鹿島魂From関西
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管理人Voice

第211回〜第220回

2冠の可能性

 前節の浦和戦、鹿島は今季リーグ戦でホーム初黒星を喫し、5位に後退。残り5試合、首位横浜FMとの勝ち点差は6。数字的には可能性は残っている。鹿島はナビスコ準々決勝で敗退、残りはリーグ戦と天皇杯に懸けている。では、2冠の可能性があるのかを考える。
 まずはリーグ戦、首位との勝ち点差は6だが、得失点差で大きく下回る。従って、ほぼ一戦も落とせないと思っていいと思う。前回の管理人Voice第210回でも少し書いているが、嫌な相手しか残っていない。27日はアウェイで惨敗の川崎、3-4-2-1の布陣の湘南と広島、リーグ戦で未勝利の鳥栖、優勝争い中のC大阪が対戦相手として残している。リーグ優勝の可能性を残すためには、川崎に勝利することが大前提。これを万一落とすようなことがあれば、ほぼ絶望か。とにかく勝ち点3がほしい。
 天皇杯、先日4回戦の組み合わせ抽選が行われたが、当たった相手が広島。嫌な相手がきた。天皇杯優勝のためには、4回戦が大きなポイントとなる。3-4-2-1で戦うチームの中でも、広島は守備がいい。決定的なチャンスはあまり多く作れないかも知れないが、そのチャンスをモノにできるかがカギか。
 2冠を獲るために必要なことはいろいろとあるが、3-4-2-1の布陣で戦う相手への対策が必要。湘南は残留争いをしているとは言え、若いし運動量もある。そして、天皇杯4回戦やJ1最終節でも広島と対戦。布陣を変えるなら中盤の底にアンカーを入れるか、4-2-3-1かと。2003年と2004年、少しだけ3バックはやったことあるけど、相手の布陣に合わせる必要もないし、今さら3バックの練習は必要ないかと。やはり伝統の4バックがベースになる。
 2冠の可能性は何%か?と言われたら、数字で表すことはできないが、リーグ戦では川崎戦、天皇杯では4回戦の広島戦、これが大きなポイントとなると思う。6年連続で国内タイトルを獲得中の鹿島、今年もやっぱりタイトルがほしい。

今季のプロ野球

 プロ野球日本シリーズは、第7戦で楽天が巨人を下し、初の日本一に輝いた。プロ野球はこれから契約更改やFA選手の動向、厳しい戦力外通告を受けてしまった選手の今後などを見ていくことになる。
 まずは日本一に輝いた楽天、もう言うまでもなく、田中将大のレギュラーシーズン24勝無敗1セーブ、これは文句をつけようがない。日本シリーズ第6戦で惜しくも敗戦投手になってしまったが、第6戦で160球投げた翌日に9回を投げるなんて考えられない。これに関しては賛否両論があろうかと思うけど、今季の楽天に大きく貢献したマー君だけに、マー君本人が「行く」と自ら責任をもって決断するなら、後押ししてあげたいわ。起用することを決断した星野監督も大きな決断だったと思う。それに応えたマー君はすごい。
 マー君が当然目立ってしまうけど、打線も悪くないんやね。各選手の成績に、数字的にはそれほど突出したものがないイメージやけど、数字以上の勝負強さ、印象度があった感じがする。大リーグ通算434本塁打を記録した4番のアンドリュー・ジョーンズに至っては、今季の打率は2割5分を切っていて、本塁打も30本未満。それでもリーグ優勝が決めた試合では、走者一掃の逆転タイムリー2塁打など、インパクトを残している。
 今オフ、マー君がメジャー挑戦をする可能性がある。楽天に残ってほしいと思う人、メジャーに挑戦してほしい人がいると思うけど、本人の決断を尊重したい。それが残留であってもメジャー挑戦であっても。
 そして、俺はプロ野球では阪神ファン。その阪神・・・、何ともねぇ。クライマックスシリーズのファーストステージも2連敗で敗退。CSに進出したシーズンは、何だかお決まりパターンやね。シーズン序盤は、補強した選手などの活躍で首位や2位など、いい位置につける。その後疲れが見え始め失速、その失速状態のままCSへ、そして予想通り敗退、というパターン。今季まさにその通り。
 阪神は他チームからの補強が目立つことから、生え抜き選手が育たない傾向にある。巨人のように、数年先を見据えた育成をやっていることに対して、阪神は目先のことしか考えてないように思える。まぁただ、今季は大和が、終盤に骨折してしまったけど、センターのレギュラーを獲った。こういった生え抜き選手をどんどん育ててほしい。スポーツ紙でよく見る「阪神○○獲り!」といった、他チームからの補強が報じられている記事はもううんざり。
 パ・リーグに関しては、戦力が拮抗している。昨年リーグ優勝の日本ハムが今季最下位。リーグ優勝翌年が最下位というのは殆ど例がないが、戦力が拮抗しているパ・リーグなので、驚きは全くない。セ・リーグに関しては、今も巨人が総合的に力が上。弱点が全然見当たらない。阪神は若手の台頭、それは打線も投手陣も。藤浪に関しては高卒新人で10勝したことは評価しよう。1年目は5勝できればいいかなと思っていた。救援陣は殆どが30歳代半ばや後半の投手。よく頑張ったと思うけど、藤川球児が抜けたのは痛かったね。
 広島は大瀬良を獲得して、投手王国となるか。そして打線の更なる底上げがあれば、リーグ優勝も見えてくると思う。ビジターでもカープファンで埋め尽くされる声援、甲子園でも多くのカープファンで埋め尽くされたあの声援を目の当たりにすると、選手たちは当然やる気になるし。中日とヤクルトは投手陣のケガ人が響いたか。DeNAは先発投手陣のコマ不足。コマが揃えば、上位が見えてくる。打線は悪くない。それにしても梶谷、急に素質が開花したのか、打ちまくっていたね。
 2014年のプロ野球、どんな戦いになるか期待したい。来年こそ阪神頼むわぁ〜。

ジュビロ磐田、J2降格

 今季のJ1も残り3試合、18位大分はすでにJ2降格が決まっている。そして、ジュビロ磐田が、3試合を残してJ2降格が決まってしまった。Jリーグ年間優勝3回などタイトルを獲ってきたクラブが20年目にして初のJ2降格となった。
 率直に残念の一言。1994年にJリーグに加盟し、その間Jリーグ年間優勝3回、ナビスコカップ優勝2回、天皇杯優勝1回。特に1996年から2002年までの「鹿島・磐田の2強時代」の7年間で、この2クラブでタイトルを獲ってきた。俺自身はこの間「磐田を倒す!」とライバル心むき出しになっていた。2003年以降、お互いが低迷し始めてから、そういったライバル心というのは薄れてしまった。しかし、それでも再び鹿島・磐田の2強時代が訪れることを信じていた。
 ただ、チーム作りに失敗したらどのチームもJ2降格の可能性があることを認識した。去年、G大阪がJ2に降格するという予想はほぼ誰も予想していなかったやろう。10年率いた西野監督からセホーン監督で失敗、その後の松波監督も立て直せず。ジュビロに関しても、シーズン序盤は3バックからスタートしたが機能せず。その後関塚監督が就任後、4バックに戻したが立て直せず。どうも中盤がコロコロと変わって、戦い方が見えてこなかったとか。選手の年齢層も悪くないし、代表選手はいるし、ここまでも迷走するんやね。
 鹿島に関しても昨年、開幕ダッシュに大失敗。野沢(今年復帰)や田代などの主力が去り、シーズン序盤はダイヤモンド型の中盤で戦ったが機能せず。その後ダブルボランチにしてメンバー構成を変えたりした。特に野沢が去った影響が大きかった。シーズン終盤は4-2-3-1で戦った。昨年の鹿島も第33節でようやく残留が決まったが、残留できた理由はいろいろとあるやろうけど、「伝統の4バックを続けた」「監督を変えなかった」「補強はブラジル人」など、チームコンセプトを守り続けたことやろう。
 2001年と2002年のジュビロ磐田、年間成績は共に26勝3敗1分。「N-BOX」システムを擁して、数字的にも印象度も圧倒的な強さを誇っていた。J最強チームは?と言われたら、間違いなく2001年と2002年のジュビロ磐田。そういったチームが来年J2というのは寂しいが、1年でのJ1復帰をと思う。

風前の灯火、無冠濃厚

 J1第32節が行われ、横浜FMが磐田に勝利、そして浦和と広島が敗れたため、横浜FMが次節にも優勝が決まる状況、数字的には5位鹿島まで優勝の可能性が残るが、得失点差で大きく下回る鹿島は非常に厳しい。
 優勝へ王手のマリノス、俊輔不在の前節では敗れたが、浦和と広島が引き分けやったし、今節俊輔が復帰し、浦和と広島が敗れた。運がいい。そして鹿島、痛恨の黒星。ナビスコ獲れず、天皇杯も4回戦で敗退、最後のタイトルのリーグ戦に懸けていたが、これで勝ち点6差。得失点差で大きく下回っているので、まさしく風前の灯火、今季は2006年以来の無冠が濃厚。勝っていれば2位に浮上していたのに。
 天皇杯も獲れず、そしてリーグ優勝が大きく遠のく黒星で、選手、サポーターも心はズタズタかも。この日ゴールを決めた青木は、敗れて悔し涙を流していたとか。それだけショックは大きい。
 次節を簡単に占ってみよう。まずは優勝に王手のマリノス、新潟と対戦する。優勝すれば9年ぶりということではあるが、やはり硬くなってしまうところがあるかと思う。プレッシャーとの戦いになるかと思う。2位の浦和は鳥栖と対戦する。鳥栖は失点が多かったが、ここ3試合は失点1、粘り強い守備が復活して3連勝。浦和の「勝負弱さ」とも新聞に書かれていた。意地を見せることができるか。
 3位広島は湘南と対戦。ホーム最終戦、昨年王者としてのプライドがあると思う。これは勝利濃厚とみる。そしてC大阪と鹿島は直接対決。お互い優勝は厳しいが、セレッソの方が分がある。連勝とマリノスの連敗が優勝への最低条件となるが、得失点差で上回ることができる。鹿島も同条件ではあるが、得失点差で大きく下回る鹿島、J1最少失点のマリノスが残り2試合大敗というのは考えにくい。そして、モチベーションの差からもセレッソ有利やろう。
 優勝争いは大詰め、どのチームも最後までしっかり戦う義務がある。次節で優勝が決まるか、最終節へ持ち越しか、もうひと踏ん張り。

山村出場停止で、代わりは?

 次節のC大阪戦では、警告の累積により山村和也が出場停止となる。第14節川崎戦で本格的に先発出場して、以降はレギュラーを勝ち取って、青木と山村のセンターバックで戦ってきた。その山村が出場停止で、センターバックを務めるのは誰になるのか、希望を加味して考えてみる。
 センターバックが本職の選手は岩政、昌子、植田。青木は確実と仮定して、この3人の中から誰がいいか。優勝が十分狙える位置であれば岩政を推す。そして昌子、植田の順。ここぞというベテランの力を期待したかった。しかし、現在は優勝に関しては風前の灯火、となると今回は昌子か植田を推したい。昌子に関してはケガも治って、練習にもしっかり参加している。試合勘とパフォーマンスがどこまで戻っているかが気がかりではあるが。対する植田、出場できればリーグ戦初出場となる。経験させたいという希望があるが、鳥栖戦などを見る限り、守備への負担がかかりそう。中盤がチンタラ守備やし。
 岩政、昌子、植田、確実にこの選手が出るやろう!というのは言われへんなぁ。3人とも不安な点があるから。岩政は経験十分だが、相手の速い攻撃への対応に不安、柿谷を止められそうにない。昌子は試合勘、植田は経験不足。強いて言うなら俺は植田を推す。90分間フル出場してほしいが、試合展開により途中出場とかでもいいと思う。そうなると岩政か昌子が先発になるけど。
 山村の出場停止で、岩政、昌子、植田、誰が先発に起用されるか、それともセレーゾ監督のサプライズ起用、というより迷采配があるのか。注目していくことにする。

最終節の行方

 J1最終節が今週土曜日に行われる。第33節で首位横浜FMは新潟に苦杯、3位広島と5位鹿島が勝ったため、優勝争いは最終節へ持ち越しとなった。首位は変わらず勝ち点62の横浜FM、勝ち点60で2位は広島、勝ち点59で3位は鹿島、この3チームに絞られた。
 マリノスの最終節の相手は川崎、アウェイでの戦いとなる。マリノス有利には変わりないが、新潟に敗戦を喫した状況を考えると、過去最多の入場者数の中でのプレッシャーはかなりあったものと思う。今度はアウェイになるが、同じ轍を踏まないようにしたいところ。
 2位広島と3位鹿島は直接対決。両チームとも引き分けで以下では優勝はない。勝利した上で、マリノスの結果待ちとなる。数字的には広島が有利。勝って、マリノスが引き分け以下なら逆転優勝となる。対する鹿島は勝っても勝ち点62、得失点差で大きく下回るため、大量得点およびマリノスの大敗が必要となる。では、鹿島と広島、勝負という点でどちらに分がありそうかを考えてみる。
 守備力は広島、J1最少失点の29。3-4-2-1の布陣で臨むチームの中でも守備がいい。守備もいいが、サイド攻撃、2シャドーの石原と高萩、鹿島の脆いところを存分に突いてきそう。対して得点は鹿島、J1で3番目に多い60得点。やはり今年は大迫、昨年後半から得点力がついてきて、今季はここまで19得点。得点力がついてきたが、ここぞ!というところの決定力を期待したい。
 広島はまだ天皇杯が残されているが、鹿島は天皇杯で広島に敗れているため、今シーズン最後の戦いとなる。広島の選手に「まだ天皇杯がある」という考えが頭の片隅に少しでもあればいいが、まずそんなことはないやろう。鹿島の場合はこの試合にすべてを懸けてくる。引き分け以下で終わるようでは、悔いが残るシーズンとなってしまう。結果次第ではACL出場権も失う。
 鹿島が近年3-4-2-1の布陣で臨むチームが苦手、数字的に逆転優勝が十分可能という点を思えば広島に分があるかも知れない。しかし鹿島は今シーズン最後の戦いとなり、今シーズンの全てを懸けた試合となるという点では五分なのか。鹿島が勝利するためのポイント、まずは布陣を4-2-3-1で臨んでほしい。C大阪戦を見る限り、ダヴィを起点とした連携には不安がある。そして、何といっても守備。これまでのチンタラ守備では絶対に勝てない。C大阪戦ではそれなりにハードワークが見られたが、ファール覚悟で体を張った守備を見せてほしい。そして試合終了の笛が鳴るまで集中力を切らさないこと。
 C大阪戦ではジュニーニョが早々に負傷交代、遠藤も負傷で前半だけ。岩政は軽い肉離れを隠して90分出場。DFでは山村が出場停止から復帰するので、最終ラインは心配していないが、ジュニーニョと遠藤やなぁ、ちょっと気がかりではあるが、最終節に間に合ってほしい。俺自身は今「広島の優勝は見たくない」ばかり考えていて、あまり自信はないのだが・・・。今季のJ1、最終節で決着する。さぁ、どうなるやろうか?

岩政大樹、鹿島退団・・・

 3日、鹿島は岩政大樹の退団を発表。新たな移籍先を探すことになった。
 今朝、各スポーツ紙が報じていて「どうやら信憑性は高そう」と思っていた。そして夕方に正式発表。辛いニュースが舞い込んできた。これからも鹿島かなと思っていたら。2004年入団から10年、1年目の後半からレギュラーを獲得。2006年には背番号が3、岩政と大岩の「二枚岩」との異名をとったことも。リーグ3連覇を含め、数々のタイトル獲得に貢献。特に2008年のホーム最終戦、後半ロスタイムも4分台を過ぎたところで決勝ゴールを決めたのは岩政、現地観戦だったが鳥肌が立った。
 数々のタイトル獲得に貢献してきて、今年はもう10年目になるんやね。新人の時から岩政を見てきたので、思ってみれば月日が経つのは早い。その10年目が最も不本意だったかと思う。第14節の川崎戦以降先発を外れた。第33節で久々の先発だったが、軽い肉離れの中で90分間プレーはきつかったと思う。最終節前の発表を「最後のわがまま」という表現しているけど、特にわがままとは思わない。岩政本人の決断なんやから。
 コメントでは「自分は大先輩から受け取ったバトンを次の世代に渡す任務をしっかり果たせた」と。まぁこの次の世代はもちろん、山村和也、昌子源、植田直通たちのこと。2年前はセンターバックが本職の選手が手薄だったけど、今季はセンターバックを務められる選手が多い。現在レギュラーの青木に至っては、鹿島での本職は守備能力の長けたボランチ。山村に関してはレギュラーを獲得したが、昌子と植田、彼らは出場機会の増加の大チャンスやね。来シーズン以降のセンターバックのポジション争いが面白くなる。
 さて、退団を発表した岩政、まだ移籍先は決まっていない。この発表を受けて、きっと数クラブからオファーがくるやろう。DFラインの整備が課題のチームに加入するのが、より出場機会を得られるかとは思う。ただ「個人の幅をさらにひろげたい」とのコメントからすると、具体的にどこを広げようとしたいのかはわからないが、岩政本人の考え方に合うクラブからオファーがあってほしい。
 最終節、負けられない理由がさらに増えたね。いろんなことを考えすぎて、気合いが空回りしないよう、自分たちを信じて最終節に臨んでほしい。

愛内里菜改め垣内りか

 愛内里菜という歌手がいたことを、今も知っている人はどれだけいるやろうか。2000年デビューで、2003年には紅白歌合戦に初出場。2010年に歌手活動を引退。現在は「垣内りか」に改名して、ドッグブランドプロデューサーとして活動している。
 俺自身は元々J-POP好きで、1990年代では鬼のように聴きまくっていた。月日は経って2000年、デビュー曲の「Close To Your Heart」の歌声を聴いて、衝撃を受けた。この歌唱力は「今後絶対に売れる!」と確信した。2001年に発売した1stアルバム「Be Happy」はオリコンアルバムチャート3位で、約30万枚の売り上げ。2002年と2003年に発売した2ndアルバムと3rdアルバムではオリコンアルバムチャート1位。シングル曲の1位はなかったけど、2000年の4枚目のシングル「恋はスリル、ショック、サスペンス」から、10年連続でトップ10入りの曲を送り出している。
 一番好きな曲は「Forever You〜永遠に君と〜」。徐々にテンポアップしていって、ラストサビではキーが上がる。ここが特にいい。率直にうまい。最高のお気に入りの曲になった。こんな伸びやかな歌声やけど、普段の喋り声はアニメ声で関西弁。2000年から聴きはじめて、2001年の1stアルバム発売の際に初めて、普段の声を聞いたときにはびっくりした。
 2010年7月、歌手活動の引退を表明。甲状腺の病気であることを公表。これを聞いてがっかりしたことを今も覚えている。あの歌声が聴けないなんて・・・。アルバムは全部持ってるし、ラストアルバムももちろん買った。今もベストアルバムを車の中で聴くことがある。
 先月か先々月か、彼女の記事が朝日新聞に載っていた。垣内りかとして活動していることを。愛内里菜も垣内りかも本名じゃないけどね。愛内里菜としての活動をずっと見てきたので、「垣内りかです!」という自己紹介には未だに違和感があるんやけど、でも、歌手活動の引退を決めたこと、今後の人生とかは彼女自身が決めることなので、これからの活動を期待したい。

今季のJリーグ終了

 2013年度のJリーグは終了した。J1はサンフレッチェ広島が2連覇、J2はガンバ大阪の優勝。J1昇格はJ2優勝のガンバ大阪、2位のヴィッセル神戸、J1昇格プレーオフを勝ち抜いた徳島ヴォルティスが来季J1に昇格する。特に徳島は四国初のJ1クラブということで、今年以上の盛り上がりを見せると思う。
 まずはJ1、サンフレッチェ広島が残り2試合で勝ち点5差をひっくり返しての逆転優勝。マリノスはまさかの2連敗で優勝を逃した。まずは広島、J1最少失点の29、これは素晴らしい。これまでのベースの3-4-2-1の布陣、昨年から守備が良くなった。最終節は現地観戦やったけど、崩せる気配がなかった。対してマリノス、まさかの2連敗でショックが残るやろう。しかし、広島に次いで失点31。そしてMVPに輝いた中村俊輔が素晴らしかった。
 J2降格は大分、磐田、湘南。大分に関しては財政事情から、満足な補強ができず、この成績は仕方ないのか。湘南に関しては、主力が抜ける噂があるが、どこまで流出を阻止できるか。やっぱり磐田の降格が残念。かつて優勝争いを演じてきてきたライバル。1年でJ1復帰を決めてほしい。
 そして鹿島は5位。昨年11位に沈んだクラブを立て直した。この1年間戦ってきた中、収穫や課題はいろいろある。これを見ていくことにする。

  • 【収穫】
    • 大迫勇也の覚醒
    • 若手の台頭
    • 昨年後半からの4-2-3-1の布陣が今年も機能
  • 【課題】
    • 守備の改善
    • セレーゾ監督の理解できない選手起用・采配を少なくする
    • 世代交代の完了へ
    • 移籍組の戦術浸透
    • アウェイでも勝ち点を

 まずは収穫を見ていこう。今季はやはり大迫が大黒柱になってきた感がある。FWとして全ての能力を兼ね備えた逸材、万能型FWが今季19得点。昨年の9得点を大幅に上回った。興梠が浦和に移籍し、主力として責任感が出てきた。今の鹿島にとって最も替えのきかない選手だと思う。
 今季序盤はベテラン選手を軸に戦ってきたが、ダヴィのケガにより8月から土居が、4-2-3-1のトップ下として出場機会が大幅に増加した。少ないチャンスをモノにした選手のひとりと言える。まだまだ荒削りやけど、「野沢2世」とも言われてきた逸材が台頭。来季は更なる飛躍が期待される。そして、西の出場停止の間、チャンスをモノにしてきた選手と言えば伊東。J1デビューのFC東京戦では、周りに助けてもらったところはあるが、徐々に手ごたえを掴んできた。本人は攻撃的SBとしてアピールも、まずは守備を意識しよう。
 昨年後半から布陣を4-2-3-1で戦い、今年はダヴィ獲得によって伝統の4-4-2に。当初は点取り屋としてダヴィは悪くなかったが、終盤はダヴィを起点とした連携に不安を残した。終盤は特に4-2-3-1の布陣のほうが機能しているイメージ。
 そして課題、何といっても守備の改善。失点52は、かつて堅守と言われてきた鹿島にとっては考えられない。特に中盤の守備と右サイドが特に脆かった。小笠原と柴崎は元々攻撃的な選手。特に小笠原はチンタラとした動きが目立った。味方に守備を任せたり、すぐに追うのをやめたりと。右サイドも脆い。攻撃における西はまずまずだが、ボールウォッチャーになったり、1対1の場面での弱さが目立つ。
 今年は立て直しの年ということもあるのか、セレーゾ監督の選手起用に対して、理解できないところも目立った。特にやめてほしいのが、梅鉢の右サイドハーフでの起用。まったく機能していない。柴崎を右サイドハーフに上げて、梅鉢を本職のボランチでプレーさせるべき。
 近年世代交代がささやかれている中、まだ世代交代は完了していない。山村和也が第14節からレギュラー、土居や伊東の台頭があるが、まだ79年組に頼らなければならない。そして世代交代を進めていく上で、今年移籍してきた前野、中村がもっと自分の持ち味を存分に出してほしい。8月、前野に関しては左サイドバックのレギュラー獲得に近づいたと思ったら、9月の甲府戦を最後に先発を外れた。アツに関してもは、ちょっとプレーが遠慮気味。トップ下での起用を見たいところやけど、セレーゾ監督のことやから、サイドハーフの起用でしょう。来季この2人の活躍はいかに。
 優勝を逃した原因の一つでもあるのがアウェイ7連敗。まぁ、ホームでは10月の浦和戦に敗れるまで無敗だった。11月と12月は逆で、アウェイ2勝、ホーム2敗でもあった。アウェイでも勝ち切る強さが出てきたら、優勝はできると思う。
 とまぁ、鹿島に関しては収穫と課題を整理してみたが、来季の補強は水面下で調査はしていると思う。磐田のDF山本脩斗の獲得に動いていると報じているスポーツ紙、他にもこれから出てくると思う。ただ、こういった補強の記事は鹿島にはあまり似合わない。他クラブから完全移籍してきた日本人選手がこれまでも極端に少ないし、自前の選手を育てながら勝つというのを従来やってきた。まぁ、今年の戦いを見て、やっぱり補強が必要かな。これは今後楽しみにしよう。

補強の必要性

 2013年度のJリーグが終わり、あとは天皇杯を残すのみ。各クラブでは来季へ向けての移籍市場が活発化してきた。12月23日現在、鹿島ではジュニーニョの契約終了が発表。そして、磐田の山本脩斗が完全移籍で加入、といった情報が正式発表されている。そこで、12月23日現在で補強の必要性を考える。
 まず、スポーツ紙が以前報じていた補強、3人ほど必要だと。鹿島で補強が必要なのは、ボランチ、サイドバック、サイドハーフと思われる。スポニチが大宮がダヴィを狙っていると報じているが、ダヴィ流出となると、外国人FWも必要になるやろう。ポジション別に見てみよう。
 まずはボランチ、ここは絶対に必要。本田が清水に復帰してしまっただけに、特に守備能力、ボール奪取力のある選手がほしい。喉から手が出るほど欲しいのが、新潟のレオ・シルバ。というか、他のクラブも欲しいやろうけどね。攻撃の柴崎、相手の攻撃の芽を摘む役割のレオ・シルバ、こういうダブルボランチが見られたらなぁ。実現性はともかく、このような選手が必要。本当は、柴崎と梅鉢の同い年ボランチでこれからの鹿島を担うのが理想。来季も梅鉢の右サイドハーフという理解できない起用をするのであれば、ここのポジションの補強を考えてほしい。
 次はサイドバック、ここは山本脩斗の加入が決まったので、主に左サイドバックが見込まれる。脩斗はボランチや両サイドバックなどこなせるユーティリティー性がある。前野が夏頃にレギュラー奪取か?と思われたが、甲府戦の印象からなのか、それ以降は先発を外れた。前野の競争相手としては釣り合うと思う。プロ野球の阪神なら、補強といっても釣り合わない相手を補強するやろうね。これまで再三阪神は釣り合わない補強をしてきたから。狩野が出てきたかと思ったら実績バリバリの城島補強とか。阪神の話は置いといて(笑)、もう一人左サイドバックができる選手と言えば鈴木隆雅。ジェフへ期限付きで移籍していた鈴木隆雅が、期限付き移籍期間満了をジェフが発表。鹿島側がまだ公式な発表がないので、鹿島復帰を決めるのか、また他クラブへ期限付き移籍するのか、ここが気になるところ。
 最後にサイドハーフ、ここはもう左サイドハーフ。ジュニーニョの後釜になる。ただ、サイドハーフができる選手は比較的いる。トップ下で出場機会を増やした土居、右は遠藤、左は中村、ベテランでは野沢と本山がいる。トップ下でのアツを見たいけど、鹿島での起用は左サイドハーフ。鹿島のサッカーに苦労していたのか、遠慮気味のプレーが目立った。アツの本来持っている実力と釣り合う選手、これは他クラブなら誰になるか。川崎のレナトあたりは欲しいところやけど、ちょっと釣り合わないか。というか、川崎がレナト放出なんて考えられへん。アツの実力と釣り合う選手を補強してほしい。
 とまぁ、まだまだ補強に関してはこれからも水面下で調査は進んでいると思う。今季の移籍市場を見ていると、GKの移籍が活発化しそう。新潟の東口がG大阪移籍が正式発表。広島の西川が浦和移籍が決定的、仙台の林が広島へ?などといったことが報じられている。鹿島はまだソガかな。また、どんな移籍の記事が出てくるか、楽しみにしよう。


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