鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2023年5月7日 J1 第12節
ヨドコウ桜スタジアム 入場者数:12,676人
C大阪0−1鹿島(前半0−0、後半0−1)

  • C大阪メンバー
    • GK キム ジンヒョン
    • DF 松田陸(→ジョルディ クルークス)、山中亮輔、マテイ ヨニッチ、鳥海晃司
    • MF 原川力(→加藤陸次樹)、毎熊晟矢(→進藤亮佑)、為田大貴(→上門知樹)、奥埜博亮
    • FW 香川真司、レオ セアラ(→北野颯太)
  • 鹿島メンバー
    • GK 早川友基
    • DF 広瀬陸斗(→常本佳吾)、植田直通、関川郁万、安西幸輝
    • MF 樋口雄太、ディエゴ ピトゥカ、土居聖真(→名古新太郎)、仲間隼斗(→アルトゥール カイキ)
    • FW 垣田裕暉(→知念慶)、鈴木優磨(→昌子源)
  • 得点者
    • 鹿島 関川(67分)

試合後記

鹿島4連勝!関川の値千金の一発で勝利を呼び込む!

 念願のヨドコウ桜スタジアムでの観戦。しかし、ゴールデンウイーク最終日はずっと雨予報。でぇ、結局雨・・・。せっかくの念願のヨドコウ桜スタジアムでの観戦やったのにぃ。昨年も雨で、暴風雨の懸念があったんで、観戦を取りやめただけに、今年も雨かぁ。
 今日は久しぶりに車で長居へ向かう。2011年以降はJRで大阪駅、地下鉄御堂筋線の梅田駅から長居駅へ向かうルートにしてから、2010年まで鬼門だった長居で勝利した。ゲン担ぎの意味合いで、このルートでのアクセスだったが、新型コロナのこともあるので、akippaで近隣駐車場を予約してアクセスする。いつもと違うやり方で勝てるかどうか。これで勝ったら、来年もakippaかな(笑)。
 10時過ぎに、駐車場に到着。でも、結局は雨・・・。晴れ男通じず・・・。近隣駐車場といっても、1キロ強はスタジアムと離れていると思うので、足元が濡れてきた・・・。スタジアムに到着。雨は相変わらずだが、風もやや強くなってきた。昨年はもっと強かったんやろうね。

雨のヨドコウ桜スタジアム メインスタンド
雨のヨドコウ桜スタジアム メインスタンド

 たこ焼きのわなかは、長居へ行くといつも混雑しているので、11時前だが、誰も並んでいないうちに、たこポンを注文する。あぁ、久しぶりのこの味、ネギがいっぱい入っていて美味しいなぁ。鶴心のから揚げも混むので、今のうちに。これも美味しい。お肉も食べたいと思ったが、腹いっぱいになってきたので、グルメはこれで満足。
 あとは開門までは、スタジアムの外を一周する。アウェイゴール裏のコンコースを撮影しようとしたら、係の人が「ご遠慮ください」って注意された。アホか、じゃぁ、カメラ持ち込み不可のルールにしとけ・・・。別に人物を撮ろうとしたわけとちゃうし。でぇ、次にメインスタンドも見よう。以前はバックスタンドだったところを、メインスタンドとして大幅な改修を行って、立派になったなぁと。
 開門になったので、スタジアムに入ろう。と思ったら、銀シャリが漫才しているね。ちゃんと見ていなかったが・・・。さて、今日はミックスメイン指定にしている。13段目の席、屋根で救われる位置か。あぁ、座席が濡れているね。風が強い場合は、屋根で救われないね。でも、今は風が弱いし、僅かながら入ってくる程度か。でも、メインスタンドの座席はホントにいい。俺自身は、ある程度高さがほしいので、前列付近は選ばない。なので13段目くらいにしたが、なかなかいい眺め。
 昨年はテレビでC大阪vs鹿島の試合を見ていて、昨年もピッチコンディションが悪かったが、今年も同じ模様。かなり雨が含んでいるんで、ピッチ整備の人がトンボ(レーキ)で雨をピッチ外に出していたが、それでも雨は降り続く。これはピッチコンディションに苦しめられるかな。
 先発を見てみよう。前節の札幌戦を欠場した安西が先発復帰している。そして今日は土居が先発。今季の土居は好調やからね。新潟戦から先発だった名古は、今日はベンチスタート。

セレッソバル わなかのたこポン
セレッソバル わなかのたこポン
鶴心のから揚げ メインスタンドコーナンゲート
鶴心のから揚げ メインスタンドコーナンゲート
ロビーナ ピッチ整備(かなり雨が含んでる)
ロビーナ ピッチ整備(かなり雨が含んでる)
セレッソサポーター 鹿島サポーター
セレッソサポーター 鹿島サポーター

 鹿島のフォーメーションは4-4-2。新潟戦以降、垣田、名古、仲間らを起用したこの伝統の4-4-2にしてから、3試合連続の無失点が続いている。今日も無失点でいきたい。対してC大阪はシーズン途中から4-1-2-3、今日も4-1-2-3の布陣で挑む。最も警戒したいのがレオ セアラ、多彩な得点パターンがありそうというイメージなので、何とか封じ込めたい。
 ピッチには、かなりの水が含んでいるため、ロングボールを多く使っている。ドリブルで突破をしようにも、特にメインスタンド側のピッチは特に水を含んでいるので、ボールが止まってしまうこともしばしば。
 7分に鹿島はチャンスを迎える。仲間がヨニッチに倒され、いい位置でのFKを得る。このFKを樋口が直接狙ったが、壁に当たって、ゴールラインを割った。樋口はレギュラーをほぼ掴んでいるが、昨年は得点数では2にとどまった。今季、樋口の得点がないので、そろそろと思ったが、次期待。
 19分、4試合連続ゴール中の優磨が魅せる。安西のボレーシュートはうまくミートしなかったが、そのこぼれ球を優磨がバイシクルシュート。思わず「うぉ〜〜」と声が出た。ゴールは大きく外れたが、魅せてくれるね。
 24分には、鹿島は少し危ないシーン。香川がサイドからクロスを入れられて、その後のこぼれ球を原川がシュート、これは植田が体を張ってブロック。
 ピッチコンディションの影響もあり、鹿島はボールを回すも、ロングボールを多く使っている。セレッソは、カウンター気味で素早い攻撃もあるが、お互いにぬかるんだピッチに苦労。かなりの水しぶきが立つ場面が多い。

警戒、レオ セアラ 関川のロングボールも、水しぶき
警戒、レオ セアラ 関川のロングボールも、水しぶき
樋口のFKは 壁に当たって、ゴールラインを割る
樋口のFKは 壁に当たって、ゴールラインを割る
優磨のバイシクルシュート 今季好調の土居
優磨のバイシクルシュート 今季好調の土居

 ハーフタイム中も、ピッチコンディションを少しでも整えようと、トンボ(レーキ)で雨を除去。しかし、雨が止む気配はない。後半開始時、鹿島は2人の選手交代。仲間に代わってカイキ、広瀬に代わって常本を投入する。3連戦で先発起用が続いていた仲間と広瀬、広瀬に関しては、前半早々にイエローカード1枚もらっていたので、それもあっての交代だと思う。
 51分に鹿島はピンチ、カウンターから山中が中央へボールを送り、ボールは植田がクリアしようも、そのボールはレオ セアラに当たった。当たったボールがゴールマウスの方向にいくかどうかという、際どいコースだったが、ピトゥカが大きくクリア。ゴール前にボールが来ると怖いね。
 59分に鹿島は3人目の選手交代、土居に代わって名古を投入。名古はそのまま右サイドハーフに。ガンバ戦のように、運動量を生かして、優磨のゴールをお膳立てしたクロスボールが印象的だったが、今日も期待したい。
 63分にも鹿島はピンチ、左サイドの上門にクロスを入れられると、ペナルティエリア内で香川にシュートされる。しかし、枠を捉えられなかった。ピトゥカがいい位置にいてたこともあるが、香川としては決めたかったと思う。まぁ、でも、こちらとしては助かった。
 そして早くも4人目の選手交代が65分、垣田に代わって知念が入る。今日も途中出場で、先発復帰したいところだが、今はチームのために献身的に戦ってくれたら、いずれは先発復帰できる。その知念のプレーからコーナーキックを獲得し、そのコーナーキックから先制点。樋口のキックからカイキが力強いヘディングで、相手に競り勝って、ボールは相手に当たった後、関川のところへ。関川がしっかり押し込んだ!
 高校時代の関川は、相手に格の違いのヘディングを見せつけ、ゴールを決めることが多かったが、今日はうまく関川のところへボールが来てくれた。押し込むだけだったが、守備でも最近好調、好調な選手にはいいところにボールが来る運もあるのかな。いずれにしても、先制点をゲット。
 71分に非常に危ないシーンが襲う。ジンヒョンからのボールに対して、常本と上門が競り合うところ、上門の足の裏が、常本の顔に。一発レッド。小競り合いが始まる。セレッソの選手たちは、もちろん上門をフォローするが、鹿島の選手の一部はエキサイト。優磨はやっぱり激高。名古とかは上門を気遣っているように見えた。上門本人も「やってしまった」という感じで、抵抗などは全くなく、しゃがみ込んで、常本を気遣った。ただ、上門の行為そのものは一発レッドに相当する行為だった。
 上門が退場になって、相手はどうやら4-4-1になっているように見える。81分に鹿島はチャンス、名古が高い位置でボールを奪い、常本、ピトゥカに渡って、樋口に縦パス。樋口が豪快なミドルを放つが、ジンヒョンに防がれる。いやぁ、枠いってたかな。
 86分には、優磨のプレーに沸く。右サイドからのプレーで、水たまりをかわすように、リフティングしながらドリブル突破を試みる。すぐにプレーは切れたとはいえ、「おぉ〜、おぉ〜」と沸いた。その優磨は89分に昌子と交代。これで、植田と関川の間に入って、3バックに。アディショナルタイムは4分、その4分間も集中力を切らさず、試合終了の笛!

カイキ、後半から出場 常本も後半から出場
カイキ、後半から出場 常本も後半から出場
得点シーン、カイキがヘディングで競り勝って 関川が押し込む!!
得点シーン、カイキがヘディングで競り勝って 関川が押し込む!!
決まった!! サポーターと共に喜ぶ関川たち
決まった!! サポーターと共に喜ぶ関川たち
上門のプレーを巡り小競り合い 優磨に代わって、昌子が出場
上門のプレーを巡り小競り合い 優磨に代わって、昌子が出場

 快勝!シーズン序盤は、佐野海舟を生かすため、4-1-2-3の布陣で挑むも、伝統の4-4-2に戻して、機能するようになってきた。今日は、お互いにピッチコンディションの影響もあって、思うようなプレーができなかったが、セットプレーから関川が押し込んでくれた。
 守備陣も機能し、今は関川が頼もしくなってきた。昌子と植田が戻ってくるだけで、変わるもんやね。一部の報道では、去年までは危機感はあまりなかったが、今年はかなりの危機感を持っていると。今後の鹿島のためには、関川がどっぷりとレギュラーに定着してもらわないと。
 4連敗があったが、4連勝にした。守備陣はゼロで抑えられているが、攻撃がまだもうちょい。本来は内容でも圧倒したいところだろうけど、これからさらに良くなると思いたい。4連勝、これは本物か?と思う人もいるかも知れないが、上位に勝てていないだけに、まだ本物ではない。というか、まだ判断できない。ただ、復調してきていることは確かなので、これから期待したい。
 次節は国立で名古屋戦。「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」として国立で開催される。こういった記念マッチに、鹿島はあまりいい成績を残せていないイメージがあるが、絶対に負けられない。国立へ観戦を予定しているので、勝利を届けてほしい。

試合終了 サポーターへの挨拶
試合終了 サポーターへの挨拶
敗れたセレッソ側 殊勲の関川
敗れたセレッソ側 殊勲の関川

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