鹿島魂From関西
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第221回〜第230回

補強の成功、失敗

 2013年も残すところあとわずか。他クラブの移籍市場が活発化している中、鹿島に関しても岩政がタイのクラブからオファー、大迫が今冬の海外移籍があるのか、などといったところが報じられている。これらに関しては、今後見守ることにして、今回は鹿島で完全移籍してきた日本人選手、これまでの評価とこれからを述べてみる。なお、外国人選手の評価は含めないこととし、期限付き移籍、期限付き移籍→完全移籍、復帰した選手は対象外とする。
 1993年の初年度に関しては、本田技研サッカー部の選手たちを集めてきたが、これ以降、2010年までに鹿島に完全移籍で加入した選手は名良橋晃、大岩剛、新井場徹、伊野波雅彦の4人のみである。ジョルジーニョを尊敬し、鹿島への移籍を熱望していた名良橋は、移籍後は右サイドバックで長く活躍。ファビアーノの退団ということもあり、大岩剛がその穴埋めで移籍してきた。すぐにレギュラーに定着。
 相馬直樹の退団により、2004年には新井場徹が加入。当時はMF登録ではあったが、同い年の石川竜也に勝ち、左サイドバックのポジションを奪取。翌年以降はDF登録。G大阪より長い9年、鹿島に在籍し、数々のタイトル獲得に貢献。C大阪に移籍後も「新井場コール」が起こるくらい、人気は衰えない。
 岩政、大岩の「二枚岩」がいる中で加入したのが伊野波雅彦。シーズン当初は控えや、右サイドバックでの起用があったが、シーズン終盤には大岩からレギュラー奪取。しばらくは岩政、伊野波のセンターバックコンビで戦った。鹿島に完全移籍で加入した4選手全員は「成功」と言えるやろう。
 ところが、2011年から2013年の3シーズンで、鹿島に完全移籍で加入した選手は5人にのぼる。西大伍、本田拓也、岡本英也、前野貴徳、中村充孝。では、この5人を評価してみよう。
 内田篤人が2010年途中でドイツへ。その後釜として期待されて入団したのが西、試合数的にはレギュラーで活躍しているようにも見えるが、2011年は出遅れ、ナビスコカップでは出場機会なし。2012年こそは伊東が新人であったこともあり、レギュラーとして出場した。2013年は守備の脆さに加え、出場停止2試合の間に伊東が台頭。控えに回ることになった。活躍の印象度としてはまだまだ。
 そして清水から加入した本田、ポジション争いが熾烈になることを承知の上で加入したが、ケガによる長期離脱が響いた。昨年後半から復帰してきて、今年はケガも癒え、レギュラー争いに名乗りを上げるやろうと。ところが、ボランチは小笠原と柴崎のバランスの悪いコンビで戦い続け、本田の出場はごくわずか。それでも体の寄せ、正確なフィード、本田の持ち味が出ていた。本田の清水復帰にはがっかりした。本田の移籍は成功か失敗か、これはセレーゾ監督の「失敗」。
 2012年に加入した岡本、おそらく2011年、大迫が5得点、興梠が4得点、田代が移籍ということで、大迫と興梠とで切磋琢磨してほしかったという意図があったと思われるが、1年で退団。これは「失敗」。
 そして2013年は前野と中村。今年加入したばかりなので、成功・失敗は語れないが、前野に関してはアウェイ甲府戦での印象が悪かったかな。中村に関しては、本来とは違うサイドハーフ。遠慮気味のプレーが目立っていたが、4-2-3-1で戦うのであれば、トップ下での起用を見てみたい。一度そこで活路を見い出して、そこから左サイドの役割を担ってみればという手もあるかも。まぁ、セレーゾ監督がもう少し我慢強く中村を使ってほしいというのはあるけど。
 名良橋、大岩、新井場、伊野波の4人は、移籍したその年までにレギュラーを獲得しているに対して、2011年以降、移籍したその年までにレギュラーを獲得した選手はいない。ただし、本田に関しては短い出場時間ながら、随所に持ち味を発揮していた。本田の重要性がわからなかったセレーゾ監督の失敗で、鹿島では不本意なものとなった。まぁ、大きなケガをしたのは大きく響いたが。長期離脱の間、柴崎が台頭してきたわけやから。ただ、本田本人からすると、鹿島では不本意ではあったと思うが、鹿島での経験はプラスになったと思うし、清水復帰後は試合に多く出ているので、本田にとってはよかったかも知れない。
 これまでの補強の多くは、その補強ポイントに対して選手を補強し、ポジション争いをして、勝った選手をレギュラーとして起用するといったもの。ただ、世代交代を本気で行いたいのであれば、大胆な決断も必要とちゃうかな。79年組に対等、それ以上の選手の補強とか。ポジションは与えられるものではなく奪うもの、競争意識の植え付けも大事やけど、状況に応じて柔軟に判断してほしいということ。もちろんそれはフロントや監督はわかっているはずなのだが、2011年以降、補強の効果がイマイチのため、改めて補強の考え方を再認識する必要があると思う。移籍市場が活発化してきて、鹿島も気になるが、動向を見守っていくことにしよう。

驚きの連続の年末年始

 新年を迎えて、今年の目標や決意など、いろいろと考えている人はいると思う。それはサッカー選手や芸能人だけでなく、一般サラリーマンや学生などもそう。いい一年にしたいところ。
 そして昨年末にかけて驚きのニュースが連続している。まずは、元F1レーサーのミハエル・シューマッハ氏が意識不明の重体。スキーをしていて頭を岩に強打したと。これは毎日のように記事を見ているけど、手術は成功しているとは言え非常に厳しい状態には変わりない模様で。これは何とか助かってほしい。
 最も残念なのが、ミュージシャンの大滝詠一氏の訃報。NHKの昼のニュースで知ったがびっくりした。俺自身、映画やDVD、ドラマとかは殆ど見ないが、1997年の「幸せな結末」の大ヒット、ドラマの主題歌であったことは知っている。追悼アルバムなどがリリースされてくるのだろうか。ご冥福をお祈りします。
 ホンマに「サプライズ」と言えるのが、大島優子のAKB48卒業。わずかなMCの時間で「私、大島優子は・・・」の瞬間、ひょっとして?まさか?と思ったが、「AKB48を卒業します」。そらまぁどよめくわ。たかみなだけは卒業を知ってるんかなぁと思っていたけど、知らなかったようで。紅白の場で報告することに賛否両論があるけど、まぁNHKのプロデューサーに許可を取っていることもあるが、1年の締めくくり、そして新たな年へ向けての決意、このタイミングしかなかったのかな。
 AKB48の曲をレンタルとかしたことはないけど、2010年リリースの「Beginner」はいい曲かなと。でも恥ずかしいね。俺みたいな中年おっさんがAKBのことを気にするって(笑)。まぁ、前田敦子、篠田麻里子、板野友美などが卒業。総選挙で上位にランクしていたメンバーの卒業が多くなってくるのかな。こじはるも卒業の可能性を匂わすことを言っているみたいやけど。
 今年はサッカーW杯の年。ザックの「サプライズ」はあるやろうか。2006年の巻誠一郎、2010年の川口能活、さて今年のサプライズは?今年のW杯こそ、鹿島の選手がワールドカップのピッチに立つ姿を見たい。

またいつか・・・

 鹿島は今日、大迫勇也がドイツ2部リーグのTSV 1860 ミュンヘンへの移籍、岩政大樹がBECテロ・サーサナFCへの移籍が決まったと発表した。
 まずは大迫、かねてから移籍が報じられていて、今回正式に決定した。これは本人の意思を尊重しよう。俺の本音は、せめてW杯までは残ってほしかったけど、オファーがあるということは幸せなこと。もしも鹿島残留であれば、このクラブからのオファーもないやろう。W杯まで鹿島で活躍していたら、W杯後、きっと別の海外クラブからのオファーが来るとは思う。ここでいいオファーが来るかどうかやろうね。
 今回は1860ミュンヘンが2部リーグで深刻な得点力不足、1部復帰の切り札として大迫に白羽の矢が立った。スポーツ紙などの記事では「ワントップで使ってくれる」というのが決め手と。鹿島ではワントップ布陣なら大迫、日本代表でも4-2-3-1の場合のワントップを狙っている。なので出場機会は十分ある。クラブの1部復帰はもちろんのこと、大迫の活躍を期待したい。
 そして岩政、タイのクラブを選んだとのこと。J2岡山などが興味を持っていたようで。サッカー選手として幅を広げたいということであれば、日本よりも海外がいいかと思う。その国の文化、考え方、レベルなど、多くのことを学ぶことができるのではないかと思う。スポニチによると今回のクラブでは大型DFが補強ポイントになっていたようで、これも合致するのではないかと。ベテランDFとして、挑戦するということは素晴らしいこと。32歳になるベテランDFなので、タイの若い選手へ日本の良さ、技術も伝える役割も担ってほしいなぁ。
 大迫が移籍となると、やはり日本人FWが必要になる。現時点のFW選手はダヴィ、中川、豊川、そして2014年度新加入の赤ア秀平。赤アには1年目から活躍が期待される。即戦力の日本人FWが獲れればいいが、年も明けて、契約更新を行った選手も多くいる。ここから獲ってこれるのか。センターバックは山村、青木、昌子、植田がいる。不測の事態として中田もセンターバックができる。
 岩政には、残る選手たちに、特に山村、昌子、植田といった若い選手に託して、サッカー選手としてまた一回り成長してほしいし、またいつか、経験したものを鹿島に還元してほしい。そして大迫、悩んだ末の移籍決断、その意思を尊重するし、自分自身の人生やから。岩政と同じく、サッカー選手としてまた更に成長してほしいし、またいつか、経験したものを鹿島に還元してほしい。2人のこれからの活躍を期待しよう。これまでありがとう!またいつか、何らかの形で鹿島に!

結局なかった

 1月17日、Jリーグは大東和美チェアマンが1月末で退任、村井満氏が第5代目チェアマンに就任する予定であることを発表した。大東さんは任期を前倒ししての退任となる。
 なぜ前倒しするのか、これはわからない。大東さん自身の考えがあるんやろうけど、理由が公になることはないやろう。大東さんの実績としては、秋春制の議論継続、そして何といっても2ステージ制復活の決定が挙げられる。秋春制に関してはまだまだ課題が多く、実現には至らない。ただ、全Jクラブが秋春制のメリットを確認し、将来的な移行に関しては事実上賛成の方向である。まぁ、デメリットがある以上はさすがに移行に踏み切ることはせぇへんやろうし、これからも動向を見守っていく。
 そして2ステージ制の復活、これは2015年度から始まる。制度そのものがややこしい。俺自身は復活するのであれば、これまでの前期優勝と後期優勝のチームでチャンピオンシップを戦うほうがわかりやすい。ただ、2ステージ制に関しては大反対とは言わない。2ステージ制になったからと言って、鹿島サポーターを辞めるわけではないから。事実上「賛成」を言っているような感じやけど、来年、新しい2ステージ制を見てみようではないか。
 大東チェアマンが退任して5代目に村井氏が就任する。これまでの4人のチェアマン、任期中に自身の出身クラブが優勝することは結局なかった。初代チェアマンは川淵三郎氏、川淵氏は選手時代は古河電工サッカー部に所属。現在のジェフである。1993年から2002年7月までの任期中、ジェフが年間王者になることはなかった。
 2代目チェアマンは鈴木昌氏。鹿島の社長だった。期間は2002年7月から2006年7月まで。この期間鹿島が年間王者になることはなかった。3代目チェアマンは鬼武健二氏。セレッソ大阪の社長だった。期間は2006年7月から2010年6月まで。この期間セレッソが年間王者になることはなかった。そして4代目が大東さん、鹿島の社長だった。鹿島の社長を務めたチェアマンは2人目だった。大東さんが任期中も、鹿島が年間王者になることはなかった。まぁ、ナビスコの優勝はあるけどね。これって名づけて「チェアマンのジンクス」か?(笑)。
 鈴木さん、大東さんが任期中に優勝していれば、鹿島OBとして選手に優勝シャーレを渡すといったシーンが見られるところだったけど、結局なかった。5代目のチェアマンに就任する村井氏はリクルートの社長を務めていたことがあるとか。そして浦和レッズの熱狂的なサポーターだったとか。チェアマンに就任する以上は、当然全クラブを公平に見ることになる。でも、浦和が勝つとちょっと笑みがこぼれたりするんちゃうん?(笑)。サッカーをやっていたのは高校までのようで、日本リーグのクラブには在籍していなかった模様。こじつけやけど、村井氏の任期中、浦和が年間王者なれへんかったら、これはジンクス?(汗)。
 とまぁ、新たに村井氏が就任するわけやけど、これからどのような功績を残してくれるか、これからのJリーグ、日本サッカーの発展に向けて頑張ってほしい。

新体制発表!

 1月20日、鹿島は2014年度シーズン新体制発表会見が行われた。いよいよ2014年度シーズンがスタートする。出席した選手は5人。山本脩斗、赤ア秀平、杉本太郎、カイオ、小泉勇人。
 まずは磐田から加入の山本脩斗、主に左サイドバックが見込まれる。前野との争いとなるやろう。脩斗はサイドバックだけではなく、ボランチもこなせるユーティリティ性もある。セールスポイントであるスタミナを武器に、左サイドの仕事を担ってほしい。そして筑波大学から加入の赤ア秀平、大迫の抜けた穴を埋める活躍が1年目から期待される。それは本人も口にしているし、1年目からゴール量産してほしい。
 杉本太郎、帝京大可児高校。俺自身、かつて岐阜で3年間仕事のために住んでいたことがある。それが可児市。可児つながりで、何か感慨深い。住んでいた可児市での生活が懐かしかったし、奥美濃のスキー場も何度も行った。本人は「やってやろう」という気持ちが強いと。国際経験もあるが、まずはプロの体をしっかり作って、鹿島のサッカーを理解して、ピッチに立つ姿を見たい。
 カイオ、「最後には皆さんと一緒にタイトルを獲りたい」、これは1年目から勝負したいということか?持ち前の運動量やスピード、先輩MFは強いが頑張ってほしい。FWもできるようやね。そして小泉勇人、昨年八木が現役を引退して、その後釜という形になるかと。曽ヶ端、佐藤、川俣がいて、1年目から出場というのは厳しいかも知れないが、先輩GKはハイレベル、多くのことが学べるので、しっかり学んで、将来の鹿島を担う活躍を期待したい。体も大きく、高さに自信があるようで。
 この5人を見ていると、運動量・スタミナをセールスポイントに挙げている選手たちがわりといるね。昨年の鹿島の戦いからすると、いい補強になっていると思う。あと、今回出席していないが、最も期待したいのがルイス アルベルト。本田拓也が昨年清水に復帰し、ここがどうしても欲しかった補強ポイント。他の応援ブログのYoutubeの動画を見ると、1対1に強くて、足元の技術、シュートも悪くない。攻撃もそうやけど、特に中盤でのボール奪取力、これが多く見られたら、DF陣もかなり助かる。あとは鹿島のサッカー、およびJリーグにうまく溶け込めるかがカギとなる。
 そして今日、新体制発表に合わせて、2014年度シーズンユニフォームの実物がお披露目。クラブ初のチェック柄ということで、ちょっと違和感はある。次第に慣れてくるやろう。今回も早速ユニフォームを注文した。今年は柴崎にした。4年目のシーズン、主力としての自覚、若きリーダーとしても期待したい。2得点に終わった昨年から、もう少し得点力がほしいかな。
 新体制発表会見はあったが、まだ補強は終わっていないと、鹿島の社長は話す。特にFWが足りない。噂されている杉本健勇(C大阪)やブラジル人、誰を獲得できるのか。これは今後も見守っていくことにする。あとは2014年の開幕カードや、2月上旬に発表になる日程詳細、これも楽しみ。このオフもスキーを楽しんで、そしてJリーグ開幕を楽しみにしよう。

現時点の予想フォーメーション(希望含む)

 鹿島は現在、宮崎キャンプの真っただ中。新体制発表以降も補強には動いている。杉本健勇(C大阪)に関しては獲得できず。そして、FW中川の突然の現役引退。FW登録のメンバーは現時点で3人である。これからまだ補強には動いているようやけど、一度現時点での予想フォーメーションを考えてみる。俺自身の希望が含んでいるので、これは違うやろ!と思う人もいるやろうけど、希望ということで(汗)。

伝統の4-4-2 4-2-3-1の布陣
伝統の4-4-2 4-2-3-1の布陣

 ※かっこの選手はベンチ入りメンバー。

 基本は伝統の4-4-2、FWの人数が足りないこともあり、今季も4-2-3-1の布陣と併用することが予想される。まずはポジション別に見てみよう。
 まずはGK、まずは曽ヶ端かな。サブには佐藤が引き続き予想されるが、昨年、佐藤が終盤ケガをして離脱後、川俣がサブに入った。曽ヶ端からポジションを奪うにはかなり少ないチャンスをモノにすることが必要か。曽ヶ端が高桑からポジションを奪取して10年以上、ずっとレギュラーとして活躍している。
 DF、まずは昨年主に戦ったメンバーが軸か。センターバックは青木と山村としたが、岩政の退団により、昌子と植田にもチャンスは十分ある。経験豊富な青木、昨年中盤からレギュラーを獲った山村からポジションを奪うことは大変やけど、これからの鹿島を若い昌子や植田に託されている。
 そしてサイドバック、右には伊東と西、左は前野と中田、そして両サイドバックができる山本がいる。伊東に関しては、昨年終盤に西の出場停止の間にレギュラーを奪った。まだまだこれから経験を積まなければならないし、右サイドバックは安泰とはいかない。西に関しては、今冬の海外移籍希望も結局鹿島残留。伊東が台頭しているし、山本は右サイドバックもできる。昨年特に守備が脆かっただけに、このままではポジションはない。昨年の反省を生かして、再度レギュラーを奪ってほしい。これは当然本人はわかっているはず。そして左は前野、今季から選手会長に就任。昨年の夏にレギュラーを奪取したかと思ったら、アウェイ甲府戦での印象が悪かったのか、その後先発を外れた。そして今年は山本が加入し、山本は主に左サイドバックでの起用が見込まれる。前野と山本、どちらが勝つか注目である。
 MF、まずはボランチ、どうしても必要だった補強ポイント、ここにルイス アルベルトが加入。鹿島の堅守復活のためには、ルイス アルベルトがカギを握っている。中盤の「門番」として活躍してほしい。これによって、柴崎をより攻撃に専念できる。もちろん、小笠原と梅鉢も当然期待する。小笠原に関しては年齢的に運動量が厳しくはなっているが、攻撃時におけるパスセンス、視野の広さ、まだまだ健在だというところを見せてほしい。梅鉢はルイス アルベルトの加入で、さらにお尻に火が。本来であれば柴崎と梅鉢の同い年ボランチが最も見たい。相手選手の嫌がるネチネチとした守備を遠慮せずにやってほしい。あとはセレーゾ監督に、右サイドハーフで起用されないように祈りたいね(汗)。
 2列目、ここは人材は比較的いる。遠藤、中村、そして昨年中盤に主にトップ下として出場機会を伸ばした土居。この3人が軸になると。おそらくいずれは外国人選手の補強があるかもしれないポジション。ベテラン勢では本山と野沢。新加入の杉本やカイオなど、これからの鹿島を担える選手はいる。杉本とカイオは1年目なので、しっかりプロの体を作って、将来レギュラーを。布陣が4-2-3-1だと、一度中村をトップ下で起用して、左サイドハーフに土居、これを見てみたい。セレーゾ監督、やってくれるかな?
 最後はFW、中川が引退し、FW登録はダヴィ、赤ア、豊川の3人となる。杉本健勇の獲得に失敗しているだけに、ここも補強に動いているポジションのはず。2トップだとダヴィ、即戦力期待の赤アが濃厚。1トップだと現時点では赤アを希望。昨年終盤、ダヴィを起点とした連携に不安を残した。ポストプレーはちょっとなぁ。鹿島加入2年目、周りとの連携に磨きをかけてほしい。豊川は2年目、赤アは即戦力期待も、ここが未知数なんやね。ここである程度実績のある杉本健勇が補強できたらよかったんやけど、まぁ、いいように考えれば、赤アと豊川に経験を積まそうではないかと思う。
 現時点での不安点は、やはりFWかな。サコが抜けたのは非常に痛い。それだけに即戦力の赤アに期待がかかる。サコは抜けたけど、赤アは自分の持ち味をアピール・発揮してくれたらと思う。あとはボランチ、52失点の昨年からどこまで減らせるか。Jリーグの日程が発表になって、今、どの試合を観に行くか考えている。開幕まであと1ヶ月、楽しみである。

2014年度J1順位予想

 2014シーズンのJリーグ、開幕まで1ヶ月を切った。各チームとも順調に調整をしていることだと思う。今年は四国初のJ1の徳島、久々の大物外国人フォルラン(C大阪)など、W杯シーズンなのでさらにサッカーに注目が集まってほしい。現行の1シーズン制は2014年度で最後となる。来年からは2ステージ制+ポストシーズンが導入される。ではまた恒例?の当たらない順位予想を(笑)やってみようと思う。

  • 優勝 鹿島アントラーズ
  • 2位 サンフレッチェ広島
  • 3位 セレッソ大阪
  • 4位 川崎フロンターレ
  • 5位 柏レイソル
  • 6位 横浜F・マリノス
  • 7位 浦和レッズ
  • 8位 ガンバ大阪
  • 9位 アルビレックス新潟
  • 10位 清水エスパルス
  • 11位 FC東京
  • 12位 名古屋グランパス
  • 13位 サガン鳥栖
  • 14位 ベガルタ仙台
  • 15位 大宮アルディージャ
  • 16位 ヴィッセル神戸
  • 17位 ヴァンフォーレ甲府
  • 18位 徳島ヴォルティス

 優勝は鹿島。現実的には優勝は厳しいと思っているが、サポとしての希望で(笑)。昨シーズンはホームで広島の優勝を見てしまうという悔しさを経験。今度は鹿島が優勝する番やと思いたい。そのためには、大迫勇也が抜けた穴をどこまで埋められるか、そして堅守復活、課題は多いが、是非とも解決をと思う。鹿島に関してはまた後日、優勝のために必要なことを考えることにする。
 上位争いに目を傾けると、やはり広島は上位に来るやろう。鹿島しか成し遂げていないリーグ3連覇に挑む。西川周作が浦和に移籍したが、仙台から林卓人が加入。そして柴崎晃誠、柏好文などを補強。当然他チームは広島に対して厳しくマークするとは思うが、広島はこれまで築き上げてきた戦い方を変えることはないと思う。セレッソはフォルラン加入が大きな注目ポイントの1つとなる。大物外国人を獲得して、これまでJリーグに順応した選手は決して多くない印象がある。近年で言うなら2011年のフレドリック・ユングベリ(清水)。ビジョンの違いから退団。J1で8試合の出場にとどまった。でも、かつてジーコ(鹿島)、ドゥンガ(磐田)など、大物外国人が活躍していたし、フォルランがJリーグに順応できれば十分に活躍できるし、優勝の可能性も当然ある。フォルランや柿谷に注目が集まるが、C大阪は堅守になっているんやね。昨年はJ1で3番目に失点が少ない。今年も堅守か注目する。
 この中で「台風の目」はガンバ大阪か。昨年のJ2では評判通りの実力でJ2優勝。J1復帰1年目となるが、2011年の柏のように、J1復帰1年目で優勝の実力はあると思う。昨年G大阪に復帰した宇佐美は、J2では図抜けた実力だったと思う。J1でも十分通用すると思う。新加入のFWリンスはまだ未知数だが、フィットすれば攻撃陣は怖い。フィットしなければシャンプー選手でも獲ってきたら?(笑)。おるんか、そんな名前の選手、でもこれが言いたかった(汗)。
 順位が全く読めないのがFC東京と名古屋。攻撃のタレントが揃っているが、監督が替わった。少なからずとも戦い方が変わってくるかとは思うが、新監督のやりたいサッカーが出来てくるには時間がかかるのか。
 J1残留争い(下位)の順位は上記のようにしたが、これはわからへんわ。特に2012年度で言えば、J1初昇格の鳥栖が5位に躍進するというのは、ほぼ誰も予想していなかったと思う。対して、G大阪がJ2に降格するというのも、ほぼ誰も予想していなかったと思う。それだけ実力差というのはなくなってきていると言える。
 ではまた後日、J2も予想してみよう。当たらへんやろうけど・・・。

2014年度J2順位予想

 2014シーズンのJリーグ、J2も来月に開幕。昨年はG大阪と神戸は評判通りの強さで順当に自動昇格。J2参入1年目の長崎が躍進するなど、J2も実力差がなくなってきている。今年はジュビロ磐田がJ2で戦う。そして、J2・JFL入れ替え戦で勝利したカマタマーレ讃岐がJ2初参入。J2も楽しみである。では、当たらへんやろうなぁと思う順位予想をしてみよう(笑)。

  • 1位 ジュビロ磐田
  • 2位 京都サンガF.C.
  • 3位 湘南ベルマーレ
  • 4位 コンサドーレ札幌
  • 5位 松本山雅FC
  • 6位 大分トリニータ
  • 7位 ジェフユナイテッド千葉
  • 8位 モンテディオ山形
  • 9位 V・ファーレン長崎
  • 10位 アビスパ福岡
  • 11位 ファジアーノ岡山
  • 12位 横浜FC
  • 13位 栃木SC
  • 14位 ギラヴァンツ北九州
  • 15位 水戸ホーリーホック
  • 16位 ロアッソ熊本
  • 17位 愛媛FC
  • 18位 カターレ富山
  • 19位 東京ヴェルディ
  • 20位 FC岐阜
  • 21位 ザスパクサツ群馬
  • 22位 カマタマーレ讃岐

 自動昇格圏内は磐田と京都とした。磐田は小林裕紀が新潟に移籍したが、前田、山田、駒野、伊野波など、主力の多くが残留。そして、松井大輔が10年ぶりにJ復帰。顔ぶれからすると日本代表経験者が多く、自動昇格の最右翼かと思う。不安点があるとすると、監督が替わったこと。かつて大分を指揮したシャムスカが磐田の監督に就任。この時は大分を降格圏内から一気に順位を上げたことで「シャムスカ・マジック」とも呼ばれていた。大分では短期間で順位を上げることに成功したが、磐田ではどうか。J2に降格してしまったことによって、もう一度自分たちのビジョンを見つめ直して、監督のやりたいサッカーを選手やフロントがしっかり理解して、J1復帰を果たしてほしい。
 2位は今年も京都と予想。昨年も2位と予想したけど、見事に外れ(汗)。昨年はJ1昇格プレーオフ決勝で敗れ、今年こそという思いは強いはず。FW陣に、経験豊富な元日本代表の大黒、新潟でプレーしたことのあるアレッサンドロが加入。京都も不安点は監督が替わったことかな。バドゥ監督が今季から指揮を執るが、練習試合などではイマイチ結果が出ていない。監督のやりたいサッカーが浸透してくるのは時間がかかるかも知れない。浸透してきたら、自動昇格も十分あり得る。
 プレーオフ圏内は全くわかりませ〜ん。が、4位と予想している札幌に注目する。小野伸二が夏に札幌でプレーすることが決まっている。夏以降、小野がどのようなプレーを見せてくれるか。あとは千葉、昨年途中にJに帰ってきた森本、昨年は不本意だったかと思うが、今年は最初からいる。復活なるか。
 まぁ、あと注目するのはFC岐阜かな。ラモス監督就任、そして元日本代表の川口能活、三都主アレサンドロを獲得。経験豊富な元大分の深谷、宮沢など、実績のある選手を次々と補強。岐阜の経営状況から、こんなに補強して経営大丈夫かなぁと思うが、少なくとも入場者数は増えると思われる。ラモスは好きではないが、一度FC岐阜の試合を観に行ってみようかなぁ。試合というより、スタジアムグルメやけどね(汗)。
 今季からJ3リーグがスタートする。昨年はガイナーレ鳥取がJ3へ降格。今季もJ3の成績次第で、J2とJ3の入れ替えが発生する。J1とJ2、J2とJ3、新陳代謝を繰り返していくことで、日本サッカーの底上げにもなる。降格するほうは辛いが、もう一度、クラブのコンセプト、ビジョンを見直す機会にもなる。昇格するカマタマーレ讃岐、自分たちを信じて、これまでやってきたことを試合で存分にぶつけてほしい。J2も楽しみやね。

今季の戦い

 Jリーグ開幕まであと1週間。先週行われる予定だった、いばらきサッカーフェスティバル2014水戸戦が中止となり、翌日練習試合という形に。J1開幕戦のアウェイ甲府戦、甲府市内の記録的積雪のため、山梨中銀スタジアムが使えなくなり、国立競技場で行われる。関東甲信越地方の記録的積雪の影響が相次いでいる。
 そして今日の東京ヴェルディとの練習試合で、鹿島は0−2で敗れ、開幕へ向けて不安を残した。そこで、今季の目標、戦いを考えてみることにする。

・開幕後、W杯までは我慢が必要か

 大迫勇也がドイツ2部TSV 1860 ミュンヘンへ移籍。補強には動いているが、22日現在、まだ選手の獲得が出来ていない。楽天星野監督が、今シーズンの戦いに関して「田中将大の代わりになる選手はいません、日本中どこを探してもいません」と。これは何か鹿島にも当てはまっているような気がする。大迫の代わりになる選手はいない。昨年19得点と、得点力が大幅にアップ。得点力だけではなく、ポストプレー、前線での守備、とにかく何でもやってくれた。
 大迫の抜けた穴、その穴を埋めるべき選手は、ダヴィと赤ア。2月9日のプレシーズンマッチの福岡戦、ダヴィはハットトリックの活躍。これだけを考えれば、ダヴィに期待が集まるが、4-2-3-1でダヴィの1トップで戦ったとしても、サコのような動きをしてくれと言っても無理がある。グルージャ盛岡との練習試合で、土居が「ダヴィの生かし方をチーム全体でやっていかないといけない」と。サコと違って、ポストプレーや連携に不安のあるダヴィだけに、どうしても戦い方が変わってくる。
 そして新人の赤ア、もちろん即戦力として期待したい。本人も「ポスト大迫」として十分意欲があるが、やはり新人である。2年目の豊川、出場機会は増加するやろう。赤アも豊川も出場機会の増加、経験がほしい。
 補強ができたとしても、その選手がフィットするか、浸透するのにも時間がかかる。サコが移籍して、もう一度戦い方を考える必要があるので、しばらくは我慢が必要。

・移籍組の奮起を期待

 昨年移籍してきた前野と中村。鹿島移籍1年目は、レギュラーを獲得できず、不本意な結果となった。まずは前野、今季から選手会長に就任。そして山本脩斗が加入し、左サイドバックのレギュラー争いは激化している。ここは昨年移籍の前野、今年移籍の山本、移籍組同士とでレギュラーを争うことが有力であるが、昌子が両サイドバックができることをアピールしている。昌子もライバルとなる。
 そして中村、本職のトップ下ではなく、やはり今季も左サイドハーフか。ここのポジションにブラジル人補強があるかと思ったが、獲得には至っていない。ジュニーニョが退団し、つまり左サイドハーフの一番手は現時点ではアツになる。前野、中村の奮起、山本に期待がかかる。

・若手の底上げが今季も必要(世代交代へ)

 昨年序盤は、ベテラン中心の布陣で戦ってきたが、徐々に若い選手の起用が目立つようになってきた。その中で最もアピールをしてきたのが土居と伊東。昨年8月、ダヴィの負傷離脱でチャンスを得たのが土居、トップ下として大幅に出場機会を伸ばした。まだまだ安泰とはいかないし、スタミナも課題。今季は「自分が攻撃を引っ張っていく」という意気込みで頑張ってほしい。
 そして昨年の終盤、西の2試合の出場停止の間に伊東が右サイドバックに。まだ安泰とはいかないし、西も当然巻き返してくるやろう。互いに切磋琢磨して、右サイドバック争いをしてほしい。
 センターバック陣では、岩政が退団も補強なし。青木と山村が軸になるとは思うが、昌子と植田に託したとも言える。昌子の本職はセンターバックだが、両サイドバックができることをアピールしている。そして植田、昨年リーグ戦の出場はなかったが、U-21日本代表として、今年1月のU-22選手権で経験を積んだ。今度は鹿島で発揮する番である。
 世代交代の妨げになりたくないこと、自身の新たな挑戦のために移籍を決断した岩政。昌子や植田だけではなく、しっかり育てたい若手選手はたくさんいる。どのポジションでもチャンスがある。熾烈なポジション争いに期待したい。

・失点を減らすこと

 昨年の得点は60、失点は52。サコが抜け、得点のダウンは覚悟するが、失点52は多すぎる。要因はいろいろとあったが、これまでも何度もHPで書いているから、もういいや。一番に補強をしたかったボランチ、ここにルイス アルベルトが入ったが、コンディション調整に苦しんでいるといったことが、2月15日のフットボールチャンネルに載っている。堅守復活のためには、彼の活躍が欠かせない。極力、小笠原と柴崎のボランチといった、バランスの悪いコンビでは戦いたくない。
 昨年は両サイドバックの守備の脆さが露呈。西と中田。あっ、中田!結婚おめでとう!サイドバックは左右ともレギュラー争い中。右は伊東と西、左は前野と山本。両サイドバックでは昌子と山本。昨年は人材不足もあり、左サイドバックを務めていた中田に関しては、今季はセンターバックと本職のボランチで起用されると思う。ここのほうがやっぱり中田の能力を発揮できるのではないかと。昨年の最終節などを見る限り、サイドバックはちょっと厳しい。
 中盤の守備と両サイドバック、ここがまだ固定できていない。固定できたからといってどうかとは思うが、守備の対策は急務。メンバーが落ち着いてくるのは、もう少し時間がかかると思う。

・タイトル獲得

 シーズンを戦う以上は、当然タイトルを狙う。昨年は2006年以来のタイトルなしに終わった。最も欲しいのはリーグ戦のタイトルであるが、課題が山積みで、現実的には厳しい。しかし、ナビスコや天皇杯、とにかく何でもいいからタイトルが欲しい。

【最後に】

 シーズン序盤は非常に厳しい戦いを強いられると思う。今後補強ができたとしても、その選手が鹿島のサッカーに浸透してくるのは時間がかかる。W杯まではどうしても我慢が必要かと思う。実力差がなくなってきているJリーグ、G大阪や磐田ですらJ2降格という現実を突きつけられている。どのチームも優勝の可能性があれば、どのチームも降格の可能性がある。鹿島も2012年は危なかったし、鹿島も降格があってもおかしくないということ。今季の鹿島はそれだけ危機感がある。
 とは言え、期待の若手は多いし、どの選手も出場機会を伸ばせるチャンスでもある。課題が山積みのままシーズンが開幕することになるが、苦しい時期は必ずあるし、それを乗り切った時には、きっといいことがある。W杯イヤーの今年、日本代表にも注目するけど、Jリーグにも注目してほしい。さぁ、いよいよ開幕!

ソチ五輪終わり

 2月上旬から始まったソチ五輪、日本時間の24日1時頃に閉会式があり、約2週間の冬の五輪が終了した。日本は羽生結弦選手の金1個を始め、銀4個、銅3個を獲得。長野五輪に次ぐメダル獲得数の多さだった。そこで、ソチ五輪でよかったことと、面白かったこと、首をひねってしまったことなど、俺なりに思ってみた。
 まずは最もよかったこと、スキージャンプ男子の葛西紀明選手の銀メダル、そして団体の銅メダル。俺と同世代だけに、やっぱりこれを選んだ。この年齢でメダルを獲得できるということは素晴らしい。ここまで頑張れる要因はいろいろとあるかと思うけど、明確な目標(五輪で金メダル)があるからというのが大きいと思う。葛西選手はいわば「苦労人」かと。リレハンメル五輪では団体銀メダルではあったが、長野五輪で団体金も、葛西選手はケガもあり、団体メンバーには選ばれず。ソルトレークシティ五輪では転倒、度重なるルール変更で、日本ジャンプ陣は低迷。
 そして今年のソチ、見事に銀メダルを獲得。メダル確定の瞬間、清水、竹内、伊東3選手が葛西のもとへ。全員で喜びあっているシーンは素晴らしい。惜しくも銀ではあったが、価値ある個人初メダル。そして団体、若い清水、五輪直前に体調不良に見舞われた竹内、ひざの痛みを抱えながらの伊東、そして葛西と、4人全員が今できる精一杯のジャンプを見せてくれたと思う。葛西選手は次の平昌五輪も目指す?
 面白かったことと言えば、フィギュア男子羽生結弦の金、そしてスキークロス。フィギュア男子日本初の金の羽生、俺は素人なのでジャンプの種類や技術などはわからへんけど、羽生選手を見て動きが滑らかに見えた。4回転ジャンプの着地も綺麗で余裕があるような感じ。フィギュア男子もレベルが上がった。トリノでは高橋大輔選手のみが出場。バンクーバーでは高橋、小塚崇彦、織田信成の3選手。高橋選手は銅メダルを獲得。ソチに出場の可能性があった選手は6人ほどいたから。小塚選手でも五輪出場を逃すくらい。4年後誰が名乗りを挙げるか楽しみ。
 そしてスキークロスも面白かった。スノーボードクロスも同様に面白かった。いろんなアイテムや地形を複数人が同時に競ってゴールを目指す。ソチの場合は、最後の大きなキッカーがある。そのキッカーから大ジャンプする選手、すごいなぁと。複数人で競う障害物レースみたいなもんやから、駆け引き、転倒は付きもの。何が起こるかわからない面白さが魅力。俺自身はスキーを毎年3回ほどは行くが、キッカーやレールなどのアイテムで楽しむことはできない。ウェーブくらいかな。あとはごく普通にスイスイ滑るだけ(汗)。
 そしてちょっと首をひねってしまったこと、メディアの過熱っぷり。特に、フィギュア女子で6位の浅田真央選手に対する、メディアの過熱っぷりはうんざり。テレビや新聞を見ると「真央」ばっかり。苦労してソチ五輪に出場できた選手はたくさんいる。所謂「遅咲き」とも言える鈴木明子選手とかは、ケガの痛みに耐えながら8位入賞。ソチ五輪のシーズンを最後に引退の意向。もう少し公平にクローズアップすべきでは?と思う。
 でも、ショートプログラム16位と大きく出遅れた浅田選手、フリーでは完璧な演技で自己最高得点で6位まで巻き返した。これはホントに素晴らしかったね。前回大会では銀、そして前回大会の金のキム・ヨナ、今回も注目が集まるのは当然かな。
 一方で、スキージャンプ女子の高梨沙羅選手、金メダル最有力候補がまさかの4位に。他の外国人選手の調子の良さから、金を獲るのは簡単ではないと思っていたが、メダルが獲れないというのは完全に想定外。W杯で今季圧倒的な成績を収めてきたけど、五輪での経験、収穫や課題、多くのものを得られたと思うので、彼女にとってはよかったんじゃないかな。また4年後へ向けて頑張ってほしい。膝の手術からぶっつけ本番でソチ五輪に臨んだサラ・ヘンドリクソン選手も、万全で挑んでくると思うので、これからも競争してほしい。
 今回のソチからの新種目が結構あったね。スキージャンプ女子も今回からやし、フリースタイルスキー女子ハーフパイプ、これも面白かった。ハーフパイプってスノボー選手がやるものというイメージが強かったけど、スキー板でハーフパイプに挑戦できるもんなんやね。俺には絶対無理(汗)。そのハーフパイプで銅メダルを獲得した小野塚彩那選手、恵まれた練習環境ではなかったようで、その中でのメダル獲得は素晴らしい。
 書いていくときりがないが、新種目を含めていろんな競技を見ていて、冬のスポーツの楽しさを改めて感じたし、知らなかった競技を知ることもできた。まぁ、俺は下手くそながらスキーくらいやけど、もう少しうまくなりたいなと。あと1回、今季スキーへ行けるかと思うので、少しでもうまく滑れるようになりたいな。


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