鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2020年2月16日 2020YBCルヴァンカップ グループステージ 第1節
パロマ瑞穂スタジアム 入場者数:9,364人
名古屋1−0鹿島(前半1−0、後半0−0)

  • 名古屋メンバー
    • GK ランゲラック
    • DF 成瀬竣平、中谷進之介、丸山祐市、吉田豊(→秋山陽介)
    • MF 稲垣祥、阿部浩之、米本拓司
    • FW マテウス(→山崎凌吾)、前田直輝、相馬勇紀(→ガブリエル シャビエル)
  • 鹿島メンバー
    • GK クォン スンテ
    • DF 広瀬陸斗、関川郁万、町田浩樹、永戸勝也
    • MF 三竿健斗、レオ シルバ、ファン アラーノ(→荒木遼太郎)、和泉竜司
    • FW エヴェラウド(→上田綺世)、土居聖真(→松村優太)
  • 得点者
    • 名古屋 マテウス(43分)

試合後記

松村にはいい教訓だが、やっぱり我慢の序盤か

 今季初観戦。実は前日まで行くかどうか迷っていた。新型コロナウイルスの感染拡大、名古屋市で2名の感染が確認。そして雨の予報。というのもあるのだが、ナビスコカップの予選を観戦すると、これまで5戦全敗。ルヴァンカップに大会名が変わってから初のグループステージを観戦、今日こそ勝てるか。
 観戦を決行し、やっぱり雨が。電車や新幹線などを極力避けるために、今日は車での移動にした。雨の中の運転はあまり好きじゃないが、風が強くならないことを。自宅へは7時半過ぎに出たが、渋滞もなく約2時間で到着。停めた駐車場はタイムズあかのれん新瑞橋店。ここは、パロマ瑞穂スタジアムまで約15分の駐車場で、519台停められる。名古屋サポーターもよく利用するらしい。ただ、試合開催日は1,100円となる。それでも安い。10時前に到着したので、駐車場はガラガラ。
 さて、雨だがポケモンGOをしながら、ゆっくりとスタジアムへ向かおう。そういえば瑞穂は5年振りやね。その当時は「瑞穂陸上競技場」だったから、「パロマ瑞穂スタジアム」になってからは初めてや。

パロマ瑞穂スタジアム 雨の日お席変更窓口
パロマ瑞穂スタジアム 雨の日お席変更窓口

 今日はあいにくの雨で、席を変更できる対応を行っている。結構並んでいるなぁ、俺はメインスタンドのA指定席をすでに取っているが、やばいなぁ、名古屋サポーターが多くなりそう。
 時間はたっぷりあるので、スタジアムグルメにしよう。今日はうな重。大きなうなぎが乗っていて美味しい。ただ、もう少しウナギを温めてほしかったかなぁ。あとはやっぱり味噌カツ、名古屋へ来たらこれを食べないと。やっぱり美味しいねぇ。
 開門になったので、スタジアムに入ろう。小降りではあるが、雨は降っている。俺は基本的には晴れ男だが、さすがにダメだった。でもせっかくなので、アウェイゴール裏のところまで行こう。カップ戦ということもあって、鹿島サポーターは少ない。試合開始1時間前には、インファイトの人たちが「真ん中に集まろう!」と。
 雨は降っていて、A指定席を取っているが、アウェイゴール裏で観戦しよう。どうやらA指定席の上段付近はグランパスサポーターばかりの模様。
 さて、先発を見てみよう。今日の先発は全く読めてこなかった。特にセンターバックとサイドハーフ。センターバックは水戸戦のパフォーマンス、カップ戦ということもあるのか、町田と関川が先発。荒木が先発に名乗りを挙げるかと思ったが、今日はファン アラーノと和泉がサイドハーフで先発。荒木と松村もリザーブに。水戸戦でのアピールが実った形か。
 名古屋のほうは、相馬が先発。選手紹介で和泉が紹介された時は、名古屋サポーターは拍手だったのに対して、相馬が紹介された時には、鹿島サポーターはブーイング。鹿島サポーターは基本的にはブーイングをする。縁があれば、相馬には鹿島のユニフォームを着てほしい。

スタジアムグルメPR 味噌カツ串
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鹿島の選手たちが登場 相馬の紹介、鹿島サポはブーイング
鹿島の選手たちが登場 相馬の紹介、鹿島サポはブーイング
名古屋サポーター 鹿島サポーター
名古屋サポーター 鹿島サポーター

 鹿島のフォーメーションは今季も4-4-2。対して名古屋は登録上は4-3-3だが、予想フォーメーション4-2-3-1。名古屋は昨シーズン途中、風間監督(当時)が解任され、マッシモ フィッカデンティが監督に。フィッカデンティが好む4-3-2-1ではないが、相馬のようなサイドで生きる選手がいるので、守備はもちろんのこと、サイドからの攻撃を生かそうという意図かも。
 試合の入りはそんなに悪くはなかった。若い町田と関川も、名古屋の攻撃をよく封じていている。サイドの広瀬と永戸も、アグレッシブにいっているし、守備に関しては悪くない。
 チームの浮沈を握りそうなのが、エヴェラウド。エヴェラウドを見てみると、前線の起点となって、丁寧に落としなど、チームに貢献しようとプレーをしているが、まだ周りと息があっていないというか、フィットするには時間がかかりそう。
 前半18分に惜しいシーンがあった。永戸からのボールを土居がスルーし、最後は和泉がシュートするも、ポストに嫌われた。この試合最大のチャンスだったかも知れない。
 前半終了間際に失点してしまう。鹿島のファウルで得た名古屋のFK、マテウスが蹴ったボールはそのままゴールマウスに吸い込まれてしまった。角度のないところだったので、一度中央へボールを預けて、そこから仕掛けるのかと思った。想定外の失点。
 後半開始時にお互い選手の交代はない。そして、雨が少し強くなってきたので、後半からは本来のA指定席のほうへ移動した。鹿島サポーターは前列にそれなりにいたが、後列は殆どが名古屋サポーターだった。なので、柱が邪魔だが、空いている席へ。
 鹿島の選手交代は66分、ファン アラーノに代わって荒木が。荒木はそのまま右サイドハーフに。鹿島が押し込み始めてきたが、ゴールには至らない。さらに73分に2人目の交代、エヴェラウドに代わって上田が入る。さらに81分に土居に代わって松村が入り、和泉が2トップの一角にポジションをチェンジしている。
 積極的に攻め込んでいた鹿島だったが、90分に松村が一発退場。ドリブルでペナルティエリアに侵入し、ゴール前まで攻め込んだが、ランゲラックにボールを取られた後、遅れてスライディングタックルの形に。あぁこれはヤバいと思ったが、レッドカードは妥当。これでほぼ勝負ありの状況。

古巣対決、和泉 同じく古巣対決、相馬
古巣対決、和泉 同じく古巣対決、相馬
和泉のシュートは ポストに当たって、頭を抱える和泉
和泉のシュートは ポストに当たって、頭を抱える和泉
エヴェラウド 広瀬のサイド攻撃
エヴェラウド 広瀬のサイド攻撃
荒木が途中出場 松村も途中出場
荒木が途中出場 松村も途中出場
松村のタックルが遅れてしまい 小競り合いとなる
松村のタックルが遅れてしまい 小競り合いとなる

 結局ゴールを奪えず敗戦。守備に関してはお互い、動き出しは早いし、なかなかゴールを奪える状況ではなかった。ただ、マテウスのあのゴールは想定外だった。
 松村にはいい教訓にはなったと思う。退場はいただけないが、積極的に仕掛けた結果。誰も責めはしない。次は出場停止にはなってしまうが、今後出場機会があれば、汚名返上のプレーをみせてほしいと思う。
 問題は今後の戦い。ザーゴ監督になってのシーズン、そして移籍選手が多く加入して、まだチームとして出来上がっていない印象。チームの浮沈を握りそうなエヴェラウド、惜しいシーンがありながらも、もう少し戦術のフィットに時間を要するかも。
 やはりシーズン序盤は我慢だと思う。リーグ戦も今週末に始まり、いよいよシーズンが本格化していくが、いつ軌道に乗るか。次の試合に切り替えて、戦おう。
 ルヴァンカップに大会名が変わったが、やっぱりグループステージの現地観戦は、俺自身行ったらアカンね。これで通算6戦全敗・・・。カップ戦は水曜日に行われることが多いが、今季のグループステージの現地観戦はない。というか、来年以降どうしよう・・・。

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