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第351回〜第360回

2016シーズンを振り返る

 2016シーズンの締めくくりの天皇杯決勝、鹿島が延長の末川崎に2対1で勝利し優勝。これで、2016シーズンの国内サッカーは終了した。
 鹿島としてはJ1優勝、そして2016シーズンの締めくくりとして、天皇杯も制して2冠。非常にうれしい。負けてシーズンを締めくくるというのは避けたかったから。しかし、今年の鹿島も山あり谷ありのシーズン。年間通じて強かったわけではない。そこで、鹿島の2016シーズンを振り返ろう。

・シーズン開幕前は不安だった

 2016年1月、メンバーに金崎の名前がなく、1月18日に期限付き移籍が終了し、ポルティモネンセSCへ復帰との発表が。ニューイヤーカップでは2年連続の優勝はならなかった。さらに2月12日、柴崎が急性虫垂炎で手術を受けたと発表。全治4週間で開幕絶望濃厚だった。
 プレシーズンマッチは消化不良のような内容、柴崎欠場、新加入の永木もケガで欠場。そんな中、2月20日、一度はポルティモネンセSCへ戻っていた金崎が、完全移籍で鹿島に戻ってきた。シーズン開幕前、金崎が戻ってきたのは朗報、これに対して、柴崎の開幕絶望濃厚のまま、シーズンを迎えることになった。

・1stステージ優勝

 2016年J1開幕。開幕絶望と思われた柴崎がサプライズ復帰で驚かせる。仙台と柏に敗れたが、1stステージは17試合で失点が僅かに10。ファン ソッコはケガで離脱していたが、植田と昌子のコンビが持ち前の高さ、カバーリングを発揮。さらに、ブエノは初出場初先発となった名古屋戦で、豪快なカバーリングを披露。
 第16節で首位に立つと、第17節の福岡戦で2対0の快勝。1stステージ優勝を決め、チャンピオンシップ出場権を獲得した。この試合を最後に、ジネイと青木は退団。

・ナビスコカップは予選敗退も、若手が試合経験

 ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)グループステージは開幕2連敗スタート。第3節の名古屋戦で勝利するも、第5節の湘南戦で逆転負けを喫し、2試合残してグループステージ敗退が決まった。
 2試合残して敗退してしまったことに関しては残念。しかし、残り2試合は出場機会がほとんどなかった選手たちが出場している。GK川俣は現在は第3GKの立場。GS第6節磐田戦、プロ9年目で鹿島の選手として公式戦初出場。そして新人の町田、平戸、垣田が初先発。田中も第7節の大宮戦でデビューした。新人4人が公式戦に出場することができた。

・4連敗フィニッシュの2ndステージ

 1stステージ優勝から一転、2ndステージは波に乗れなかった。第5節浦和戦から3連敗、そしてスルガ銀行チャンピオンシップにも敗れ、公式戦4連敗を喫した。第9節の湘南戦で、金崎が交代を不満をあらわにし、石井監督との握手を拒否。口論にも発展。すぐに金崎は謝罪した。しかし、第10節は石井監督に代わって大岩コーチが指揮。石井監督は退任かと思われたが、続投を表明。
 下位には勝利するも、上位陣に勝てない試合が続き、第14節大宮戦以降勝利に恵まれず、4連敗フィニッシュとなってしまった。史上最低タイの11位で、得点と失点ともに24。

・内容は向上していた

 2ndステージ第15節のFC東京戦までは、結果も内容も散々。第16節の川崎戦以降は内容は向上してきた。川崎に主導権を握らせず、鹿島が圧倒していた。しかし結果が出なかった。そして、ようやく結果に結びついたのが、天皇杯4回戦の神戸戦。公式戦4連敗でストップした。
 チャンピオンシップ準決勝では川崎に押し込まれるものの、集中力を発揮。そして金崎のゴールを守り切った。決勝第1戦では不運な判定もあり敗戦も、内容は悲観するものではなかった。そして第2戦、興梠に先制点を奪われるも、「2点取るだけ」としっかり切り替えていた。そして、前半終了間際に追いつき、後半逆転。年間勝ち点3位からの優勝を果たした。
 ターニングポイントは公式戦4連敗でストップした神戸戦というより、2ndステージ第16節の川崎戦やろう。結果は出なかったが、この試合での手応えが今後に繋がった。

・クラブワールドカップは大きな収穫

 開催国枠として出場したJ1王者の鹿島、初戦のオークランド・シティ戦では先制を許すも逆転勝ち。そこからアフリカ代表マメロディ・サンダウンズ、南米代表アトレティコ・ナシオナルにも勝利する快進撃。決勝ではレアル・マドリードに敗れるものの、各大陸の対戦相手のいろんな特徴など、身をもって感じることができた。
 ただ、勝てなかったことに悔しいに違いない。どんな相手でも勝ちに行く以上は。来年の目標ができたことには違いない。

・過密日程も、クラブW杯の経験を活かし、天皇杯優勝

 チャンピオンシップ準決勝から天皇杯決勝まで、実に10試合を戦った。特にクラブワールドカップは中2日や中3日の連続。この過密日程を消化した後の天皇杯準々決勝。広島に危ないシーンやPKもあったが、失点ゼロ。準決勝の横浜FM戦でも、昌子や植田など、クラブW杯の経験を活かし、2対0の快勝。
 そして決勝の川崎戦では1失点するものの、2対1で勝利し優勝。過密日程で蓄積疲労が心配されたが、クラブW杯でいろんな対戦相手と戦ってきて、どんな状況でも落ち着いてい対応できていると、選手たちは手応えを口にしている。夢生は結局出場できなかったが、赤アは「誰か個人に頼るのではなく、チームで戦えていることが良い結果につながっている」とコメントしており、チームの結束力というものが発揮された。

【まとめ】

 1stステージは優勝も、2ndステージは苦戦。もし、これまで通り1ステージ制であれば3位。まぁ、2ステージ制なので、2ステージ制ならではの戦い方もあるやろう。年間通じて安定していたのは浦和と川崎であることには間違いない。2ステージ制+チャンピオンシップというレギュレーションに合わせた戦いができたのが鹿島、それができなかった浦和と川崎だったと思う。
 クラブワールドカップで準優勝という結果は悔しい。天皇杯でまた準優勝だとさらに悔しくなるところだった。さらに、J1は年間勝ち点3位からの優勝で、物議を醸しだしたJ1のレギュレーション、この天皇杯優勝でもう文句を言わせない。
 来シーズンのJ1は1ステージ制へ戻る。来シーズンへ向けての選手補強、退団が活発化しているJリーグ、鹿島に関しても、まだ選手のIN・OUTが何人かは出てきそう。シーズン始動時にまたメンバーを見てみよう。つかの間のOFFだとは思うが、過密日程を乗り切った選手たち、ホントにおめでとう。そして、しっかり休んでほしい。来シーズンも楽しみです。

選手紹介いろいろ

 Jリーグの日程が発表され、いよいよこれからシーズンが始まってくるなぁと楽しみになってきた。各クラブが次々と新体制発表を行っているが、鹿島は1月17日、2017シーズンが始まった。新体制発表記者会見はまだない。おそらく、柴崎の去就ということもあるんやろう。
 俺自身、2003年2ndステージ途中から、本格的に現地観戦を始めて10年以上が経過した。関西からのアクセスということで、カシマスタジアムへ行けるのは年2、3回程度。アウェイが主となっている。いろんなスタジアムを回ってきて、そのチームの雰囲気などを楽しんだ。Jリーグ各クラブにはスタジアムDJがいて、ホームチームの盛り上げ、場内案内など、重要な役割を果たしている。
 これまでも各クラブの選手紹介をビジョンで紹介する映像を見てきたが、ここのスタジアムの選手紹介はいいなぁとか、面白いなぁと思ったものを“カシマスタジアム以外”で挙げてみる。
 まずは浦和レッズの選手紹介。2016年から出だしのBGMを変えたらしいが、2015年までのゾクッとした出だしが印象的だったんやけどなぁ。浦和レッズのスタジアムDJは岩沢慶明さん。低めの声ながら、切れがいい感じがする。横浜FMの選手紹介は、他チームのサポーターからも評価が高いようで、高めの声でオーバーテンションになり過ぎていないので、ちょうどいいテンションのように感じる。
 アビスパ福岡の選手紹介の映像で出てくるアビー君とビビーちゃんがなかなか可愛らしい(笑)。ガンバ大阪の選手紹介を担当する仙石さんは、相変わらず「が〜んばお〜〜〜さかぁ〜〜〜」が印象的。
 ほとんどがホームチームを盛り上げるための選手紹介だが、昨年4月、川崎vs鹿島の選手紹介で、行司さんが選手紹介を行うという、ユニークな選手紹介があったらしい。4月の等々力での試合は現地観戦していないが、見ていてこれは面白い。守護神、守備、中盤、攻撃、川崎部屋といった表現もよく考えているし、何といっても風間監督(現:名古屋監督)の紹介が面白い。
 自分の応援するチームの選手紹介、スタジアムDJが好き、という人が殆どだと思うが、いろんな選手紹介を見てきて、それぞれ特徴があるんやなぁと。個人的にはオーバーテンションにならない感じがいい。まぁ、やっぱりダニーさんやわ。ダニーさんが亡くなって3年になろうとしているんやね。月日が経つのは早い。
 今年もできる限り、スタジアムに足を運んで、試合観戦だけではなく、盛り上がる選手紹介にも注目していきたい。まだまだ寒いが、Jリーグ開幕が楽しみ。

新体制発表!

 鹿島は1月17日、2017シーズンが始まった。タイでのインターリーグカップを挟み、1月29日、鹿島も新体制発表記者会見を行った。
 昨シーズンはリーグ戦と天皇杯の2冠。そして今シーズンは全タイトル制覇を目指し、本格的に始動した。今年は、シーズン開幕までに異例ともいえる7試合が組まれた。タイ遠征の2試合はすでに消化し、これからニューイヤーカップ3試合、プレシーズンマッチ1試合、ゼロックスで浦和と戦う。
 今年の鹿島は、これまで以上に本気度が伺える。即戦力の選手を次々と補強し、全タイトル制覇へ向けて選手層を厚くしている感じがする。今年の顔ぶれの印象と、ポジション別に見ていこう。

・即戦力補強、若手は武者修行

 まずは即戦力補強を見てみよう。外国人では新潟からレオ・シルバ、神戸からペドロ・ジュニオール、パルメイラスからレアンドロが加入した。日本人では福岡から金森健志、三竿健斗の兄で湘南から三竿雄斗が加入した。そして山形から梅鉢が戻ってきた。
 ボランチ、前線の選手がすごく充実した印象を受ける。詳しくはポジション別に見ていくことにするが、複数ポジションをこなせる選手もいて、バリエーションも豊富になりそう。
 そして、大橋が金沢へ完全移籍、垣田は金沢へ、杉本が徳島へ、平戸が町田へそれぞれ期限付き移籍した。豊川は期限付き移籍延長。鹿島はこれまで、新人選手は入団から3年間は大切に育て、現主力と融合して伝統を受け継ぐスタイルを取ってきた。それが、大橋や垣田、平戸が早くも移籍した。杉本は入団から3年が経ち、今年は武者修行に出た。
 鹿島の幹部が話していたが、今は内田や大迫のように、若い選手が次々と海外へ移籍するため、チーム編成がこれまでより格段と難しくなっていると。こういった理由や、全タイトル制覇に向けての本気の補強を、今年は実施している。

・GKはクォン スンテがポジションを奪えるか

 昨年は櫛引が加入したものの、曽ヶ端の牙城を崩すことはできなかった。そして今年は韓国代表の経験があり、ACLで優勝経験があるクォン スンテが完全移籍で加入した。
 曽ヶ端と釣り合う選手を獲得しないと意味がない。櫛引もそのポテンシャルを見込まれていたが、クォン スンテは実績がある。一時期ポジションを失ったことがあるものの、2001年途中からずっと曽ヶ端が正GKを務めてきた。いよいよ曽ヶ端からポジションを奪う選手が出てきたか。櫛引がチームを去り、不安視されていたGKの選手層が一気に解決か。

・DF陣はセンターバックがやや不安視

 サイドバックに関しては右は変わらず西と伊東。左サイドバックが本職の選手が山本しかいなかった昨年、今年は三竿雄斗と新人の小田逸稀が加入した。サイドバックに関しては大丈夫やろう。
 そしてセンターバック。昌子と植田が軸になるであろう。植田は、自身の好きな数字「5」が背番号になった。センターバックが本職は他にブエノと町田がいる。ファン ソッコが退団も、ここの補強はなかった。昌子と植田に関しては日本代表に招集される可能性があり、となると代表選手不在で戦う可能性がある試合だと、やや不安視される。不測の事態のために、三竿兄弟で穴埋めする可能性はある。

・ボランチは豊富

 激しい競争が予想されるポジションのひとつがボランチ。J屈指のボランチであるレオ シルバが加入した。守備能力の長けたボランチが不足していた2013年頃は、喉から手が出るくらいほしかった存在が、ついに加入。昨年後半からレギュラーを掴んだ永木、ベテラン小笠原、三竿健斗。久保田は3年目で、いよいよ勝負の年となる。梅鉢は期限付き移籍から復帰した。出場することすら厳しくなっているボランチだが、山形での経験を鹿島に還元してほしい。
 そして2017シーズン登録リストに柴崎の名前がない。スペイン1部ラス・パルマスとの契約のために、スペインに渡ったとも報じられているが、移籍先はラス・パルマスではない?とか、情報が錯綜している。いったいどうなっているのか。ちょっとヤキモキする。

・攻撃的なサイド、FWはボランチ以上に激戦区

 攻撃的なサイドも激戦区のひとつで、特に左サイドハーフがどうなるか。メンバーを見ると遠藤、中村、新加入のレアンドロと金森はトップとサイドができるし、サイドが可能な選手は土居と優磨も。
 FWはこれまで、枚数がやや不足していたが、ペドロ ジュニオールが加入した。敵だった時のペドロは本当に厄介で、鹿島も苦しめられた。今年味方になって心強い。金崎とペドロが軸になってきそうだが、今季から背番号9になった優磨や赤ア、金崎と2トップを組むことが多かった土居もいる。
 サイドハーフは遠藤、中村。サイドとトップができるレアンドロ、金森、土居、優磨。トップはペドロ、金崎、赤ア。新人安部君はFW登録だが、サイドやボランチもできると。ボランチに関してはないかな。
 これだけ人材が豊富だと、いろんな組み合わせができる。ACLとリーグの両制覇のためにも、選手層を厚くしておきたいんやろう。

【まとめ】

 センターバックがやや不安視されるが、ブエノと町田の成長を期待したい。他のポジションは激戦区。即戦力補強が目立ち、これまで以上に本気。シーズンに入ると、その選手がベンチ入りも出場なしや、ベンチ外になって勿体ないなぁ、とか思ってしまう状況にもなるやろう。これはやはりポジション争いであることと、リーグはもちろん、悲願のACL制覇のためのこと、と捉えたい。
 シーズン開幕までにニューイヤーカップが3試合あるし、タイでのインターリーグカップでもそうだが、いろんな組み合わせを試して、誰が出ても機能すれば安定した戦いができる。さぁ、誰がレギュラーポジションを掴むか、今から楽しみ。
 今年のユニフォームを早速購入しようとしたが、岐阜へスキーへ行っている間に完売・・・。次を待っている間に誰のユニフォームにするか、考えておこう。

柴崎岳、CDテネリフェに完全移籍

 2月1日、鹿島は柴崎岳がスペイン2部リーグのCDテネリフェに完全移籍すると発表した。情報が錯綜していた中、スペインリーグへの移籍が実現した。
 フロントやサポーターとしても、移籍に関しては覚悟していたので、後押しするだけだった。何かと情報に振り回されていて、どうなっているんやろうかと思っていた。1部リーグのクラブではなかったが、決まったことにホッとする気持ちと、寂しいという気持ちがある。
 岳が移籍するこのCDテネリフェというクラブの存在は知らなかったが、創設100年以上の歴史のあるクラブらしいね。1部復帰が狙える順位にいるらしいし、レアル・マドリード相手に2得点した時のパフォーマンスをクラブは望んでいるはず。
 契約期間が今年6月30日までのようだが、まずはここで活躍を期待したい。活躍したらきっと、さらにいいオファーがあると思っている。すぐに鹿島に戻ることがないよう、海外でビッグになってほしい。鹿島での6シーズン、特に昨年はリーグ優勝と天皇杯の2冠、タイトル獲得に貢献してくれてありがとう。これからの更なる活躍を期待しています!

2017年度J1順位予想

 2017シーズンのJリーグ、開幕まで約2週間。開幕が近づいてきた。シーズン開幕まで、各チーム調整が進んでいることと思われる。
 2015年と2016年のJ1は、2ステージ制+チャンピオンシップだったため、この2シーズンは順位予想を見送ってきた。今年から再び1ステージ制に戻るため、順位予想をしやすくなった。なので、3年ぶりにJ1順位予想をやってみる。まぁ、当たらない(笑)。

  • 優勝 鹿島アントラーズ
  • 2位 浦和レッズ
  • 3位 FC東京
  • 4位 柏レイソル
  • 5位 ヴィッセル神戸
  • 6位 ガンバ大阪
  • 7位 川崎フロンターレ
  • 8位 サンフレッチェ広島
  • 9位 サガン鳥栖
  • 10位 大宮アルディージャ
  • 11位 セレッソ大阪
  • 12位 ベガルタ仙台
  • 13位 横浜F・マリノス
  • 14位 ジュビロ磐田
  • 15位 清水エスパルス
  • 16位 ヴァンフォーレ甲府
  • 17位 アルビレックス新潟
  • 18位 北海道コンサドーレ札幌

■優勝争いは混戦を予想

 優勝はもちろん希望で鹿島(笑)。昨シーズンはリーグ戦と天皇杯の2冠だった鹿島、年間勝ち点3位の鹿島がチャンピオンシップを制し優勝したが、昨シーズンのJ1のレギュレーションは何かと物議を醸しだした。こういったこともあるし、今年優勝すれば文句ないやろう。鹿島に関しては後日、詳しく述べてみる。
 2位には、昨シーズンの年間勝ち点1位の浦和を挙げた。新潟からラファエル シルバなどを補強し、今年こそという思いは強いはず。鹿島も浦和もACLがあり、過密スケジュールにどう対応できるか。選手補強はしてきているが、うまくターンオーバーできるかどうかがカギとなると思う。
 まぁ、やっぱり混戦かな。どのチームもいい補強をしていると思うし、鹿島、浦和、川崎、G大阪はACLがある。このACLの戦い方もカギを握ると思う。

■台風の目はFC東京とヴィッセル神戸

 今シーズンの台風の目は、FC東京とヴィッセル神戸とみた。この2チームはいずれも大型補強を敢行し、戦力が充実していると思われる。ACLがないので、日程的にも有利。
 まずはFC東京、目玉補強は川崎から移籍の大久保嘉人。そして名古屋から永井謙佑、鳥栖からGK林彰洋も加入した。守備陣の層がやや薄いのかなと思われるが、優勝できる戦力は整っていると思う。大久保は川崎に加入してチームにフィットし、得点数が大幅に増加。3年連続で得点王を獲った。FC東京でもその得点力が発揮されるか注目が集まる。
 そして神戸、かつてはずっとJ1でも下位に甘んじてきたが、もうこれは昔の話といってもいいと思う。ペドロ ジュニオールは鹿島に移籍したが、田中順也やG大阪から大森などを補強してきた。もちろん、新戦力がフィットするかやろうけど、昨年の2ndステージで2位に躍進した自信が今季につながれば、面白い存在になる。

■昇格組ではセレッソ、そして残留争いも熾烈と予想

 今シーズンのJ1昇格組は札幌、清水、C大阪。2012年から2015年までの4シーズン、J1昇格プレーオフを勝ち抜いたチームは、全て1年でJ2降格するというジンクス。昨年J1昇格プレーオフを勝ち抜いたC大阪、目玉補強と言ってもいい清武弘嗣の加入。約4年半ぶりにC大阪に復帰した。清武の加入がいい方向へ向かうよう、そして今年こそそのジンクスをストップさせたい。
 残留争いはわからない。ただ、新潟に関しては主力選手が移籍してしまう年が続いている。レオ シルバが鹿島へ、舞行龍ジェームズは川崎へ、そしてラファエル シルバも浦和へ移籍するなど、主力の移籍が相次いだ。新加入のブラジル人たちがその穴埋めができればと。

【最後に】

 具体的に挙げていないチームは多いが、優勝争いにしても残留争いにしても、混戦になると予想している。そして「優勝争いするやろう」と思ったチームが残留争い、「戦力的にちょっと厳しいかな」と思ったチームが上位争い、といったことは普通にあり得る。
 1ステージ制のため、年間を通じての安定した成績が求められるが、どのチームもどこかで勝てない時期が出てくると思う。それを最小限に食い止められるか、それをどう乗り越えるか。3年ぶりの1ステージ制、楽しみになってきた。

2017年度J2順位予想

 2017シーズンのJリーグ、J2も開幕まで約2週間。昨年は札幌、清水、C大阪がJ1昇格を決めた。さて、今年はどのチームがJ1昇格を決めるか。
 今年はJ2とJ3の入れ替えルールが変わり、J2・J3入れ替え戦が廃止される。J2リーグ21位と22位がJ3自動降格となる。J2ライセンス以上のライセンスを取得しているJ3クラブは多くないが、今年取得できるチームができるかも知れない。21位以下なら降格と思ってもいいかも。では、今年のJ2も順位を予想してみよう。当たるわけないけどね(笑)。

  • 優勝 アビスパ福岡
  • 2位 京都サンガF.C.
  • 3位 松本山雅FC
  • 4位 名古屋グランパス
  • 5位 湘南ベルマーレ
  • 6位 モンテディオ山形
  • 7位 横浜FC
  • 8位 徳島ヴォルティス
  • 9位 東京ヴェルディ
  • 10位 ジェフユナイテッド千葉
  • 11位 ファジアーノ岡山
  • 12位 FC町田ゼルビア
  • 13位 愛媛FC
  • 14位 ロアッソ熊本
  • 15位 水戸ホーリーホック
  • 16位 V・ファーレン長崎
  • 17位 ザスパクサツ群馬
  • 18位 レノファ山口FC
  • 19位 FC岐阜
  • 20位 大分トリニータ
  • 21位 カマタマーレ讃岐
  • 22位 ツエーゲン金沢

■やっぱりわからない昇格争い

 J1自動昇格は、福岡と京都を予想。昨年、J1年間最下位だった福岡だが、金森が鹿島に移籍したとはいえ、主力の流出を比較的食い止めている。そしてJ1経験者の補強や、神戸から石津が戻ってきた。個人的には石津に注目していて、いつも思いきりのいいイメージがあったから。監督も変更がなく、これまで通りの井原サッカーができるのではないかと。
 もう一つの自動昇格圏は京都。闘莉王の加入で、チーム全体がよい方向へ向かえばと。経験豊富なベテランや、若い岩崎や小屋松など、将来性も期待している。俺の場合、京都を自動昇格圏を予想すると、これまで外れっぱなしだが、今年はどうか(汗)。
 プレーオフ圏内は松本、名古屋、湘南、山形と予想したが、これはわからない。どこでもプレーオフ圏内に入れると思う。町田に関しては昨年、一時期首位に立つなどの快進撃もあり、何とか早くJ1ライセンスを取得できるように頑張ってほしい。

■初のJ2降格の名古屋に注目

 オリジナル10の1チーム名古屋が、今年初のJ2の舞台で戦う。多くの選手は退団・移籍したが、各クラブから補強、ブラジル人選手の補強もしている。多くの選手が入れ替わったことで、チームとしてフィットするのか。昨年まで川崎を率いていた風間監督の手腕も問われると思う。
 前線にはシモビッチや、広島から加入の佐藤寿人など、豊富な攻撃陣。あとは守備やね。DF登録の選手が極端に少なかった名古屋だったが、守備の再構築が求められる。今季のJ2、台風の目は名古屋かも。

■残留争いもわからない

 昨年は北九州がJ3に自動降格し、金沢が入れ替え戦で残留。今年は入れ替え戦が廃止され、21位もJ3自動降格となるため、残留争いが熾烈になるやろう。
 下位に予想した中で最も気になるのが、レノファ山口。2015年のJ3優勝の主力であった福満、島屋といった選手がそれぞれC大阪、徳島に完全移籍。一森、庄司もそれぞれ岡山、FC岐阜に完全移籍するなど、主力の流出が相次いだ。山口も町田と同様、昨年面白い存在だったが、今年の山口はどうなのかなぁ。

【最後に】

 J1の順位を当てることは難しいが、J2はもっと難しい。J2もレベルが拮抗していて、どのチームがJ1昇格をしてもおかしくないと思う。
 C大阪がJ1昇格したため、今年はJ2の試合を見に行く予定は今のところないが、FC岐阜あたりを考えてみようかな。何年か前に言った記憶が(笑)。まぁ、かつて岐阜で住んでいたこともあるし、長良川のスタジアムへはまだ行っていないし、何らかの予定とついでに行けたら。

いよいよ2017シーズン開幕へ

 サッカーシーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUPが18日行われ、鹿島が浦和を3対2で勝利し、まずは1つタイトルを手にした。
 俺自身、この日はスキーへ行っていたので、観に行っていないが、先発とベンチ入りメンバーに関しては非常に気にしていた。スポーツ紙などが予想していたメンバーと同じだったが、ほぼこれが軸になるメンバー構成と思われるが、今年はACLがあるため、ターンオーバーして戦っていくと思われる。
 まずは1つタイトルを手にしたが、これからが本番。まずはACL、そしてリーグ戦が開幕する。今季の鹿島を占おう。

・分厚い攻撃陣

 ゼロックスでの先発メンバーは、FWは金崎とペドロ ジュニオール、サイドハーフは遠藤と土居。攻撃的な選手でのベンチ入りは、レアンドロ、鈴木、金森。
 ベンチ入りメンバーのバランスを考えると、ゼロックスのようにDF、MF、FWとも2人ずつ入れるというのが理想だと思う。攻撃的な選手で、ゼロックスでは中村と赤アがベンチにも入っていない。この2人でさえベンチ外になってしまうほど、今季の攻撃陣はかなり分厚いと言える。
 ただ、中村と赤アはもちろん実力者。これから長い戦いがあり、ゼロックスではたまたまこの2人がベンチ外になったが、少しパフォーマンスを落とすと先発どころか、ベンチ外になるというのもおかしくない。実力者がベンチ外になって「勿体ないなぁ」と思えてしまうこともあるが、これまで以上に激戦区となっている攻撃陣であることが、改めてわかった。

・やや不安視されるセンターバック陣

 まぁ、これは2017シーズン登録リストを見た時からわかっていたことだが、センターバックが本職の選手の補強はしなかった。今季から、外国籍枠は5人に拡大された。ただし、ベンチ入りと出場枠は、3人+アジア枠または提携国枠1名で変わらない。なので、ゼロックスではブエノがベンチに入れず、2年目の町田がベンチに入った。
 昌子と植田は日本代表に選出される可能性があり、そうなるとブエノと町田が必要になる。ブエノをベンチ入りさせると、他のブラジル人トリオの1人がベンチに入れない。町田はまだリーグ戦の出場はないだけに、やや不安視されるが、出場機会のチャンスと思いたい。

・新戦力に期待

 移籍してきた選手として、クォン スンテ、三竿雄斗、レオ シルバ、レアンドロ、金森。曽ヶ端とポジションを争っているスンテ、ゼロックスではスンテだったが、これでレギュラーとはもちろん思わないが、経験は豊富。さらにコミュニケーションが深まればと。日本語の習得も必要やろうし。
 左サイドバックが本職の選手は山本のみだったが、三竿雄斗が入った。湘南では3バックの左が主戦場で、4バックは久しぶりとも言っていたが、早い段階でフィットしてきていると思う。これで山本の負担がかなり軽減されると思うが、山本はもちろんポジションを譲る気はない。
 そして何といってもレオ シルバ。守備能力の長けたボランチが不足していた3年前なら、喉から手が出るくらいほしかった。31歳になってからの加入で果たしてどうかと思ったが、全く問題ないね。ゼロックスではイエロー1枚もらったが、抜群の存在感。柴崎は移籍したが、これはレギュラー当確か。
 レアンドロと金森に関しては、ゼロックスでは出場機会はなかったが、これからの長い戦い、必ず出場機会はあるので、出場したら存分に暴れてほしい。

・選手のコンディションの見極め

 目標はもちろん全タイトル制覇。ACLもあり、試合スケジュールはタイトになっている。そのタイトなスケジュールに対応できるだけのメンバーを補強してきたが、選手のコンディションの見極めが重要になってくると思う。そのあたりをうまくコントロールできればと思う。
 全選手ケガなしというのも、さすがにないと思う。練習中や試合中でのケガは、場合によってはやむを得ない。万一そうなった場合は、軽傷であることを祈るしかできない。タイトなスケジュールになり、ケガへのリスクも高まるが、最小限に抑えたい。

【まとめ】

 長い戦いがいよいよ始まる。全タイトル制覇が目標と言っても、そう簡単にできるわけではない。当たり前やけど。打倒鹿島に燃えている各チームだと思うし、どこかで勝てない時期はいつもある。
 ただ、これまでも述べているが、今年の補強は積極的で、2チーム分できるくらいの補強をしてきた。ここまで積極的な補強をしてきたのは記憶にない。全タイトルほしいのはもちろんだが、特にACLとリーグ戦。何としてもこの2タイトルはほしい。シーズン終了の際は「素晴らしいシーズンだった」と言えるように、これから戦っていこう。

スキー場ピックアップ

 今日で東日本大震災から6年。月日が経つのはホントに早い。阪神・淡路大震災の時も大変だったが、東日本大震災の場合はどうしても広範囲過ぎる。今も2500人余りの人の行方がわかっていないらしい。一日でも早く見つかれば。
 さて、毎年3、4回くらい、冬にスキーへ行く俺。今年は3回行った。高鷲スノーパーク、びわ湖バレイ、奥神鍋・万場。花粉症がピークになるので、今年のスキーは終了にするつもり。これまで、関西、岐阜、福井を中心にスキーへ行くが、スキー場はいろんな特徴を持っている。そこで、おすすめスキー場をピックアップする。

・関西で人気は「びわ湖バレイスキー場」

 2014年から毎年1回行っている。名神高速京都東ICから約40分ほどで到着する。駐車場まで怖い雪道になることはあまりないが、寒波の時には雪道になる時はあるので注意。スキー場へは、駐車場からロープウェイに乗る必要がある。チケット売り場でロープウェイ乗車券とリフト券を買う。値段はやや高め。クーポン券利用でロープウェイ乗車券が1人300円引き。
 一番の見どころは、視界がよければびわ湖を眺めることができる。コースは初中級のコースが多いのが特徴。超緩斜面の打見ゲレンデでは、初心者には最適の斜度。ただし、午前11時くらいをピークに混雑する。
 昨年オープンしたびわ湖テラスは、冬季期間中は展望エリアはクローズされるが、3月18日からオープンする。スキーではなく観光も可能だが、この時期大半はスキーヤーとスノーボーダー。スキーウェア以外だと何だか場違いに感じそう。ただ、レストランも数か所あり、メニューは豊富。
 注意点があるとすれば、雪道注意以外で1点。寒波などの強風で、ロープウェイやリフトが運行できない場合があり、その日が営業休止することもあるので、強風が予想される場合は注意が必要。

・ロングコースなら「めいほうスキー場」

 岐阜のスキー場で、昨年と一昨年に行った。最大の特徴は、山頂から約5キロのロングコース。初級者でもロングコースを滑ることは可能なので、ロングコース好きならおすすめする。俺の大っ嫌いなレディースデーもないので(笑)。かといってメンズデーもないが。
 視界がよければ、山頂からの景色も最高で、御岳も見ることができる。山頂で記念撮影する人が多い。山頂の気温はやはり低いので、日によっては防寒対策を忘れずに用意する必要がある。
 懸念点があるとすれば2点。1点目はリフトが混雑する。休日であれば約15分待つことに。山頂への第2クワッドリフトが特に混雑する。それなりに滑れるのであれば、一人乗りレーンを使うといい。2点目は、やや暖かい日になると、コンディションが悪くなり、ボコボコになってしまうので、滑りにくい。

・隣接スキー場へ行き来できるスキー場が増加

 近年、関西や岐阜などのスキー場で、隣接しているスキー場との行き来ができるようになったスキー場が多くなってきた。関西ではハチとハチ北、万場と奥神鍋が代表的。岐阜ではダイナランドと高鷲スノーパーク、鷲ヶ岳とホワイトピアたかす。隣接しているスキー場と行き来ができることで、たくさんのコースを満喫できるようになった。
 奥神鍋(通称オクカン)と万場は今年もよく行き来した。ただ、オクカンに関しては初心者が滑れるコースが限られる上に、オクカンと万場と行き来するためには、中級レベルの人でないと厳しいと思う。万場との連絡コース(四季の森コース)を滑る必要があり、一部の斜面は最大斜度28度くらいある。

・メンズデーも増加傾向

 女性専用車両はやむを得ない。というか、一部の痴漢野郎のせいで、女性専用車両を設定する措置を取られる世の中が虚しい。ただ、レディースデーは論外。一部のスキー場では何と、女性限定でリフト代が無料といったサービスをやっている。男性はなし。こんなスキー場は行かない。
 女性のサービスデーは多い中、男性サービスも少し増えている。オクカンと万場は、木曜日にイケメンデーをやっていて、男性はリフト1日券が2200円。もちろんレディースデーもある。奥伊吹スキー場も、年4回ほどイケメンデーをやっていて、男性はリフト1日券が2000円。
 といった感じで、他にもちくさ高原スキー場も男性サービスデーを行っているところもある。今庄365スキー場では、該当の府県に住んでいる人を対象にリフト代が安くなる日がある。こういった男女平等にサービスデーがあるなら行くが、女性だけ優遇するスキー場は腹立つので、原則行かない。びわ湖バレイでもギリギリ。男性(シニア以外)にリフト券割引はないが、ロープウェイ乗車券が300円引きになるなら・・・。

【最後に】

 スキー、スノーボード、人それぞれにはレベルがあり、楽しみ方も違う。俺は“自称”中級者。上級斜面とコブ斜面は滑ることができない。ショートターンもうまくできない・・・。
 どのスキー場でも見かけることだが、コースの真ん中で座り込むスノーボーダーをよく見る(スキーヤーも多少いるが)。これは絶対にやめてほしい。スノーボードは両足が固定されていて、転倒してもすぐには端へ行けないのはわかる。端へ寄ろうという動きがあればいいが、コースの真ん中で休憩や談笑している人が多数いるんやね。こんな時はぶつかりそうとか、バランスを崩した“フリ”をして、危ないことを知らせてやる。距離を空けているので、実際にはぶつからないけどね。
 もうちょっと行きたいなと思ったが、俺自身、花粉症がピークになるのでどうしても難しい。楽しみはまた来年にするとして、いよいよサッカー観戦。リーグ戦ではFC東京に敗れたが、その後2連勝。ACLとの過密日程があるので頑張ろう。

赤ア秀平、ガンバ大阪へ期限付き移籍

 鹿島は11日、FW赤ア秀平がガンバ大阪へ期限付き移籍すると発表した。期間は2017年3月12日から2018年1月31日まで。契約により、鹿島との公式戦の試合には出場できないことになっている。
 昨日の22時過ぎにメルマガが届いて「えっ?」と声が出てしまった。まさに寝耳に水。シーズンは始まったばかりで、これからも過密日程をこなさなければならない。今年はこれ以上にない補強を行い、選手層の厚いメンバーになっていた。実力者がベンチ外になってしまうことは想定通りだが、移籍に関しては全く考えていなかったし、移籍があるとすれば、ACLグループステージの結果次第かなと思っていた。
 その中で赤アの移籍には驚いた。今季のFWは金崎、ペドロ ジュニオール、鈴木、金森、赤ア、新人の安部がポジションを争っていた。これだけの実力者が揃っていて、勝ち抜くのは簡単ではない。第3節の横浜FM戦、ベンチ入りメンバーに新人の安部が入っていた。この段階ですでに移籍を決意していたということやろう。
 移籍先のガンバ大阪、確かに今は計算できるFW登録の選手は少ない。出場機会は得られそうだが、アデミウソンが絶好調。長沢も高さに加え、足元の技術も確かなもので、好調を維持している。ケガによる長期離脱で選手登録を抹消されているパトリックが、今後再登録があるかも知れない。今季はガンバで活躍して、来年鹿島に戻ってきてくれると嬉しい。それまでは、力をつけてこい!期待している!

2017年プロ野球順位予想

 2017年のプロ野球、3月31日にセ・パ同時開幕する。オープン戦も終盤で、これからシーズン開幕へ向けての調整は各チーム進んでいるかと思う。
 プロ野球の順位予想は、これまでもテレビでよく見てきた。俺は、前職の3つ年上の先輩と毎年順位予想をする。今まで、このHPではプロ野球の順位予想はやっていなかったので、今年やってみることにする。なお、クライマックス・シリーズや日本シリーズは考慮せず、レギュラーシーズンで。

  • セ・リーグ
    • 優勝 阪神タイガース
    • 2位 広島東洋カープ
    • 3位 横浜DeNAベイスターズ
    • 4位 読売ジャイアンツ
    • 5位 中日ドラゴンズ
    • 6位 東京ヤクルトスワローズ
  • パ・リーグ
    • 優勝 福岡ソフトバンクホークス
    • 2位 千葉ロッテマリーンズ
    • 3位 北海道日本ハムファイターズ
    • 4位 東北楽天ゴールデンイーグルス
    • 5位 埼玉西武ライオンズ
    • 6位 オリックスバファローズ

■セ・リーグは混戦予想

 阪神の優勝は希望(笑)。2002年の星野氏、2004年の岡田氏、2009年の真弓氏、2012年の和田氏、この4氏の監督就任1年目はBクラスだったが、2年目は優勝か2位になっている。昨年監督に就任した金本監督も、就任1年目は4位。今年はAクラス、というより優勝を期待したい。
 ただ、これまでの4氏との状況とは違い、昨年は若い選手を多く起用してきた。この選手たちがどれだけ昨年から上積みできるか。そしてFAで獲得した糸井、走攻守3拍子揃っていて、オープン戦でもホームランを放っている。古傷の膝の状態は気になるところだが、昨年までの阪神に足りないものを全部持っている選手。
 広島とDeNAをそれぞれAクラスと予想した。この2チームは昨年、キャリアハイの成績を残した選手が多い。それだけにさらにハイレベルな成績を残せるのか。広島の場合は、新井さんが40歳になり、昨年のような活躍ができるか。ただ、ポテンシャルの高い選手が揃っているので、潜在能力が開花すると、優勝の可能性は十分にある。
 巨人、中日、ヤクルトをBクラスにはしているが、巨人はFAで3選手を獲得するなど、大型補強を敢行。陽岱鋼と山口俊は、開幕は難しそうだが。マギーは2013年、楽天初のリーグ優勝と日本一に大きく貢献した選手。その打棒が発揮されるか。まぁ、俺は阪神ファンなので、巨人を優勝と予想はしたくない。
 中日は投打とも整備が必要だが、投手に関しては整備されてきていると思う。あとは打撃でしょう。ヤクルトは昨年、リーグワーストの防御率かと。打線に関しては、山田とバレンティンが軸になると思うし、そんなに問題はないかなと。

■パ・リーグはソフトバンクが軸か

 パ・リーグはソフトバンクが盤石か。投打とも抜け目がない。投手は和田を筆頭に、バンデンハーク、武田、千賀。ここ2年は結果を残せなかった松坂、果たして復活するか。中継ぎ、抑え、投手陣は充実。打撃においても、内川、松田のWBC経験者は健在。ロッテから加入のデスパイネなど、破壊力がある。昨年首位を走っておきながら、日本ハムに逆転された。この悔しさを晴らしたいやろう。
 ロッテは抑えから先発に転向する西野が、再び先発として成功するか。抑えから先発へ転向、これって成功例があまりないんやね。涌井も、先発に再転向で結果を残すのに期間を要したし。先発陣では西野がキーになるかと。日本ハムはやっぱり大谷の状態が気になる。
 楽天はFAで岸を獲得。計算できる先発投手が来た。あとは打撃や走塁では、ポテンシャルの高い選手が揃っていると思うので、さらに上積みできれば。西武は楽天に移籍した岸の穴は大きい。その岸の抜けた穴を埋められるか。オリックスは糸井が阪神に移籍し、打撃のほうが気がかり。

【最後に】

 セ・リーグの場合は、どこのチームにも不安な点があり、混戦を予想している。パ・リーグは、多くの人がソフトバンク優勝を予想するんじゃないかな。これだけの戦力が整っていれば。
 今年はこのように予想してみたが、シーズンに入ってみると、オープン戦とは違って活躍、もしくは期待外れ、主力選手のケガで離脱など、長いシーズン何が起こるかわからない。Jリーグの順位予想でも述べたが、優勝争いするやろうと思ったチームが下位、戦力的に厳しいかなと思ったチームが優勝争い、といったのはプロ野球でも普通にあり得る。
 さて、開幕まで一週間を切った。鹿島の試合観戦を軸にしているので、プロ野球はその合間に。今年は何試合観に行けるかな。プロ野球も開幕を楽しみにしよう。


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