2023年5月14日 J1 第13節
国立競技場 入場者数:56,020人
鹿島2−0名古屋(前半1−0、後半1−0)
鹿島快勝!Jリーグ30周年記念スペシャルマッチを勝利で飾る
怒涛?の3週連続の現地観戦も今日が3週目。「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と題して、国立競技場での名古屋戦、これは是非とも行ってみたかった。
今日は7時過ぎに京都を出発して、新幹線に乗ったのが8時前。そして、東京駅に到着する際、デッキで到着を待っていたら、後ろに名古屋のユニフォームを着た名古屋サポの親子が。カシマと違って、国立なら行きやすいし、名古屋サポも多くが観戦すると思う。
東京体育館前で場外グルメがあるので、それを見たいので、千駄ヶ谷駅で降りる。千駄ヶ谷駅に着いたのが10時30分ごろだが、場外グルメはすでに長蛇の列。まぁ、もう少し早く到着してもいいのだが、少しでも睡眠時間が欲しかったし・・・、まぁ、仕方ない。
東京体育館前の場外グルメブース | 牛タンの売店 |
この東京体育館前の場外グルメブースにも、もつ煮込みが販売されているので、それにしようと。しかし、長蛇の列で、なかなか進まない。場内も散策したいので、違う売店にする。あんこうの唐揚げってあるので、これにしよう。おっ、思ったより柔らかい。美味しいなぁ。
南側の場外ブースは断念して、スタジアムに入ろう。2020年元旦以来の新国立競技場。その時は、東京オリンピックに合わせた座席だったかも知れないので、南側エリアの座席が不公平で、中立地開催には不向きかと思った。特にメインスタンドと、南側ゴール裏の一部は全然ダメだった。オリンピック後には改修したと思うが、メインスタンドと南側ゴール裏の一部は改修されていた。ただ、南側のGATE3、応援席が分断されてしまうのはアカンね。
コンコースを一週している途中、南側の3層目から北側の眺めを見ようとしたところ、何やら横断幕が。「国立開催ありえねぇ」「なぜ国立」など、国立開催を疑問視する横断幕が多数。インファイトか?まぁ、これは興行的なところもあろうかと思うが、Jリーグ30周年、聖地国立(鹿島サポ的には「聖地カシマ」だが)で、多くの観客を集めて行うのもいいのではないかと。鹿島主催ホームゲームで国立は、今年は今日だけ。1試合だけの開催で、こんな横断幕が出るというのも・・・。
東京体育館前の場外ブースに、お笑いコンビの「カミナリ」が来ていて、ちょうど通りすがったときにタッチもできた。入場してからもカミナリは、鹿島サポーターのところへ。やっている内容は何かはわからないが、楽しませてくれる。
今日はJリーグ30周年記念ということで、鹿島の30年間の特別映像が公開。鹿島は99.9999%、Jリーグ入会の可能性がないと言われたクラブ、奇跡のJリーグ入会を果たし、開幕戦の名古屋戦でジーコのハットトリック。鹿島の30年間を振り返り、最後は「さぁ、俺たちの鹿島は、ここからだ。」でエンディング、大歓声。これは素晴らしい。こういった映像を見ると、盛り上がるね。
先発を見ておこう。ここしばらくは、ほぼ同じメンバーだったが、今日もほぼ同じメンバー。そして、佐野海舟がサブで復帰。これはどこかで出番がありそう。持ち前のボール奪取能力で「佐野『回収』」と、攻撃への起点になる仕事を期待したい。
鹿島の選手紹介が終わった後、RADWIMPSのライブパフォーマンスが。近隣の中学校、高等学校の生徒たちもライブパフォーマンスに参加。10分くらいのライブパフォーマンスだったが、すごく盛り上がって、素晴らしい。
あんこうの唐揚げ専門店 | あんこうの唐揚げ |
グッズ売り場 | 国立競技場 |
2020年元旦のメインスタンドは | しっかり改善されていました |
Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ | 槙野智章氏にブーイング(笑) |
国立開催に疑問の横断幕 | 国立開催に疑問の横断幕 |
鹿島サポーター | 名古屋サポーター |
RADWIMPS | 試合前に盛り上げる |
鹿島のフォーメーションは4-4-2。垣田、攻守にアグレッシブに動く仲間、名古を起用してから調子上向き。対して名古屋は3-4-2-1。稲垣は鹿島キラー、そして前線3枚は強力。「規格外」のキックを持つマテウス カストロ、万能型FWでイケメンのキャスパー ユンカー、「スピード違反」の永井、脅威の前線3人を封じ込めたい。
2分、早速鹿島はチャンスを迎える。左サイドからの攻撃、ピトゥカから中央にいた優磨へ、その優磨が直接シュート、惜しくもバーを超えた。
12分に不可解な判定が。樋口の右からのCK、優磨がヘディングで合わせて、ゴールネットを揺らす。いい形で先制点かと思われたが、VARが介入。オンフィールドレビューの結果、樋口のキックの直前で、優磨が稲垣を倒したとして、得点が認められなかった。これに鹿島の選手、スタッフは猛抗議、鹿島サポーターは大ブーイング。はっきり言って、よくわからない。Jリーグジャッジリプレイお願いします。
名古屋が押し気味に試合が進むこともあるが、前線3人に決定的な仕事はさせない。そして29分、再び樋口からのCKから、今度は優磨がヘディングで合わせて、ゴールネットを揺らす。今度は得点やろ?と思ったが、またもやVARが介入。オフサイドの可能性を巡って介入があったが、今度こそ得点が認められた。
立て続けにVARに振り回されて、「よっしゃ〜」というより「やれやれ・・・」という心境。ゴールを決めた優磨は、主審に「どうだ!」と言わんばかりに威嚇。ピトゥカたちが優磨を冷静にしようとフォロー。優磨の行動そのものはよくないと思うが、不可解なゴール取り消しもあったんで、理解できるところはあるかな。ただ、過剰になりすぎてイエローカードは貰わないように。
その後は名古屋に攻められる場面が多くなる。39分にマテウスのクロスから、ユンカーにヘディングで合わせられるも、関川の頭に当たって、助かった。42分には、中央から米本に強烈ミドルを打たれ、関川が顔面ブロック。関川がしばらく倒れるも復帰。
前半アディショナルタイムに、鹿島は広瀬がボールを奪い、カウンター。広瀬、優磨に渡って、左サイドにいた仲間がダイレクトボレー。惜しくもバーを超えてしまった。
前節までJ1最少失点の名古屋、堅守の名古屋だけに、鹿島が得点するならセットプレーか、何らかの隙と思っていた。幻のゴールと優磨の正真正銘のゴールはセットプレー、流れの中での得点は難しいだろうと思ったが、このカウンターでも得点できるんじゃないかと。そういう前半だったかと。
4-4-2の布陣 | 警戒、キャスパー ユンカー |
警戒、「スピード違反」永井 | 警戒、規格外のキック、マテウス |
樋口からのCKを優磨がヘディングで | ゴールネットを揺らすも |
VARが介入 | オンフィールドレビューの結果は |
ノーゴールの判定 | 鹿島の選手たち、猛抗議 |
樋口のCK | 優磨のヘディングシュート |
入った!!今度こそ得点か? | 「どうだ!」と主審を睨む優磨 |
またもやVARが介入 | 今度こそ正真正銘のゴール |
後半開始時、鹿島も名古屋も選手交代はない。後半立ち上がりは、お互い攻撃が速く、スリルある攻防が見られた。53分に名古屋は1人目の交代、内田宅哉に代わって和泉を投入。これには鹿島サポーターは大ブーイング。
そして57分、鹿島は2枚代え。広瀬に代わって常本、仲間に代わって佐野が入った。常本はそのまま右サイドバック、佐野はボランチ、樋口が左サイドにいる模様。
1ヶ月近く離脱して、実戦感覚を取り戻していく段階だと思うが、佐野の動きには注目する。三竿は相手にガツガツ当たってボールを奪うケースが多いが、佐野はそれに加えて、相手のパスを見て「今だ!」と予測して、ボールを奪う。途中出場でも、しっかり働いてくれると、DF陣は助かる。
64分も鹿島は2枚代え。垣田に代わって知念、名古に代わって土居が入る。73分には早くも最後の交代カードを切る。優磨に代わってカイキを投入する。
しばらく名古屋にボールを保持され、68分に和泉にミドルを打たれる。しかしこれは早川の正面。サイドハーフ、トップ、ボランチ、サイドバックまで、あらゆるポジションをこなせる和泉、昨年には和泉チャントまでできたのに、移籍するとは思わなかった。
79分に鹿島はカウンターから惜しいシーン。右サイドから、土居が左サイドを走っていた安西へパス供給。安西の持ち味のドリブルから、マテウスが迫るも、ペナルティエリア内に入ったところでシュート。惜しくもバーを超えてしまう。マテウスも足速いなぁ。
そして、待望の追加点が入る。早川のロングボールから、知念と野上がヘディングで競り合ったボールがカイキに渡り、中谷の股を抜いて、走っていた知念へ。知念がシュートを放つもランゲラックに防がれるが、樋口とカイキでボールを奪い合い、こぼれ球が知念のところへ。知念の泥臭く狙ったシュートがゴールネットを揺らして追加点!一目散にゴール裏のサポーターのところへ。鹿島サポーター大歓声!
89分に、ゴール裏の混戦から、途中出場の酒井にシュートを打たれて、ヒヤッとする場面があったが、大きくバーを越えた。アディショナルタイムは5分も、名古屋に得点を許さずに、試合終了。
和泉が投入されると、鹿島サポブーイング | 常本、待望の復帰、佐野海舟 |
途中出場の土居 | 優磨に代わって、カイキ投入 |
知念のシュートは一旦防がれるが | 混戦から |
こぼれ球が知念のところへ | シュート! |
ゴールネットを揺らす!! | 大喜びの知念たち |
快勝!前半はVARに振り回されて、正真正銘の得点もモヤモヤした感があったが、後半の知念のゴールには感動した。守備陣も失点ゼロ、植田と関川の似たプレースタイルの選手を並べるのもどうかなと思っていたが、安定してきた。リーグ戦5試合連続無失点というのは、クラブ初というのは知らなかった。いつかは失点するが、それが勝敗に直結するような失点にはなってはいけない。
対して名古屋、今日に関しては、自分たちのサッカーができなかったんじゃないかと。今日は2失点したけど、元々堅守のチーム、2年目に強い長谷川健太監督やし、これからも上位にいると思う。
鹿島の選手たちがサポーターへ挨拶をしている時、すでに和泉がいた。鹿島サポーターへの挨拶のため。鹿島の選手たちがサポーターへ挨拶が終わると、和泉は鹿島の選手たちと健闘を称える。その後、和泉は鹿島サポーターのもとへ。鹿島サポーターは大きな拍手。
試合前から、これだけの盛り上がり、煽り映像もあって、これで鹿島が負けたらかっこ悪いと思ったが、勝ってよかった。4連敗したときには、岩政先生の解任危機か?とも思っていたが、そこから5連勝。攻守とも安定してきたが、まだまだこれから。ようやく上位に顔を出してきただけで、今後も厳しい戦いは続く。
この名古屋戦でまた一旦、現地観戦はお休み。次はおそらく、アウェイG大阪戦になると思う。神戸戦の大敗から急遽参戦した、ガンバ戦から3週連続の観戦だったが、少しでも力になれているのであれば。
帰り、信濃町駅が激混みであれば、四ツ谷駅まで歩こうかと思ったが、何とか大丈夫そうだと思って、電車に乗り込んだが、千駄ヶ谷駅からの人たちもいて、やっぱりぎゅうぎゅう。しかし、四ツ谷まで1駅なので、これを我慢するだけだった。17時21分発の新幹線を取っていたので、結果的に余裕だった。明日から仕事、がんばるかぁ。
オブラディオブラダ大合唱 | 試合終了 |
敗れた名古屋の選手たちがサポーターへ挨拶 | 勝利の挨拶 |
鹿島サポーターへの挨拶の準備、和泉 | 和泉が鹿島サポーターへ挨拶 |