鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2015年10月31日 ヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント 決勝
埼玉スタジアム2002 入場者数:50,828人
鹿島3−0G大阪(前半0−0、後半3−0)

  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、ファン ソッコ、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男、遠藤康(→カイオ)、中村充孝(→鈴木優磨)
    • FW 金崎夢生、赤ア秀平(→山村和也)
  • G大阪メンバー
    • GK 東口順昭
    • DF 米倉恒貴、西野貴治(→岩下敬輔)、丹羽大輝、藤春廣輝
    • MF 今野泰幸、遠藤保仁、阿部浩之(→大森晃太郎)、宇佐美貴史、倉田秋(→リンス)
    • FW パトリック
  • 得点者
    • 鹿島 ファン ソッコ(60分)、金崎(84分)、カイオ(86分)

試合後記

鹿島ナビスコカップ3年ぶり6回目の優勝!

 10月の現地観戦は4回目。これまで同一月内で3回行ったことあるが、4回というのは初めて。神戸2試合あったし。カシマスタジアムも行った。金銭的にはかなり厳しいが・・・、ナビスコカップ決勝となればやっぱり現地観戦や。
 近年はジェイアール東海ツアーズの「日帰り1Day東京スペシャル」というツアーを申し込んで、少しでも交通費を抑えようとしているが、今回は予約でいっぱいのため申し込めず。ガンバサポが申し込んでいたのか。通常の回数券にした。チケット入手できるかがわからへんかったし、オリジナルデザインチケットが当選して、そのタイミングでもう申し込めなかった。仕方ない。今日は5時過ぎに起床、埼玉スタジアムへ駆けつける。
 10時過ぎに浦和美園駅に到着。ここからは徒歩で。その途中、ナビスコカップ決勝のこれまでを掲載されているところがあった。鹿島はこれまで5回、G大阪は2007年と昨年優勝。昔のものを見ると、やっぱりみんな若いね。俺は老けたね(笑)。

2000年優勝 2011年、2012年の連覇
2000年優勝 2011年、2012年の連覇

 さぁ、スタジアムに到着。早速南側の広場でグルメ等の取材をしよう。スタジアム外の広場はグルメブースがいっぱい。何を食べようかなぁ。おっ!しらす丼がある、これにしよう。うん、美味しい。最近は自宅でもしらすにハマっている。ご飯にたっぷりしらすをかけて食べている。
 しらす丼を食べている間、しかおが出てきた。早速写真撮影やハイタッチに応じてくれた。今日は絶対に勝とう!と。イベントブースでは、しかおもいればガンバボーイも。ガンバサポーターを中心に、ガンバボーイも応えていた。しかおも鹿島サポーターを中心に、写真撮影などに応じていた。ガンバサポーターもしかおと写真撮影をしていたなぁ。
 メインスタンド寄りにちょっとした花のスペースがあった。ちょっとしたイングリッシュガーデンみたいな。赤いバラなどが綺麗に咲いていた。見ごろがそろそろ過ぎようかという感じかと思うが、それでも綺麗に咲いている。この赤いバラは浦和レッズ公認のバラだそうで、「Reds Rose」という愛称がついているそうで。

スタジアム入場ゲート しかおが登場
スタジアム入場ゲート しかおが登場
スタジアム外の広場 愛称「Reds Rose」と呼ばれるバラ
スタジアム外の広場 愛称「Reds Rose」と呼ばれるバラ

 ゆっくりスタジアム外の広場で楽しんだら、スタジアムに入ろう。すでに入場が始まっているのに未だに長蛇の列。やっと入れた。入ってすぐに、ここから先はハロウィンではなく戦場という横断幕が掲げられていた。今日はハロウィン、少し仮想をした人もいたけど、ここはサッカースタジアム。サポーターは戦いに来ているわけであって、優勝を見たいから。
 浦和レッズのサポーターではないし、北側やバックスタンドなどはなかなか行けないので、コンコース散策をしよう。サポーターがいっぱい来場しているということもあるが、意外とコンコースは狭い。特にゴール裏はクラブブースがあった関係もあり、かなりの混雑ぶり。浦和サポーターからするとこれが普通なのかな。
 俺は今日は、バックアッパーサイド指定席にしているので、早速行ってみよう。エスカレーターで登っていくんやね。初めてバックスタンドへ行くだけに、行き方がよくわからんかった。上層からの眺めは非常にいい。バックアッパーの売店は比較的空いているので、もつ煮込みでも食べよう。美味しいけど、カシマスタジアムには敵わないかな。
 時間があるので、バックアッパーやゴール裏を行き来。今日はサポーターミーティングはあるかなと、試合開始1時間前にゴール裏に行ってみたが開催されないようだったので、バックアッパー席へ戻ろう。ナビスコカップ決勝の楽しみの1つと言えば選手紹介。ナビスコ決勝は両クラブのスタジアムDJが担当する。G大阪は仙石幸一さん。鹿島は松本浩之さん。ダニーさんが亡くなってから、松本さんがナビスコ決勝の選手紹介をするのは初めて。ナビスコ決勝は特別バージョンの選手紹介、鹿島の選手紹介の映像、「覚悟」の映像後、何か煙の映像が。何が始まるのかと思ったら、年度毎の優勝トロフィーを1年ごとに紹介。その映像で盛り上がり、さらに5つ並べて「鹿島アントラーズ見参!」に大盛り上がり。すごく沸いた。やっぱりナビスコ決勝の選手紹介は面白い。今回最も盛り上がったんじゃないかな。

ここから先はハロウィンではなく戦場 表彰台
ここから先はハロウィンではなく戦場 表彰台
ガンバサポーター 鹿島サポーター
ガンバサポーター 鹿島サポーター
何か煙が 1997年優勝
何か煙が 1997年優勝
2000年、2002年、2011年に続き2012年優勝 鹿島アントラーズ見参!
2000年、2002年、2011年に続き2012年優勝 鹿島アントラーズ見参!

 鹿島はいつものように4-4-2のフォーメーション。西とファン ソッコが先発復帰。特にこの2人はしばらく試合間隔が空いたので、疲労はかなり取れているはず。存分に暴れてほしい。対するG大阪は、最近4-2-3-1で、左サイドハーフに宇佐美、トップ下に倉田、1トップにパトリックが入る布陣。
 前半から終始鹿島が攻め込む。ファーストシュートは金崎が放つ。その直後、右サイドから金崎が攻め、そしてCK。柴崎のCKから小笠原がミドルシュートを放った後、ペナルティエリアの混戦から遠藤康がシュート。これは浮いてしまった。決定的だった。
 ボール奪取も早い。前半5分には小笠原が素早いボール奪取、そこから素早い攻撃。ゴールはならなかったが、G大阪は守備一辺倒になっている。11分には中村のシュートは右にそれてしまう。さらに直後の赤アの折り返しを、中村がシュートを放ったが、クリアされてしまった。これは惜しい。枠は捉えていた。
 少しG大阪が攻める回数が増えるが、セカンドボールもことごとく鹿島に。22分、鹿島のセットプレーからG大阪がカウンター、宇佐美がひとりでドリブル突破、シュートを放たれるが曽ヶ端の正面。鹿島がなかなか点が取れない中、G大阪の数少ないチャンス、これ決められていたら、違う展開になっている可能性があった。G大阪は早くも選手交代、西野に代わって岩下が入る。戦術的な交代か。
 その直後の31分には、赤アがDFの裏を突いてシュート。これは惜しくも東口に弾かれる。その後はしばらくG大阪がボールポゼッションの時間が増えていく。しかし鋭いプレスで、G大阪の攻撃を凌ぐ。そして40分に鹿島は決定機、遠藤康のスルーパスを赤アが反応、東口をかわしてシュートを放ったものの、丹羽がクリアする。うまくヒットしなかっただけに、これは枠は捉えていないかな。決定機が多いながら無得点。

ファン ソッコとパトリックとの競り合い 遠藤康のシュートは浮いてしまう
ファン ソッコとパトリックとの競り合い 遠藤康のシュートは浮いてしまう
警戒せずにはいられない、宇佐美貴史 赤アのシュートは入らず
警戒せずにはいられない、宇佐美貴史 赤アのシュートは入らず

 終始攻め込みながらも無得点だった前半、G大阪の少ないチャンスをモノにされないようにしたい。後半開始からの選手交代はなし。後半4分に少しヒヤッとする。G大阪の小刻みなパス回しからパトリックがシュート、これはうまくヒットせず。危なかった。
 7分のセットプレーで、遠藤のFKから金崎がヘディングシュート。うまくヒットせず、たたきつけただけのヘディングシュートになってしまった。フリーだっただけに決めたかった。タイミングが合わなかったか。その3分後には宇佐美にシュートを打たれるが、僅かに右にそれた。
 G大阪にボールポゼッションが少し目立ってきた中、後半15分に鹿島がついに先制。小笠原からのCKをファン ソッコがフリーとなり、ヘディングで押し込んだ!喜びを爆発させる。1点先制した後も、カウンターから中村がシュートを放つ。G大阪がボールを持てば、奪ってカウンターが目立ってきた。
 G大阪は2人目の選手交代。阿部に代わって大森。そして鹿島も選手交代。遠藤康に代わってカイオが入り、カイオはそのまま右サイドハーフに入る。その3分後に鹿島が2人目の選手交代。中村に代わって鈴木優磨が入る。そのまま左サイドハーフに入る。本来FWの選手だが、ユースの時もサイドをやっていたし、鋭いサイド攻撃を期待したい。
 後半27分に優磨が左サイドから、右のカイオへサイドチェンジ。カイオのグラウンダーのクロスを金崎がシュート、惜しくも東口の足に当たってしまった。これは東口のビッグセーブか。何度もチャンスを演出していた夢生、そろそろゴールの結果がほしい。鹿島は3人目の選手交代は赤アに代わって山村。山村はボランチに入って、柴崎がトップ下に入っている。
 そして後半39分についに追加点。小笠原のCKから優磨がヘディングで折り返し、そのボールを金崎がヘディングシュート、ついに追加点!丹羽が棒立ち、東口が大の字になって悔しがる。その2分後に決定的な3点目。カウンター攻撃、小笠原、柴崎と渡って、柴崎が右サイドのカイオにパス、東口と1対1となり、冷静にシュートを放ち決定的な3点目!カイオはユニフォームを脱いで大喜び。当然イエローカード。後ろの人から「決勝だから脱いでも関係ないし!」と。このシーンのリプレーが爆笑。喜ぶ鹿島のシーンの後、遠藤保仁の呆然とした表情が映し出される。目を上にしてボ〜っとした表情に爆笑。あとは笛が鳴るのを待つだけ。後半アディショナルタイム4分もしっかり守って、試合終了。鹿島サポーター大歓声!

ソッコのシュート! 決まった!
ソッコのシュート! 決まった!
もみくちゃ状態! 途中出場のカイオ
もみくちゃ状態! 途中出場のカイオ
金崎のヘディングシュート! 決まった!
金崎のヘディングシュート! 決まった!
喜ぶ金崎!カイオ!西! 決定的な3点目はカイオ!
喜ぶ金崎!カイオ!西! 決定的な3点目はカイオ!
ゴールマウスに吸い込まれる! 大喜びのカイオ
ゴールマウスに吸い込まれる! 大喜びのカイオ

 3年ぶり6回目の優勝を飾った!攻守において終始圧倒した。これまで公式戦4連敗中だったG大阪に対して、タイトルを獲ってリベンジ。これでチャラということになるのか、これは特にどうでもいいが、とにかくタイトルを獲ること、これが実現できてよかった。
 その後の記事で、G大阪の長谷川監督曰く「慢心あった」と報じられていたが、それ以上に、鹿島の選手たちの動きがよかった。前半の宇佐美のドリブル突破からのシュートが決まっていれば、違う試合展開になっていたと思うし、今日は完敗を認めざるを得ないやろう。
 表彰式では3年ぶりの万歳を見ることができてよかった。そしてMVPの発表では小笠原が選ばれた。点を取っていない選手がMVPというのは予想していなかった。ソッコかと思った。確かに、得点に絡んだCKやゲームコントロール、ボール奪取など、今日の動きは良かったと思う。選手から頭を叩かれて、手荒い祝福を受けた満男。あまり笑顔を見せない満男だが、ジョン・カビラ氏からインタビューを受けた満男に、少し笑みがこぼれていた。
 選手たちは写真撮影の後、バックスタンド、ゴール裏、メインスタンドへとサポーターへ挨拶。ゴール裏の挨拶時には、選手、石井監督までスタンドに入ってきて、中央のサポーターのところへ。トラメガで優勝報告。いい雰囲気。最後はオブラディ・オブラダでサポーターは喜びを表現。10分くらい続いたなぁ。「まだやるのかぁ?(笑)」と。
 さて、喜ぶのはここまで。次からはリーグ戦がある。満男のインタビューでも言っていたように、残り2連勝して優勝できると信じて最後まで戦うと。これはサポーターでも同じ。最後までしっかり戦おう!

優勝を決め喜ぶ鹿島の選手たち 石井コールに応える石井監督
優勝を決め喜ぶ鹿島の選手たち 石井コールに応える石井監督
準優勝のG大阪の表彰 表彰台に上がる鹿島の選手たち
準優勝のG大阪の表彰 表彰台に上がる鹿島の選手たち
優勝!金銀の紙吹雪が舞う
優勝!金銀の紙吹雪が舞う
MVPの小笠原、チームメイトから手荒い祝福 ジョン・カビラ氏がMVP小笠原にインタビュー
MVPの小笠原、チームメイトから手荒い祝福 ジョン・カビラ氏がMVP小笠原にインタビュー
ナビスコカップ優勝! 写真撮影
ナビスコカップ優勝! 写真撮影
バックスタンドのサポーターへ挨拶 ゴール裏のサポーターへ挨拶
バックスタンドのサポーターへ挨拶 ゴール裏のサポーターへ挨拶
選手、監督たちがスタンドへ オブラディ・オブラダ大合唱のサポーター
選手、監督たちがスタンドへ オブラディ・オブラダ大合唱のサポーター

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