鹿島魂From関西
  • 第301回から第400回まで
  • 第301回から第310回
  • 第311回から第320回
  • 第321回から第330回
  • 第331回から第340回
  • 第341回から第350回
  • 第351回から第360回
  • 第361回から第370回
  • 第371回から第380回
  • 第381回から第390回
  • 第391回から第400回
管理人Voice

第321回〜第330回

2016年度J2順位予想

 いよいよ迫ってきたJリーグ開幕。2016年度のJ1とJ2は、初の2月開幕ということで、早くもサッカーシーズンが始まる。J1は昨年同様2ステージ制+チャンピオンシップのため、順位予想は行わないことにした。後日、J1に関しては、期待や不安など、区分けをして今季のJ1を占うことにする。では、毎年恒例の当たらないJ2順位予想をやってみましょう(笑)。

  • 1位 セレッソ大阪
  • 2位 清水エスパルス
  • 3位 ジェフユナイテッド千葉
  • 4位 松本山雅FC
  • 5位 モンテディオ山形
  • 6位 ギラヴァンツ北九州
  • 7位 京都サンガF.C.
  • 8位 徳島ヴォルティス
  • 9位 ファジアーノ岡山
  • 10位 V・ファーレン長崎
  • 11位 北海道コンサドーレ札幌
  • 12位 東京ヴェルディ
  • 13位 愛媛FC
  • 14位 横浜FC
  • 15位 ロアッソ熊本
  • 16位 カマタマーレ讃岐
  • 17位 水戸ホーリーホック
  • 18位 レノファ山口FC
  • 19位 ツエーゲン金沢
  • 20位 FC岐阜
  • 21位 FC町田ゼルビア
  • 22位 ザスパクサツ群馬

 自動昇格圏内はC大阪と清水とした。まずはC大阪、これはもう、これで昇格しなければどうするんやろう、というくらいの戦力が充実。やはり期待したいのは柿谷曜一朗やろうね。2013年に21得点を挙げ、2014年途中からスイス1部リーグのバーゼルへ移籍。バーゼルでの成績面という点では不本意だったと思う。その中で、何を得たか、そしてセレッソでどう生かすことができるかだと思う。あとは周りとの連携や、監督の戦術理解といったところもある。
 そして2位には清水を挙げた。移籍した選手もいるが、大前、鄭大世などの主力は残留。昨年守備が崩壊した清水、守備の再構築が求められるが、今年はどれだけ失点を減らせるか。
 昇格プレーオフ圏内予想の千葉、ニューイヤーカップではあるが、鹿島に勝っているし、ちばぎんカップでも柏に勝っている。今のところ結果は出ているが、オフに実に20人以上の移籍、加入があった。大幅にメンバーが入れ替わっただけに、一からチーム作りをして、これから戦術を浸透させていくことになる。それだけに、ちょっと崩れたら大崩れになることも予想される。
 あとは北九州、新スタジアムが来年完成予定。これでJ1ライセンスが付与される可能性が高くなる。来年、本山と対戦できたら嬉しい。
 あとはもう全く分かりません!(笑)。一応このような順位にしてみたが、どこのチームも躍進する可能性はあると思う。昨年J3優勝の山口、シーズン終盤は苦しんだが、昨年のような爆発的な得点力を見せつけることができるか。当然甘くはないが、期待したい。
 J2も楽しみになってきた。また、今年もC大阪のホームゲームを2試合くらい観に行けたらいいかなと。では後日、J1に関しても占ってみよう。

2016年度J1、今季を占う

 2016年度シーズンのJ1、開幕がいよいよ迫ってきた。ACLに出場する広島、G大阪、浦和、FC東京は、J1より一足早くACLの戦いが始まった。
 今季のJ1も2ステージ制+チャンピオンシップのため、J1順位予想は行わないことにした。まぁ、年間順位予想でもいいけど(汗)。昨年も期待、不安、気になるチームをそれぞれ区分けして占ってみたが、今季も同じく、個人的に注目しているチームなど、気になるチームをピックアップする。鹿島に関しては後日述べることにする。というわけで、的外れな評価(笑)をしてみよう。

・まぁ、やはりこの3チームか

 下馬評という点では、昨年J1王者の広島、天皇杯優勝のG大阪、年間3位の浦和が戦力面で言えばリードしているんやろう。広島の森保監督と浦和のペトロヴィッチ監督は今年5年目の指揮。長谷川監督も4年目の指揮となる。熟成されてきたチーム、大崩れはあまり考えにくいと。
 昨年、J1最多得点および最少失点を誇る広島、当然優勝候補に名乗りを挙げる評論家も多いやろう。21得点を挙げたドウグラスがチームを去り、清水からピーター・ウタカを補強した。ゼロックスでは得点を決めているが、コンスタントに活躍できるか。
 惜しくも昨年年間2位のG大阪。横浜FMからアデミウソン、藤本淳吾を獲得。攻撃面で言えば充実している。これからその新戦力がフィットしてくるか。能力の高い選手なので、フィットしてくると脅威となる。今季名乗りを挙げてきそうなのが、若い井手口。Jリーグタイムだったかな、レギュラー獲得を目標と話していた。遠藤などのベテランもいれば、井手口など若い選手が台頭してきたら、チームとしても活気づく。
 浦和はやっぱり勝負強さかなぁ。昨年は1stステージを無敗で優勝も、年間3位。天皇杯でも決勝でG大阪に敗戦。9年連続のタイトルなしに終わった。湘南から遠藤航が加入し、3バックの右かボランチか、起用方法はどうなるかだが、特殊な戦術にいち早くフィットすることやろう。今年こそタイトル獲得なるか。

・相変わらず「わからない」FC東京

 権田、太田は海外に移籍したが、ここに湘南から秋元、磐田から駒野を補強した。前線では甲府から阿部、鳥栖から水沼なども補強。1stステージでは2位、2ndステージ6位。年間では4位と、成績面では良い成績を残しているが、強いのか、そうでもないのか、よくわからない。たぶん、これまで鹿島がFC東京に対して大きく勝ち越しているということあるかも知れないが。
 過去の対戦成績はあくまでも過去である。2014年と昨年までの2年間、フィッカデンティ監督の下で戦っていたが、今年から城福監督が復帰。これで戦い方も変わってくる。どうなるのか。さっぱりわからない。個々のメンバーでは揃っているし、城福監督の手腕が問われる。

・主力が抜けてどうなるか、湘南、鳥栖、神戸

 湘南はこれまでチームを支えてきた遠藤航が浦和、永木亮太が鹿島に移籍した。湘南にとってはこの2人の移籍は痛いと思うが、パウリーニョなど補強はしている。厳しい戦いになるだろうけど、これまで築き上げてきた湘南スタイルは継続するやろう。今季も湘南スタイルに注目したい。
 そして主力が抜けたということで言えば、鳥栖も。これまで鳥栖一筋だった藤田直之が神戸へ、水沼がFC東京へ移籍した。特に藤田はこれまで鳥栖の中盤を支えた。今年は昨年までFC東京の監督だったフィッカデンティが鳥栖の監督に就任。これまでの4-2-3-1からシステムを変えてくる模様。これがうまくハマるか。失点が増えてしまった昨年から減らせるか。元々ハードワークに堅守というのが鳥栖のイメージだったが、今季は?
 神戸に関しては、チョン・ウヨン、森岡亮太、攻守の重要な選手が移籍した。鳥栖から藤田を補強したが、どうなるか。フォーメーションも模索段階であるようなことを、一部のメディアで報じている。戦い方が固まってくるのはこれからか。

・今年もDF登録が少ない名古屋だが

 昨年はDF登録の選手が7名の名古屋。今年は6名。2010年からチームを支えた闘莉王が退団、そして牟田と本多がそれぞれJ2京都へ移籍した。オーマン、安田理大などを補強したが、それでも6名。これは昨年同様、矢野貴章が右サイドバックを務めることが考えられるし、移籍の古林が務めることになるかと。それでもどうなのかなぁ。ガラリとDFメンバーが変わったし。
 名古屋は小倉GMが監督を兼任する。初の監督業ということで、実力的にまだわからない。どういう采配を振るのか。小倉GM兼監督の采配にも注目したい。

【最後に】

 ここに挙げていないチームはたくさんあるが、どのチームも力はあるはず。まずはどのチームもスタートダッシュがカギとなるかと。
 まぁ、今季も2ステージ制なので、1stステージで躓いても、2ndステージで巻き返せる戦いができるが、今年のチャンピオンシップは、ステージ優勝より年間順位のほうがホーム開催になるなど優位になる。まぁ、選手・監督たちは目の前の試合に全力を尽くすと思うので、先のことはあまり意識しないかと。
 今週土曜日、J1リーグが開幕。楽しみになってきた。今年もサッカー、プロ野球の観戦を予定しているが、まだはっきりとは決まっていない。今後の都合も考えて、できる限り現地観戦したい。

今年の鹿島は?

 2016年度シーズンのJ1の開幕が近づき、俺自身もワクワクしている。前回は、鹿島以外のチームで気になるチームをピックアップしてみた。今回は鹿島について考えてみたい。
 ニューイヤーカップ3試合、プレシーズンマッチ2試合、計5試合を戦って4勝1敗。結果としてはまずまず。これからシーズンが開幕するにあたって、果たして今年の鹿島はどうか、考えてみよう。

・序盤は我慢が必要か

 主力選手の不在、これはやはり大きいかと。柴崎が急性虫垂炎で開幕欠場濃厚。そして永木も負傷で、ニューイヤーカップやプレシーズンマッチには出場できなかった。土居に関しては今週、チーム全体練習に合流したものの、ファン ソッコが負傷で帰国中。1stステージ第1節のG大阪戦では、おそらく三竿、植田あたりの起用が有力。センターバックも人材が豊富になっているため、ブエノの先発もあるかも知れない。
 プレシーズンマッチ2試合、そして明治学院大学との練習試合では勝利しているものの、内容に関しては全く納得していない様子。もっとゴールが入っていいはずとか、攻守の圧倒的な手応えはなく、消化不良のゲームだと。直近のチーム状態は良くない感じ。柴崎など主力が不在ということもあるが、G大阪に勝利できるのか。

・金崎夢生が戻ってきたのは大きい

 今年1月、期限付き移籍期間満了でポルティモネンセSCへ戻った金崎夢生、いい意味でまさかの復帰。しかも完全移籍で戻ってきた。昨年リーグ戦では9得点、前線でガツガツ動いてくれた夢生の復帰は非常に大きい。おそらく今週金曜日、Jリーグに選手登録され、G大阪戦に出場可能になるやろう。
 昨年の序盤は左サイドが主戦場だったが、1トップを務めていたこともあった。石井監督に替わって、その後フォーメーションが伝統の4-4-2に戻り、夢生は2トップの一角として活躍した。今回も登録上はMFのようだが、起用方法は2トップか。

・左サイドバック以外は人材は豊富だが

 左サイドバックが本職の選手は、今年は脩斗のみ。ブエノは昨年鹿島戦で右サイドバックをやっていたこともあり、左サイドバックもありかと思ったが、ブエノの本職はセンターバック。おそらくサイドでの起用はほぼないだろう。万一脩斗が欠場した場合は、昨年と同じく昌子が務めるのが現実的。昌子も本職はセンターバック、万一の場合はこれでやり繰りすることになるのだろうか。
 センターバックとボランチは選手層は厚い。センターバックは昌子、植田、帰国中だがソッコ、青木、ブエノがいる。ボランチも小笠原、柴崎、永木、三竿、青木もできる。このあたりは選手層が厚いので、よほどのことがない限り、問題ないやろう。
 人材は豊富だが、気になっているのはFW。昨年途中から本格的に伝統の4-4-2に戻って、2トップの顔ぶれには注目していた。赤アとジネイの2トップが軸になって、これから浸透してくる段階と思ったが、夢生が復帰した。夢生が2トップの一角として起用が見込まれるなら、これで2トップの組み合わせがわからなくなってきた。プレシーズンマッチでは結果を残している優磨、そして土居も昨年FW起用があった。高崎も練習試合で2ゴールと結果を残している。開幕先発を勝ち取る2トップは誰か。

・優勝は期待できる

 序盤こそは我慢かと思われるが、離脱者が戻ってくれば期待できるくらいの選手層を持っている。残念ながらACLは出場できないが、その分国内の試合に集中できる。スルガ銀行チャンピオンシップはあるが。
 2009年のリーグ優勝から6シーズン遠ざかっている。昨年はナビスコを制したが、やはりリーグ優勝が一番欲しい。前回の管理人Voiceでは広島、G大阪、浦和がやっぱり軸になるかなと記載したが、鹿島が割って入る可能性は十分ある。

【最後に】

 柴崎が開幕欠場濃厚ということで、序盤は柴崎不在で戦うだけに、我慢が必要かと思う。よく「誰が出ても鹿島は鹿島」というのを耳にするが、今の鹿島は、柴崎が最も替えがきかないからね。
 オンラインショップで注文していたユニフォームが今日届いた。実物を手にしたけど、今回のはなかなかいいデザインやね。背番号10になった柴崎のユニフォームを着て、今年は参戦する。国内3冠を目指して、いよいよ開幕する。楽しみにしたい。

開幕2連勝スタート

 サッカーJ1とJ2が開幕。それぞれ第2節まで消化した。鹿島は開幕戦のG大阪戦を1対0、ホーム開幕戦となった鳥栖戦も1対0で下し、開幕2連勝スタートとなった。
 柴崎不在でしばらく戦うのではないかと思われたが、G大阪戦でまさかのサプライズ復帰で、メディア等を驚かせた。負傷で出遅れていた永木、土居も復帰した。
 どんなメンバーで戦うことになるのかを注目していた2トップ、赤アと金崎の2トップ。先発を見ると、この2試合は同じメンバー。植田の先発以外、メンバーという点では、昨年からほぼ変わっていない。昨年と違うのは、控えメンバーの層がやっぱり厚い。鳥栖戦では、永木や土居も戻ってきて、ジネイも控えメンバー。
 この2試合では、スコア的には1対0で鹿島らしいスコアで勝っている。鳥栖戦の試合内容はよく見ていないのだが、メディアの記事や選手は、内容はまだまだといったコメントや記事を目にする。押し込まれた時間帯や攻撃面の細部の詰めがまだ修正の余地があるんやろう。まだ2試合ということもあって、内容は徐々に修正されていくものと思いたい。
 守備の面では、石井監督に替わってから、練習でのスライディングタックルを解禁。G大阪戦でも球際の激しさが見られた。その反面、イエローカードはJ1最多の7枚。G大阪戦で5枚、鳥栖戦で2枚。小笠原と金崎はすでに累積2枚目で、早くもリーチがかかってしまっている。計7枚のイエローカードを貰ってしまっているが、「勿体ないなぁ」と思えるイエローカードはほぼないんじゃないかと。イエローカードを貰うこと自体はよいことではないが、球際の激しさが復活してきたと思いたい。
 永木、土居が復帰。ファン ソッコの復帰はまだだが、石井監督に嬉しい悩みになるようなチーム内競争になってほしいと思う。この2試合をベースに、しばらくは戦っていくものと思われるが、特に試合に出られなかった選手は、いつでも試合に出られるように準備してほしい。期待したい。

東日本大震災から5年

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から5年が経った。5年という節目の年ということもあり、NHKなどのニュース、ドキュメント番組で震災が取り上げられている時間が増えている。
 阪神・淡路大震災も大変な状況だったことは覚えている。広範囲での建物の倒壊、火災、鉄道も大きな被害を与えた。阪神・淡路大震災の象徴の1つと言える、阪神高速道路神戸線の倒壊は信じられなかった。当初の見積もりでは復旧に約3年かかるとも言われていた。それが約1年半近くで復旧。駅や建物なども次第に復旧し、何年もかかったが復興した。
 ただ、東日本大震災の場合は、規模が阪神・淡路大震災よりどうしても広範囲すぎる。鉄道の復旧は進んできているものの、まだ不通区間が多く残ってしまっている。さらに福島第一原発の事故により、今も避難指示区域が多く残っている。規模がどうしても広範囲すぎるだけに、5年という歳月が過ぎてもまだここまでしか復旧していないのかと。復興への道はまだ先なのか。
 そして今日は、仙台vs鹿島の試合が行われた。震災復興祈念試合と位置付けられて、この2チームの対戦は、昨年を除いた2012年以降、3月の震災の時期に合わせて対戦が組まれていた。以下は過去の対戦成績。

  • 2012年3月10日 仙台1−0鹿島(ユアスタ)
  • 2013年3月09日 鹿島3−2仙台(カシマ)
  • 2014年3月08日 鹿島2−0仙台(カシマ)
  • 2016年3月12日 仙台1−0鹿島(ユアスタ)

 対戦成績は2勝2敗。いずれもホームチームが勝利している。今日の試合はテレビで見ていた。ネット上のいろいろな書き込みも見ているが、審判が仙台寄りのジャッジをしているといった審判への批判の書き込みを見た。ただ、今日は仙台の90分間集中した守備が見事だった試合。鹿島からすると、あと一歩詰め切れなかった。最後の詰めというところで課題が残ったが、審判のジャッジは抜きにして、それ以上に仙台の守備が光っていた。今日の試合は絶対に負けられないという仙台の選手たちが見事だったということ。
 鹿島は今季初黒星で2勝1敗、3試合の得失点の合計は、得点2失点1。勝利数と得点数、敗戦数と失点数が同じ。珍しい序盤になった。
 開幕からの全3試合は、先発は全て同じメンバーで戦ってきた。昨年途中の就任当初は、いろんな選手を起用して、徐々に固定されつつあった。石井監督はおそらく、基本的には固定していきたいのかなと思うが、今日の敗戦で、次節のFC東京戦で先発の変更はあるかどうか。これは次節まで待とう。
 単独首位に立つチャンスがあった今節だったが、全勝優勝という究極の目標は早くもなくなり残念な結果となった。全勝できたら神がかりやけどね。次節に期待しよう。

真価を問われるナビスコカップ2試合

 J1リーグ1stステージ第4節が各地で行われ、鹿島はFC東京を2対0で下した。この第4節終了後、ロシアW杯アジア2次予選兼AFCアジアカップUAE2019予選を戦う。日本代表メンバーに、鹿島から金崎と昌子が選ばれた。U-23日本代表ポルトガル遠征メンバーに植田、さらに、バーレーンU19カップを戦うU-19日本代表メンバーに、久保田と垣田が選ばれた。
 代表選出自体は喜ばしい。選ばれた選手には、各カテゴリーの日本代表として選ばれたからには、活躍を期待するとともに、招集期間で得たものを鹿島に還元してほしい。5人不在になるだけに、真価を問われるナビスコカップになるやろう。そこで、希望込み(笑)で、メンバー予想をしてみよう。

予想布陣(希望込み)
予想布陣(希望込み)

 GKはどうするか。櫛引が今回U-23代表には選出されなかったことを考えると、ナビスコカップで先発ということがあるのか。曽ヶ端からポジションを奪えるかを注目してみたが、まずはリーグ戦の序盤は曽ヶ端だった。まぁ、ここはこれからやろう。
 問題の1つ、センターバック陣である。サイドバックに関しては、右は西もしくは伊東が有力。そして左は山本。センターバックは植田、昌子が代表招集で不在。ファン ソッコは離脱中。出場が濃厚なのは青木。あと一人をどうするかやろう。ブエノは練習に復帰しているみたいだが、回復具合がどうか。三竿はボランチだが、センターバックでの出場があるか。町田はサテライトリーグで青木とコンビを組んだが、新人だけに経験がほしい。青木とコンビを組むのは誰か。これだけセンターバック陣が不在なのに、青木がいるというのはホンマに層が厚い。
 ボランチに関しては、これまで通りの柴崎と小笠原のボランチとなるか、もしくは永木の初先発があるか、というところか。でも三竿も見たい。攻撃的なサイドに関しては、メンバーという点では揃っている。今日のFC東京戦で、リーグ戦初先発の鈴木は右サイドで起用された。右肩の状態が万全ではないようだが、今後問題ないのか。そして中村、今日のFC東京戦ではカイオが先発し、アツはベンチ入りも出場なし。先発の座をこのまま奪われないよう、アツも奮起するやろう。
 問題の2つ目、2トップの組み合わせ。FC東京戦で2ゴールの金崎が代表招集で不在になる。プレシーズンマッチなど、全試合に出場していたジネイもそろそろ見たい。ただ、今日のFC東京戦などの選手交代を見ると、土居が赤アとの交代で2トップに入ったり、先週の仙台戦では交代で入った土居がサイド、カイオがFW。起用されないジネイのコンディションがそんなに良くないのか?と思えてしまう。
 中3日で続く2試合なので、メンバーの入れ替えが予想されるが、出場機会を与えるだけでなく、調子の良い選手をどんどん使ってほしいし、意味のある起用方法をしてほしい。代表不在で厳しいが、夢生や昌子などがいないとダメなの?というようなことにならないよう、鹿島の底力を見せてほしい。真価を問われるナビスコカップ2試合になりそうや。

熊本地震

 4月14日午後9時26分、熊本地方を震源とする最大震度7を記録する地震が発生。16日未明には震度6強の地震が発生するなど、その後も地震が続いている。
 俺自身は14日、仕事から帰ってきて、夕食を済ませた後、NHKニュースウオッチ9を見ていた。普通にニュースを見ていたら、いきなり緊急地震速報が。どこだろうと思ったら九州。震度7と発表されて、まさかと。熊本城や市街地の激しい横揺れの様子が映し出された時には、思わず絶句してしまった。
 この影響によって、Jリーグでは、九州地方で開催予定の試合、およびJ2京都vs熊本の試合が中止になった。これはやむを得ない。その他の試合は予定通り行われた。湘南vs鹿島、結果は3対0で鹿島が勝利。試合内容よりも植田、どうしても植田のことが気になる。ハイライト映像やコメント等しか見ていないのだが、この状況の中、プレーしづらいと思う。でも、相手に得点を許さず、気持ちのこもったプレーをしていたと思う。試合後のインタビューでは涙を流していた。サッカーをすることが仕事だし、今日のような気持ちのこもったプレーを続けることが、一番の勇気づけになるので、これからも期待したい。
 4月14日の地震発生以降、これまでも緊急地震速報が何度も出ているが、最近の緊急地震速報は精度が向上していると思った。殆ど当たっている。東日本大震災でもそうだったと思うけど、今回の地震も、緊急地震速報が出る回数が多いような気がする。
 新たな災害を防ぐため、今はボランティア活動は控えてほしいとの呼びかけが行われている。俺の次の現地観戦は大宮戦(NACK)。昨日の大宮vs甲府(NACK)では募金活動等が行われていたそうだが、4月30日の大宮vs鹿島でも行われるだろうか。行われるようなら協力したい。できることはこれだけしかないが、他に協力できるのであればと思う。今は見守るしかないかと。

幻となってしまったチャント

 J1の1stステージ第8節が行われ、鹿島は柏に0対2で敗れ、順位を3位に落とした。首位川崎に勝った浦和が今節首位に立った。
 まぁ、柏の伊東純也にやられてしまったね。前半アディショナルタイムで土居がペナルティエリア内で倒されPKか?と思われたが笛ならず。その直後に伊東のドリブル突破を許して失点。テレビで見ていて、1分のアディショナルタイムだったが、1分半経過して「あれ?まだ笛ならないの?」と。そう思ったら失点。まぁ、審判に左右されてしまった格好になった。2失点目も伊東から武富へとつながった失点。チャンスを作るも得点できない一方で、柏の集中力が途切れることがなかった。審判の判定もそうだが、柏が強かったのも事実。
 さて、今年に入って、西大伍、金崎夢生、カイオのチャントができた。赤アは少しアレンジ、柴崎には新たなチャントが登場。今年のホームFC東京戦でその5選手のチャントが流れている。これまで多くのチャントが発表されたが、浸透しなかったのか、幻となってしまったチャントもいくつかある。
 今年のホーム開幕戦の鳥栖戦で、カイオの新チャントができた。サポーターミーティングで手応えがなかったのか、次節の仙台戦でカイオのチャントが変更された。現在はこのチャントで応援が続いているが、一週間でチャントができるんやね。鳥栖戦で発表されたチャントは幻になってしまったか。
 2014年9月に初めて岳のチャントが発表されたが、実は2015年、岳の新チャントが発表になっていた。2015年の岳のチャントはおそらくアウェイ名古屋戦でしか流れていないと思う。この時俺は現地観戦だったが、何度もみんなで練習しているにも関わらず、浸透せず。今年、岳のチャントが新しくなって、今後はこのチャントでいくのではないかと思われる。
 そして、昨年まで所属していたダヴィ、2013年まで所属していた大迫にも幻?となってしまったチャントがある。ダヴィは2013年5月の日産スタジアムでの横浜FM戦(?)でダヴィチャントができたが、その後このダヴィチャントが流れなくなった。そして2014年のチャントに変更後、これが浸透。ダヴィが出場すればこのチャントがよく流れていた。
 大迫のチャントは2011年第34節に(?)初披露だったが、最終節ということもあるのか、浸透せず。翌年の2012年7月頃に新しい大迫チャントができて、これが浸透。鹿島の時はよく流れていたし、日本代表でプレーしていた時もこのチャントが使われている。
 チャントが浸透しなかった、また浸透が遅い理由は何かとあると思うが、あまり覚えようとしていない人がいること、サポーターミーティングに参加しているサポーターが少ないというのはあると思う。サポーターミーティングで新チャントが発表されることがあるし、いざ応援本番の時に「何?この応援?」と思った人はいたんじゃないかと。年間何回も行けないという人はやむを得ないが、サポーターミーティングをやっているにも関わらず参加しないというのはどうかと。何の集まり?と思ったら、それはサポーターミーティングである可能性が高いので、積極的に参加してほしい。試合開始約1時間前にコンコース内でやっていることが多い。
 今年に入って新しいチャントが登場するようになった。しばらくは浸透具合を見て、次のチャントを発表してほしいと思う。次は昌子と山本あたりかな。

昇格組との対戦成績

 J1の1stステージ第9節は、4月29日と30日に分けて開催される。鹿島は30日、今季J1に復帰した大宮アルディージャと対戦する。
 ちょっと気になっている記事を見た。サッカーキングが予想した大宮vs鹿島のスタメンの記事で、「鹿島は昇格組に苦戦の傾向あり」と記載している。過去は昇格組に関しては勝っている印象だっただけに、近年はそうだったかなぁと、ちょっと疑問に感じた。記事には「近年、J2からの昇格組には苦戦を強いられる印象が強い」と記載されているので、過去の昇格組との対戦成績を集計してみた。「近年」とあるので、勝手ながら2011年からの5シーズンと定義し、集計する。集計ミスがあったらごめんなさい(汗)。

  • 2011年(2勝3敗1分)
    • 柏  2敗
    • 甲府 1敗1分
    • 福岡 2勝
  • 2012年(3勝1敗2分)
    • FC東京 2勝
    • 鳥栖  1敗1分
    • 札幌  1勝1分
  • 2013年(4勝1敗1分)
    • 甲府 1敗1分
    • 湘南 2勝
    • 大分 2勝
  • 2014年(3勝2敗1分)
    • G大阪 1勝1敗
    • 神戸  1敗1分
    • 徳島  2勝
  • 2015年(2勝3敗1分)
    • 湘南 2敗
    • 松本 1勝1敗
    • 山形 1勝1分

 5シーズンを集計すると、14勝10敗6分で、一応勝ち越している。ちなみに、1994年から2015年(1999年は二部制導入初年度のため除く)までを集計すると、63勝29敗14分。
 数字的に見れば確かに、近年は勝てていないのかという感じ。この5シーズンは世代交代の着手によって、戦い方にブレがあったことは確かであり、昇格組云々はあまり関係ない気がする。あとは、3-4-2-1のフォーメーションで戦う甲府や湘南、ハードワークが持ち味の鳥栖、松本、湘南を苦手にしていた。苦手なチームがたまたま昇格組だったということも言えるかも知れない。
 印象度という点では確かに、昨年は湘南に2敗。2013年は2勝しているものの、内容的には苦しめられた。昨年のワースト試合の松本戦なども苦しめられたが、2勝しているチームには圧倒して勝っている試合もあったりで、結局印象度としてはどっちもどっちかな。
 2016シーズン、昇格組と戦うのは初めてとなる。現在1stステージ暫定6位で健闘している大宮、守備がよく、4月は負けていない。これは苦戦を強いられるのは間違いない。しかし、優勝のためには連敗は絶対に許されない。30日は、アウェイゴール裏を真っ赤に染めたスタンドから大声援を送ろう。

鹿島退団後の選手たち

 J1の1stステージは終盤に差し掛かっている。鹿島は14日、横浜FM戦に勝利し3位を守っている。負けられない戦いが続いている。
 さて、J2第12節東京Vvs松本で、鹿島から期限付き移籍している松本の高崎寛之が3得点のハットトリックの大活躍。松本では出場機会を伸ばしている。近年、鹿島で出場機会に恵まれなかった選手が、他クラブに移籍後活躍している選手が多くなったと感じている。そこで、鹿島で出場機会が恵まれずに退団し、他クラブへ移籍して活躍している(活躍した)選手をピックアップする。

・内田潤(鹿島⇒新潟)

2000年鹿島に入団した右SB。
同ポジションには名良橋が務めていたが、名良橋の負傷により2004年に出場機会が増え始める。しかし、レギュラー奪取には至らず。
2006年内田篤人の加入により、同年6月にアルビレックス新潟へ移籍。ここでレギュラーとして活躍する。
2013年現役引退。

・石川竜也(鹿島⇒東京V⇒山形)

2002年鹿島に入団した左SB。
2003年までは、同ポジションにアウグストや相馬直樹、2004年に加入した新井場徹がポジションを奪取したことで、レギュラー奪取できず。
2006年途中、東京ヴェルディ1969に期限付き移籍後、翌年、モンテディオ山形に完全移籍。山形で左SBのポジションを奪取し、長年レギュラーとして活躍。

・中島裕希(鹿島⇒仙台⇒山形⇒町田)

2003年鹿島に入団したFW。
柳沢敦の母校でも知られる富山第一高校出身。
入団3年間、柳沢、鈴木隆行、アレックス・ミネイロなどがいたこともあり、出場機会に恵まれず。
2006年ベガルタ仙台へ期限付き移籍し、出場機会が大幅に増加。2008年完全移籍。2012年にモンテディオ山形に移籍後も、レギュラーとして活躍。
2016年FC町田ゼルビアに移籍し、FWとして活躍中。

・後藤圭太(鹿島⇒岡山⇒松本)

2005年鹿島に入団したCB。
岩政、大岩、伊野波などがいたことや、自身のケガもあり、リーグ戦の出場機会ゼロ。ナビスコでも2005年と2006年に1試合ずつ出場したのみ。
2010年ファジアーノ岡山に完全移籍後、出場機会が大幅に増加し、レギュラーとして活躍。
2015年松本山雅FCへ移籍。

・石神直哉(鹿島⇒C大阪⇒湘南⇒大分⇒東京V⇒長崎⇒北九州)

2007年鹿島に入団した左SB。
同年10試合に出場も、翌年は4試合止まり。
2009年セレッソ大阪に移籍し、50試合に出場。C大阪のJ1復帰に大きく貢献。翌年完全移籍。
2011年以降は湘南、大分、東京V、長崎へ移籍。今年はギラヴァンツ北九州に完全移籍。

・當間建文(鹿島⇒栃木⇒山形⇒松本)

2007年鹿島に入団した右SB。
内田篤人がいたこともあり、出場機会に恵まれず。
2012年に栃木SCへ移籍後、CBで出場機会が大幅に増加。
2014年からはモンテディオ山形へ移籍。山形でも出場機会増。
2016年松本山雅FCへ移籍。

・宮崎智彦(鹿島⇒横浜FC⇒磐田)

2009年鹿島に入団した左SB。
新井場がいたことで出場機会に恵まれなかったが、内田篤人がシャルケ(ドイツ)へ移籍後、新井場が右サイドバックへ。2010年J1第20節で初出場し、J1では4試合に出場した。天皇杯でも出場機会を増やしたが、2011年横浜FCへ期限付き移籍。
2011年以降、出場機会を増やし、2012年ジュビロ磐田へ移籍(2013年完全移籍)。2014年途中からボランチにも挑戦し成功。2016年から登録がMFとなる。

・本田拓也(清水⇒鹿島⇒清水)

2011年鹿島に移籍したボランチ。
ケガの影響により、2011年途中から2012年途中まで出場できず。ケガが癒えた2012年途中から出場機会はあるものの、レギュラー奪取には至らず。
2013年途中で清水エスパルスに復帰。以降、レギュラーとして活躍中。

・山村和也(鹿島⇒C大阪)

2012年鹿島に入団したCB。
新人選手として異例の一桁背番号4を背負う。
同年途中からCBのポジションを確保も、新潟戦で右鎖骨を骨折し、シーズンを棒に振ってしまう。
2013年、セレーゾ監督になり、序盤は出場機会に恵まれなかったが、シーズン途中からCBのレギュラーを奪還。
しかし2014年、昌子や植田の台頭があり、出場機会が大幅に減少。2015年途中からボランチに本格的に転向し、ナビスコカップ制覇に貢献するものの、リーグ戦での出場機会は減少。
2016年、セレッソ大阪に完全移籍。ボランチとしてレギュラーポジションを確保。

・佐藤昭大(広島⇒愛媛⇒広島⇒鹿島⇒熊本)

2010年鹿島に期限付き移籍したGK(2011年完全移籍)。
当初は第3GKだったが、小澤、杉山の退団によって、2013年に背番号が1に。ナビスコカップでは出場があるものの、2014年までリーグ戦の出場なし。
2015年開幕戦の清水戦で、鹿島の選手としてリーグ戦初出場。すぐに曽ヶ端にポジションを譲るが、1stステージ中盤から曽ヶ端に代わって起用されるようになる。石井監督に代わってからは再びベンチ。
2016年ロアッソ熊本に完全移籍し、開幕から出場を続け、熊本地震が発生するまでの全試合フル出場。

【まとめると】

 長文になったが、こうしてズラリと並べてみたら、活躍している選手は結構いるんやね。杉山哲(札幌)は一時は正GKになったし、船山祐二(東京V)も出場機会が増えているね。出場機会の増加=成功とは限らないが、成功の定義は選手それぞれの考え方次第かと。
 こうして活躍してくれると嬉しいという気持ちが半分、鹿島で活躍してほしかったなという気持ちも半分。出場機会に恵まれなかっとは言え、鹿島在籍中に多くのことを学んだことが、他クラブに活かされているということやろう。これからも活躍を期待したい。しかしまぁ、鹿島のスカウトってすごいね。


▲このページの先頭へ▲