鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2016年6月18日 J1 1st 第16節
ノエビアスタジアム神戸 入場者数:18,875人
神戸1−2鹿島(前半1−1、後半0−1)

  • 神戸メンバー
    • GK キム スンギュ
    • DF 高橋峻希、北本久仁衛、高橋祥平、田中雄大(→相馬崇人)
    • MF 田中英雄、藤田直之(→三原雅俊)、小林成豪(→石津大介)、渡邉千真
    • FW ペドロ ジュニオール、レアンドロ
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男(→永木亮太)、遠藤康(→杉本太郎)、カイオ
    • FW 土居聖真(→鈴木優磨)、金崎夢生
  • 得点者
    • 神戸 北本(24分)
    • 鹿島 土居(45分)、遠藤(50分)

試合後記

鹿島逆転勝ち!1stステージ優勝へ王手!

 1stステージも残り2節、首位川崎との勝ち点差は1。3月27日に行われたナビスコカップのグループステージでは、ここノエビアスタジアム神戸で1対4の惨敗。この時との状況や予想されるメンバーとは違う。鹿島としては勝利するだけである。
 今日の試合前から、この試合に関しては不思議な気持ちになっていた。俺自身は比較的慎重派で、マイナス思考に考えてしまうことが多いのだが、この試合に関しては「(鹿島が)負けるイメージがない」。もちろん相手をリスペクトした上で、今日も試合に臨むが、「ここで負ければ非常に厳しい」とかマイナス思考の考えがあまりない。たぶん最終節まで優勝は持ち越されるやろうという考えが強かったかと。
 スタジアムに到着。14時半ごろに到着し、イベントの準備などが行われていたが、スタ飯ストリートの一部の店舗ではすでに営業していた。せっかくなのでまた食べていないタンドリーチキンを注文しよう。店員さんがネパール人の人みたいで、話しかけられたんだが「浦和のおすすめは?」。えっ!?浦和?鹿島やで!(笑)。
 早く到着したこともあり、当初は静かなものだったが、試合開始3時間前くらいから、イベントスペースがにぎやかになってきた。今日は「兵庫県ふるさとPR」と題して、兵庫県の各市がふるさと納税のPRや特産品、ご当地キャラクターが続々と登場していた。俺としてはご当地キャラクター目当て(笑)。おっ!出てきた、全部初めて見るご当地キャラクターだが、全キャラクターが明るく写真撮影に応じていた。

各市のイベントブース 伊丹市のふるさと寄附
各市のイベントブース 伊丹市のふるさと寄附
イメージキャラクター続々と登場 猪名川町マスコット「いなぼう」
イメージキャラクター続々と登場 猪名川町マスコット「いなぼう」

 イベントやグルメを楽しんだところで、17時開門に合わせてスタジアムに入ろう。やはり今日は晴れていて、気温も高かったこともあって、スタジアムの屋根は開いている。
 試合開始50分前、神戸に加入することが決まったニウトンが、挨拶を行っていた。どんな選手かはまだわからんが、背番号は森岡が付けていた10。シーズン前などは、森岡やチョン・ウヨンが抜けて、フォーメーションが定まらないところがあった神戸、最近では4-4-2ではあるが、ニウトン次第でまたバリエーションが増えることが予想される。2ndステージでは警戒しよう。
 さて今日の先発メンバーは、浦和戦と同じメンバー。今これがベストメンバーやね。対して神戸のほうは伊野波がいない。せっかく愛情たっぷりブーイングをやろうとしていたのに(笑)。ただ、ペドロとレアンドロの強力2トップは健在。今日も2人そろって先発出場。特にペドロは、ナビスコカップのグループステージで痛い目に遭っている。Jリーグで実績のある2人なので、この2人に何もさせなければ勝てるんじゃないかと。
 選手がウォーミングアップで登場すると、いつもなら鹿島アントラーズコールをするが、カイオのツイッターに差別的な投稿をされた問題があったことで、カイオコールで激励するシーンがあった。今回も浦和サポーターを名乗る人が投稿したようだが、負けたことで感情的になることはあるが、こういった差別的な行為は絶対にやめてほしい。

神戸へ加入、ニウトン ピッチ整備、去年よりマシ
神戸へ加入、ニウトン ピッチ整備、去年よりマシ
鹿島サポーター 神戸サポーター
鹿島サポーター 神戸サポーター

 鹿島と神戸共にフォーメーションは4-4-2。前半は神戸が一方的に押している。開始直後にいきなりヒヤッとする。ペドロジュニオールへのパスが来たあと、フリーになった感じになってひやりとしたが曽ヶ端がキャッチした。立ち上がりだけに気をつけたい。
 その後も神戸が一方的に押していて、鹿島は守備に追われている。15分には神戸にFKのチャンス。藤田と渡邉がいたが、渡邉に任せる。その渡邉が蹴ったボールは曽ヶ端がセーブ。危ない危ない。前半20分過ぎくらいまでに、神戸に4、5本のCK。CKが多いなと思っていたその24分のCKで鹿島が失点してしまう。CKから北本がヘディングシュート、他の選手へのケアはしていたと思うが、北本へのケアが甘かったかと。植田が対応するも遅れてしまっている。
 失点直後、カイオがイエローカードを貰ってしまい、累積3枚で次節出場停止。恐れていたことが。神戸が一方的に押しているので、鹿島はカウンターを仕掛けたいところだが、それ以前に中盤でのパスミスが多いし、前線でいい形も作れていない。そして40分にまたもやヒヤッとする。北本のパスからペドロが抜け出してシュート、やられたかと思ったらポスト直撃。危ない危ない。
 42分にイライラが募ったのか、金崎にイエローカード。異議かな。副審が見ていた。これまで全然ダメだった攻撃陣が、やっとチャンスをモノにする。金崎とのワンツーで抜けた土居がシュート、これがゴールマウスに吸い込まれ同点!前半終了間際に追いついて1対1でハーフタイム。これは期待できるかも。

警戒せよ!ペドロジュニオール きれいな月が見える
警戒せよ!ペドロジュニオール きれいな月が見える
ヘディングで対応、植田 バックスタンドは満員
ヘディングで対応、植田 バックスタンドは満員
土居のシュート 決まった!!
土居のシュート 決まった!!

 前半流れが悪かった鹿島だったが、前半終了間際に追いつき後半へ。後半開始当初の選手交代は鹿島、神戸共になし。後半に入ってようやく、カイオの持ち前のスピードに乗ったドリブルで、左サイドを中心に攻めるシーンが増えてきた。
 その左サイドが起点となって攻め込み50分、鹿島は逆転に成功する。カイオがゴール前にクロスを送る、飛び出してきた遠藤が押し込み逆転!鹿島の控え選手とともに喜ぶ。意外にもJ1今季初ゴールやったんやね。
 鹿島の選手に前半3枚のイエローカードが提示されてしまったが、後半恐れていたことが。57分に昌子がペドロを倒してしまいイエローカードで、昌子も次節出場停止。その直後、神戸は1人目の選手交代、若い田中雄大に代わってベテランの相馬が入る。相馬はそのまま左サイドバックに入っている。
 逆転して、鹿島に流れがいくかと思ったが、なかなか追加点が取れない。キムスンギュが飛び出したところを狙ってのチャンスも点が取れない。69分には鹿島に危ないシーン、小林がドリブルからミドルシュートを放つ、僅かにゴールの枠を外れる。
 鹿島の交代は76分から。まぁ、試合展開からなかなか交代できる状況ではなかった感じがする。1人目は小笠原に代わって永木。永木はそのままボランチのポジションに入る。永木はキャプテンマークを付けていたね。その直後から、両チームとも選手交代をして、あらゆる手を打ってくる。神戸は小林から石津、藤田から三原へ交代。鹿島も遠藤から杉本、土居から鈴木へ交代。
 終了間際は神戸が押し込み、鹿島が耐える。90分にはペドロのワンツーからレアンドロがシュートもクロスバーの上。あとは何とか粘って試合終了の笛!

カイオのクロスボールから 遠藤が押し込んだ!
カイオのクロスボールから 遠藤が押し込んだ!
決まった!! 祝福される遠藤
決まった!! 祝福される遠藤
永木はキャプテンマークを付けている 粘り強く対応するカイオ
永木はキャプテンマークを付けている 粘り強く対応するカイオ

 2対1で逆転勝ち。川崎が引き分けたため、鹿島が首位浮上。Jリーグのリアルタイム速報のシステムがトラブっていたので、よくわからなかったが、俺の目の前にいた鹿島サポーターが喜んでいた。これは首位に浮上したな?と。まぁ、前半は固くなっていたかな。パスミスや神戸が押し込んでいたので、自分たちの形ができなかった。でも今は試合内容より結果が大事。
 強力2トップのペドロジュニオールとレアンドロ、特にレアンドロに関してはあまり目立っていなかったかと。植田の高さ、昌子のカバーリング、これはやっぱり素晴らしいものがある。
 首位に浮上し、最終節で勝利すれば1stステージ優勝が決定する。また後日、管理人Voiceで最終節へのポイントを整理したい。絶対優勝しよう!

試合終了 サポーターへの挨拶
試合終了 サポーターへの挨拶

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