鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2016年5月21日 J1 1st 第13節
豊田スタジアム 入場者数:17,499人
名古屋2−3鹿島(前半0−0、後半2−3)

  • 名古屋メンバー
    • GK 武田洋平
    • DF 矢野貴章、オーマン、竹内彬、高橋諒
    • MF 野田隆之介(→古林将太)、イ スンヒ、明神智和、永井謙佑(→小川佳純)、田口泰士
    • FW シモビッチ
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 伊東幸敏、ブエノ、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男(→永木亮太)、鈴木優磨、カイオ
    • FW 赤ア秀平(→土居聖真)、ジネイ(→杉本太郎)
  • 得点者
    • 名古屋 田口(46分)、竹内(66分)
    • 鹿島 カイオ(56分)、鈴木(86分)、カイオ(90分+5)

試合後記

内容悪くも鹿島逆転勝ち!1stステージ優勝争いに食らいつく

 前回の現地観戦の磐田戦では、日曜日19時キックオフ。翌日仕事だけに辛かった。今回の名古屋戦は18時30分キックオフやけど、土曜日開催なのでよかった。心の余裕を感じながら、スタジアムへ駆けつける。
 ぶっ続けで車を運転すれば2時間強で勘八臨時駐車場に着くが、それはさすがに。試合開始4時間前に合わせてアクセスし、勘八臨時駐車場に到着。早く到着したのでまだまだガラガラ。どうやら2番目のバスのようやね。1番目のバスにはすでに人がいっぱい。さて、俺の乗ったシャトルバス、思わぬハプニング。出発直後の道で運転手さん、何と道を間違えるハプニング。狭い道だったが、こういう道から県道へ行くのかなと思ったら、違っていたようで。狭い道をバックで戻るのも大丈夫なのかと思ったら、ここはさすがに運転うまい。
 思わぬハプニングがあったが、無事スタジアムに到着。まぁ、豊田スタジアムでは残念ながら、アウェイゴール裏がぎっしりに埋まらないので、ゆっくりグルメでも楽しもう。やっぱりいいなぁ、この雰囲気。さて、何を食べようか、ローストビーフ丼がある、これにしよう。異なる種類の味があるが、柚子胡椒にしよう。おっ、後々胡椒が効いてきた。美味しいね。

勘八臨時駐車場 バックスタンド前の広場
勘八臨時駐車場 バックスタンド前の広場

 あとは味噌味の串かつを買って、開門待ちの列に行こう。まぁまぁ長い列にはなっているが、豊田スタジアムの開門は試合開始2時間半前。開門後は一旦外へ出て、メインスタンドの雰囲気も見ておこう。メインスタンド前でもグルメがあるんやね。
 さて、先発を見ておこう。あぁ、夢生が欠場。2トップは赤アとジネイ。センターバックにはブエノが初先発。あるサッカー紙ではファン・ソッコが先発か?との布陣を予想していたが、俺は「何で?」と思っていた。やはりブエノが先発で、ソッコはベンチにも入っていない。
 アウェイ名古屋戦となると、偶数年の場合はよく勝っている。2006年は引き分けだったが、2008年、2010年、2012年、2014年と勝っている。ということは今年は勝つ番かな。奇数年の場合はあまり勝っていないし、去年も引き分け。ただ、今節の前、ナビスコカップではグループステージ敗退、夢生の欠場、遠藤やアツもケガで欠場。西は警告の累積で出場停止、植田はトゥーロン国際で招集されているため、この試合は出られない。主力が不在で、正念場を迎えるのか。

右は佐藤美希 グララとJリーグキング
右は佐藤美希 グララとJリーグキング
名古屋サポーター 鹿島サポーター
名古屋サポーター 鹿島サポーター

 名古屋のフォーメーションは4-2-3-1。今日はトップ下に田口が入っている。これはサッカー紙でもあったように予想通り。この布陣が機能するかカギとなるやろう。
 試合開始直後に、中盤でボールを奪った後、赤ア、ジネイと繋いで、ジネイがファーストシュートを放つがGK武田の正面。前半30分過ぎまでは、お互い決定機がないが、シュートを放っていたのは鹿島。前半30分には、右サイドから赤アへ、その赤アもシュートを放つがGK正面。
 しかしここから名古屋の時間帯になる。34分には、右サイドにいた永井が持ち前のスピードに乗って、ペナルティエリアに入って狙いすましてシュート、あわやと思われたがブエノがスライディングでボールをかき出す。これは危なかった。ナビスコカップ湘南戦で先発したブエノ、ここは素晴らしいカバーリングを見せた。
 さらに39分にも大ピンチ。左サイドに戻っていた永井から、飛び出してきた田口に、その田口が左足でシュートを放つも、僅かに入らない。これも危ないシーン。41分にも大ピンチ。トップ下の田口が左サイドを駆け出していた永井へパス、その永井がシュートを放つが曽ヶ端に阻まれる。いやぁ、これは曽ヶ端のビッグセーブ。前半30分過ぎから名古屋の攻撃に鹿島が踏ん張る展開に、もうヒヤヒヤ状態。

シモビッチと昌子、この身長差 ブエノと伊東
シモビッチと昌子、この身長差 ブエノと伊東
ジネイのシュートは武田の正面 赤アのシュートも武田の正面
ジネイのシュートは武田の正面 赤アのシュートも武田の正面

 0対0で折り返した後半開始直後、ついに鹿島が失点してしまう。田口が一旦左サイドへ流して、永井が再び田口のところへ、その田口が遠目の位置から思いきりシュート、これが入ってしまい、先制を許してしまう。シュートそのものは非常に素晴らしい、しかし曽ヶ端、ちょこちょこっと動いていたけど、結局ボールウォッチャー。まぁ、しゃぁないか。田口のシュートを褒めよう。
 先制を許し、鹿島は選手交代。1人目は赤アに代わって土居が入る。土居はそのまま2トップの一角に。その3分後、カウンターからカイオが抜け出しシュート、ゴール右に吸い込まれ同点に追いつく!ナビスコカップ湘南戦では雑なプレーがあったカイオ、ここは落ち着いていた。
 64分に小笠原に代えて永木を投入する。その2分後に名古屋に勝ち越しゴールを許してしまう。CKから竹内がヘディングで飛び込んでシュート、ゴールマウスに吸い込まれてしまう。
 そしてジネイにアクシデント、競り合いのためか足を引きずっている。結局プレーができず座り込んでしまう。72分に杉本に交代してしまう。これで3枚の選手交代枠を使い果たしてしまう。優磨が右サイド、交代で入った杉本は左サイド、カイオがトップに入っている。2トップは土居とカイオになっている。名古屋もその直後に1人目の交代を行っている。
 一進一退の攻防の中、今日俺はメインスタンド寄りの端っこ付近で観戦していたが、ここで席を変えて、サポーター席中央寄りに移動して見守ろう。すると86分、左の永木からのクロスボールを優磨がドンピシャヘディングシュート!同点に追いついた!優磨はフリーやったね。
 アディショナルタイムは6分、これは何かが起きそうと思ったその時ドラマが待っていた。土居のパスに抜け出したカイオがGKと1対1に、カイオが落ち着いて決めて逆転!ベンチにいた選手、スタッフも飛び出して全員大喜び!これで勝負あり!

カイオのシュート 決まった!
カイオのシュート 決まった!
ブラジル人トリオで喜ぶ ジネイ、負傷で担架に
ブラジル人トリオで喜ぶ ジネイ、負傷で担架に
永木のクロスボールを 優磨が詰めていた!
永木のクロスボールを 優磨が詰めていた!
決まった! 吠える優磨
決まった! 吠える優磨
カイオの劇的ゴール! 監督までも喜びの輪に来ていた(永木の横)
カイオの劇的ゴール! 監督までも喜びの輪に来ていた(永木の横)

 試合終了の笛が鳴り、鹿島サポーターは大喜び。劇的な逆転勝利で勝ち点3をゲット。試合内容では褒められるような内容ではない。最終DFラインはヒヤヒヤ、ピンチも多かった。今日勝ったのは気持ちの面が大きかったやろう。それに対し名古屋は痛恨の逆転負け。まさかの逆転負けで選手は意気消沈。サポーターへの挨拶ではブーイングが飛んでいた。
 終わり良ければすべて良しというわけにはいかないが、主力不在の中で勝利したという点では良しということにしよう。今日の勝利で、1stステージ優勝へ望みを繋いだわけやから。
 さて、5連戦の過密日程は3試合が終わった。次はナビスコカップでホームで磐田戦。消化試合のようになってしまうが、おそらく大幅なメンバー変更はあるやろう。起用された選手は消化試合と思わず、いいプレーを見せてアピールをしてほしいところ。まぁ、今日は勝ってよかったよかった。

サポーターへの挨拶 ブエノとカイオ
サポーターへの挨拶 ブエノとカイオ

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