鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2016年7月17日 J1 2nd 第4節
山梨中銀スタジアム 入場者数:14,095人
甲府3−3鹿島(前半1−2、後半2−1)

  • 甲府メンバー
    • GK 河田晃兵
    • DF 土屋征夫(→渡邉将基)、新井涼平、津田琢磨
    • MF 橋爪勇樹、稲垣祥、黒木聖仁、松橋優
    • FW 田中佑昌(→福田健介)、河本明人、ドゥドゥ(→吉野峻光)
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、植田直通(→ファン ソッコ)、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男、遠藤康(→鈴木優磨)、杉本太郎(→中村充孝)
    • FW 土居聖真、金崎夢生
  • 得点者
    • 甲府 稲垣(3分)、黒木(50分)、ドゥドゥ(69分)
    • 鹿島 杉本(6分)、遠藤(27分)、中村(71分)

試合後記

慢心?追いつくも鹿島、痛恨のドロー

 2ndステージが今月開幕し、今日は第4節。2ndステージの現地観戦は今季初。3年ぶりに甲府へ行くことにした。翌日は観光も兼ねて。7月の3連休、昨年は松本で現地観戦だった。この時はワースト試合を見てしまい敗戦。その2日後にセレーゾ監督解任という激震が走った。少し嫌な予感をしながら今日の試合に臨む。
 3年前に甲府へアクセスしたときは、名古屋までは新幹線を使わず。そして塩尻→甲府へとアクセス。移動が疲れたので、行きに関しては名古屋までは新幹線自由席にして、その後塩尻→甲府へとアクセスした。まぁ、それでも疲れるね。
 さぁ、シャトルバスのチケットを購入しよう。しかし売り場が見つからない。他のサポーターも探している。それについていったら、係員にたらい回し・・・。やっと見つけた。見つかったと思ったら、俺の前で何やら運賃に関して係員がバタバタ。子供用を買いたいらしい。早くチケット買いたい・・・。俺の前で止まりっぱなし・・・。何してんのぉ?結局、俺以降の人から対応することに。係員!2人いるんやから早くしてくれ!そして、夏休み期間中子供は50円だそうで。係員!知っとけ!

シャトルバス乗車券 鹿島サポーターを歓迎
シャトルバス乗車券 鹿島サポーターを歓迎

 スタジアムに到着。早速ビジター自由席の最後尾を探そう。鹿島サポーターの列を見つけたと思ったら、長蛇の列になっている。まだかまだか・・・、やっと着いた。開門約1時間前に着き、少し余裕があったので、ヴァンフォーレパークへ行こう。昼食は取っていないし。
 開門前ということでまだ各ブースはそれほど混雑していない。あっ!フォーレちゃんがいた。グルメを思っていたが、まずは写真撮影をしよう。ポーズを取ってくれて、愛嬌たっぷり。まずはグルメ、浜松餃子と富士宮焼きそば、厚切りベーコン焼きを買って、ビジター側へ戻ろう。と思ったら、今度はヴァンくんが。これも写真撮影をしなければ!フォーレちゃんと同様愛嬌たっぷり。
 列整理が開門30分前なので、時間があるので食事にしよう。厚切りベーコン焼きにマスタードが付いている。う〜ん、マスタードを付けるより、そのまま食べるほうが美味しいかな。さて列整理が始まったが、疲れて水分補給が足りなかったのか、ほんの軽い熱中症か。少しふわっとした感覚。蒸し暑いからね。無理せず水分補給していくうちに良くなった。あぁ良かった。

フォーレちゃん ヴァンくん
フォーレちゃん ヴァンくん
厚切りベーコンの売店 開門、長い列
厚切りベーコンの売店 開門、長い列

 開門になったが、列はゆっくりと進んでいく。進んでいくうちに、何やら拍手が。選手バスが到着。なるほど。それを見ながら、ようやく入れたのが開門から約20分後、多いねぇ、今日の鹿島サポーター。早速場所取りや、バックスタンド寄りの端っこの席を確保。よし、これでゆっくりスタジアム見物。
 その前に、3年前はぶどうジュースが美味しかった。今年も売っている、早速買おう。うわぁ、氷が入っているし、冷たくてやっぱり美味しい。これでほんの少し熱中症気味だったのが全快や。ヴァンフォーレパークへ行ってみると、開門前より多い。どこのブースも行列になっている。ヴァンフォーレサポーターもいるが、鹿島サポーター多い。
 さて、先発を見ておこう。今日は植田が先発復帰。リオ五輪出場メンバーは、今日の試合後に一旦チームを離れる。いいパフォーマンスを期待したい。そして遠藤や夢生が復帰している。夢生は負傷の具合は大丈夫なのか。まぁ、大丈夫じゃなかったら先発しないわな。対して、甲府のメンバー、今日はドゥドゥが先発。金曜日に選手登録され、早速先発。柏時代の2014年、カシマスタジアムで逆転ゴールを許している選手。これは警戒。
 これはおそらく毎試合やっているかも知れないが、試合開始約50分前に、子供がフェアプレー宣言。鹿島サポーターを歓迎する子供、大きな拍手で沸いた。これは嬉しいね。

大盛況!ヴァンフォーレパーク ぶどうジュース
大盛況!ヴァンフォーレパーク ぶどうジュース
鹿島サポーター 甲府サポーター
鹿島サポーター 甲府サポーター

 鹿島はいつものように4-4-2。対して甲府は3-4-2-1。サッカーダイジェストでは5-4-1と紹介されている。基本的には守備においては5バックで固めてくる。守備から入るのかなと思った甲府、鹿島にとってはいきなり出鼻をくじかれる失点を喫してしまう。甲府の左サイドからクロスボール、そのボールがややバタついたところを稲垣が流し込む。ソガのよくある「キーパー動けず」を早速披露。倒れていた小笠原に対してソガが審判に何を話していたかわからんが、小笠原のほうからスライディングタックルにいってるし、失点には違いない。4試合得点のなかった甲府にいきなり失点。
 しかし3分後に鹿島は同点に追いつく。西のクロスボールは金崎には通らないが、ファーにいた杉本のところに。その杉本が落ち着いてゴール!J1リーグ戦初ゴール。カイオが抜け、アツと太郎が左サイドハーフを争っている。J1初得点でいいアピールになったはず。
 その後は一方的に鹿島がポゼッション。甲府はカウンターを狙っている。そして27分に鹿島は逆転に成功する。ファウルで得たFK、柴崎が狙うフリをして遠藤が左足で蹴り込んで直接ゴール!きれいなFKやったね。これはGK河田は取れんでしょう。その後も鹿島は攻勢、金崎、山本と決定的なシーンを演出する。でもこれは決めたかったね。鹿島が一方的には攻めたが、リードは1点のみで前半を終える。

警戒、新外国人ドゥドゥ 西のクロスボールを
警戒、新外国人ドゥドゥ 西のクロスボールを
太郎が詰めていた! 決まった!
太郎が詰めていた! 決まった!
遠藤のFK 決まった!
遠藤のFK 決まった!

 ハーフタイム時には花火が。19時前なのでまだ明るい。なので綺麗だったが、もう少し暗いほうがいいけどね。まぁ、これはキックオフ時間が18時なので仕方ない。
 前半の立ち上がりに失点してしまっている鹿島、後半にまたしても立ち上がりに失点してしまう。後半は少し攻勢を仕掛けてきた甲府、左からのFKから黒木が頭で合わせて失点。黒木への対応が曖昧やったね。FKのボールを対応しようとした西が気になったのか、脩斗の対応が遅れたか。
 同点に追いつかれた後は甲府、鹿島、互いに攻めている。鹿島がややポゼッション率は高いか。最初の交代は鹿島、杉本に代わって中村。アツはそのまま左サイドハーフに入る。対する甲府も63分に田中に代わって福田、68分に足がつったと思われる土屋に代わって渡邉が入っている。
 交代直後の69分、鹿島は逆転を許してしまう。ドゥドゥが前線でボールをコントロールし、巧みに鹿島DF陣をかわしてシュート、これがゴール右隅に吸い込まれてしまう。俺自身、ボーっとしてしまった。ユニフォーム脱いでイエローカードを貰っていたことも見ていなかった。
 これはダメかなと思ったその2分後、鹿島はすぐさま同点に追いつく。ゴールを決めたドゥドゥが倒れていたが、そのまま鹿島は攻め、柴崎のクロスを中村がヘディングで押し込んで同点。これで3試合連続ゴール。軽いガッツポーズの後、もっと!もっと!と更なる声援を求めていた。
 同点に追いついた直後に植田に代わってファン ソッコ。ソッコはそのまま昌子とのセンターバック。植田にとっては不完全燃焼。前半同点に追いついたゴールの起点となったフィードは良かったが、ドゥドゥへの対応がよくなかったね。
 85分に鈴木を投入も、甲府の守備陣を崩せない。甲府は守備の時は5バックになるが、この終了間際の時間帯から6バックか7バックみたいな感じになっている。何としてもゴールを割らせないという甲府の守備。結局甲府の守備陣を崩せず試合終了。

ハーフタイムの花火 アツのヘディングシュート
ハーフタイムの花火 アツのヘディングシュート
決まった!! もっと!もっと!と後押し
決まった!! もっと!もっと!と後押し
攻める小笠原 6バック?気味で守る甲府
攻める小笠原 6バック?気味で守る甲府

 打ち合いになったこの試合は3対3でドロー。甲府にとっては、ドゥドゥの活躍に目処が立った感じで、勝ち点1は収穫になったことやろう。個人技は確かなものやし、あとは周りとの連動性やろう。降格圏は抜け出せていないが、きっかけになるやろう。
 対して鹿島は痛恨ドロー。失点の仕方が悪い。前半、後半ともに立ち上がりに失点。ドゥドゥへの対応がうまくいかず失点。ここ4試合得点のなかった甲府に3失点、そして2ndステージ4試合で8失点。前節の名古屋戦では快勝しているだけに、試合終了後のサポーターへの挨拶では大きなブーイング、罵声が飛んでいた。これはやむを得ないでしょう。負け試合のような雰囲気。すぐさま2度同点に追いつく場面はあったものの、この時期なら内容も問う。
 川崎や浦和、横浜FMも今節は引き分け。救われたという見方もあれば、ここで勝っておきたかったというのもある。まぁ、勝っておきたかったね。この試合を以って、櫛引と植田はリオ五輪のためチームを一旦離れる。特に植田、チームに戻ってきてもレギュラーポジションはないかも知れんよ。メダルを目指して頑張ってほしい。そして、五輪で得た経験を鹿島に還元してほしい。鹿島は次節の浦和戦に切り替えよう。

試合終了 サポーターへの挨拶
試合終了 サポーターへの挨拶

翌日

 今日の宿泊先は東横イン。チェックイン時、他の鹿島サポーターの人や子供がいた。まぁ、珍しいことではないけどね。サッカー観戦翌日は観光したいという人達やろう。
 翌日は観光に。3年前は武田神社と舞鶴城公園へ行ったので、今回は甲斐善光寺とシャトー酒折ワイナリーで、ワイン製造の自由見学をしよう。朝から暑い。善光寺駅に到着し、そのまま北上。おっ、見えた見えた。これは立派なお寺や。中まで拝観するには500円するが、まぁ入らなくてもいいか。
 そしてシャトー酒折ワイナリーへも行こう。徒歩で行ける距離。と思いきや、建物が見えてきたが、ここからS字の登り坂。これは徒歩ではきつい。何とかたどり着いたが汗ダク状態。ちょっと休憩してから製造工場を見学しよう。実際に機械が動いているところは見ることはできなかったが、仕込み期間に約9ヶ月くらいかけて作るんやね。赤ワインと白ワインの試飲もできた。まろやかで美味しい。鹿島が勝利した時のみ土産を買うが、今回はぶどうジュースを購入。また家で飲もう。シャトー酒折ワイナリーを出たとき、他の鹿島サポーターの人が車で来ていた。やっぱり観光を考えるんやね。
 甲府駅に戻ってきて少し時間があるので、甲府駅北口の甲州夢小路にも寄ってから、京都に帰ることにしよう。帰りは静岡までJR特急ワイドビューふじかわに乗ろう。特急のわりには速度が遅いが、スピードが出せない区間なんやろうね。富士駅に着いたとき、いきなり進行方向が逆に変わった。座席の向きを変えてもよかったかな。周りがそんな雰囲気なかったし(汗)。静岡駅に到着後すぐに新幹線に乗車。そして京都に到着。乗り換えが少ないという点では、静岡で乗り換えて甲府というのもありやね。今後検討しよう。あぁ、疲れた。

甲斐善光寺 甲斐善光寺のお庭
甲斐善光寺 甲斐善光寺のお庭
シャトー酒折ワイナリーの入口 製造工程の一部
シャトー酒折ワイナリーの入口 製造工程の一部
赤ワインを試飲 各種ワインが販売
赤ワインを試飲 各種ワインが販売
甲府城山手御門 甲州夢小路
甲府城山手御門 甲州夢小路

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