鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2016年3月27日 ヤマザキナビスコカップグループステージ 第2節
ノエビアスタジアム神戸 入場者数:7,024人
神戸4−1鹿島(前半2−0、後半2−1)

  • 神戸メンバー
    • GK 徳重健太
    • DF 高橋峻希、高橋祥平、伊野波雅彦、相馬崇人
    • MF 三原雅俊、藤田直之、石津大介(→小林成豪)、ペドロ ジュニオール(→増山朝陽)、渡邉千真
    • FW レアンドロ
  • 鹿島メンバー
    • GK 櫛引政敏
    • DF 伊東幸敏、西大伍、青木剛、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男(→鈴木優磨)、カイオ、中村充孝(→遠藤康)
    • FW 赤ア秀平、ジネイ(→土居聖真)
  • 得点者
    • 神戸 ペドロ ジュニオール(23分)、渡邉(37分)、ペドロ ジュニオール(64分)、相馬(75分)
    • 鹿島 山本(84分)

試合後記

鹿島完敗。グループステージ突破に黄信号

 昨年はナビスコカップ優勝。今年ももちろん優勝を狙う。しかし水曜日の甲府戦で敗戦。それだけに絶対に負けられない。今日はノエビアスタジアム神戸での試合のため、車で駆けつける。
 桜の開花のニュースが次々と。スタジアム付近はどんな感じかなと。殆どがつぼみだが、少し咲いているものも。3月の下旬なんで、次の週は5分咲きから満開の綺麗な桜が見られそうやね。

少し咲き始めた桜 殆どつぼみだが、開花間近
少し咲き始めた桜 殆どつぼみだが、開花間近

 桜の見物が終われば、スタジアムグルメ。今回もスタ飯ストリートには、多くのメニューを用意していた。あっ、今年も吉祥吉の神戸牛ステーキがある!やっぱり食べよう。うん、美味しい。この味は飽きない。肉が柔らかいし、タレが美味しい。
 その後もうろちょと。何を食べようかなぁ、あまから丼があるなぁ、これにしよう。ただ、ここの姉ちゃん、ちょっと無愛想。注文したのに、そっけない「はい」の返事、釣りを返す時も「ありがとうございます」もない。俺、何か悪いことしたか?もう二度と頼まない。
 今日はアウェイゴール裏で観戦。開門30分前になるので、もう戻ろう。さて、12時になり開門。入場した途端に、「今日は(サポーターが)少ないんで、真ん中で集まって応援しましょう」という呼びかけが。まぁ、仕方ないね。確かに今日はサポーターが少ない。グループステージだからということもあるんやろう。
 では、今日の先発を見てみよう。今日は柴崎と小笠原のボランチで、甲府戦先発だった永木はベンチスタート。今日の2トップは赤アとジネイやね。赤アは甲府戦に出場していなかったから、存分に暴れてほしい。そして危惧する最終ライン、甲府戦同様、青木と西の急造センターバック。甲府戦で西のセンターバックというのは驚いた。札幌時代にセンターバックをやったことあるといっても。2、3年位前の西であれば、センターバックは任せられなかった。寄せが甘かったし、ボールウォッチャーも度々やったし。今は守備力が向上しているが、やはり本職ではないだけに不安。

選手登場 神戸サポーター
選手登場 神戸サポーター
鹿島サポーター ビッグフラッグ登場
鹿島サポーター ビッグフラッグ登場

 鹿島はいつものように4-4-2のフォーメーション。神戸もここ最近は4-4-2。どうやらこのフォーメーションで落ち着きつつある。ペドロとレアンドロの強力2トップに、左サイドには渡邉、今日の右サイドには小川ではなく石津が入っている。
 前半は神戸に押し込まれている。最後のところで踏ん張りを見せていた鹿島だが、23分に失点してしまう。ペドロ ジュニオールのドリブルからシュートを打たれて先制を許す。マークしていたのは青木だったが、青木ってよく相手の動きに合わせてちょこまかと動いているのだが、ちょこまか動いているだけで結局打たれていることが多い。ただ、青木の前にペドロと石津がいたし、ペドロへのマークし切れず。
 37分にも鹿島は失点。ペドロ ジュニオールが右サイドから駆け上がり、柴崎のマークをかわしていく。ペナルティエリアに侵入した時に躓くが、粘ってフリーの渡邉へ、その渡邉が決め2対0となる。ペドロにボールを持たせ過ぎたね。柴崎に早くカットしてほしかったが。あとはペドロが躓いた時に、一瞬の間があったような感じがする。フリーだった渡邉に伊東が対応するも時すでに遅し。
 鹿島は早くも選手交代。前半終了間際ではあるが、中村に代えて遠藤を送る。右サイドだったカイオは左サイドへ、遠藤は右サイドに入る。後半からの交代はよくあることだが、42分の交代というのはどうなのか。この交代の意図はよくわからない。アクシデントなら止むを得ないが、現地では確認できず。

警戒、ペドロジュニオール センターバックの西
警戒、ペドロジュニオール センターバックの西
カイオのドリブル突破 互いに4-4-2のフォーメーション
カイオのドリブル突破 互いに4-4-2のフォーメーション

 そして後半開始から、鹿島は2人目の交代。ジネイに代わって土居が入る。土居はそのまま2トップの一角に入る。しかしそれでも一転しない、63分に神戸に3点目、右CKからペドロ ジュニオールがヘディングで決められる。ペドロの近くにいたのは西、単に棒立ちしていただけ?何もしていない。
 鹿島は3人目の選手交代、小笠原に代わって鈴木が入る。鈴木は右サイドに入り、右サイドの遠藤がボランチに入っている。後半に入って、鹿島は確かに攻めている。特にカイオの左サイドの突破からチャンスメーク。そういったシーンが多くなるものの、詰められない。ゴールに結びつかない。
 3失点を喫した時から、鹿島サポーターの応援は「奇跡を起こせ」。これがずっと流れている。しかしその声も小さくなっていき、致命的な4点目が神戸に入る。神戸の右サイドからグラウンダーのクロスを相馬に決められる。これも簡単に決められすぎ。
 鹿島は84分に焼け石に水と言える1点を返す。左CKから、中央の西のヘッドが青木に流れ、そして山本に繋がり押し込んだ。選手は当然喜びなし。

伊野波と土居 左サイドに回ったカイオの突破
伊野波と土居 左サイドに回ったカイオの突破
山本のヘディングシュート 決めるも拍手は疎ら
山本のヘディングシュート 決めるも拍手は疎ら

 4対1で鹿島は大敗を喫す。まぁ、神戸は昨年、ナビスコ準決勝で鹿島に2敗。決勝進出を絶たれた。そのリベンジに燃えていたことは言うまでもない。フォーメーションが落ち着かなかった神戸、4-4-2で落ち着いてきて、この大勝は今後弾みになるやろう。
 今日の鹿島、4失点の内容は酷い有様。選手がサポーターへ挨拶に行く足取りは重い。サポーターは当然ブーイング。試合終了後のアナウンスで「両選手に大きな拍手をお送りください」に、拍手した鹿島サポ、なんで拍手なの?
 急造最終ラインには無理がある。ただ、ソッコがいない、今日はベンチには入ったがブエノのコンディションはどうだったのか。植田と昌子は代表招集で不在。個人的には三竿にセンターバックをやってほしかったが、そうなると山本不在を考えて、左サイドをどうするのか、ということになる。攻撃も金崎がいないとこんなにまで脆いのか。メンバー的に層が厚く見えるが、そうじゃなかったんやね。
 俺自身、昨年8月の川崎戦から現地観戦8連勝中だった。ただ、ナビスコ予選(グループステージ)の現地観戦は、これまで4戦全敗。これで5戦全敗。やっぱりグループステージの現地観戦はアカンね。現地観戦の連勝はいつかは止まるが、こんな酷い試合内容で止まるとは。リーグ戦で仕切り直しや。

サポーターへの挨拶、ブーイングが止まない 足取りが重い選手たち
サポーターへの挨拶、ブーイングが止まない 足取りが重い選手たち

▲このページの先頭へ▲