてきて、各クラブが新体制発表をする。そういうニュースを見ると、いよいよ2018シーズンが始まるなぁと。鹿島は2018シーズンの始動が早い。来年こそは、必ずタイトルを奪還できるようサポートしたい。

似ている?

 国内サッカーは終了し、現在はオフだが、次々と移籍のニュースが飛び込んできている。鹿島では梅鉢が金沢へ移籍、ブエノが徳島へ期限付き移籍したが、東京Vから安西幸輝、清水から犬飼智也が加入。そして内田篤人が鹿島復帰に、レアンドロが完全移籍と、鹿島も選手のIN・OUTのニュースが出てきている。
 さて、4年前になるが、管理人Voice第234回で、あるサッカー選手とこの人が似ている?というものをピックアップした。本田圭佑とネイマールや、柴崎岳と本橋麻里など。オフということで、他にもいろいろとないかなぁと思って、またピックアップしてみた。似ているか、似ていないかの判断は違うと思うが(笑)。

・土居聖真(鹿島)と相葉雅紀(嵐)

 リクルートライフスタイルとJリーグが協力して開催された、2017年の「イケメンJリーガー選手権」で1位となった土居、巷では嵐の相葉雅紀に似ていると言われている。スポーツ紙で「鹿島の相葉くん」と記載されたことがある。
 個人的には、土居のほうをよく見ているだけに、嵐の相葉雅紀に似ていると載っている記事を見て、雰囲気が少し似ているのかなぁと。相葉くんをよく見ている人からすると「似ていない」、2人ともあまりよく見ていない人からすると「似ている」のかなぁ。

・伊東純也(柏)と岩渕香里(スキージャンプ女子)

 これはあくまでも個人的に、目の雰囲気が似ている感じがした。伊東純也はスピードを武器に、日本代表にも選出された急成長中。2016年は鹿島をコテンパンにしたイメージがある。このスピードは魅力的やねぇ。
 スキージャンプの選手を真っ先に思いつく選手と言えば、高梨沙羅になる人が大半だと思う。もちろん、W杯個人53勝の実績、世界を代表する選手に違いない。日本の女子スキージャンプ選手には主に、高梨の他に伊藤有希、勢藤優花、そして岩渕香里がいる。
 現在は高梨と伊藤の2人がW杯ポイントランキングでも上だが、岩渕はそれを追いかける存在で、まだW杯で表彰台に上がったことがない。今シーズンは比較的調子は良さそうなので、これからを期待したい選手。

・小田逸稀(鹿島)と松井秀喜(元プロ野球選手)

 今シーズン2年目となる左サイドバックの選手の小田。昨年12月に行われたオープンスタジアムのイベントで、小田が巨人の帽子と55を手書きしたTシャツを着て、来場した約3500人の観客を沸かせた。
 雰囲気は確かに似ているような気がする。昨シーズンの小田は、ケガもあって、決して満足のできるシーズンではなかったはず。当初は安部より小田のほうが評判が高かった。今シーズンこそは、多くの出場機会が得られるように頑張ってほしい。

・佐藤勇人(千葉)とイチロー(メジャーリーガー)

 互いにひげを生やして、ワイルドな感じにしたらよく似ているかも。佐藤はほぼジェフ一筋といってもいい選手。2008年と2009年に京都サンガに在籍したことがあったが、京都のチーム方針に合わず、J2に降格した千葉を助けたいという思いもあったとされている。昨年のJ1昇格プレーオフでは、名古屋に所属する弟の寿人と兄弟対決が実現。互いにベテラン選手になるが、兄弟対決J1でもうひと花をと思う。
 対して、イチローに関してはマーリンズ退団を発表してから、その後の情報がない。メキシコ?との情報が報じられたが、否定と報じられている。日米ですごい実績を残したイチロー、果たして今シーズンの所属先は?

・乾貴士(エイバル)と長澤和輝(浦和)

 サッカー選手同士となるがピックアップ。この2人、確かに雰囲気がよく似ている感じがする。画像検索で、2人の横顔の画像を見つけたが、特に横顔がよく似ている感じがする。乾をよく見ていただけに、失礼ながら長澤の顔のイメージがあまりなかったんで、いざ見てみると何だか似ている。
 乾はスペインで活躍しているサッカー選手。長澤はドイツのケルンから浦和へ移籍後すぐ千葉へ期限付き移籍。そして昨年戻ってきて、後半からレギュラーを確保。そして日本代表にも選出された。今年はW杯シーズンでもある。この2人は果たして選ばれるか。

・家長昭博(川崎)と荻野貴司(千葉ロッテ)

 やはり目と雰囲気かなぁ、何となく似ているかなと思うこの2人。
 家長は昨年川崎に移籍したが、当初はチームにフィットせずも、途中からフィット。その後は先発の座を確保し、川崎のリーグ優勝に貢献した。
 荻野はやっぱりケガとの戦いやね。昨年はケガなく1年間プレーでき、キャリアハイの成績を残した。しかし、荻野のポテンシャルからすると、もっとバリバリできるはず。年齢がベテランの区域に入ってきたが、新人の時のあの走力を見ると魅力的。

・柿谷曜一朗(C大阪)と車屋紳太郎(川崎)

 この2人も目と雰囲気かなぁ。あとは髪型や金髪といったところも、似ているときがあるのかな。
 柿谷はセレッソの特別な背番号8を背負い、キャプテンとして昨年は2冠に貢献。昨年は6ゴール、2013年の21ゴールがあるだけに、ゴール数的には物足りない感があるが、ポジションがその当時と違うし、ゴールすることだけではないし、キャプテンとしてチームを引っ張っていく役割も担う。
 車屋は昨年、川崎のリーグ優勝に貢献し、Jリーグのベストイレブンに初選出。日本代表にも選出された。今年、車屋に関してもW杯メンバーに選ばれるかどうか。

 とまぁ、いろいろとピックアップしてみると、人それぞれの判断によるが、似ているかなぁ。似ていることを取り上げて、どうたらこうたらということではないが、楽しんでみようということで(笑)。
 今はオフシーズンなので、スキーを楽しみたい。年末に早速びわ湖バレイスキー場へ行ってきた。今年は何回行けるかな。鹿島のチーム始動まであとわずか。まぁ、気楽に楽しもう。

星野仙一氏、死去

 楽天の星野仙一球団副会長が、4日の午前にすい臓がんのため亡くなったことを、楽天が発表した。70歳だった。球界を中心に、各界から続々と悲しみのコメントが寄せられている。
 俺のスマートフォンには速報がいつも出るようにしていて、6日の朝起きてスマートフォンの画面を見たら、星野氏の死去が速報で出ていた。率直に「まさか」。がんだったとは思わなかったし、普通にテレビにも出演していた。こんなことがあるのか。
 星野さんと言ったら「闘将」という言葉に相応しく、闘志を全面に出す。そして2002年に阪神の監督に就任し、翌2003年にリーグ優勝。間違いなく阪神を変えた人。星野さんが監督に就任した2002年以降、阪神が最下位でリーグ戦を終えたシーズンはない。1986年から2002年まで、Aクラスは僅か2回、最下位が10回の「暗黒時代」はもう昔の話。星野さんが監督をしていなかったら、今の阪神はない。
 亡くなった報道を受け「受け入れられない」「信じられない」「驚き」というコメントが多数。当然だと思う。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2018シーズン始動

 鹿島は1月10日、2018シーズンの新体制発表記者会見を行った。選手からは、移籍加入の内田篤人、安西幸輝、犬飼智也。新加入の山口一真、沖悠哉が会見に臨んだ。
 昨シーズンは大型補強を敢行も、無冠に終わり、悔しいシーズンとなってしまった。今シーズンもACLがあり、多少の選手のIN、OUTはあったものの、2チーム分できるくらいの戦力が整った。早速ポジション別に見ていくことにしよう。

・GKはクォン スンテと曽ヶ端が軸だが

 昨年にスンテが加入し、シーズン前半はスンテがGKを務めた。しかし、第17節の柏戦で左母指の脱臼で途中退場。そこから曽ヶ端がポジションを奪った。スンテが巻き返すか、曽ヶ端が死守するか。
 中堅の川俣、2008年に入団も、昨年までの10シーズン(仙台へ期限付き移籍も含む)で、公式戦の出場は2016年のナビスコカップ(現:ルヴァンカップ)予選の1試合。スンテと曽ヶ端の2人はハイレベルだが、何とか出場機会の増加を期待したい。
 そして、鹿島ユースから沖悠哉くんが新加入。序列という点では、今は第4GKになってしまうかと思うが、国際経験は豊富だし、将来は鹿島の正GKを担える存在。

・内田篤人の存在、サイドバックは豊富な人材

 2010年7月にドイツのシャルケへ移籍し、その後ウニオン・ベルリンを経て、ついに内田篤人が帰ってきた。サイドバックが本職の選手はズラリと揃っている。西、伊東、山本、三竿雄斗、小田の5人に、内田と東京Vから移籍の安西が加入した。
 まずは安西、左右の両方をこなせる。西がケガのため、開幕はほぼ絶望。山本は日本代表デビューしたが、33歳のシーズンとなる。移籍1年目はケガもあって、悔しいシーズンとなった三竿雄斗がいるが、両方のサイドをこなせる安西は大きな戦力となりそう。
 そして内田、ドイツでのここ3シーズンは膝の手術の影響で、ほとんど試合に出場できていない。本人は「問題ない」と強調も、プレーに関しては未知数か。ただ、篤人が移籍した2010年以降、鹿島がリーグ優勝したのは2016年だけ。昨年は最終節でまさかが起こった。2007年からの3連覇を経験して、勝ち方を知っている選手。その勝ち方や、ドイツで学んだものを、鹿島に還元してほしい。

・懸念されていたセンターバックの人材は解決か

 昨年、センターバックに泣かされたシーズンでもあった。メンバー的には昌子、植田、ブエノ、町田がいたが、ブエノは外国人枠の関係で出場できない試合が多く、ACLも登録できなかった。町田は公式戦デビューは飾ったものの、ケガで長期離脱。植田も欠場の試合があった。ルヴァンカップ準々決勝では、昌子と植田が日本代表招集で不在。ブエノの他、三竿健斗や山本もセンターバックを務めたことがある。
 ブエノが徳島へ期限付き移籍したが、清水から犬飼智也が加入。本職のセンターバックは昌子、植田、犬飼、町田で、昨年同様4人だが、犬飼の加入は、年齢が近い昌子と植田にいい刺激。そして町田も3年目になり、勝負の年となる。ただ、昨年同様に、万一のケガがあった場合は、三竿健斗がセンターバックを務める可能性があるやろう。

・ボランチは豊富も、サイドハーフの起用方法は?

 昨年途中に、ファーストボランチとして抜擢された三竿健斗、剛さんが監督に就任後、1試合の出場停止以外は全試合フル出場を果たし、日本代表にも選出。ボランチは昨年と同様、三竿健斗、レオ シルバ、永木、小笠原、久保田。小笠原は昨年後半から出場機会が少なくなってきた。「まだ小笠原の力が必要」と思えば「小笠原に頼らなくても常勝チームを」とも思う。久保田は4年目になり、リーグ戦の出場をそろそろ果たしてほしい。
 そしてサイドハーフは、遠藤、レアンドロ、中村は間違いない。FW登録の安部は昨年はサイドハーフでの起用が多かった。そしてMF登録の土居も、剛さんが監督に就任してから、2トップの起用が多い。このあたりの起用方法を今季はどうするか、というところか。あとは田中、3年目になり、そろそろ勝負やろう。

・FWも人材は豊富

 FW登録はペドロ ジュニオール、鈴木、金崎(今シーズンからFW登録)、金森、山口、安部。安部に関しては、昨年同様、サイドハーフでの起用も見込まれるかも。そして、土居も2トップの一角でのプレーが可能。
 昨年はペドロと金崎の2トップを軸になるかと思われたが、ペドロが前半にフィットし切れなかった上、シーズン中盤にフィットし、得点量産体勢に入ったところで骨折。その後は鳴りを潜めた感がある。
 赤アが川崎へ完全移籍したが、山口くんが入った。山口くんの加入が決まったし、赤アは完全移籍してしまうのかと思ったが、やはりそうか。FW陣は昨年とほぼ変わりない陣容、優磨と金森の巻き返しにも期待したい。それにしても金崎が背番号10を背負ってくれるなんて。これは嬉しい。

【まとめ】

 メンバー数的な懸念材料は、ほぼない。注目点はサイドバックになると思う。内田篤人の存在に、安西の加入。西に関しては長期の離脱が濃厚だが、戻ってきたら、サイドバック以外にも、ボランチ、サイドハーフでのプレーが見込める。安西と犬飼に関しては、鹿島移籍1年目で、いち早くチームにフィットしてほしい。
 昨シーズンは大補強を敢行したが、序盤はホームで勝てないなど、不安定な面もあった。それでもシーズン中盤以降に調子を上げ、勝ち点72を積み上げた。今シーズンはメンバーの入れ替えがあまりなかったので、更なる戦術の浸透、シーズン通しての安定した戦いを求められると思う。さぁ、新シーズンスタート!

2018年度J1順位予想

 2018シーズンのJリーグ、開幕まで約2週間。ACL組に関しては、1月30日に柏がプレーオフを戦い、本戦出場を決めた。鹿島、川崎、C大阪に関しても、J1リーグ開幕より先にACLグループステージを戦う。いよいよ開幕が近づいてきた。
 移籍市場も落ち着いてきて、各チームは戦力が整ってきたと思う。昨年から1シーズン制に戻って、順位予想がしやすくなった。早速、鹿島以外は当たらない順位予想をしてみよう(笑)。

  • 優勝 鹿島アントラーズ
  • 2位 川崎フロンターレ
  • 3位 柏レイソル
  • 4位 浦和レッズ
  • 5位 セレッソ大阪
  • 6位 サガン鳥栖
  • 7位 ジュビロ磐田
  • 8位 ガンバ大阪
  • 9位 ヴィッセル神戸
  • 10位 横浜F・マリノス
  • 11位 FC東京
  • 12位 サンフレッチェ広島
  • 13位 湘南ベルマーレ
  • 14位 名古屋グランパス
  • 15位 北海道コンサドーレ札幌
  • 16位 ベガルタ仙台
  • 17位 清水エスパルス
  • 18位 V・ファーレン長崎

■優勝争いは川崎と鹿島が軸か

 優勝はもちろん希望で鹿島(笑)だが、まずは昨年優勝の川崎を取り上げよう。昨年の最終節で、得失点差で鹿島を上回り、J1初優勝。今季の補強は特に攻撃陣に目立っている。特に大久保嘉人、FC東京に所属していた昨年は、リーグ戦8得点。本人は不本意だったはず。川崎に戻ってきて、再び輝くか。
 鹿島に関しては後日詳しく述べようと思うので、ここではあまり述べないが、昨年の悔しい無冠、何としても奪還したい。全タイトル制覇が目標だが、特にリーグ戦とACLは必ず優勝したい。
 上位は、やっぱりACL組になってくるが、柏に関してはいい仕上がり具合だと思う。C大阪もいい補強していると思う。インターネットの書き込みで「優勝争いしたシーズンの翌シーズンは降格する」といったものを見たが、まぁ、そういう時もあったが、今回は違う。昨年2冠で、タイトルを獲った自信がついていると思うし、むしろ戦力アップしていると思う。

■台風の目はジュビロ磐田と浦和レッズか

 今シーズンの台風の目は、ジュビロ磐田と浦和レッズとみた。磐田はそれほど大きな戦力補強はなかったが、昨年はJ1最少失点。かつては鹿島・磐田の2強時代を築いてきたが、2014年と2015年はJ2だった。2016年にJ1に復帰し、昨年は6位。復活してきた印象がある。
 そして浦和、昨年はACLを制すも、リーグ戦は7位に沈んだ。今年はACLはなく、ルヴァン杯はグループステージから登場する。ラファエル シルバが移籍したのが痛手となるが、力のある選手は相変わらず多いし、ACLがないので日程的に有利か。

■昇格組は苦しむ?

 今シーズンのJ1昇格組は湘南、長崎、名古屋。湘南に関しては、これまで通りの湘南スタイルで臨んでくると思う。ジネイが甲府へ移籍したが、イ ジョンヒョプやアレン ステバノヴィッチを補強した。湘南スタイルにフィットするかどうか。
 長崎はJ1初昇格。戦力的に満足のいく補強ができたのか、これが気になるところ。そして、J1昇格プレーオフを制した名古屋、1年でJ1に戻ってきた。ジョーが加入し、活躍できれば攻撃陣が活気づくと思う。ただ、守備かなぁ。近年いつもDF陣を気にしている。昨年J2で65失点と多い。今年のDF登録の選手は6人と少なく、問題ないのか。

【最後に】

 今季はこのように順位を予想した。戦力充実度を見てみると、評論家や担当記者などでも、川崎と鹿島が軸と予想する人が多いのではないかなと。
 昨年も述べているが、優勝争いすると思ったチームが低迷もしくは残留争い、残留争いかと思われたチームが上位進出というのは普通にあり得る。J1リーグ開幕まであと2週間、いよいよ楽しみになってきた。

2018年度J2順位予想

 2018シーズンのJリーグ、J2も開幕まで約2週間。昨年、湘南と名古屋は1年でJ1復帰。そして、長崎がJ1初昇格を決めた。長崎行きたいなぁ。
 J2クラブの顔ぶれを見てみると、J1経験のあるチームが多くなった。すぐにJ1に復帰できたチームもあれば、京都、千葉、東京Vのように、なかなかJ1に復帰できないチームも。J2もそれだけ戦力が拮抗していると思う。では、毎年のように当たらない予想をしてみよう(笑)。

  • 優勝 ヴァンフォーレ甲府
  • 2位 アビスパ福岡
  • 3位 徳島ヴォルティス
  • 4位 アルビレックス新潟
  • 5位 松本山雅FC
  • 6位 大宮アルディージャ
  • 7位 ジェフユナイテッド千葉
  • 8位 東京ヴェルディ
  • 9位 モンテディオ山形
  • 10位 水戸ホーリーホック
  • 11位 横浜FC
  • 12位 京都サンガF.C.
  • 13位 大分トリニータ
  • 14位 ファジアーノ岡山
  • 15位 FC町田ゼルビア
  • 16位 愛媛FC
  • 17位 レノファ山口FC
  • 18位 FC岐阜
  • 19位 ツエーゲン金沢
  • 20位 ロアッソ熊本
  • 21位 栃木SC
  • 22位 カマタマーレ讃岐

■昇格争いは混戦か

 J1自動昇格は、甲府と福岡を予想。甲府はドゥドゥなどの選手が抜けたが、湘南からジネイを完全移籍で、札幌から金園を期限付き移籍で獲得。J1とJ2を共に経験している選手が多いし、J2の戦い方も理解しているのではないかと。
 もう一つのJ1自動昇格予想は福岡。ウェリントンが抜けた穴を埋められるかがカギとなるか。前線の選手では、川崎から移籍の森本、甲府から移籍のドゥドゥなど、中盤、DF陣の補強も目立っている。戦力的には十分かと思われるが、これらの選手がフィットするかどうか。フィットすれば、独走もありえる。

■プレーオフ圏内も混戦と予想

 プレーオフ圏内に入れそうなのが徳島、新潟、松本、大宮と予想。徳島は渡が広島に移籍したが、昨年7位でプレーオフ出場を逃した。その悔しさもあるやろう。新潟は2003年以来のJ2。主力の流出があったが、補強はしている。しかし、2003年以前のJ2とは違うはず。難しいシーズンになるのではないかと。
 松本は昨年水戸で活躍した前田大然に注目している。注目はやっぱりスピード、快足FWとして、復帰した松本でも発揮できるか。
 大宮はチームを再構築する。石井さんが昨年の終盤に監督に就任した。残り3試合で残留ノルマは厳しすぎた。今季は、石井さんが目指すサッカーがどれだけ浸透するか。鹿島の時は、セレーゾの後任としてチームを率いていて、現有戦力を修正してチームを立て直した。今季は事実上、一からのスタートと言ってもいいかも。石井さんにしても、監督として真価が問われるかも。

■台風の目は水戸?

 これは、いばらきサッカーフェスティバル2018で現地観戦していて感じたから。前田大然が松本へ復帰したが、今年の鹿島とのプレシーズンマッチでは、攻守の切り替えの早さ、連動性が素晴らしかった。コンディションが仕上がっていない鹿島相手に4失点したが、水戸に関しても仕上がり具合はまだまだだったのか。
 J2最古参となっている水戸、J1ライセンス取得が遠い。今もホームスタジアムのJ1規格への改修が進まない。このままでは、J1ライセンスが取得できないし、サポーターも早くJ1ライセンスが取得できるよう望んでいるはず。何とか解決できればいいが。

■残留争いはわからない

 昨年は熊本が21位だったが、昨年、J3リーグで1位と2位に入ったチームで、J2ライセンスを保有していたのが栃木のみだったため残留。最下位の群馬がJ3に降格した。
 さぁ、J2の残留争いもどうやろう、昨年の下位をベースに予想しただけになった。こればかりは、はっきりいってわかりません(汗)。

【最後に】

 J2の注目チームとなれば、新潟になるかと。2003年以来のJ2で、その当時のJ2とは違うと思う。どんな戦いになるか注目してみたい。そして新潟と甲府は、ルヴァン杯にも出場する。
 今年から、J1昇格プレーオフに代わり、J1参入プレーオフが導入された。これまではJ2リーグで3位から6位までに入って、勝ちあがった1クラブがJ1昇格だったが、今年はさらにJ1リーグ16位クラブと対戦しなければならない。やっぱりJ1自動昇格圏内を目指したい。J2も注目しよう。

今シーズンのアントラーズ

 J1リーグ開幕まで、2週間を切った。ゼロックスではC大阪が川崎を下し、初優勝。そして、そのC大阪、川崎、鹿島、柏はACLがあるため、J1リーグ開幕前に、ACLグループステージ2試合を消化する。
 ACLが先に開幕し、いよいよ2018シーズンの鹿島が始まる。何度も言うが、昨年はホントに悔しい思いをした。今年は何としてもタイトルを奪還したい。そのアントラーズの今シーズンを占う。

・サイドバック、まずは内田と山本か

 今シーズンのサイドバックは豊富な人材。右に内田、伊東。左に山本、三竿雄斗、小田。そして両サイドがこなせる安西。西に関しては、昨年の磐田戦での負傷のため離脱中だが、順調な回復具合を見せている。復帰後は、本人が予てから希望しているサイドハーフやボランチでの起用が見込まれそう。
 この5人の中だと、やはり経験という点では、右に内田、左に山本という起用が予想される。内田に関しては、水戸とのプレシーズンマッチで81分までプレー。本番になると、90分フル出場が求められるが、徐々にコンディションを上げていると思われる。

・評価上昇中、安西幸輝

 両サイドの起用方法で大きな影響を与えそうなのが、J2東京Vから移籍の安西になる。水戸とのプレシーズンマッチでは、1G1Aの活躍。右サイドハーフからスタートし、内田が退いた後右サイドバックを務めた。そして、J3盛岡との練習試合では、左サイドを務めていて、ここでもいいアピールをしていた。
 安西本人は、まだまだという自己評価だとは思う。鹿島移籍1年目だけに、鹿島のサッカーの理解を深めていきたいところ。本人は左のほうが得意のようだが、となると山本もウカウカしていられない。

・レアンドロが負傷、この影響は?

 2月7日のJ3盛岡との練習試合で、レアンドロが左膝蓋靱帯損傷で全治3〜4週間と発表。昨年11得点を挙げた左サイドハーフ、これは非常に痛い。単純計算上、3月の上旬に復帰できるかどうか、ということになる。
 予想できる起用は、右の遠藤、左の中村となるやろう。サイドハーフが可能な人材は土居、FW登録の安部。このあたりがレアンドロの穴を埋めることになると見込まれる。土居に関しては、剛さんが昨年監督に就任してからは、2トップの起用が多い。おそらく、中村もしくは安部が起用されるか。

・FW陣では、優磨が猛烈にアピール

 昨年の布陣を考えれば、エース金崎とペドロ ジュニオールの2トップが軸になると思う。水戸とのプレシーズンマッチや、J3盛岡との練習試合で猛烈にアピールしているのが優磨。昨年は途中出場が多く6得点に終わり、本人にとっても不本意な昨年だったと思う。
 今年のFW陣、金崎の仕上がり具合がまだわからないが、今季は特に激戦になるのではないかと思われる。金崎やペドロもウカウカできない。そして、鹿島移籍2年目になる金森も巻き返したい。

・さらなる戦術の浸透が求められる

 昨年は2チーム分できるくらいの大補強を敢行した。今年も2チーム分できるくらいの戦力はあると思うが、選手のIN・OUTはそれほど多くはない。懸念されていたセンターバックは犬飼が加入したことは大きいし、経験豊富な内田が復帰、両サイドができる安西が入り、補強ポイントにいい選手が入った。
 昨年序盤は、ホームで勝てないなど、新加入選手がフィットし切れなかった。剛さんが監督に就任してから順位が上昇。優勝は逃したが、勝ち点72を積み上げた。今年は、昨年から所属している選手が多いし、新加入選手も加えて、さらなる戦術の浸透が求められる。

【最後に】

 鹿島は元々選手のIN・OUTはそれほど激しくない。昨年が異例だったということ。昨年の序盤がやや躓き、不安定な面もあった。今年はシーズンを通して安定した戦いが求められるが、長いシーズン、そう簡単にはいかない。どこかで勝てない時期は出てくると思う。それをどう乗り越えることができるか。
 今年は早くも公式戦が始まり、選手たちのコンディションの仕上りはどうか。昨年のような悔しい思いはもう二度としたくない。今年は必ず優勝しよう。今年もともに戦いましょう。


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