鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2016年12月11日 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 第2ラウンド
市立吹田サッカースタジアム 入場者数:21,702人
マメロディ・サンダウンズ0−2鹿島(前半0−0、後半0−2)

  • マメロディ・サンダウンズメンバー
    • GK デニス オニャンゴ
    • DF テボゴ ランガーマン、ウェイン アレンズ、リカルド ナシメント
    • MF キーガン ドリー、フロンフォ ケカナ、サミュエル マブンダ、パーシー タウ、タペロ モレナ(→アントニー ラフォー)
    • FW レオナルド カストロ(→シヤンダ ズワニ)、カーマ ビリアット(→シブシソ ヴィラカジ)
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
    • MF 永木亮太、柴崎岳、中村充孝(→金崎夢生)、遠藤康(→杉本太郎)
    • FW 土居聖真、赤ア秀平(→鈴木優磨)
  • 得点者
    • 鹿島 遠藤(63分)、金崎(88分)

試合後記

鹿島準決勝進出!前半苦しむも、後半は見違えるように良くなる

 クラブワールドカップに初出場。3連覇した2007年から2009年、J1で優勝したので、開催国枠で出場できるはずだったのだが、浦和とG大阪のACL優勝、2009年は日本開催ではなかった。そういったこともあって、クラブワールドカップは初出場となる。12月8日の初戦に勝てば、11日に吹田で行われるので、勝ってほしかった。そして先制を許しながら逆転勝ち。初めてのクラブワールドカップを見ることができる。これは楽しみ。
 さて、今日のアクセスは車。今日出かける直前、今年2月のG大阪との試合で、その時に使用した約130台止められるタイムズの駐車場、閉鎖していることがわかった。参った・・・。不安のまま出発。国道171号線は比較的順調だったが、茨木IC付近の下道が渋滞で動かない。仕方ない、回り道しよう。ようやくエキスポシティ付近まで来た。エキスポシティの駐車場は満車ばっかり。まぁ、そこは止めないし、南下する。2月に利用していたタイムズは使えないし、千里丘駅から約1キロ離れたタイムズに止める。でもここも遠い。スタジアムまで約2キロ以上あるかな。行きはずっと登り坂。やっと着いた。
 到着したのは3時前。まぁ、時間はあるし、万博記念公園に入って、ポケモンGOをしよう。今日はヒトカゲが大量発生しているので、たくさん獲ってリザードまでには進化させよう。リザードンまではどうか。予想通りヒトカゲだらけ。どれだけ獲ったやろうか(笑)。
 万博記念公園ではラーメンEXPOがやっているね。美味しそうなラーメンばっかり。スタジアムグルメを利用するし、今回は諦めよう。ヒトカゲ獲りにたくさん歩いた。リザードまでは進化も、リザードンまではあと少しやったが、スタジアムへ行こう。

太陽の塔 ラーメンEXPO開催中
太陽の塔 ラーメンEXPO開催中

 スタジアム入場前の手荷物チェック、今回は厳しいチェック。金属探知機のチェック、T字に腕を広げてチェックされたのは初めて。そして持ち込み物のチェックもゴソゴソと。国際大会となると、こういったチェックなんかな。
 入場した時には、第1試合の全北現代とクラブ・アメリカの前半終了前だった。おっ、全北現代が先制しているね。混雑しそうなので、席に着く前にスタジアムグルメにしよう。コンコースから試合が見られるし。スタジアムグルメはクラブW杯仕様になっているね。それでも、どれを選ぼうかなぁと。よし、サーロインステーキ丼にしよう。ハーフタイムになったので食べよう。美味しいね。
 試合を見始めたのは後半から。クラブ・アメリカは後半開始前に2人の選手交代。58分にクラブ・アメリカが同点に追いつく。左からのボールをロメロがヘディングシュート。同点に追いついて、クラブ・アメリカのムードになる。サポーターも沸いている。雰囲気が違うね。応援の雰囲気、ゴールシーンの歓声など。
 全北現代にはC大阪に在籍していたキム・ボギョンがいるんやね。知らなかった・・・。試合は74分にクラブ・アメリカが逆転する。CKからロメロがシュート、ゴールマウスに吸い込まれた。GKがうまく処理できなかったが、コースが変わったんやね。リプレーが場内に出たが。全北現代も同点に追いつこうとするも、結局、クラブ・アメリカが逆転勝利した。

全北現代サポーター クラブ・アメリカサポーター
全北現代サポーター クラブ・アメリカサポーター
クラブ・アメリカ、同点ゴール! 逆転ゴール!
クラブ・アメリカ、同点ゴール! 逆転ゴール!

 鹿島の試合までは約1時間半あるので、スタジアムコンコースを歩こう。南側は勝利したクラブ・アメリカのサポーターが賑わっている。嬉しさが伝わってくる。コンコースを歩こうと思ったが、大混雑しているのでやめよう。約2万人でこんなに大混雑かぁ・・・。
 今日はダウンジャケットにひざ掛けも用意して防寒対策。それでも寒い。さぁ、鹿島の選手が入場してきた。今日は早いね。そして、ベンチ入りできるメンバーが多いので、ウォーミングアップもメンバーが多いし、なんか違和感がある。GK登場の時でも第3GKの川俣までコールされていた。
 先発を見ておこう。今日は植田、中村、赤アが先発やね。ボランチは柴崎と永木。土居と赤アの2トップで臨む。選手入場前から、マメロディ・サンダウンズのサポーターからウェーブが。鹿島サポーターのところもウェーブ。何度かウェーブが流れた。選手入場時、FIFA anthemが流れ出した。生観戦で聴いたことなかったから、鳥肌が立った。そして試合開始前、シャペコエンセの選手らを乗せた航空機墜落事故を受け、黙とうが実施された。Jリーグに所属していた選手、監督も犠牲になってしまった。こういった事故は二度と起こってほしくない。

スタグルはクラブW杯仕様 マメロディ・サンダウンズサポーター
スタグルはクラブW杯仕様 マメロディ・サンダウンズサポーター
「世界ヲ獲レ!!」のゲーフラ 日曜日の夜、多く詰めかけた鹿島サポーター
「世界ヲ獲レ」のゲーフラ 日曜日の夜、多く詰めかけた鹿島サポーター

 鹿島のフォーメーションはいつものように4-4-2。マメロディ・サンダウンズは4-2-3-1のフォーメーション。マメロディ・サンダウンズのユニフォーム、何だかブラジル代表のユニフォームに似ている感じやね。対して、鹿島は白の2ndユニフォーム。色的には1stユニフォームでも良さそうだが。
 アフリカ勢との試合は初めてなので、個々の身体能力、スピードにケアしたい。鹿島はまずは守備に意識があるのか、攻めのシーンは少ない。対して、マメロディ・サンダウンズはスピードがあるし、守備においても、鹿島のパスを寸断している。そして13分、ビリアットが右足で強烈なシュートを放つ。しかし、曽ヶ端がファインセーブ。枠いってたか。やっぱりスピードはあるね。
 鹿島もボールポゼッションしたいところだが、前線へのパスは寸断され、繋がらない。そして昌子にアクシデント、相手選手の手が当たって、昌子の歯が折れた。これはきつい。俺も小5の時に、鬼ごっこの際、鉄の扉が歯に当たって、前歯が折れた。今も前歯1本少し欠けている。昌子はそれ以上にきついやろう。
 29分もマメロディ・サンダウンズ、決定的なシーンとなる。曽ヶ端と1対1となり、シュートを放たれる。これを曽ヶ端が左手で防いでファインセーブ。35分にも、バイタルエリアからシュートを放たれ、これも曽ヶ端のファインセーブ。枠いってたね。
 マメロディ・サンダウンズはシュートシーンを多く作っている。対して鹿島はゼロ。前半は、フィジカル、スピードにてこずっていたね。前線へのパスが繋がらない、セカンドボールもマメロディ・サンダウンズにいきやすい。前線の2トップと中盤との距離感もやや間延びしているのか。我慢の前半になった。

黙とう 先発のアツ
黙とう 先発のアツ
昌子アクシデント マークをかわそうとするアツ
昌子アクシデント マークをかわそうとするアツ

 前半はマメロディ・サンダウンズのフィジカル、スピードに戸惑った鹿島。後半になると、鹿島の選手の動きが良くなってきた。
 左サイドからの攻撃から遠藤がシュートを放つ。パスっぽいかも知れないが、シュートかと思う。前半はリズムをつかめなかったが、前線へのパスも少しずつ繋がり出してきた。53分、遠藤が得意のヤスゾーンから狙いすましたシュートを放つが、僅かにバーを越えた。56分にも左右に揺さぶって、最後は土居がシュートを放ったが、止められた。そして、60分にもビッグチャンス。山本のクロスを、ファーサイドにいた西がシュート。相手DFにブロックされた。これは枠いってたね。得点はならなかったが、前半とは明らかに違っていた。
 鹿島は1人目の交代。中村に代わって金崎が入る。土居が左サイドハーフに下がって、赤アと金崎の2トップになる。ボールが回り始めて、そして63分、赤アが柴崎からのフィードに反応、右サイドからクロスを送り、土居がヘディング、走り込んでいた遠藤が左足で蹴り込み先制!リプレーが出たけど、GKが弾いてから手を戻そうとしたときにボールが当たって、吸い込まれたように見える。
 先制後も、鹿島はリズムがよい。マメロディ・サンダウンズがボールを回しても、落ち着いて4-4-2のラインを作って対応。距離感もいいね。ボールを奪ったらパスも繋がっている、シュートまで持ち込んでいる。
 そして84分、2人目の交代は赤アに代わって鈴木。金崎と似たタイプで、前線でゴリゴリ動くところをたくさん見たい。そして88分、ほしかった追加点が入る。遠藤の前線へのパスを優磨が反応、優磨の優しいグラウンダーのクロスを金崎が落ち着いてゴール!
 アディショナルタイムに入っても、優磨の思い切った仕掛け、パスワーク、打って変わって素晴らしい。油断は禁物だったが、油断せず、試合終了の笛がなる。

遠藤のシュートは 惜しくもバーを越えた
遠藤のシュートは 惜しくもバーを越えた
先制点は赤アのクロスを 土居がヘディングで中央へ
先制点は赤アのクロスを 土居がヘディングで中央へ
遠藤がシュート! 決まった!
遠藤がシュート! 決まった!
追加点は優磨の右クロスを フリーの金崎がシュート!
追加点は優磨の右クロスを フリーの金崎がシュート!
決まった! 遠藤に代わって杉本投入
決まった! 遠藤に代わって杉本投入

 2対0で快勝。前半は、マメロディ・サンダウンズの個々の身体能力、スピードに対応に戸惑った中、後半は打って変わって鹿島ペース。初めて当たるチームで戸惑った中、後半で修正してくる鹿島。一時期の不振はもうない。好調と言ってもいいと思う。
 次は準決勝。南米王者のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と対戦する。また中2日になり、コンディション調整も大変やろうと思うが、いい試合を期待したい。吹田ではあるが、水曜日ということと、仕事が終われる保証がないので、残念ながら俺は参戦できないが、世界を驚かせよう!

インタビューを受ける遠藤 勝利の挨拶
インタビューを受ける遠藤 勝利の挨拶

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