2019年5月26日 J1 第13節
駅前不動産スタジアム 入場者数:14,130人
鳥栖1−0鹿島(前半0−0、後半1−0)
鹿島今季リーグ戦初の無得点は、まさかの結末
5月最後の試合。ここ最近の暑さ、今日も30度以上の真夏日が予想される。選手もサポーターも大変だが、熱中症にくれぐれも気をつけたい。
今日の現地観戦は鳥栖戦、これまで長年ベストアメニティスタジアムとして親しまれてきたが、昨年末で命名権契約終了。今年2月から「駅前不動産スタジアム」として新たなスタートを切った。スタジアムの外装が鳥栖の色に塗り替えられたということで、行ってみることにした。
日曜日の試合で14時キックオフだが、前泊はせず、早朝に起きてスタジアムに行くことにした。今日は新大阪から新幹線を利用する。e5489のスーパー早得にすると、通常料金より安く、新大阪から博多まで片道10,290円。少しでも交通費が抑えられる。
10時45分頃に鳥栖駅に到着。早く最後尾に行きたいから、今日はかしわうどんはいいか。スタジアムが鳥栖の色にキレイに塗り替えられている。なるほどぉ。あっ、そして夢生ののぼり旗があるね。昨年はまさかの電撃移籍やったからねぇ。
夢生ののぼり旗 | 鳥栖の色に塗り替えられたスタジアム外装 |
さて、アウェイサポーター用最後尾まで着いて、ようやくポケモンGO。今日は「ラプラスデー」というイベントが開催。殆どのジムで11時から14時まで、ラプラスだけが出現する。稀に色違いが出現。その色違いのラプラスをと、スタジアム近くのジムでレイドバトルを。
サッカー観戦日と被らなければもっとプレーするけど、被ってしまったので、今回は3回プレー。しかし、簡単にはいかなかった。3回とも色違いのラプラスは出ず・・・。残念。
さぁ入場の準備をしよう。しかしまぁ、ホンマに暑い。関西も暑いけど、九州もやっぱり暑い。凍らせておいたペットボトル飲料を首に当てて、少しでも熱中症予防しながら開門を待つ。12時開門になって、早く日陰の立ち位置を。メインスタンド寄りの場所をゲット。ここなら日陰で凌げそう。
このスタジアムは、コンコースを一周できる珍しいスタジアム。昼食の時間帯やし、一周しながらどれにしようか決めよう。おっ、佐賀牛串焼きがあるねぇ、少々高いがこれにしよう。肉が柔らかい。塩コショウも効いていて、塩分チャージ(?)もできたかも。あとはビーフカレーにして、ゆっくりしよう。
先発もみておこう。前節の松本戦とほぼ変わりないが、右サイドバックに山本が入っている。しかしまぁ、先発メンバーだけを見ると、鹿島生え抜き日本人は土居のみやね。かつては、他のJクラブから完全移籍で獲得した選手が極端に少なかったが、近年は大迫、柴崎、植田、昌子など若いor中堅の生え抜きが海外へ移籍したこともあったので。もちろん、鹿島に来てくれた選手はみんな応援している。
そして、鳥栖で最も注目していた金崎が先発。昨年の最終節は欠場していたから。選手紹介時、スンヒョンに対しては鳥栖サポーターは拍手。そして、金崎が紹介された時には、鹿島サポーターはもちろんブーイング。鹿島サポは他のサポと違って、基本的にはブーイング。金崎へのブーイングは大きかったなぁ。
佐賀牛串焼き | とっとちゃんやウイントスなど |
鳥栖サポーター | 鹿島サポーター |
金崎の選手紹介時は大ブーイング | 選手入場と花束贈呈 |
鹿島のフォーメーションはいつものように4-4-2、対して鳥栖も4-4-2の模様。どうやら、豊田と金崎の2トップ。鳥栖は金明輝監督が就任してから2連勝中。調子を上げてきただけに、まずは先制点がほしい。
暑いので、落ち着いた立ち上がりと予想していたが、概ね予想通り。しっかり守って、行ける時にはカウンターを狙いたい。そして、やっぱり注目してしまう金崎、金崎がボールを保持すると、鹿島サポーターから大ブーイングが飛ぶ。野沢が2012年神戸にいたときに、ボールを持つたびにブーイングを浴びていたが、それに近い感じだったかなと。
25分に鹿島は惜しいFK。レアンドロがファウルを受け、ペナルティエリア手前でFKを獲得。いつもならレオ シルバが多く蹴っていたが、今回はセルジーニョが狙っている。そのセルジーニョが意表を突いたグラウンダーのシュートを放ったが、僅かにゴールから外れた。アイデアとしてはよかったね。FKはレオが蹴ることが多いが、レオのFKはあまり精度がないし、簡単にクリアやGKにキャッチされることが多い。セルジーニョのこのアイデアはよかったと思う。
鹿島は攻めているが、鳥栖の持ち味である粘り強い守備が、この試合でも発揮している。あとは、セルジーニョと土居にあまりいいボールが来ない。鹿島の守備においては、鳥栖に決定機は殆ど作らせていない。
古巣鳥栖戦に臨むスンヒョン | 古巣鹿島戦に臨む金崎 |
スンヒョンと豊田の空中戦 | 鹿島のFK |
セルジーニョの意表のついたグラウンダー | わずかにゴールを外れる |
後半開始時、選手交代はなし。鳥栖はこれまでもハードワークしてきたチーム。暑いとはいえ、そう簡単にスタミナが切れるとは思わない。粘り強い守備だが、どこかで隙を見つけて得点したい。
しかし鳥栖に決定的なチャンスを作られてしまう。57分のCKから、ヘディングシュートを打たれ、そのこぼれ球をイサック クエンカにシュートを打たれる。レオが辛うじて足に当てて、その後クリアした。これは危ない危ない。
鹿島は58分に一人目の選手交代に出た。白崎に代わって安部が投入される。白崎は決定的なパサー、それに対して安部はドリブル、粘り強い鳥栖の守備を、ドリブル突破で崩してほしい。
その2分後の60分、鹿島はCKのチャンスを得る。キッカーはレオ、レオのボールに対して犬飼がヘディングで合わせるが、バーを越えてしまった。うまくマークを外したと思ったが、タイミングが合わなかったか。
鳥栖の決定機が少なかった前半だったが、クエンカにシュートを打たれるシーンや、67分に豊田に合わせられそうになるシーンがあったり、鳥栖も攻める回数が増えてきた。そして鳥栖が一人目の選手交代で、金崎に代わって高橋義希が入る。どうやら原川がトップ下に入っている模様。
75分頃に小競り合い。右サイド山本からのクロスボールは、レアンドロと高橋祐治と競り合ったところに渡らずボールを割るが、レアンドロの高橋祐治を振り払った右手が当たった形になったのか、高橋祐治が激高。小競り合いとなる。どっちもどっちやわ。
鹿島も79分に二人目の選手交代。レアンドロに代わって、遠藤が投入。これで精度の高いFKを蹴ることができる遠藤に期待したい。84分に鹿島はいい攻撃があった。土居のドリブルで中央へ、そして左サイドの安部にパス。安部はミドルシュートを放つ。GKのパンチングに遭うも、遠藤がペナルティエリア右手前の「ヤスゾーン」からボールを送ったが、ゴールラインを割ってしまった。これ、シュートだったのか前線へ合わせるボールだったのか。得意のヤスゾーンだっただけに。
鹿島の最後の交代は土居に代わって金森。後半アディショナルタイムに入り、最後まで諦めずに点を取りに行く両チーム、しかし、まさかの結末が待っていた。鳥栖のカウンターから小野がクロスボール、そのボールを豊田がダイレクトに合わせられ失点。歓喜に沸く鳥栖サポーターに対して、シーンとしてしまった鹿島サポーター。犬飼がつり出されたこともあるが、豊田の動き直し、これでフリーになってしまった。豊田の動き直しが絶妙だった。
プレー再開、まだ試合終了の笛は鳴らない。最後まで攻めて同点にはしたい。そしてCKを獲得。マリノス戦ではCKを蹴らせてもらえず試合終了だったが、今日はまだ蹴れる。最後のCKも豊田にクリアされ、ここで試合終了。
犬飼のヘディングシュートは | バーを越えてしまい、頭を抱える犬飼 |
レアンドロと高橋祐治の競り合いで | 振り払った右手が高橋祐治の顔に? |
激高する高橋祐治 | 両手を挙げているだけのレアンドロだが |
何で倒れるの? | でもすぐさま怒りを表す高橋祐治 |
安部のシュートは | 高丘がパンチング |
ヤスゾーンからシュート?クロス? | 安西には合わない |
まさかの結末で鹿島は敗戦。鹿島サポーターは沈黙。最後に隙を見せてしまったのは鹿島のほうだった。ショックの残る敗戦に、選手が挨拶に向かう時は拍手で迎える。
対して鳥栖は3連勝。ここ3試合で失点は僅かに1。この粘り強い守備は本物。これで鳥栖はきっと、上昇気流に乗ってくると思う。元々こんな下位に甘んじるチームではない。
ショックの残る敗戦、今季リーグ戦初の無得点に終わった。どこかで点を取ってくれると思っていたが。まぁ「こういうときもある」と思いたい。次のG大阪戦に切り替えよう。
重い足取りの中、博多駅に到着。帰りの新幹線まで1時間余裕があったので、博多駅前でポケモンGO。ユクシーもいいが、ドーミラーの色違いがほしい。ドーミラーのレイドバトルを2回やったが、いずれも色違いが出なかった。色違いは運だが、運に見放されているのかな。
試合終了後の挨拶 | 古巣鳥栖サポーターへ挨拶、スンヒョン |