鹿島魂From関西
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第91回〜第100回

まさかの16位

 東日本大震災の影響で中断していたJリーグ、4月23日に再開した。各クラブともいろんな想いの中での再開となったが、その中でも被災クラブの仙台、鹿島、水戸の3クラブはその想いは特にあるはず。
 仙台は川崎に先制されながら、後半に逆転し2−1で勝利。涙するサポーター多数。メインスタンドが使えないKsスタ、雨の中で観客は少なかったが、水戸も試合終了間際に逆転勝ち。カシマスタジアムが使えない鹿島は国立競技場で横浜FMと対戦したが、0−3で完敗。
 第7節を終えて鹿島はまさかの16位。1シーズン制になった2005年以降、降格圏内の16位以下というのはおそらく初めて。昨日は試合開始早々の失点がすべてか。これで横浜FMは引いて守ってカウンター、完全に横浜FMの術中にハマったのかな。まぁ、昨年のお返しというのもあるか。
 「気負いすぎ」とか「少しでも勇気を」など、気持ちの面もあるとは思うが、まだ今シーズンの戦い方(特にFW陣)が見えていない感がある。特にFWの4人、現段階でレギュラー確定はいないね。強いて言えばレギュラーは興梠やろうけど、ちょっとなぁ。田代を軸にして、カルロンor大迫とコンビ、こういった戦い方もありと思う。ポストプレーヤーはカルロンではなく田代、カルロンや大迫はとにかく得点を取れ。
 4月29日は、まさかの「降格圏内同士」のアビスパ福岡との一戦。過去は鹿島が圧倒しているが、引いて守って来られると厄介になる。絶対に先制点は許してはいけない。次節だけとは限らないが、先制点がキーとなる。

ACLグループステージ突破

 5月10日の試合で鹿島は、ACLグループステージ6試合を戦い3勝3分のグループ2位でラウンド16進出。ここまでのACLを振り返ってみよう。
 まぁ、一言で言えば「らしい」。近年のACLでは、大量得点での圧勝もあったが、今年は圧勝と言える試合はないかな。今年は東日本大震災の影響で日程変更を余儀なくされ、コンディション調整も難しかったはず。ケガ人増加や、決定力不足もあって、決してチーム状態は良くない。それでも負けないという「らしさ」を発揮。
 とはいえ、決定力不足は気になる。田代はケガ、カルロンがフィットするのもまだ少し時間がかかるか、となると興梠と大迫に期待がかかる。きれいなプレーより泥臭いプレーを望む。
 一方で良いこともある。西大伍の出場機会が増えてきたこと。そして青木剛が今季レギュラー奪還か。本田拓也の鹿島加入で、最も燃えていたのは青木かもしれない。同じボランチ(orアンカー)だけど、特徴は違うところはあるが、青木はしばらく中田浩二にポジションを奪われてた、そこで同じディフェンシブな本田拓也が加入。燃えないはずがない。まぁ、本田拓也が鹿島移籍1年目やケガの影響もあるが、本田拓也に出場機会を与えていない。
 他にも遠藤康や小谷野顕治といった若手が出場機会が出てきたという点も良いこと。特に小谷野は5月10日のACLで、リーグ戦やカップ戦などを通じて初の先発出場。ベテランの多い中盤の中でも遠藤康や小谷野といった若手も成長してきている。
 ラウンド16は2年連続で敗退している。今年は「ヤングパワー」も加えて、この「鬼門」を突破を期待する。そして、ACL制覇へ。

南米選手権(コパ・アメリカ)辞退、正式決定

 今日5月17日、兼ねてから出場問題に揺れていた南米選手権(コパ・アメリカ)、日本サッカー協会は辞退すると正式に発表した。
 もうこれはやむを得ない。東日本大震災が発生して、Jリーグの日程が大幅変更。元々南米選手権で約1ヶ月のリーグ戦の中断期間を、リーグ戦で埋めるしか方法はないし。リーグ戦の最中に各Jクラブから選手を代表に呼ぶのも不公平。長友や内田、香川などといった海外組の選手たちは次のシーズン前の大事な時期、確かに所属クラブが難色を示すのは当然。万一ケガしてしまっては困るし。特に長友や内田などは、オフほとんどなしで欧州リーグで戦ってきた。休養も必要。そらまぁ、集まらへんわ。
 せっかくの強豪国と戦えるチャンスやったのに残念だけど、日本サッカーの基盤はJリーグである。今までどれだけの選手がJリーグから海外へ送り出せたか。Jリーグを疎かにしては絶対にダメ。ブラジルW杯3次予選までに日本代表の試合はそれほど多くないが、一試合ずつ大切に戦って欲しい。

ACLラウンド16へ向けて

 ACLラウンド16が始まった。大阪ダービーとなったG大阪vsC大阪は、試合終盤に右サイド高橋大輔の弾丸ライナーのシュートが決まって、C大阪が劇的な勝利を収めた。ACL初参戦で初のラウンド16、そして勝利。新たな歴史を作っていっている。
 さて、今度は我らがアントラーズの番。2009年、2010年ともにラウンド16でいずれも韓国勢に敗退。この2年はカシマスタジアムだったが、今年はアウェイ。今年こその期待がかかる。
 リーグ戦では、ACLの関係で2試合消化が少ないとはいえ15位。まさかの順位。先日のレッズ戦でも「2点リードも勝てへんか?」と。鹿島の悪いときの象徴は「集中力の欠如」。2点取ってすぐ2失点、変な欲が出たんやろうか。スポーツ紙の記事を見ると要因はいろいろ書いてるが。
 ただ、試合内容はいい状態になってきている。鹿島のサッカーは、今までやってきたことの積み重ね。もう一度「自分たちのサッカーとは何か?」というのを振り返って、自分たちのサッカーを信じることやろ。キレイなサッカーより、泥臭いのでええから。必ず勝利してくれることを。

またもや敗退

 ACLラウンド16、日本勢でこのラウンド16に進んでいた鹿島と名古屋、名古屋は水原三星に0対2で敗れる。そして我らがアントラーズもFCソウルに0対3で敗れる。これで日本勢は、昨日の大阪ダービーで勝ったセレッソ大阪のみが準々決勝へ進出することになった。
 スカパーを契約していないので、この試合は生で見ていないが、岩政の「幻のゴール」、これで1点差になっていたら流れが変わったかもしれないけど、それ以前の問題。もう何なんやろ。わからへん。リーグ戦の悪い流れをそのままACLへ持っていってしまったか?ちょっと酷いわ。
 ちょっとどん底やね。どうしたらええんやろ。サポーターとしては応援するしかないが。軸がぶれるのは承知の上で、79年組を抜きで戦い続けてみる?あ〜わからん。

キリンカップ、日本代表発表

 今日5月27日、6月のキリンカップに臨む日本代表メンバーを発表した。結構若いメンバーが揃ったね。最年長でガンバ大阪遠藤保仁の31歳。今回だけのメンバーを見ると、岡田ジャパンの時のメンバーとは変わってきたね。特にセンターバック、中澤佑二(横浜FM)と闘莉王(名古屋)の両センターバックはいない。ある意味、センターバックは「世代交代」ができつつあるのかな。
 我らがアントラーズは、伊野波、西、興梠の3人。正直、3人も選ばれるとは思わなかった。今の鹿島の状態で。まぁ、伊野波は本職のセンターバックに加え、サイドバックができる、アジアカップでも活躍していたので。びっくりは大伍。Jリーグ開幕前と開幕後のしばらくはコンディション不良もあってベンチ外が多かったが、4月29日の福岡戦で右サイドで鹿島デビューを果たしてから、出場機会が増加。このまま鹿島でレギュラーを掴むか?というところまできている。出場してから、右サイドからのいい攻撃が見られたし。
 意外なのが興梠。ザックさん、興梠でよかったの?ちょっと(ACL敗戦での)メンタル面が気になるが。動き自体は悪いわけではないけどね。あぁ、そうかぁ、4-2-3-1の場合の1トップを目論んでいるのかなぁ。
 鹿島は今年もACLラウンド16で敗退、チーム状態はどん底。こんな中で3人選ばれるのはありがたい。U-22日本代表でも大迫が選ばれたし。どん底の中から少し明るいニュース、気持ちを切り替えて頑張ってもらいたい。

2週間の中断

 昨日の広島戦、後半ロスタイムに森崎浩司に勝ち越しゴールを許し、そして鹿島のラストプレー、増田のフリーキックからこぼれ球を野沢がシュート、これが左に反れてしまい、タイムアップ。この瞬間、俺は言葉を失った。
 俺はテレビ観戦。最後までBSを見ていないけど、おそらく現地のサポーターは呆然だったと思う。この試合は決して悪い内容ではない。森崎浩司のシュートがよかった。それだけやろ。暫定の順位とはいえ、またもや降格圏内の16位に転落。
 そして、キリンカップのために2週間、リーグ戦は中断する。2週間の中断、思い出したのが4年前のセレッソ大阪。2007年、セレッソはJ2に。チームは第18節を終わって5勝9敗3分の10位(13チーム中)、都並監督(当時)もこの間に解任。途中から現監督のクルピに。2007年のJ2は13チームのため、必ず1チームは試合なしの時がある。
 セレッソは、第19節が試合がなかったため2週間空いた。その間、クルピサッカーをじっくり理解でき、第18節までの不振がウソのように反撃が始まった。この年は24勝16敗8分の5位で、J1昇格は成らなかったが、じっくり連係を深めていけばこのような反撃もある。
 これを今度は鹿島がやってほしいと思った。2週間でも連係を深めれば反撃できる。ただ、U-22の大迫、A代表に3人(興梠、伊野波、西)召集されている。代表選出はありがたいこと、でも連係を深める意味合いを考えると、この4人が抜けるのは痛いなぁ。当然他のメンバーで練習することになるけど、どこまで連係を深めることができるか。2週間後の鹿島に注目したい。絶対に反撃は始まる。

世代交代

 今年からが特にそうやけど、鹿島は世代交代がささやかれている。難しいなぁ、これは。本来の理想は「ポジションは与えられるものではなく、実力で奪うこと」。今までの多くの選手は実力でポジションを奪ってきた。
 小笠原でもレギュラー獲得に2、3年、本山もそう、野沢も何年もかかった。近年のFW陣、田代が柳沢から、興梠は田代からポジションを奪っている。DFでは、2004年入団の岩政が、同年9月中旬から金古からポジションを奪っている。などなど。
 本来はこういったポジションの奪い方をしたいところ。大きな波紋(?)を呼んだのが2003年オフ、秋田豊の戦力外。この時のコメントの一部「心残りは、今の若手にも実力で僕のポジションを僕から奪ってほしかった」。秋田も大野俊三から実力でポジションを奪ったからね。
 今はどうやろ、小笠原が今もどっしり構えている。このイメージが強いのかも。右サイドは西大伍がレギュラー獲得しつつある、遠藤康もレギュラーまであと一歩、増田も出場機会が増加。一気にメンバーを入れ替えるのはリスクが増すので、これは何とも。
 まぁ、できれば、2003年のオフのような波紋を呼ぶ戦力外での世代交代をしてほしくない。79年組は強力なので、ちょっと嫌な予感はしているが、すぐには世代交代はできないと思う。今シーズンは若手がどれだけ出場機会が伸ばせているか、力をつけているか、非常に重要になってくる。長い目で(とはいいつつ、来年以内に)世代交代を進めればいいと思う。

伊野波、クロアチア移籍へ

 今日28日、伊野波雅彦がクロアチアの強豪ハイデュク・スプリトに移籍する可能性が浮上と、各メディアが報じた。今夏の移籍に向けて、クラブ間での交渉に入るとのこと。
 是非とも頑張って欲しい。しかし鹿島としては痛い。今季の補強を見てもセンターバックが少々手薄かと思うが、本職がセンターバックの選手は岩政、伊野波、新人の昌子の3人。今季は中田がセンターバックに入る試合が増えているので、岩政と中田のセンターバックが軸になる。青木もセンターバックは可能だが、昌子も頑張ってベンチ入り&出場機会を増やして欲しい。他クラブからの補強はどうかなぁ、これはわからへん。
 鹿島としては痛いが、これは本人のため。海外挑戦、本人が挑戦の意思があるのであれば、大賛成。伊野波を快くクロアチアへ送り出そう!今年から、俺のユニやタオマフは伊野波にしたが、当面はそのままです。さて、現在鹿島の練習に参加中の流通経済大学の山村君、鹿島に入らへん?

伊野波、ハイデュク・スプリトとクラブ間で基本合意

 今日7月5日、鹿島は伊野波の完全移籍について、クロアチアの強豪ハイデュク・スプリトとクラブ間で基本合意に達したと発表。鹿島公式に伊野波のコメントを残している。
 ついにこの日が来た。スポーツ紙では先日の清水戦がラスト?との報道が。鹿島公式の清水戦試合結果(マッチレビュー)の画像の1枚、伊野波が後ろ姿で肩を組んでいるものが。これは「後を託した」というような画像にも見えた。やはり清水戦でラストなんかなぁと思った。
 2008年に鹿島へ完全移籍。この時まで、伊野波がどんな選手かよく知らなかった。入団時「センターバックで勝負したい」と言っていた。が、当時、岩政・大岩の「二枚岩」が強力。内田がケガした2008年4月頃は右サイドバックもやっていた。2008年シーズン終盤にセンターバックのレギュラーを獲得。鹿島に完全移籍した選手の中で、最もレギュラー獲得に苦労した選手かも知れない。2008年度のリーグ連覇、2009年度のリーグ3連覇、2010年度天皇杯優勝など、大きく貢献してくれた。ホントに感謝。
 移籍してしまうと寂しく感じるが、大きく貢献してくれたわけやし、伊野波本人のため。海外でいろんなものを得て、さらなるレベルアップをしてほしい。これからも応援してるで!ありがとう!伊野波!


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