鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2023年3月4日 J1 第3節
ニッパツ三ツ沢球技場 入場者数:10,637人
横浜FC1−3鹿島(前半1−2、後半0−1)

  • 横浜FCメンバー
    • GK 永井堅梧
    • DF 中村拓海、ンドカ ボニフェイス、岩武克弥、橋本健人(→林幸多郎)
    • MF ユーリ ララ(→井上潮音)、三田啓貴、山根永遠(→山下諒也)、長谷川竜也(→伊藤翔)、坂本亘基(→カプリーニ)
    • FW 小川航基
  • 鹿島メンバー
    • GK 早川友基
    • DF 常本佳吾、植田直通、関川郁万、安西幸輝
    • MF 佐野海舟(→仲間隼斗)、樋口雄太(→土居聖真)、ディエゴ ピトゥカ、藤井智也(→アルトゥール カイキ)
    • FW 鈴木優磨(→広瀬陸斗)、知念慶(→染野唯月)
  • 得点者
    • 横浜FC 小川(24分=PK)
    • 鹿島 藤井(9分)、鈴木(38分)、アルトゥール カイキ(90分+6)

試合後記

やや不安定なレフェリングも、鹿島快勝!

 久しぶりの三ツ沢での観戦。前回は2018年のルヴァン杯で、マリノスとの試合だった。5年ぶりの三ツ沢。これまでの観戦を見てみると、横浜FCとの試合を一度も見ていなかったなと。3年前の2020年、当初は同年3月だったか4月だったか、観戦に行きたいなぁと思っていたが、新型コロナの影響による長期中断によって、行くことができなかった。今月18日のマリノス戦も検討したが、横浜FCとの試合を一度も見ていなかったこともあるので、今回は横浜FC戦を選択することに。
 さすがに車でのアクセスはないので、新幹線で。目当ての時間帯の指定席の切符を買ったタイミングでは、富士山が見える窓側のE席は取れなかった。なので仕方なくA席にした。指定席車両も人多いね。B席とC席には、若いチャンネェ2人が座ったが、小さい声ながらマスクなし会話・・・。女子って、多くは座席にある肘置きを使わないと思うが、こっちが腕を組みながらゆっくりとしている時も、髪を整えているのか、肘が度々ぶつかってくるし、「最近の若い子は・・・」というおっさんらしい心境、わかるような気がしてきた・・・(汗)。

ファンクラブブースに多くの昇り旗 場外の売店
ファンクラブブースに多くの昇り旗 場外の売店

 三ツ沢に到着。早速、場外のグルメブースを探索する。あっ、ここやね。規模は小さい。今日は、昨シーズン限りで現役を引退した伊野波雅彦氏が来るということで、そのグルメブースのすぐ近くにステージがある。三ツ沢横丁も行きたいし、これは断念。でもハーフタイムで挨拶があるようなので、それは見たい。
 さてと、スタジアムへ入場しよう。まずは席を確認してから、三ツ沢横丁へ行こう。三ツ沢横丁はバックスタンドのアウェイよりのコンコースにあるようなので、メインスタンドから行く際には、アウェイグッズは外して、ホームゴール裏を通ってバックスタンドコンコースへ行く。ホームゴール裏ってこんな雰囲気なんやね。大型ビジョン見やすい。コンコースは広め。バックスタンドのコンコースって狭いね。
 12時を過ぎていて、ちょうど昼食の時間帯ということもあって、各店舗は人多いね。三ツ沢横丁はアウェイサポーターも利用できるので、アウェイゴール裏なら行きやすい。肉巻きおにぎりを注文、肉柔らかいね。あとはスタジアム散策をする。
 さて、時間に余裕ができたところで、スタメンを見てみよう。3試合連続で同じスタメンやね。まずは、フォーメーション的に戦い方ができつつあるね。前節で負傷交代を余儀なくされた藤井も元気にスタメン。

スタジアムに入場 ホーム側より
スタジアムに入場 ホーム側より
株式会社LEOCのマスコット「れおっくん」 フリ丸
株式会社LEOCのマスコット「れおっくん」 フリ丸
横浜FCサポーター 鹿島サポーター
横浜FCサポーター 鹿島サポーター

 鹿島のフォーメーションは4-1-2-3。これまでの2試合と同様、佐野がアンカーで、樋口とピトゥカがインサイドハーフ、左ウイングに知念、右ウイングに藤井、トップに鈴木。横浜FCは4-2-3-1、長谷川をトップ下に1トップに小川航基が入っている。まぁ、やはり警戒は小川やろうね。昨年のJ2リーグ得点王にMVP、前節の湘南戦で2得点。さすがに警戒しないわけにいかないやろう。
 試合序盤から鹿島が圧倒している。2分にはピトゥカがペナルティエリア外の右寄りからミドルシュート。開幕節の京都戦でこの付近からゴールを決めているので、また得点か?と思われたが、バーを越えた。
 そして9分に鹿島は先制する。こぼれ球から樋口が藤井へボールを送ると、藤井が持ち前のスピードで仕掛け、GK永井との1対1を制した。藤井は移籍後初ゴール。いやぁ、やっぱり藤井のスピードは生きるねぇ。
 鹿島が圧倒していたが、横浜FCも攻勢に出てきた時、安西が山根をペナルティエリア内で倒したとして、横浜FCにPKが与えられる。足にはかかっておらず、手にはかかっていたものの、そこまでして倒れなければならないのか?というような微妙なジャッジ。鹿島の選手の猛抗議は覆らず。サポーターは大ブーイング。
 さらに不可解なのは、小川が結局ゴールを決めたが、小川が蹴る前に、坂本がペナルティエリアに入ったんじゃないか?というシーンもあったが、ゴールが認められた。変化をつけた小川の蹴り方だったので、坂本は思わず入ったんじゃないかと。これってどうなの?
 同点に追いつかれた後は、鹿島がボールを支配できず、横浜FCがボールを支配して攻め込む場面が多くなった。それでも、流れの中での危険なシーンはほぼ見られない。
 38分に鹿島は勝ち越しに成功。植田のフィードに対して、常本が攻め上がり、常本が中央へボールを送ると、鈴木がそのボールを流し込む。当初はオウンゴールと判定されたが、判定が変わり、鈴木のゴールに。これで3試合で知念、藤井、鈴木の前線3人が得点を挙げたことになる。

4-1-2-3の布陣 佐野海舟、相手ボールを回収
4-1-2-3の布陣 佐野海舟、相手ボールを回収
藤井のスピードに乗った仕掛けから シュート!!
藤井のスピードに乗った仕掛けから シュート!!
決まった!! 喜ぶ鹿島の選手たち
決まった!! 喜ぶ鹿島の選手たち
常本が粘って、中央の優磨へ 優磨が押し込む!!
常本が粘って、中央の優磨へ 優磨が押し込む!!
勝ち越し!! 大いに沸く鹿島サポーター
勝ち越し!! 大いに沸く鹿島サポーター

 ハーフタイム中に、伊野波雅彦氏の挨拶があり、感謝の意を示していた。場内一周の際、鹿島ゴール裏のほうにも来てくれて、大きな拍手に包まれた。2011年途中にクロアチアへ移籍するまで、鹿島の優勝に貢献してくれた。もう12年かぁ、早いもんやね。
 後半開始時、鹿島は選手交代はないが、布陣が4-4-2に変わった。鈴木と知念の2トップ、右サイドに樋口、左サイドに藤井、ダブルボランチに佐野とピトゥカになった。
 前半からそうやけど、佐野のボール奪取能力は圧巻。三竿の場合は、相手とガツガツ当たってボールを奪いに行くことが多いが、佐野の場合はそれに加えて、相手のパスを見て「今だ!」と思ったら、そこへ走りこんでボールを奪うシーンも多い。今日も随所にボール奪取能力を発揮。いやぁ、これだけ「海舟が回収」してくれると、DF陣は助かるわ。
 55分には幻のゴールが。樋口のグラウンダーのパスが、相手に当たって藤井のところへ、冷静にシュートを流し込んで追加点!と思いきや、のちにオフサイドの可能性ということでVAR。樋口がオフサイドだっとしてノーゴールに。これは仕方ないかな。
 69分に鹿島は一人目の交代、樋口に代わって土居を投入。その後も鹿島は相手に主導権を握らせず。圧巻の佐野のボール奪取から、樋口、佐野と繋ぎ、切り返しからゴールを狙ったが、枠に行かず。メインスタンドのサポーターもちょっとズッコケた・・・。その前のピトゥカのシュートも惜しかったし。
 鹿島最大のピンチは75分、ペナルティエリア付近の攻防から、小川が長谷川へワンタッチパスが渡ると、長谷川に押し込まれるかと思ったら、辛うじて植田がブロック。長谷川は悔しがった。
 数分後に鹿島は3枚代え。藤井、佐野、知念に代わって、カイキ、仲間、染野がピッチへ。佐野がちょっと気になるなぁ、×のサインが出ていて、負傷交代なので。仲間がどうやらボランチか。
 長いアディショナルタイム、最後の交代枠(鈴木に代わって広瀬)を使った後、ついに勝利を決定付ける3点目が入る。ピトゥカ→安西→カイキと繋がって、カイキのシュートはポストに当たったものの、そのボールが永井の背中に当たってゴール!これで勝負あり。

伊野波雅彦氏から挨拶 鹿島ゴール裏へも挨拶
伊野波雅彦氏から挨拶 鹿島ゴール裏へも挨拶
藤井のシュートが 入って喜んだんだが
藤井のシュートが 入って喜んだんだが
オフサイドの可能性のためVAR オフサイドで得点無し
オフサイドの可能性のためVAR オフサイドで得点無し
佐野、×のサイン、足が攣ったか 染野、途中出場
佐野、×のサイン、足が攣ったか 染野、途中出場
カイキのシュートは ポストをたたくが
カイキのシュートは ポストをたたくが
跳ね返りが、永井の背中に当たり ゴールイン!!
跳ね返りが、永井の背中に当たり ゴールイン!!
カイキのもとにピトゥカたちが祝福 勝利を決定づける3点目に、鹿島サポーターが沸く
カイキのもとにピトゥカたちが祝福 勝利を決定づける3点目に、鹿島サポーターが沸く

 快勝!攻撃の形ができ始めて、横浜FCに支配されることもあったが、不運なPK以外はいい内容だったと思う。横浜FCは今季から4-2-3-1をベースに戦術を構築しているが、今日に関しては、支配するもその後の形があまり見えてこなかった感じがした。昨年までは確か3バックだったと思うので、これからかな。
 早速オブラディオブラダの大合唱が始まる。気持ちいい。これでもしも同点に追いつかれたりしたら、審判に大ブーイングが飛ぶのは確実。選手たちがサポーターへ挨拶後、移籍後初ゴールを決めた藤井だけもう一回ゴール裏のサポーターのほうへ。俺はメインスタンドにいたので、さすがに聞こえないが、トラメガで感謝とこれからの応援をと話していたんじゃないかと。もちろん応援するでぇ。インファイトの皆さん、藤井の個人チャント作成お願いします。
 ゆっくり帰るが、コンコースが狭いのでなかなか進まない。外に出るまで10分くらいかかったかも。まぁ、余裕の時間帯の新幹線なので問題ないが。新横浜で久しぶりにタリーズコーヒーでくつろいでから、京都へ帰宅。この現地観戦が終われば、しばらく現地観戦の予定はない。なので、テレビ等で応援します。

試合終了 サポーターへの挨拶
試合終了 サポーターへの挨拶
敗れた横浜FCの選手たち 藤井が鹿島サポーターと写真撮影
敗れた横浜FCの選手たち 藤井が鹿島サポーターと写真撮影

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