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第231回〜第240回

ダニー石尾さん、休養

 27日、鹿島はスタジアムDJを務めるダニー石尾さんが肝臓がんとの診断を受け、しばらくの間スタジアムDJの仕事を休養すると発表した。ダニーさんの休養の間、アシスタントDJの松本浩之さんが務める。
 これはホントにびっくりした。Jリーグ初年度1993年から現在まで、カシマスタジアムのスタジアムDJをずっと務めていた。大体の人は「我がクラブのスタジアムDJがいい」という人が多いかと思うが、俺もダニーさんで慣れているし、ダニーさんが一番いい。
 ダニーさんのいいところは、無駄なオーバーテンションがなく、落ち着いていて気持ちいい。他のスタジアムでよくある「ゴ〜〜〜ル!」の絶叫、カシマスタジアムはない。ゴール時の歓声で味わう。鹿島の選手紹介でもしっかり落ち着いているし、交代選手のアナウンスはホーム・アウェイ公平のテンションである。
 しばらくの間、ダニーさんの声が聞けないが、その代わりを務めるのが松本浩之さん。松本さんは、鹿島のホームゲーム時、アントラーズ音声実況中継「LIVE ON THE WEB」の実況を務める。そして、両チームの選手紹介時ではアウェイ側の選手紹介を担当している。スカパーを契約していないので、BSなどでテレビ中継をやっていないホームゲーム時は、音声実況中継を楽しむ。当然アントラーズ中心の実況になるけど、鹿島の選手がゴールした時の松本さん、結構絶叫する。時に「見たか〜!!」とか、音声実況中継を聴いていて面白い。
 鹿島側の選手紹介がダニーさんに代わって松本さんが務めることになると思われるが、実は鹿島側の選手紹介を担当したことはある。昨年のナビスコカップ第2節のFC東京戦、ダニーさんがお休みのため、鹿島側の選手紹介を務めたことがある。当面はこのような選手紹介になると思う。
 ダニーさん、まずはゆっくり治療に専念してください。チーム躍進のため、サポーターは今季もしっかり戦います。必ず、カシマスタジアムに戻ってきてください!

まだまだ甘くない

 第2節が終わって、鹿島は開幕2連勝スタート。鳥栖と並んで首位に立った。首位に立ったのは、2010年以来4年ぶり。ずいぶん久しぶりやなぁ。まぁ、第2節やけど。
 今季のこの2試合では、若手の積極的起用が目立っているが、ベテラン、中堅もいい仕事を「今のところ」している。開幕スタメンを勝ち取った昌子、今すごく必死やろうね。そして何といっても豊川、まだ粗削りではあるが、得意のドリブルや前線での守備、随所にいいプレーを見せていた。昨年中盤から土居、伊東も今季は2試合とも先発出場、そして磐田から加入の山本も、両サイドバックができることを証明。
 ただ、まだまだ甘くない。開幕2試合のメンバーを軸に、これからしばらく戦っていくと思うが、必ず研究される。若手選手は勢いが出ると凄まじいが、当然大きな壁にぶつかる時期、結果が出ない時期が来る。そこをどう乗り越えられるか。ここで乗り越えられたらまた一皮むけるし、乗り越えられないと他の選手にポジションを奪われる。我慢して使うか、メンバーを変えるか、じっくり見極めて判断してほしいところ。セレーゾ監督できるかな。
 開幕2連勝でいいスタートを切ったが、開幕戦の甲府は、甲府市内の記録的積雪によって調整が難しかった、そして仙台は監督が替わって、戦術が浸透してくるのには時間がかかるのか、対戦相手的には恵まれていたかも知れない。ところが、第3節は鳥栖。鹿島は鳥栖に対してリーグ戦通算2分2敗。鳥栖も開幕2連勝で好スタートを切っている。豊田はもちろんのこと、落ちない運動量、ハードワークに鹿島はかなりてこずっている。好調の鳥栖に対して、若手選手がどんなプレーを見せてくれるか、真価が問われる一戦になりそう。開幕2連勝したものの、まだまだ甘くない。
 俺自身の現地観戦はその鳥栖戦から。約3か月ぶりの観戦となる。まぁ、甲府戦や仙台戦も現地観戦したいところやけど、金銭面や仕事などでねぇ・・・。特に開幕戦ではエールの交換があったようやし。見たかったなぁ。とりあえずスキーに関しては今季は終わって、次はサッカー観戦や。

浦和レッズサポーターによる差別的横断幕問題

 3月8日の第2節、埼玉スタジアムで行われた浦和レッズvsサガン鳥栖において、ホームゴール裏入口に「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられ、Jリーグは13日、差別的な横断幕であるとして、浦和レッズに対して譴責、ならびに第4節の清水戦を無観客試合とする処分を発表。無観客試合となるのはJリーグ22年目にして初となる。
 まずは処分の内容から、俺としては「やや軽い」と思う。無観客はやむを得ないかと思う。第4節の1試合だけが対象となるが、今後のクラブ経営への影響を考慮し、ここから汚名返上をと。降格までは厳しすぎるかとは思うが、勝ち点10程度のはく奪はあるのかなと思った。ただ今後、浦和レッズに関しては、横断幕や旗、ゲートフラッグ等の使用を禁止としている。これは当面続くと思われる。
 あの横断幕が掲げられた理由が明らかになってきている。掲げた3人のサポーターは「差別や政治問題化させる意図はなかった」としながらも、「ゴール裏は自分たちの聖地で、ほかの人たちに入ってきてほしくない。最近は海外のファンも増えているが、応援の統制が取れなくなるのが嫌だった」と。結局差別として捉えることができるじゃないかと。擁護するわけではないが、それほど「聖地」であるという拘りがあるんやろうとも感じるけどね。
 日本人であっても外国人であっても、「仲間」なんやね。思い出すのが、2012年第33節の名古屋戦でのサポーターミーティング、昨年の最終節の広島戦での決起集会、いずれも現地観戦だったが、応援してくれる人みんな「仲間」であることを、コールリーダーの方は強調する。職場や学校などの人間関係においても、仲間意識は非常に大切。俺自身は差別という言葉は大っ嫌い。嫌いな性格の人はどんな人?ということを聞かれたら、ズバリ「差別をする人」と言う。
 言葉の扱いを一つ間違えると、重大な問題につながることがあることを認識した。これは今回の横断幕といい、コミュニケーションにおいても同じ。言葉選びに慎重にならないといけないね。

似ている?

 第3節の横浜FMvs徳島で、マリノスの富澤清太郎のJ1通算100試合出場達成を記念して、間寛平さんがプレゼンターを。富澤は間寛平さんに似ていることから「ハマのカンペー」との愛称が。
 鹿島の公式モバイルサイトは、いろいろなコンテンツが満載で、最新情報、選手の壁紙もダウンロードできるようになっている。最近、選手の壁紙を見ていて、あれ?雰囲気が○○さんと似ている?と思ったものがある。そこで俺自身が、○○と△△は似ている?と思った人物を紹介しよう。ここでは、あるサッカー選手と似ている人物とする。まぁ、これを紹介してどうってことはないが、似ているかなぁ〜と思っただけ(笑)

・本田圭佑(ACミラン)とネイマール(バルセロナ)

 これは昨年か一昨年か、どこかのスポーツ紙で見て、ちょっと話題になっていたと思うが、確かにこれは雰囲気が似ているかな。近年の本田の目、以前と雰囲気が全然違うようになった。レーシックとかの憶測があったが、これはわからん。今年1月に、ACミランに加入。背番号は10。かなり期待をされていたと思うけど、今はちょっと苦しんでいるかな。
 シーズン途中の入団なので、評価をするのは早いと思う。それだけセリエAはレベルが高いと思うし、本人もそれを痛感していると思う。今後の本田圭佑に期待したいと思う。

・柴崎岳(鹿島)と本橋麻里(カーリング)

 これ、実は昨日思った。鹿島の公式モバイルサイトに、少し横顔にした柴崎の画像があった。あれ?誰かに似ているかなと思った。あっ、カーリングの本橋麻里やん、って思った。
 トリノ五輪に出場した「カーリング娘」の一人。「マリリン」の愛称で親しまれている本橋麻里選手、美人アスリートとしても話題になった。オールバックの髪型をしている画像が結構あるけど、俺自身は前髪を下した髪型のほうが可愛らしく見えるけどね。
 柴崎は今年4年目、昨年は日本代表に選出されるも、体調不良で辞退。3月のメンバーに招集されていないということは、今年のW杯のメンバーに選出されるのは厳しいのか。本人はもちろんW杯には出場したいと思うけど、まずは鹿島で。

・長谷部誠(ニュルンベルク)と渡部暁斗(ノルディックスキー複合)

 言われてみれば雰囲気が似ているかも。日本代表で遠藤と長谷部のボランチで活躍してきたが、今年、右膝の負傷で手術。今年のW杯への影響が出るかも知れない。これは何とか間に合ってほしい。
 ソチ五輪でノルディックスキー複合個人ノーマルヒル銀メダル獲得の渡部暁斗選手、銀だったけど、メダルを獲得できたのは素晴らしい。かつて荻原健司さん、河野孝典さんたちの活躍で「お家芸」とも言われてきたノルディックスキー複合、20年ぶりのメダルは、お家芸復活の一歩を築けたのかなと。今度は金メダルを目指して頑張ってほしい。

・野沢拓也(鹿島)と藤原新(マラソン)

 この当時は、野沢の神戸移籍でがっかりしていた頃。2012年と言えば、ロンドン五輪。そのロンドン五輪に出場した一人が藤原新選手。NHKのスポーツ番組で藤原新選手が出演した時に、すぐに「野沢や〜」っと。五輪では不本意な結果に終わってしまったけど、力のある選手だし、頑張ってほしい。
 そして野沢、2012年はホントに野沢の存在感を痛感した。今の鹿島は若い選手の台頭もあり、出番が減っている。でも、プレースキッカーに、決定的なラストパス、必ず野沢の力が必要になるから、腐らずにやってほしいと思う。

・西大伍(鹿島)と亀田大毅(ボクシング)

 今年1月、西はポルトガルのクラブの練習に参加していた。鹿島アントラーズ原理主義という、鹿島サポーターの中ではわりと有名なブログがあり、そこでポルトガルのクラブのユニフォームを着た西の姿が。この画像を見て、優しい亀田大毅?に雰囲気が似てるかもと。原理主義さんのブログはよく更新されていて、記事の感想がコンパクトにまとまっていると思う。最近よく閲覧する。

・山村和也(鹿島)と高橋秀人(FC東京)

 FC東京の高橋のプレーしている顔の表情が、一瞬山村に似ている感じがした。俺は・・・。その山村、開幕3試合でベンチ入りなし。ナビスコ予選ではベンチ入りしたものの出番なし。今は昌子が必死やからね。鹿島のセンターバック陣は青木、山村、昌子、植田。山村は今は我慢の時か。でも必ずチャンスはあるので、それを生かしてほしい。

 以前は、岡崎慎司と朝青龍とか、鹿島の中では新井場徹(C大阪)と佐藤昭大(鹿島)が似ているというのが話題になっていた。佐藤が鹿島に加入してきた時に確か、新井場が「俺の弟やぁ〜(笑)」って言っていたとか。俺自身はかつて、元近鉄バファローズの左腕、阿波野秀幸さんに雰囲気が似ているとよく言われた。そう言われても本人やからわからへんが。今はおっさんなので、今も阿波野に似ているのかなぁ(汗)。
 他にも結構似ている!という人物はいるやろうけど、この辺で。

閉鎖していくスキー場

 昨日のNHK京都のニュースで、京都の広河原スキー場が紹介されていた。今シーズンの最後3月23日をもって閉鎖になったことを今日知った。
 このスキー場は、京都市内唯一のスキー場で、規模は小さい。穴場的な存在で、知名度としてはそれほど高くはないが、京都市内唯一のスキー場として貴重なスキー場だったかと。スキー人口は減っていて、このスキー場も、かつてのピーク時と比べて、スノーボーダーを含めても半分以下の落ち込みだったとか。京都市内と言っても、それなりに北方向なので、雪は降る。規模が小さいかなと思って、俺自身は一度もこのスキー場へは行かなかった。一度行けばよかったかな。
 俺自身は小学生の時からスキーをやっている。初めて行ったスキー場が滋賀県の伊吹山スキー場。小学2年生くらいの時やったかな、初めて滑ったとき、まっすぐ滑れたと思ったら、止まれずにこけてしまったことを今でも覚えている。滑って止まる練習を繰り返していた。伊吹山スキー場も今はない。一時期、別の運営会社が経営を引き継いで、「ピステジャポン伊吹」として運営するも結局閉鎖した。
 小学生の時までよく行っていたのが、同じく滋賀県の比良山スキー場。1人乗りの登行リフトに乗って、そしてロープウェイという少々面倒な移動があった。そこには比良ロッジという宿泊施設があり、そこでよく泊まっていた。その比良山スキー場も今はない。
 社会人になって、その後、岐阜で3年間仕事をしていた。岐阜での生活中、京都に戻ってからも、何度か行っていたスキー場が岐阜県の鈴蘭高原スキー場。国道41号線を北上して、山道に入るルートで、アクセスがちょっと厳しい。タイヤチェーンがほぼ必須で、それでも後ろがよく滑って運転が怖かった。2001年を最後に行かなくなったが、2006年に閉鎖になっていたことを今年知った。
 今シーズンのスキーは4回行くことができた。岐阜県しらおスキー場が2回、兵庫県の奥神鍋スキー場が1回、びわ湖バレイスキー場が1回。その中でピックアップするのがびわ湖バレイスキー場。3月8日の土曜日に行ってきた。岐阜へ行く予定だったが、高速道路の通行止めで、急遽変更。びわ湖バレイスキー場は、関西では人気のスキー場。平日でも混雑する声を聞いたことがあって、ずっと避けていた。
 近年は、頂上まで行くゴンドラを、120人乗りのロープウェイに変えて、輸送能力を向上。そして高速クワッドリフトもあって、3月の土曜日とは言え、それほど激混みというような感じではなかった。初心者用の打見ゲレンデと、昼食の時間帯でのレストランは激混みしていたが、びわ湖バレイの混雑ってこんなもんやったかなぁと。これもスキー人口が減ってきているってことかなぁ。
 とまぁ、閉鎖していくスキー場、今も人気のスキー場、全国のスキー場はいろいろと特色を持っている。ソチ五輪をきっかけに、またスキー人口が少しでも回復してほしいと思う。来シーズンはどこのスキー場へ行こうかなぁ〜。あっ、サマースキーもいいなぁ。サマースキーは、やったことがないので、一度挑戦してみるのもいいかな。

日本代表候補トレーニングキャンプメンバー発表

 日本サッカー協会は、日本代表候補トレーニングキャンプ(4月7日〜4月9日)に向けて、メンバーが発表された。鹿島からは柴崎と昌子の2名が選出された。
 柴崎の選出はもちろんだが、昌子の選出には驚いたが、喜ばしい。今季のセンターバック陣は、青木、山村、昌子、植田。不測の事態においても中田が務められる。その中で今季、開幕からレギュラーの座を勝ち取ったのが昌子。全試合フル出場している。リーグ戦まだ5試合、ナビスコ2試合だけに、選ばれたのが驚いた。
 山村が序盤、負傷の影響もあって、昌子が抜擢され、そのままレギュラーとして出場している。今はすごく必死だと思う。パフォーマンスが落ちたり、ミスすれば山村や植田にポジションを奪われる。センターバック陣だけではなく、全員がポジション争いに必死。昌子はポジション死守に必死で、おそらく余裕がないと思う。
 他クラブからのメンバーを見ると、さすがにフレッシュなメンバーやね。セレッソの山下は去年からセンターバックのポジションを獲った選手、広島の塩谷は得点力もあり、現在好調。この辺りは代表候補選出に納得。あとは新潟の川又かな。去年リーグ戦で23得点。1トップとなると機能するか、これが気がかりではあるが、見てみたいね。2月にJリーグタイムに出演していた時、本気でW杯を狙っていると。今はその1トップが固まっていない。ザックジャパンで最も多く1トップを務めていた前田遼一(磐田)、代表選出が当たり前になってきた柿谷曜一朗(C大阪)と大迫勇也(1860ミュンヘン)、そして豊田陽平(鳥栖)もいる。W杯が約2か月後に迫ってきて、1トップ争いも目が離せない。
 柴崎、昌子の選出に、同じ92年組の土居と梅鉢も当然刺激になると思う。今度は俺も!と。今回の選出は代表候補ではあるが、G大阪戦終了後の3日間、柴崎と昌子は何を吸収できるか。3日間とは言え、何かを掴んで、鹿島に還元してほしい。

勝手ながらW杯日本代表メンバー予想

 日本代表候補トレーニングキャンプが4月7日〜4月9日まで行われた。最終日の練習試合では、川又(新潟)と南野(C大阪)のゴールで日本代表候補が勝利。代表候補合宿に参加したメンバーは、有意義な3日間だったかと思う。
 W杯が約2ヶ月後に迫った今、サッカー解説者が推す選手や予想などの記事を見かける。FC岐阜のラモス監督は、カズと闘莉王を推しているとか。闘莉王はともかく、カズとなるとホンマに超サプライズになるけどね。それでは、勝手ながら俺が思うW杯日本代表メンバーを予想してみよう。もちろん希望込み(笑)。

 ◎・・・当確、○・・・有力、△・・・微妙

  • GK(候補6人)
    • ◎川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
    • ◎西川周作(浦和レッズ)
    • ○権田修一(FC東京)
    • △東口順昭(ガンバ大阪)
    • △林彰洋(サガン鳥栖)
    • △林卓人(サンフレッチェ広島)

 まずはGK、川島と西川は確実かと。第3GKが誰になるか、というところだと思う。これまでは権田が主に第3GKだった。もちろん権田も、西川や川島を抜いて、出場したい思いは当然ある。あとの候補は東口と林彰洋か。広島の林卓人も招集経験があるが、果たして。
 日本はW杯出場が5大会連続となるが、過去2大会以上連続で試合に出場した選手はいない。1998年は川口能活(現:FC岐阜)、2002年は楢崎正剛(名古屋)、2006年は川口能活、そして2010年は川島である。2大会連続出場となると川島が初となる。さて、W杯のピッチに立つGKは誰になるか。

  • DF(候補9人)
    • △内田篤人(シャルケ04)
    • △酒井宏樹(ハノーファー96)
    • △塩谷司(サンフレッチェ広島)
    • △吉田麻也(サウサンプトン)
    • ◎今野泰幸(ガンバ大阪)
    • ○伊野波雅彦(ジュビロ磐田)
    • ◎森重真人(FC東京)
    • ◎酒井高徳(VfBシュツットガルト)
    • ◎長友佑都(インテル・ミラノ)

 気になるのは右サイドバックとセンターバックやろうね。内田と吉田のケガの状態。内田は2010年のメンバーに選ばれながら出番なし。それだけに今回は何としても出場したいという思いは強いはず。吉田は2010年のW杯の後、ザックジャパンの中心として、これまでも代表に招集されていた。ここでケガというのはホントに不運。内田と同様、W杯に間に合ってほしい。
 万一、この2人が間に合わないかも、ということを想定すると、右サイドバックは酒井宏樹、酒井高徳が有力になるか。酒井高徳は両サイドバックがこなせるので、選出は当確かと。吉田が万一間に合わない場合は、森重と今野のセンターバックが軸になるのが有力か。ユーティリティ性となると伊野波もいる。ただ、伊野波は今J2だけに招集があるのか。
 代表候補合宿メンバーの中で、最も見てみたいのが塩谷司。練習試合では右サイドバックにセンターバックを試された。広島3バックとはまた役割は違うが、豪快な得点も見たい。鹿島戦は控えてね(笑)。センターバック陣がやや不足しているだけに、やっぱり吉田の復帰が最も待たれるところかと思う。

  • MF(候補9人)
    • ◎遠藤保仁(ガンバ大阪)
    • △長谷部誠(FCニュルンベルク)
    • ◎山口蛍(セレッソ大阪)
    • △柴崎岳(鹿島アントラーズ)
    • △青山敏弘(サンフレッチェ広島)
    • ○細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
    • ◎本田圭佑(ACミラン)
    • ◎香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
    • ○清武弘嗣(FCニュルンベルク)

 まずはボランチ、長谷部のケガやね。W杯までに間に合うのか。遠藤と山口は当確でしょう。万一、長谷部が間に合わない場合のボランチは遠藤と山口が現実的。鹿島サポやから、やっぱり希望したいのが柴崎。昨年までは、攻撃が比較的ゆっくりしたボール回しだったのが、攻めが速くなっている。そして今年はトップ下も務める。高い位置からのチャンスメークも目立っている。選んでほしいなぁ。
 2列目はほぼ固定されている。右サイドに岡崎、トップ下の本田、左サイドの香川。これが軸になるかと。岡崎に関しては、今クラブで1トップを務めている。サイドを任せられるとなると、清武や齋藤、工藤もやっていたので、このあたりの選出は有力かと。

  • FW(候補9人)
    • ◎岡崎慎司(FSVマインツ05)
    • ○大迫勇也(TSV1860ミュンヘン)
    • ◎柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
    • ○工藤壮人(柏レイソル)
    • ○齋藤学(横浜F・マリノス)
    • △豊田陽平(サガン鳥栖)
    • △前田遼一(ジュビロ磐田)
    • △川又堅碁(アルビレックス新潟)
    • △大久保嘉人(川崎フロンターレ)

 まぁ、ここは1トップ争いやね。これまでは前田が主に努めていたが、昨年調子を落として、クラブもJ2降格。現在はJ2で戦っている。今は復調気配があるのか。今の1トップ争いは柿谷と大迫。この辺りは有力視ではあるが、固定メンバーで戦ってきたザックジャパンの中で、1トップが固まっていない。工藤と齋藤は登録上FWになっているが、サイドでの起用が有力。
 未だに固まっていない1トップの候補として、代表候補合宿では豊田と川又を招集した。大久保は招集されなかったね。高さのある豊田、泥臭さが持ち味の川又。豊田に関してはクラブでも1トップを務めているが、川又の1トップはどうかなぁと思った。でも、練習試合ではゴールは決めているし、あとは周りとの連携が深まれば。でも3日間だけやったからね。

果たして「サプライズ」はあるのか?

 個人的には「ある」と思う。どこかで流れを変えられる存在として。俺自身がサプライズ候補?と思うのが、川又堅碁、大久保嘉人、柴崎岳。柴崎に関しては長谷部待ちかな。広島の青山も可能性十分あるし。
 川又は泥臭いプレーもあるが、ゴールを狙える位置取りもいいと思う。そして大久保、昨年のJ1得点王が代表に呼ばれない。これは佐藤寿人(広島)にも言える。固まっていない1トップでサプライズがあるかもと予想する。カズや闘莉王が選ばれたらまぁ、これはサプライズ(笑)。

  • 俺が選んだW杯メンバー23人(怪我人は復帰できると仮定した場合)
    • GK 川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
    • GK 西川周作(浦和レッズ)
    • GK 権田修一(FC東京)
    • DF 内田篤人(シャルケ04)
    • DF 吉田麻也(サウサンプトン)
    • DF 今野泰幸(ガンバ大阪)
    • DF 伊野波雅彦(ジュビロ磐田)
    • DF 森重真人(FC東京)
    • DF 酒井高徳(VfBシュツットガルト)
    • DF 長友佑都(インテル・ミラノ)
    • MF 遠藤保仁(ガンバ大阪)
    • MF 長谷部誠(FCニュルンベルク)
    • MF 山口蛍(セレッソ大阪)
    • MF 細貝萌(ヘルタBSC)
    • MF 本田圭佑(ACミラン)
    • MF 香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
    • MF 清武弘嗣(FCニュルンベルク)
    • FW 齋藤学(横浜F・マリノス)
    • FW 岡崎慎司(FSVマインツ05)
    • FW 大迫勇也(TSV1860ミュンヘン)
    • FW 柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
    • FW 工藤壮人(柏レイソル)
    • FW 川又堅碁(アルビレックス新潟)←サプライズ!

 まぁ、誰が予想しようと、決めるのは監督。候補はこれからもどんどん絞っていくやろう。W杯メンバーが正式決定する5月12日、誰がその23人の枠に入れるか非常に楽しみになってきた。怪我を抱えている内田、吉田、長谷部に関しては、W杯に間に合ってほしい。
 鹿島から選出となると、まぁ柴崎が可能性を残しているかな。昌子に関しては、今年レギュラーを獲ったばかりの選手だけに、選ばれたらこれはサプライズやね。3日間の代表合宿ではすごく成長できたようやし、ミスがちょっと目立つところがあるが、持ち味のスピードを生かしたカバーリングにフィード、今はもうJリーグでアピールするだけなので、しっかりやってほしい。
 2010年は鹿島から内田(現:シャルケ)、岩政(現:テロ・サーサナ)の2人が選ばれたが、2人とも出場機会なし。代表に選ばれても、出場していないと面白さが半減してしまった2010年のW杯。フィールドプレーヤー3人が前回大会で出場機会がなく、そのうち2人が鹿島の選手やったから・・・。まぁ、代表メンバー決定までJリーグを見て楽しもう。

ダニー石尾さん死去

 今日4月17日、鹿島のスタジアムDJを務めるダニー石尾さんが、4月15日に肝硬変と肝細胞がんのため逝去されたことを発表。66歳。4月19日(土)のヴィッセル神戸戦で追悼セレモニー、後日「お別れの会」が執り行われるとのこと。
 率直に「残念」としか言いようがない。66歳、まだ若いし。J初年度の1993年から20年以上、鹿島のスタジアムDJを務めていた。復帰に強い意欲を示していたダニーさん、「アントラーズファミリー」のひとりがこのような形で亡くなるとは。2日後の19日の神戸戦、追悼セレモニーが行われる。俺はこの日、仕事のため行くことができない。献花台の設置って、19日だけかなぁ。
 無駄なオーバーテンションのない落ち着いた声、もう二度と聞けないのは残念。きっと天国から見守っていることと思う。心からご冥福をお祈りいたします。

互いに正念場

 ダニー石尾さんの追悼試合にもなった第8節の神戸戦、鹿島は2対1とリードをしながら、青木のイエローカード2枚による退場から混乱し、立て続けに2失点し逆転負けを喫した。次は昨年のJリーグ王者のサンフレッチェ広島との対戦となる。
 やはりダニーさんのために勝ちたかったなぁ。YouTubeの映像で神戸戦の選手紹介がアップされていた。選手紹介後の最後の演出には感動した。これまで「勝利の原動力、今日も頼むぜ!No.12!アントラーズサポーター!」というセリフで、選手紹介の締めを行っていたが、最後にダニーさんの映像が写し出されて、大いに沸いていた。ダニーさんのことは一生忘れない。
 さて、次節は中6日空いて、アウェイ広島戦となる。鹿島、広島ともに正念場となる。まずは鹿島、リーグ戦現在2連敗中で、2012シーズンから勝利がない広島と当たる。広島の次は中2日で、調子の上がってきた清水と続く。まずは広島戦に集中しよう。
 これまでも何度か書いたが、鹿島は近年、3-4-2-1の布陣で臨む相手を苦手としている。特に広島や浦和がやっている「可変システム」にどうも苦戦する。攻撃の時には4-1-5、守備の時には5-4-1と変化する。特に広島に関しては守備がいい。広島戦は青木が出場停止となり、センターバックは昌子、山村、植田、そして中田が候補に挙がる。神戸戦、青木が退場したことで出場した山村が高評価だったことから、山村と昌子の組み合わせが有力とみる。ここはもう、若いセンターバック陣に託したい。そして最も激戦区になっている左サイドハーフ、ここはわからない。ジャイール、豊川、中村、カイオ、誰が入ってもおかしくない。あとはそんなにメンバー変更はないと思う。しかし、可変システムに対応するため、何かあるかも知れない。オーソドックスに4-2-3-1でいくのか、キャンプで試した3バックをやるのか。
 対する広島のほうがダントツで正念場。ACLと並行して戦っている。日曜日は中3日で新潟戦、そして水曜日は中2日でACL予選リーグ最終節。またさらに中2日で鹿島戦、さらに中2日で鳥栖など、中2日や中3日の戦いが続く。特に明後日やろうね、ACL予選リーグ突破がかかる試合になる。過密日程の中、どのようなメンバーで戦おうとしているのか、森保監督も頭を悩ませる。予選リーグ突破がかかる試合になるだけに、これまで戦ってきた主力から大幅な変更はできないかも。かなりの気力、体力を使うと思う。その後中2日で鹿島戦。
 広島の水曜日の戦い方次第でもあるが、中6日空く鹿島と、中2日の広島では、コンディション的にはもちろん鹿島が有利。鹿島が広島に勝つためには、まずは走り勝ちたい。単調な攻めでは、5バックで守る広島守備陣は崩せないと思う。あとは攻守の切り替えの早さ、ガンバ戦で見せた柴崎のインターセプト、そして素早い攻め、とにかく早く攻めたい。
 本格的に世代交代が進み始めた鹿島、まだ途上の段階なので、安定した戦いはまだできないと思う。コンディション的に不利な広島とは言え、若いメンバーにとって、昨年のJリーグ王者に勝つと、また経験値が大きく上がって自信になると思う。広島も過密日程やけど、鹿島も広島戦以降、ゴールデンウィーク期間とあって、中2日や中3日の戦いが続くことになる。最初の試練を乗り越えられるか注目となるゴールデンウィークに。楽しみにしている。

柏戦のトラブル

 鹿島は5月3日の柏戦において、後半37分、ビジター自由席から太鼓のバチがピッチに投げ込まれ、柏GK菅野の足元へ。これにより試合は約1分中断された。バチを投げ込んだ人物に関して、無期限の入場禁止処分を科すと発表した。
 この試合、現地観戦だったけど、何か棒が飛んできたのが見えた。この時、鹿島サイドで選手がプレーしていて、菅野は投げ込まれたことにすぐに気づいていたかも知れないが、プレーが止まっていなかったので、すぐに返すことはできなかったと思う。しばらくしてプレーが止まって、菅野がバチを返しにいった。メインスタンドで観戦していたが、俺の後ろの女性が「だからインファイト嫌いなんだよ!」と激怒する。
 これまでサポーターのトラブルというのは、あってはならないことやけど、残念ながら耳にしてしまう。鹿島の場合は、何だか柏戦にトラブルが多く発生しているように思える。柏戦だけじゃないけどね。2008年9月のアウェイ柏戦では、CKの準備をしていたアレックス(現:徳島)に対して、大旗で攻撃。さらに2009年のホームでまた柏戦、2F層で使用していた大旗が1F層に落下し、女性サポーターが軽い怪我。試合内容も荒れている。2012年6月アウェイ柏戦では、パラグアイ人の主審の不可解な判定によって勝ち点3スルリ。ホーム柏戦でもレアンドロ・ドミンゲスの行為に対して、選手同士の小競り合いが起こるなど、何かと荒れる柏戦。
 柏戦がどうたらこうたらではないけど、浦和レッズの差別的横断幕問題では無観客試合というJリーグ史上最も重い処分があったばかり。リードされていて、悔しくないサポーターなんていない。同点、さらに逆転したいなら、そうなるように信じて懸命に応援すればいいだけ。2008年9月の柏戦をきっかけに、最前列での大旗使用が禁止されたが、ようやく昨年、本格的に認められたばかり。たった一人の問題行動によって、勝ち点はく奪や無観客試合などの重い制裁を食らうことがあることを、一人ひとりが認識しなければならない。
 明日の名古屋戦、俺はカシマへ行くことができないが、サポーターミーティングを開いてほしいと思う。観戦ルールの見つめなおしはもちろんだが、鹿島が勝利するためには、選手、監督たちを信じて懸命に応援するしかないことを、改めて認識しなければならない。悔しい気持ちはわかるが、さらに懸命に応援すればいいし、それしかない。鹿島が勝つことを信じて応援するのみ、さぁがんばろう。


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