鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2017年9月30日 J1 第28節
ベストアメニティスタジアム 入場者数:18,383人
鳥栖1−0鹿島(前半0−0、後半1−0)

  • 鳥栖メンバー
    • GK 権田修一
    • DF 小林祐三、キム ミンヒョク、鄭昇R、吉田豊
    • MF 福田晃斗、高橋義希、原川力
    • FW 小野裕二(→安庸佑)、田川亨介(→豊田陽平)、ビクトル イバルボ(→青木剛)
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
    • MF 三竿健斗、レオ シルバ(→伊東幸敏)、中村充孝(→安部裕葵)、レアンドロ
    • FW 金崎夢生、土居聖真(→ペドロ ジュニオール)
  • 得点者
    • 鳥栖 福田(80分)

試合後記

鹿島完敗、よく1失点で済んだもんや

 9月最後の試合は鳥栖戦。ベアスタへ行くのは3年ぶり。今年のホームでは勝ったが、鳥栖はこれまでも苦しめられている相手。しかし、シーズン終盤に差し掛かっているし、残りは全て勝って優勝したい。
 今日は7時前の新幹線に乗って、博多へ。一旦博多へ降りて、デイリーヤマザキへ行きたかった。新潟戦で宿泊したルートインでもらった、缶コーヒーFIREの無料引換券が今日までなので使いたかった。しかし・・・、ない。まぁ、いいや。とりあえず博多駅に戻ろう。
 博多駅から乗りたい在来線電車まで時間があるのでゆっくりしようと思ったら、ななつ星in九州が。そういえば3年前も見たなぁ。相変わらず豪華な車両で。豪華だけに金額がかなりするらしいけど。
 さて、在来線の快速電車に乗って、鳥栖駅に到着。3年前も鳥栖駅6番ホームにあるかしわうどんを食べた。今年も食べよう。やっぱり美味しいね。久しぶりのこの味。なんだか、塩分を控えたうどんっぽい気がする。俺だけかなあ。でも、健康にはよさそう。

ななつ星in九州 かしわうどん
ななつ星in九州 かしわうどん

 さて、アウェイサポーター用最後尾まで向かおう。おっと、鳥栖駅の階段に、青木ののぼり旗があるね。シーズン中盤にレギュラーを獲得したのかなと思ったら、しばらくはサブみたいやね。まぁ、やっぱり鹿島戦以外で頑張ってほしいね(笑)。
 最後尾に着いた。今日は担当スタッフが名前と人数を聞いた上で、スタッフがガムテープに名前と人数を書いてペタペタ貼っているね。レジャーシートや自分たちがガムテープを持ってきてシート貼り、というケースが大半だが、こういったのは初めて。過剰なシート貼りなどの対策もあるんやろう。
 あとは開門までゆっくりしよう。北側のイベントスペースとポケモンGOで距離稼ぎ。今日は鳥栖のスポンサーであるブリヂストンデーが開かれている。俺もスタッドレスタイヤはブリザックやね。そうかぁ、ブリザックにVRX2が出たんやね。屋台もたくさん並んでいる。ちょっと暑いけどいい雰囲気。

中央は青木ののぼり旗 VRX2の新商品PR
中央は青木ののぼり旗 VRX2の新商品PR
鳥栖とソフトバンクとのコラボ 数々の屋台
鳥栖とソフトバンクとのコラボ 数々の屋台

 さて、待機列に戻ろう。そろそろ開門前というタイミングで、俺の前にいた学生さんと思われる人から「整理券配られました?」と。えっ?整理券ってあるの?何の整理券かと思ったら「いやっ、わからないですけど」。何なの?開門待ちするのに整理券があると思ったのかな。
 いよいよ開門。早速場所取りをして、コンコースを一周しよう。このスタジアムは珍しいね。チケットチェックは全席種あるとは言え、ホーム側ゴール裏コンコースへ行けるなんて。鳥栖サポーターもアウェイ側ゴール裏コンコースへ行けるし。アウェイグッズ売り場は大賑わい。鳥栖サポーターまで。飛ぶように売れていた。
 先発をみてみよう。今日は三竿健斗が前節、警告の累積による出場停止から復帰。いやぁ、剛さんから信頼を得ているね。鹿島だけとは限らないが、ケガや出場停止などの欠場をきっかけに、ポジションを奪われることがよくあるが、先発復帰してきたね。

アウェイグッズ売り場は大賑わい とっとちゃん
アウェイグッズ売り場は大賑わい とっとちゃん
入場時にポテトチップスが配布 快晴に恵まれたスタジアム
入場時にポテトチップスが配布 快晴に恵まれたスタジアム
鳥栖サポーター 鹿島サポーター
鳥栖サポーター 鹿島サポーター

 キックオフから鹿島は攻めようとしていたが、前線の起点が作れない。そして前半4分に危ないシーン、鳥栖のFKからヘディングで反らしたところに田川が詰めていた。うまくミートしなかったが危ない。
 前半は特に、「どんだけミスするの?」「どんだけ決定機を作られるの?」の連発。14分には、原川からシャドーの小野へスルーパスが通る。ドリブルからシュートを打たれたが、枠をそれた。原川がうまくスペースを突いたというのもあるけど、こんな危ないシーンは・・・。27分にも、ビクトル イバルボの強引な突破から、中央の田川へ。田川が左へ移動しシュート、枠は捉えられない。
 最もヒヤッとしたのは31分、原川とビクトル イバルボとのワンツーパスが通り、最後は原川がシュート、バーはたたいたが、これも決定的なシーン。
 鳥栖は球際に激しい。1対1の場面でも執拗にプレス、鹿島の中途半端なパスを見逃さず、ボール奪取。鹿島でいいシーンがあったとしたら、三竿がビクトル イバルボから懸命にボールを奪ったシーンくらいかな。前半は鳥栖の決定的場面も、バーや僅かに枠外に救われたが、いつ失点してもおかしくない前半だった。

ほぼ満員のメインスタンド バックスタンドもほぼ満員
ほぼ満員のメインスタンド バックスタンドもほぼ満員
好調のビクトル イバルボ 出場停止明けの健斗
好調のビクトル イバルボ 出場停止明けの健斗

 このままではヤバい前半、後半に入っても鳥栖の運動量は落ちないと見る。これまでもハードワークしてきたチームだから。後半開始からの選手交代はなし。
 後半は鹿島がボールをキープして、攻める場面は増えてきた。しかし、すでに鳥栖の陣形ができているんやね。それを打開すべく、鹿島は1人目の交代。中村に代わって安部が入り、安部はそのまま右サイドハーフに入った。切れのあるドリブルを見せてほしい。
 右サイド、左サイドとサイド攻撃を繰り返す鹿島だが、なかなか決定機には至らない。すでに鳥栖の強固なラインができているし。健斗のミドルも力なく、難なく権田にセーブされるし、69分のいい位置でのFKも、レアンドロのFKはバーの上。
 そして78分、土居に代わっていよいよペドロ ジュニオールが投入された。試合勘が懸念されるが、とにかくゴールを。と思ったが、2分後についに失点。鳥栖の右サイドからボールを上げられ、フリーでいた福田にヘディングで決められた。昌子の判断ミスかな。
 失点後も必死に何とかする。3人目の交代、レオ シルバに代わって伊東。伊東が右サイドバックに入り、西がボランチへポジションチェンジ。しかしなかなか鳥栖の守備を打開することはできず。そして、後半終了間際、三竿がビクトル イバルボに奪われ、曽ヶ端と1対1になり、シュートを放たれたが曽ヶ端が左手1本でビッグセーブ。これは曽ヶ端がよく止めたということもあるが、ビクトル イバルボとしては決めておきたかった。ただ、同点に追いつくのは無理だろうと思い、アディショナルタイムの終わりを待たずにスタジアムを後にしたので、青木が投入されたところは見ていない。

安部が入る レアンドロのFK
安部が入る レアンドロのFK
待望の復帰、ペドロジュニオール 健斗のミドルシュート
待望の復帰、ペドロ ジュニオール 健斗のミドルシュート

 鳥栖の完勝。よく1失点で済んだなと。4対0とかになってもおかしくない試合。やっぱり最後まで運動量、集中力、球際の強さが光った鳥栖だったと思う。フィッカデンティ監督も「ベストゲームのひとつ」と。
 剛さんが監督に就任してから、初の無得点というのは気づかなかった。長いシーズンで、こういった試合も確かにある。ただ「何しとんじゃ!」とか、ブーイングに値するような感じではないと思う。鳥栖の良さがホントに出た試合だった。代表の活動があるので、次の広島戦まで2週間ある。もう一度自分たちのサッカーを見つめなおして、また連勝街道を作ってほしい。
 俺自身、意識はしていたが、直近の現地観戦で鹿島の負けを見たのは、2016年10月1日の大宮戦。これを最後に、現地観戦12連勝中だった。ほぼ1年ぶりに負けを見たことになる。これも奇跡と言えば奇跡(苦笑)。いつかは現地観戦の連勝は止まるが、それが今日だったということ。
 でも、ゲン担ぎの行動が足りなかったかな。試合前に、スタジアムの雰囲気を270度見渡す動画を撮影してへんかったし、対戦相手の色のものは持参しないようにしていたが、ウォークマンのカバーとモバイルバッテリーが鳥栖の色・・・。俺も敗戦の原因を作った一人かな(汗)。


▲このページの先頭へ▲