鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2015年11月22日 J1 2nd 第17節
カシマサッカースタジアム 入場者数:25,151人
鹿島1−0名古屋(前半0−0、後半1−0)

  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、ファン ソッコ、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男、遠藤康(→山村和也)、中村充孝(→豊川雄太)
    • FW 赤ア秀平(→鈴木優磨)、カイオ
  • 名古屋メンバー
    • GK 楢崎正剛
    • DF 矢野貴章、牟田雄祐(→大武峻)、竹内彬、本多勇喜
    • MF 小川佳純(→ノヴァコヴィッチ)、田口泰士、矢田旭、永井謙佑
    • FW 川又堅碁(→杉森考起)、田中マルクス闘莉王
  • 得点者
    • 鹿島 中村(54分)

試合後記

勝利するも奇跡は起きず、今季が終わる

 J1の2ndステージは最終節、鹿島は勝って、広島が敗れるのを願った上で、さらに得失点差でも劣っているため、2ndステージ優勝のためには大量得点が必要となる。しかし、大量得点というものに惑わされず、勝利することだけを目指したい。
 今日はいつものように早い新幹線を利用して東京駅へ向かう。8時半ごろに東京駅に到着したが、やっぱり長蛇の列。これはすさまじい。わかっていたことやけど・・・。臨時便が出ないんやろうかと、そう思っていたら何と9時40分頃に1便。遅いわ。13時30分キックオフな上、今日のチケットの売り上げ、対戦カード、名古屋サポーターもたくさんこのバスに乗るし、これらを加味しても臨時便を出すのが遅すぎる。臨時便を出すまで通常通り20分間隔で運行するという信じられない対応。

バスターミナルは長蛇の列 カシマスタジアム
バスターミナルは長蛇の列 カシマスタジアム

 スタジアムには12時20分頃に到着。帰りの電車の切符を買ってからスタジアムに入る。自席に荷物を置いた後、足早にゴール裏へ向かう。やっぱりサポーターミーティングが行われていた。何を話していたかがわからず、最後の「鹿島アントラーズ」コール締めだけ見られた。
 試合開始まで1時間を切り、次はスタジアムグルメで何とか。しかしどの売店も長蛇の列・・・。バスを待っていた上で、バス車内で水分補給もしなかった。というか、ペットボトルのお茶でも買っておけばよかった。なのでお腹が空いた。何とか4Fゴール裏の赤もつ煮がそれほど並んでいない。ここにしよう。しかし何か様子がおかしい。どうやら赤もつ煮が殆どない状態だったようで、若い店員の兄ちゃんが赤もつ煮売り切れの把握・予測ができていなかった模様。しかも行列になっている。それにベテラン店員の男性が激怒。一応買ったが、もつが入っていないし、根菜だけ。本来は商品にならんのやろうね。でも、何か食べたかったし。
 食べながら自席へと向かおう。やっとゆっくりできた。かつては試合開始1時間半〜1時間前でもゆっくりしていたのに、近年はコンコース散策やスタジアムグルメ、サポーターミーティングなどでゆっくりしているので、試合開始3時間半〜2時間前には着いている。それだけに今日はバタバタした。

サポーターミーティング しかお
サポーターミーティング しかお
鹿島サポーター 名古屋サポーター
鹿島サポーター 名古屋サポーター

 今日もいつものように4-4-2ではあるが、金崎に代わってカイオが赤アとの2トップを組んでいる。ナビスコ決勝で内転筋を痛めて、横浜FM戦を欠場した中村が復帰。石井監督になってレギュラー獲得に近づいたアツが戻ってきた。対する名古屋も最近は4-4-2で、闘莉王がFWで起用されている。
 立ち上がりの鹿島はよい。ボール奪取は早く、攻めも早い。6分には、2トップの一角に入っているカイオがペナルティエリア左からシュートを放つ。立ち上がりはよかったが、次第にパスが繋がらなくなってきた。ロングボールはことごとく名古屋に跳ね返されるね。高さでは名古屋に分がある。そして、永井のサイド攻撃、これが脅威。永井のスピード、速い速い。10分には永井からのクロスボールを闘莉王がヘディングシュート、これはうまく合わせられない。その前に昌子の軽率なパスをカットされたのが。ちょっと油断したか。永井が狙っていたと思う。闘莉王は川又と縦関係になったり、横に並んでたりと、状況に応じて対応しているみたい。
 ロングボールでは名古屋の高さがあるので、何とかパスとドリブルで打開を図ればと思うが、相変わらず空中戦では負けている。29分ごろには、名古屋にヒヤッとする場面を作られる。縦パスを永井の持ち前のスピードを生かしてシュート、うまくヒットせず曽ヶ端にクリアされる。しかし、名古屋に攻め込まれることがあるものの、鹿島が攻勢を仕掛けている。前半終了間際には遠藤がペナルティエリア外のほぼ中央から強烈なシュートを放つも、バーに嫌われてしまった。

カイオのシュート 負傷から戻ってきたアツ
カイオのシュート 負傷から戻ってきたアツ
川又をマークする脩斗 遠藤のシュート
川又をマークする脩斗 遠藤のシュート

 ハーフタイム後のメンバー交代は両チームともなし。52分、カイオのサイド攻撃、カイオが中央へクロスボール、中央の遠藤がダイレクトでシュートを放つもバーを越えてしまう。遠藤と赤アが重なり気味だったから、ちょっとタイミングを合わせそこなったか。
 その2分後にようやく先制点。中村が中央へドリブル突破、ペナルティエリア右に侵入したところで切り返してシュート、これがゴールマウスに吸い込まれる。楢崎は動けず。コースもよかったが、切り返してからのシュートが早かったなぁ。アツは特に喜ぶこともなく、早く戻れ!また点取るぞ!とすぐにプレー再開を促す。1点だけではなくどんどん点を取ろう。
 ゴール直後にも鹿島はチャンス、小笠原のパスを赤ア、脩斗がつないで遠藤がダイレクトシュート、これは楢崎の片手1本でビッグセーブ。枠にいってたと思うが・・・。今日の遠藤は運がない。前半にはバー直撃のシュートがあったり、このシュートもビッグセーブになったりと。
 61分に鹿島は選手交代。1人目は赤アに代わって鈴木優磨。優磨はそのまま2トップの一角に入る。優磨は粗削りながら、仕掛けようという意図が見えるね。対して名古屋も63分にノヴァコヴィッチ、大武を投入。68分には中村に代わって豊川が入る。名古屋移籍当初のノヴァコヴィッチはフィットしていなかったが、その時とは違う。十分ケアする必要がある。69分には名古屋が左サイドからのクロスをノヴァコヴィッチがヘディングシュート。これは正面。こういったプレーを鹿島はケアしたい。
 さらに74分には遠藤に代わって山村が投入。高さに強い名古屋、こちらも高さで争える選手を1枚加えようという意図があるか。山村は高さはある。その後も名古屋が押し込む時間帯が続き、後半アディショナルタイムに最大のピンチに。名古屋の左サイドからグラウンダーのクロスを放り込まれ、中央で待っていたノヴァコヴィッチにダイレクトでシュートを放たれるが、昌子がブロック。ハイライトで見たけど、顔面ブロックやったんやね。ノヴァコヴィッチにしたらフリーだっただけに決めたかったやろう。長かったアディショナルタイム4分を守り切り試合終了。

アツのドリブル突破 切り返してすぐにシュート
アツのドリブル突破 切り返してすぐにシュート
ゴールネットを揺らす! 喜びはなく「早く戻れ!」と
ゴールネットを揺らす! 喜びはなく「早く戻れ!」と
遠藤のボレーシュートは 楢崎に防がれ、バーを越える
遠藤のボレーシュートは 楢崎に防がれ、バーを越える
途中出場の優磨 途中出場の豊川
途中出場の優磨 途中出場の豊川

 広島が勝ったため、2ndステージは広島が優勝。鹿島は2位で終了。天皇杯は敗退しているため、今シーズンが終わった。広島の選手たち、年間1位と2ndステージ優勝おめでとうございます。
 名古屋も今シーズンが終了。退任が決まっている西野監督が、サポーターの挨拶に参加。選手一人ひとりに労いの言葉や握手、肩をたたいていた。
 今日は最終戦ということでセレモニーもある。ダヴィがいるね。選手会長の西が挨拶。最初に「もう少しこのチームでサッカーがしたかった」と。まぁね。チャンピオンシップに出場できなかったことの悔しさやろう。とコメントしながらも、このチームの手応えは掴んできたと。そして次に石井監督が挨拶。ナビスコは獲れたが、リーグ戦と天皇杯が獲れなかったことは私の責任と石井監督。来年は全タイトルを目指すと明言。
 西、そして石井監督の挨拶が終わり、場内一周。何だかこういったシーンを見ていると、今シーズンが終わったということもあり寂しく感じる。チームの活動は12月5日まで続く。プロ野球の秋季キャンプではないが、オフが長くなり過ぎないようにということもあるんやろう、来季に繋がるようにしっかり練習をして、来季に臨もう。監督、選手、サポーター、鹿島に関わる全ての皆さま、1年間お疲れ様でした!

試合終了 決勝ゴールのアツがLIXIL賞
試合終了 決勝ゴールのアツがLIXIL賞
名古屋の選手たち、深々と挨拶する 最終戦セレモニー
名古屋の選手たち、深々と挨拶する 最終戦セレモニー
選手代表として挨拶する西 挨拶する石井監督
選手代表として挨拶する西 挨拶する石井監督
場内一周、名古屋サポーターも拍手 バックスタンド側へ挨拶
場内一周、名古屋サポーターも拍手 バックスタンド側へ挨拶
ゴール裏サポーターへ挨拶 石井監督の等身大パネル
ゴール裏サポーターへ挨拶 石井監督の等身大パネル
丸の内イルミネーション 丸の内イルミネーション
丸の内イルミネーション 丸の内イルミネーション

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