鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2021年11月3日 J1 第34節
エディオンスタジアム広島 入場者数:9,626人
広島1−4鹿島(前半1−2、後半0−2)

  • 広島メンバー
    • GK 林卓人
    • DF 野上結貴、荒木隼人(→塩谷司)、佐々木翔
    • MF 藤井智也(→柏好文)、青山敏弘(→柴ア晃誠)、ハイネル、東俊希、エゼキエウ(→浅野雄也)、森島司
    • FW ドウグラス ヴィエイラ(→ジュニオール サントス)
  • 鹿島メンバー
    • GK クォン スンテ
    • DF 常本佳吾、関川郁万、町田浩樹、安西幸輝
    • MF 三竿健斗(→永木亮太)、ディエゴ ピトゥカ、ファン アラーノ(→犬飼智也)、アルトゥール カイキ(→和泉竜司)
    • FW 土居聖真(→荒木遼太郎)、上田綺世(→エヴェラウド)
  • 得点者
    • 広島 エゼキエウ(34分)
    • 鹿島 アルトゥール カイキ(3分)、常本(28分)、アルトゥール カイキ(50分)、荒木(71分=PK)

試合後記

鹿島快勝!ACL出場権獲得へ望みつなぐ

 J1も残り5節、今節で川崎フロンターレの2連覇が決まる可能性がある。そして、鹿島は先週の天皇杯準々決勝で、東の横綱(川崎)に完敗し、無冠が決定している。鹿島はACL出場権の3位を目指すことになる。
 さて、俺自身、この現地観戦が実に約1年9ヶ月ぶりになる。昨年の2月、ルヴァン杯GLの名古屋戦を観戦して以来となる。ワクチン接種は7月末で2回目を終えていたが、8月の神戸戦のチケットはあったとはいえ、デルタ株がまん延している状況で断念。収束傾向が見えてきた9月下旬のセレッソ戦、まだ緊急事態宣言だったため、アウェイ席が設けられず。感染状況が落ち着いた今日の広島戦に行くことができた。
 久々の観戦で、どのような感染対策が交通、スタジアム面で実施されているか。最寄りの近鉄京都線では、通勤電車に近い混雑だったが、会話している人は殆どいない。新幹線も新大阪を過ぎれば混雑なし。横川駅からスタジアムへのシャトルバスにおいても、会話している人は殆どいない。電車、バスは換気装置があるので、ここは安心したい。無事スタジアムに到着した。
 広島は2年ぶり。2年前も11月で、銀杏が色づいてきて、秋らしい雰囲気だった。今日も2年前と同様、銀杏が色づき始めて、心地よい。やはり秋はいいね。

エディオンスタジアム広島 色づき始めた銀杏
エディオンスタジアム広島 色づき始めた銀杏

 今日は鬼滅の刃とのコラボイベントが開催されている。俺自身、鬼滅の刃は見ていないのだが、かなり人気なんやね。もう、こんなこと言うということは、俺もおっちゃん(笑)。
 とりあえず、ビジター席の待機列へ行ってから、スタジアムグルメにしよう。なるほどぉ、並ぶ際も、一定の距離を空けて待つんやね。これも感染対策として必要なこと。
 さて、スタジアムグルメやぁ!早速、おまつり広場へ行ってみよう。何を食べようか、あぁ、焼き牡蠣とか、牡蠣にちなんだのがないねぇ・・・。広島の牡蠣食べたかった・・・。あっ、牛カルビ丼があるね、まずはこれにしよう。ちょうどよいサイズ、お肉おいしい。あとは、餅菓子のぜんざいにしてみよう。うん、おいしい。でもあずきがいっぱい入って、かなり腹がいっぱいになった。もうこれ以上は食べられん・・・。
 午後1時までに待機列に戻らないといけないので、戻ってゆっくりしよう。ずっとマスクしっぱなしもあるので、人と距離をとって、一時的マスクを外すと、やっぱり秋の空気、気持ちいい。
 さぁ開門。まずは検温、ほぼ常時マスクで、少し体温上がりやすいが、OKのサイン。そして手指の消毒も実施。これでスタジアムの中へ。今日のチケットの売り上げ的に、ビジター席が満席になることはないので、超ソーシャルディスタンス。ソーシャルディスタンスのため「ここに座ってください」というシールが貼ってある。
 すでに先発が発表されている。今日はGKにスンテが先発やね。あとは、天皇杯準々決勝の川崎戦と同じメンバーとなっている。対して、広島は監督が交代。城福氏から沢田新監督を迎えての初戦となり、どういうフォーメーション、戦い方で挑んでくるのか。

鬼滅の刃とのコラボ、撮影スペース こちらにも
鬼滅の刃とのコラボ、撮影スペース こちらにも
シャトルバス降車時にもらったバッジ にぎわいステージも鬼滅の刃
シャトルバス降車時にもらったバッジ にぎわいステージも鬼滅の刃
新スタジアムの模型 座席には「ここに座ってください」のシール
新スタジアムの模型 座席には「ここに座ってください」のシール
広島サポーター 鹿島サポーター
広島サポーター 鹿島サポーター

 鹿島のフォーメーションはいつものように4-4-2。犬飼がベンチ入りしているが、今日も関川が先発。俺自身は関川推しということもあって、犬飼が負傷離脱の間は先発の座を保持している。簡単にポジションを取られないようにしたいところ。
 試合はいきなり動いた。三竿が広島の最終ライン付近までボールを落とすと、ここで上田が広島の荒木からボールを奪い、ゴール前にいたアルトゥール カイキへラストパス、するとカイキが滑り込んで押し込む!加入当初は、新型コロナウイルスの影響で入国制限により、チームの合流が遅れて、戦術フィットに時間を要していたが、ここに来てカイキが好調。
 広島のフォーメーションを見てみると、ゴール裏からは見づらいけど、どうやらいつもの3-4-2-1かな。沢田新監督がどんなサッカーをやってくるのか、じっくり見極めてほしいところ。
 新型コロナウイルスの影響で、声出しができない。しかし、太鼓と手拍子で、どのチャントかはわかるね。手拍子をしながら、心の中で唄ったら、しっかりとリズムよく手拍子ができる。
 そして28分に素晴らしいゴールが生まれる。右コーナーキックから、一旦跳ね返されるものの、そのクリアボールを常本がシュート!これが綺麗な軌道でゴールマウスに吸い込まれた!常本は昨年は特別指定選手として1試合プレーした。相馬監督になってから出場機会が増え、広瀬とのポジション争いをリードしている。
 しかし34分に失点。ゴール前から青山が中央へラストパスを送ると、エゼキエウに押し込まれた。さらに38分にも、森島にあわやというシーンを作られたが、スンテがクリア。1点差になって、広島が攻勢に出ている。
 前半終了間際に小競り合い。ファウルに抗議した三竿が野上に倒される、これを機に関川が野上に詰め寄って、両チームともヒートアップ。これにより関川と野上にイエローカード。両成敗という形に。この小競り合いで、「(審判の)にしむらぁ〜〜(怒)」と大声を出したインファイトに、警備員が「大声はおやめください」と。声出しはアカンとは言っても出したくなるが、我慢せえやぁ・・・。

カイキが押し込む! 先制!
カイキが押し込む! 先制!
今日はスンテが先発 チームの「心臓」ピトゥカ
今日はスンテが先発 チームの「心臓」ピトゥカ
一旦はじき返されるも 常本が拾ってシュート!
一旦はじき返されるも 常本が拾ってシュート!
決まった!! 喜ぶ鹿島の選手たち
決まった!! 喜ぶ鹿島の選手たち
関川が野上に詰め寄り 乱闘に発展
関川が野上に詰め寄り 乱闘に発展

 1点差、後半も点を取って、リードを広げたいと思ったら、50分に鹿島が追加点。カイキの力強いドリブルから、カイキがシュートを放つも相手に当たり、ハンドのアピールもプレー続行。広島にボールをいきかけたところで、ファン アラーノがすぐにボールを奪い、ゴール前のカイキにラストパス、このボールをカイキが振り向きざまにシュート!これがゴールマウスに吸い込まれた!今日カイキ2得点!
 選手交代は広島から。58分に藤井に代わって柏、ドウグラス ヴィエイラに代わってジュニオール サントスが入る。そして鹿島も66分に、土居に代わって荒木遼太郎、2得点のカイキに代わって和泉が入る。いずれも同じポジションに入っている。カイキが好調で、和泉もここは奮起を期待したい。
 その交代直後、和泉が広島の荒木に倒される。「あぁ、ノーファウルかぁ」と、そのまま試合が続き、その後広島のCK。しかし、なかなかCKが始まらない。と思ったら、そうかぁ、VARやったんやね。対象のプレーが大型ビジョンにも映し出されていて「これかぁ」と。VARの結果、ファウルがあったとしてPKに。よし!
 キッカーは和泉ではなく荒木遼太郎、ゆっくりとした助走から冷静に決めて、今季10得点目。現在19歳の荒木、10代での2桁得点は城彰二(市原)以来2人目。9得点を記録した後、なかなか10得点目が遠かったので、これは和泉に感謝しなくちゃ(笑)。
 これでかなり勝利に近づいたが、あとは失点しないこと。80分には上田からエヴェラウドに交代。87分にはアラーノに代わって犬飼、三竿に代わって永木が投入された。犬飼が最終ラインにいるから、5バックにして守備を固めたね。アディショナルタイムは7分だったが、VARとかゴールパフォーマンスなどがあったから、そんなもんかなと。この7分のアディショナルタイムもしっかり守って、試合終了。

アラーノからのボールを カイキがシュート!
アラーノからのボールを カイキがシュート!
入った!! 筋肉モリモリ(笑)
入った!! 筋肉モリモリ(笑)
カメラの前でブラジル人3選手撮影 安西、左サイドから攻撃
カメラの前でブラジル人3選手撮影
試合中です(笑)
安西、左サイドから攻撃
キッカー荒木遼太郎 難なく決める!
キッカー荒木遼太郎 難なく決める!
指で1と0の「10点目」を表す荒木 エヴェラウド
指で1と0の「10点目」を表す荒木 エヴェラウド

 4対1で鹿島の快勝。1点差にされたときには、ちょっとビクビクしながら観戦だったが、3点目、4点目が入って、これでかなり安心した。
 対して広島、監督が交代になっての初戦、広島を知り尽くしている沢田新監督とはいえ、初戦でいきなり結果を出すのは難しいと思う。今後の戦いで、沢田新監督のやりたいサッカーが見えてくれば、来シーズンは再び上位に来る可能性はあると思う。
 勝ってよかった。今日のような勝ち方であれば安心できる。本当に鹿島が強いというのは、1点差の試合など、どんなに苦労しても結局鹿島は勝っているというもの。勝負強さの再構築はまだ途上の段階。
 今日の現地観戦、今年最初だが、それと同時に今年最後の可能性が高い。1試合限りの現地観戦となるが、少しでも力になれていれば。村井チェアマン曰く、来年はスタジアムを満員入れられるように目指したいとのことで、それと共に、来年には新型コロナウイルスの終息を期待したい。

試合終了 勝利の挨拶
試合終了 勝利の挨拶

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