2017年10月25日 天皇杯 準々決勝
神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 入場者数:5,186人
神戸1−1鹿島(前半0−0、後半1−1、延前0−0、延後0−0、PK5−4)
天皇杯も敗退。鹿島、PK戦の末敗れる。
J1リーグ戦の横浜FM戦に敗れ、リーグ戦は勝ち点差2に縮まった。リーグ連覇へ向けて正念場か。中3日で、今日は天皇杯準々決勝の神戸戦。神戸ユニバーで開催されるということで、平日開催なので今日は有給休暇を取って、スタジアムに駆けつける。
2年前も神戸ユニバーへは行ったなぁ。その時はナビスコカップ(現:ルヴァンカップ)準決勝第1戦、これも平日開催で、この時も有休取って(笑)。この時は2対1で勝ったので、今日も絶対に勝ちたい。
今日は昼3時過ぎにスタジアムへ到着。2年前はコスモスが綺麗やったんで、今年はどうかと。昨日、神戸総合運動公園のHPで、台風21号の影響で見ごろは終わったというのを見たが、やっぱり、ほとんどが曲がってしまってるね。それでも一部のコスモスは、綺麗に咲いているところがある。何とかここでも撮ろう。
こすもすの丘 | 台風21号の影響で折れ曲がっている |
それでも綺麗に咲いているところはある | キバナコスモス |
今日は風が強い。そして入場30分くらい前から寒くなってきた。一枚羽織るものを持ってきていたが、車の中やったんで取りに行った。着ているとマシだが、それでも少し寒い。俺は暑がりだが、寒さは強いはずなんやけどなぁ・・・。
さて、開門になった。今日は平日開催なのでサポーターは少ない。混雑しないうちにスタジアムグルメで。まぁ、やっぱり天皇杯ということもあってか、売店の規模は縮小。それでもカレーライスでも。おっ、程よい辛さ。甲子園カレーは甘めだが、ここのカレーはココイチの普通の辛さくらいあるかな。
あとは試合開始まで待とう。18時15分頃にGKが登場。今日のスタメンはスンテ。ここしばらくは曽ヶ端にポジションを譲っているだけに、失点ゼロに抑えてアピールしたいところ。そして、今日は大幅な入れ替え。植田が前日の練習で膝を痛めたとのことで欠場。代わってブエノが先発。2015年は神戸の選手として、鹿島と対戦していた。今日はレアンドロが警告の累積で出場停止なので、うまいこと外国人枠が空いた。存分に暴れてほしい。ボランチは永木、小笠原。遠藤、優磨も久々の先発。
昨年はノエスタで天皇杯があったが、神戸ユニバーの今年もスタジアムDJは神戸の人やね。天皇杯なのでもちろんだが、昨年同様、両チームの選手紹介は公平なテンション。昨年もそうやったが、神戸のスタジアムDJの人に、鹿島の選手を気合いの入ったテンションで紹介してくれるのは違和感あるね(苦笑)。
神戸サポーター | 鹿島サポーター |
鹿島はペドロ ジュニオールと優磨の2トップ。聖真が左サイドハーフに。対して神戸、今日の登録上はMFの大槻だが、前線にいるのは大槻とルーカス ポドルスキ。FW登録の渡邉が左サイドハーフの模様。
序盤は互いがけん制しているのか、静かな立ち上がりに見える。互いが最終ラインでボールを回している。久々の登場のブエノも落ち着いて後方でボールを捌いている。前半10分までに鹿島は2本のCKを取ったが、8分のCKでは優磨のヘディングは左に逸れた。優磨も先発は久々。今日求めたいのはゴール。
試合中盤くらいから、神戸のほうがボールポゼッションがやや上回っているか。しかし、今日の鹿島は守備のリスクマネジメントはできている。4-4-2のラインを形成して、落ち着いて対応している。
ブエノもそうだが、もう一人、古巣神戸から恩返ししたいのがペドロ。切れ味は徐々に戻ってきていると思う。21分の右サイドからのシュートは枠に逸れたが、ゴールへの意識は高まっている。
リーグ戦では途中出場が多いが、右サイドバックで先発の伊東も動きはいい。スピードに乗ったサイド攻撃やクロスボール供給、守備にも奮闘。しかし前半は、神戸にややボールをポゼッションされ、チャンスそのものは多くなかった。前半はスコアレスで終了。
今日はブエノが先発 | 気になる、ルーカス ポドルスキ |
今日のGKはスンテ | ペドロ ジュニオールのシュート |
後半開始時に、鹿島と神戸ともに選手交代なし。後半になっても、神戸のボールポゼッション率がやや上回っているか。次第に、中盤でのボールの奪い合いになっている感じがする。
58分に左サイドからのボールを、一度は三原にヘディングでクリアされるが、これをペドロが奪い、振り向いた後に遠藤に合わせようとするが合わず、コロコロとボールはゴールラインを割った。意思疎通ができていなかったね。ペドロとしては遠藤に走ってきてほしかったと思うが・・・。
62分には惜しいシーン。小笠原からのボールを伊東がシュートを放つが、ボールはコロコロとゴール左へそれた。キム スンギュに当たっていたんやね。これで得たCKで、一度はキム スンギュにパンチングで防がれるものの、セカンドボールは小笠原のもとへ、セットプレーで上がっていた昌子へパス。昌子が右足で振りぬくと、ボールはゴールマウスへ!よし!あと1点取って楽な展開にしたい。
先制点を奪われた神戸は、立て続けに選手交代に出る。高橋に代わって小林、大槻に代わって大森が入る。中盤でボールの奪い合いになっていた展開だったが、鹿島にシュートシーンが増え始める。67分から76分の間に、ペドロのシュートが4連発。しかし不運なことに、キム スンギュの正面を突いたり・・・。しかし、ゴールへの意識は確実に上がっているし、あとは決めるだけ。ペドロの直後に土居の飛び込みもキム スンギュに止められた。惜しい!
鹿島の選手交代は79分に1人目。土居に代わって西が入る。そのまま左サイドハーフに入ったが、83分に遠藤に代わって中村が入って、西は右サイドハーフにポジションチェンジ。中村が左サイドハーフに入った。神戸も最後の交代、渡邉に代わってハーフナー マイクが入る。やっぱり大きい。セットプレーが要注意。
89分にペドロに代わって三竿健斗が入り、逃げ切りをと。しかし、後半アディショナルタイムに落とし穴。ポドルスキにボールをキープされ、中に入れられると、ハーフナー マイクのヒールシュートがゴールマウスに吸い込まれてしまう。直後に笛。ラストプレーやったんやね。
伊東のシュート! | しかし、僅かに逸れてしまう |
小笠原からのボールを | 昌子がシュート! |
決まった!! | 喜ぶ昌子たち |
ペドロ ジュニオールのシュートは | キム スンギュの正面・・・ |
聖真のシュートも | キム スンギュにパンチングされる |
ハーフナー マイク、やはり背が高い | 延長戦へ |
悔やまれるラストプレーでの失点。延長戦になったことで、暗いムードになるかも知れないが、とにかくゴールを決めて、勝ち越したい。
93分に、永木からのボールを西がタイミングよく合わせて、ゴールかと思われたがオフサイドの判定。ホンマかぁ?鹿島は必死に攻めるが、延長戦でも決着がつかずPK戦へ。
PK戦になると、鹿島はどうかなぁと。2014年や2015年はPK戦で敗れている。しかも、成功した選手が2014年は1人だけ。2015年は2人だけ。今日は甲府戦でPKを止めたスンテ、必ず止めてくれると信じて。
鹿島と神戸が互いに2人ずつ成功し、鹿島の3人目はアツ。思いきり振りぬいたが、キム スンギュの手に当たった後、バーへ。失敗。その後、鹿島と神戸が2人成功し、最後の神戸のキッカー、これを止めないと負けてしまう。しかし願い届かず決められてしまう。鹿島はアツが外し、神戸は5人全員が成功。
永木からのボールを | ゴールネットを揺らした西だったが |
オフサイドの判定で、頭を抱える西 | 勝負はPK戦へ |
準決勝進出は神戸。鹿島はACL、ルヴァンカップ、そして天皇杯までタイトルを逃してしまった。敗戦の瞬間、サポーターは沈黙したが、選手が挨拶に来ると、鹿島アントラーズコールで迎える。
今日は逃げ切れなかったことが全てだと思う。唯一PK失敗のアツは責められない。アツは深々と頭を下げたが、充孝コールで励ました。今の鹿島の状況、やっぱり正念場かも知れない。
残るはリーグ戦のタイトルだけとなってしまった。これは絶対に獲らなければならない。今は結果がついてきていないが、決して悪い内容ではない。何かを変えようとか、そういうことはあまり考えなくてもいいと思うし、自分たちのサッカーを信じて、これからも戦ってほしい。しかしまぁ、朝日新聞は鹿島が嫌いなのか。ここ最近の記事、鳥栖戦、横浜FM戦、そして神戸戦、鹿島が負けたら大きく記事に載って、勝った広島戦は小さい記事・・・。何やねん・・・、この差・・・。
試合終了 | サポーターへ挨拶 |