鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2023年6月24日 J1 第18節
パナソニックスタジアム吹田 入場者数:22,483人
G大阪2−1鹿島(前半2−0、後半0−1)

  • G大阪メンバー
    • GK 東口順昭
    • DF 福岡将太、半田陸、三浦弦太、黒川圭介(→江川湧清)
    • MF 倉田秋(→食野亮太郎)、ダワン、山本悠樹、ファン アラーノ、石毛秀樹(→山本理仁)
    • FW 宇佐美貴史(→鈴木武蔵)
  • 鹿島メンバー
    • GK 早川友基
    • DF 広瀬陸斗(→常本佳吾)、植田直通、関川郁万、安西幸輝(→エレケ)
    • MF 樋口雄太、佐野海舟
    • FW 仲間隼斗(→藤井智也)、土居聖真(→名古新太郎)、染野唯月(→荒木遼太郎)、鈴木優磨
  • 得点者
    • G大阪 黒川(15分)、ダワン(34分)
    • 鹿島 植田(88分)

試合後記

前半の出来が全て、10試合ぶりの痛恨黒星

 J1リーグは今節から後半戦がスタート。すでに5敗しているだけに、逆転優勝のためにはこれ以上負けるわけにいかない。必ず勝ち点3を獲得したい。
 俺自身、5月14日の名古屋戦以来の観戦。今日はパナスタなので近いし、観戦にぴったり。今日のアクセスは車。以前はタイムズを利用していたが、ちょっと遠いので、akippaでいいところをがないかを事前に確認していた。それでもやや遠いが、シャルム一条池というところを予約した。
 12時半過ぎに京都を出発。国道171号線が混雑していて、想定していたとはいえ、到着が2時半ごろになった。ワンボックスタイプの車のトヨタノアで3ナンバー、停める駐車スペースがやや狭く感じることと、バックモニターがあるとはいえ、どこまでバックしていいかがわからない。車輪止めもない。それに、駐車枠の線が殆ど消えている。駐車スペースは仕方ないが、駐車枠の線は直してもらいたい。
 さぁ、4年ぶりのパナスタへ向かおう。うぉぉ〜、途中でけっこうキツい登り坂が。パナスタや万博記念公園目的でこの駐車場を選択する場合は、お年寄りや足の不自由な人と共にすることは難しそう。
 着いた!パナスタへ。まぁ、時間はたっぷりあるんで、ららぽーとEXPOCITYの方向へ行ってみよう。コロナの影響で4年ぶりに行ったが、賑わいは変わらないね。子ども連れが多いような。試合観戦目的ではない人から「今日鹿島戦やわ」という声も聞こえた。

パナソニックスタジアム吹田 太陽の塔
パナソニックスタジアム吹田 太陽の塔

 スタジアムへ戻ろう。場外イベント広場がどんな感じになっているか。4年前と変わらず、グルメブースはわりと豊富やね。スタジアム内のグルメも利用したいので、1品だけ注文。鶏そぼろソース焼きそばを食べよう。うん、美味しいね。吹田Gステージにおいても、数々のイベントを実施している。どこのクラブも色々と考えて、客を呼び込もうと頑張っているね。
 俺自身、今日はカテゴリー4FVミックス席にしているんで、ビジター自由席に並ぶ必要はないが、ちょっとのぞいてみよう。それなりに列は長いが、それほどでもなさそう。まぁ、蒸し暑いんで、出足が鈍いだけかも。
 さぁ、開門になった。まずはグルメ。焼き肉のたむらや、道頓堀くくるはやっぱりある。他にも食べたいものがないか、コンコースを散策する。牛タンカレーパンがあるね、これにしよう。ガンバ大阪の新マスコット「モフレム(MOFLEM)」がデザインされている。これでガンバを喰っちゃえ!ということで(笑)。ラーメンもあるね。鶏白湯ラーメン、これにしよう。麺がやわらかい。ツルツルした感触の麺。
 結構お腹ふくれた・・・。スタジアムを散策しよう。去年もそうだが、ビジターは上層エリアで観戦するようになっている。他のサポーターもそうだが、大旗などが下層に落ちないように。カシマスタジアムでは以前、大旗が下層に落ちた「事故」があったんでねぇ。個人的には、下層にしてほしい。何の目的があるのか。
 カテゴリー4FVミックス席の最前列のチケットをゲットしている俺だが、眺めは良い。しかし、手すりが意外と邪魔な感じがする。でも、転落防止のためには必要なので、これはやむを得ない。
 先発をみておこう。今日はピトゥカが警告の累積によって出場停止。やはり佐野と樋口がボランチ。サイドハーフには土居と仲間。垣田が欠場し、先発には染野が入っている。そして、エレケが今季初のベンチ入り。負傷が続いて、ようやくコンディションが整ってきたか。知念と垣田が負傷離脱して、人数的には染野もいて、エレケもいて、選手層そのものは厚いが、機能するかは別。

場外イベント広場の賑わい 吹田Gステージ
場外イベント広場の賑わい 吹田Gステージ
ビジター自由席から 牛たんカレーパン
ビジター自由席から 牛たんカレーパン
G大阪サポーター 鹿島サポーター
G大阪サポーター 鹿島サポーター

 鹿島のフォーメーションは4-4-2。最近のサイドハーフに起用されている選手はFW登録。今日も先発の土居と仲間はFW登録になっている。対するG大阪は4-1-2-3。ジェバリが警告の累積によって出場停止。トップの位置に宇佐美、アンカーには山本悠樹が起用されている。
 今日は前半が全てを物語っていた。立ち上がりこそ、広瀬からのクロスボールを優磨が合わせてゴールに迫るシーンがあった。早速得点の匂いがするかなと思った。
 8分に黒川のクロスボールをアラーノにヘディングで合わせられ、枠を僅かに外れた。13分にも、右からのクロスボールから左サイド側へ、中央に放り込まれたボールを植田がクリアミスし、すぐさまアラーノに合わせられたが、早川のファインセーブで大ピンチを逃れる。
 防戦一方の鹿島、15分に失点。石毛とのコンビネーションで、黒川に決められる。その後も一方的にG大阪にボールを握られ、奪ったと思ったら、パスミス連発。G大阪の選手の動き出しのほうが速く、すぐにボールを奪われる。縦への攻撃も通じない。31分には、石毛にポスト直撃シュートを打たれ、ピンチの連続。
 そして34分、2失点目。左サイドからのクロスボールを、ダワンがヘディングで合わせて失点。思わず「何やこれ」。これは早川に止めて欲しかったが、早川自身も悔いが残ると思う。
 このまま前半終了。一方的にG大阪に押し込まれて、セカンドボールもG大阪、パスミス連発。攻めが遅い。前半の出来を採点すると「0点」。

4-4-2の布陣 警戒、宇佐美
4-4-2の布陣 警戒、宇佐美
古巣対決、ファンアラーノ 先発の染野
古巣対決、ファン アラーノ 先発の染野
倉田、負傷交代 早川のキック
倉田、負傷交代 早川のキック

 後半開始時に、鹿島は3枚代え。染野に代わって荒木、広瀬に代わって常本、仲間に代わって藤井。
 早速、優磨のゴールで1点差に詰め寄ったか?と思ったが、VARが介入。判定はオフサイド。どのシーンを取ったのか、現地ではわからず。DAZNでは、FKを蹴った時点で優磨はオフサイドポジションだが、それがプレーに関与したと判断したならオフサイドだが、その後の混戦で優磨に渡った時に僅かに出ていたのか、これを対象にしたのか。だとすると、かなり微妙。Jリーグジャッジリプレイ案件か。
 前半の「0点」パフォーマンスと比べたら、少しはボールを持つ時間も出てきている。62分に土居に代わって名古が投入され、70分には安西に代わってエレケが投入される。エレケは今季初出場。そして、フォーメーションを見ると3バックになっていて、3-4-1-2になっている。
 少しボールは保持できているものの、そこからの崩しがない。対してG大阪も80分には、ダワンの個人技からシュートを打たれ、あわやという場面だったが、何とか凌いだ。
 エレケはようやく負傷が癒えて、試合出場したわけだが、チームの方針としてどうしたいのかが、まだわかっていない感じがする。昨年の磐田戦では、1ゴールを挙げていて、ポストプレーなど、本領を発揮し始めていたパフォーマンスを披露していたが、まぁ、離脱が相次いだんで、試合勘が全然戻っていないという見方もできる。
 88分にようやく1点を返す。樋口のCKを植田がヘディングで合わせて、ゴールネットを揺らす。東口は動けず。このシーンにおいても、主審がVARと交信しているように見えて、また?と思ったが、得点が認められた。
 長いVARもあって、後半アディショナルタイムは7分。7分あれば同点に追いつくチャンスはある。90分+4の時間帯、樋口のFKが壁に当たった後、常本のクロスを優磨が合わせるもサイドネット。これがラストチャンスとなった。同点に追いつくことができずに試合終了。

優磨のオフサイドを巡ってVAR VARと交信中
優磨のオフサイドを巡ってVAR VARと交信中
結局オフサイドで得点なし 名古を投入
結局オフサイドで得点なし 名古を投入
エレケ、今季初出場 得点シーンは樋口のCKから
エレケ、今季初出場 得点シーンは樋口のCKから
植田のヘディングで 1点を返す
植田のヘディングで 1点を返す

 鹿島は10試合ぶりの黒星。後半戦の初戦を落とした。これは非常に痛い。対してG大阪は、前半の2点だけとはいえ、試合を通じてG大阪のパフォーマンスが光った。リーグ戦3連勝中、ルヴァン杯グループステージ最終節で、大阪ダービーを制して、勢いは本物のように思う。これでリーグ戦4連勝。
 この試合前、岩政先生、G大阪をちょっと舐めてない?「大枠では変わっていない。背後への抜けだし、ゴール前の人数が増えたり意識づけて変わっているが、戦術的な大枠は同じだと思っている」「いろんな選手を使えるし楽しみでしかない」とコメントしているが、要は対策が不十分。これまでのG大阪とは違うというのは理解していると思ったが、ちょっと余裕しゃくしゃくなコメントが気になっていた。負けなしの時に貢献していた垣田、知念、ピトゥカが不在が、結果として響いた。
 あ〜あっ、俺自身、今季の現地観戦で初黒星。「連勝ストッパー」や「連敗ストッパー」とかよく言うけど、今日の現地観戦で「負けなしストッパー」になってしまった・・・。セレッソサポの友人からのLINEで「吹田の連勝止めてほしい」とメッセージをもらったけど、「ゴメン、アカンかったわ」と返すしかなかった。次へ切り替えよう。
 帰りは何だか、自転車でアクセスしたガンバサポーターや、バイクに乗ったガンバサポーターも。国道171号線では島本付近までガンバサポーターのバイクが。そして、自宅付近の月極駐車場に停めて、自宅まで歩く途中、ガンバのユニフォームを着たサポーターとすれ違い。何でここまでガンバサポーターに遭遇するのか・・・。

試合終了 サポーターへの挨拶
試合終了 サポーターへの挨拶
メインスタンドへも挨拶 昌子、G大阪サポーターへ挨拶
メインスタンドへも挨拶 昌子、G大阪サポーターへ挨拶

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