鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2015年03月14日 J1 1st 第2節
カシマサッカースタジアム 入場者数:17,295人
鹿島1−2湘南(前半1−0、後半0−2)

  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、山村和也、ファン ソッコ、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男、遠藤康(→青木剛)、金崎夢生(→カイオ)、土居聖真
    • FW 高崎寛之(→本山雅志)
  • 湘南メンバー
    • GK 秋元陽太
    • DF 遠藤航、アンドレ バイア、三竿雄斗
    • MF 藤田征也(→大竹洋平)、菊地俊介、永木亮太、菊池大介
    • FW 大槻周平(→アリソン)、ブルーノ セザル(→キム ジョンピル)、高山薫
  • 得点者
    • 鹿島 金崎(13分)
    • 湘南 遠藤(54分=PK)、アリソン(90分+1)

試合後記

外しまくって、外しまくって、最後はドンと沈む

 今冬のスキーへは4回行った。十分楽しめたので、今冬のスキーは終了にして、いよいよサッカー観戦や。今年初観戦はホーム開幕戦を選択。14時キックオフなら日帰りで行けるし。湘南スタイルがどんなものかも見たかった。
 今日は5時に起きて、朝早い新幹線に乗った。東京駅に到着したのが8時半ごろ。停車直前で北陸新幹線を見た。多くの撮り鉄の人、メディア関係者の人たちがたくさん集まっていた。今日開業の北陸新幹線、いずれは乗りたい。その時には俺も写真を撮ろう。
 足早に高速バス乗り場へと向かう。すでに多くの人が列を作っている。鹿島サポーターだけではなく、湘南サポーターも多く並んでいる。まぁ、近いからそうなるやろう。かしま号が多くの方が並んでいる旨のアナウンスが流れていたが、しかし「本日は鹿島アントラーズ対ベルマーレ平塚の試合が行われるため、多くのお客様がご利用に・・・(略)」。って、ベルマーレ平塚?いつの時代の係員なの?(笑)

今日も水郷潮来で、大旗を振って気合いを入れる カシマスタジアム
今日も水郷潮来で、大旗を振って気合いを入れる カシマスタジアム

 スタジアムに到着したのが11時半過ぎ。すでに開門。とりあえず食事にするかぁ。やっぱりもつ煮込みは食べよう。うん、美味い。その後はコンコースを回ろう。今日のメインコンコースでのイベント広場では、ホームタウン応援フラッグの贈呈式が行われていた。鹿島の社長や中田浩二C.R.Oも参加。昨年引退した中田、これからも鹿島のために頑張ってほしい。
 今日はホーム開幕戦ということで、サポーターミーティングはあるのかなと試合開始1時間前にホームゴール裏へ行ってみたが、そんな雰囲気がない。でも約10分後、な〜んや、あるやん。「どんな汚い手を使ってでも勝つ」といったことも。そして「金崎と聖真、後ね、オッサン連中、曽ヶ端、満男、この辺、1試合休んでいるんで(略)」って、「オッサン連中」って面白いね。ちょっと笑いが飛んでいた。
 さて、今日のスタメンを見てみよう。そのオッサン連中(笑)の曽ヶ端と小笠原がスタメン復帰。そしてセンターバックには山村が。昌子は左手骨折の影響でベンチ外、植田はU-22の試合が水曜日にあったことを配慮か、今日はベンチ外で青木がベンチ入り。2列目は遠藤、土居、そして金崎。金崎は前節の清水戦では悔しい思いをした。今日はその鬱憤を晴らしてほしい。

ホームタウン応援フラッグの贈呈式 中田C.R.O(右)らと撮影
ホームタウン応援フラッグの贈呈式 中田C.R.O(右)らと撮影
にぎわうホーム側コンコース サポーターミーティング
にぎわうホーム側コンコース サポーターミーティング
鹿島サポーター 湘南サポーター
鹿島サポーター 湘南サポーター

 序盤、最初にシュートを打ったのは湘南。左からのスローインからブルーノ セザルが一人かわしてシュート。これは枠にいかない。湘南スタイルと言えば縦への速い突破、カウンター。序盤でも「これかな」と言える縦への突破が見られた。鹿島もそれを許すまいと、突破を許す前に選手をマークしようという意図が一応見える。
 そして鹿島にも時間帯。8分には西のクロスボールから、金崎がボールキープ、そして遠藤康へ、遠藤康が左足でシュートを放つ。しかしポストに嫌われる。その後高崎にも決定機。しかし枠を捉えられない。先制点は鹿島、右サイドに侵入した高崎が中央へクロスボール、柴崎がスルーして金崎がシュート、これが決まり先制点。柴崎のケアのあまりか、金崎がフリーになっていた。前節で悔しい思いをした金崎が、今日はゴールを決めた。鹿島移籍後初得点。
 前半は湘南スタイルの縦への速い突破、カウンターに対して、鹿島もケア。そのお株を奪うように、鹿島も素早いカウンター攻撃を見せる。が、得点機には至らない。ファン ソッコと山村のコンビだったけど、まぁまずまずかな。特に山村は、昨年昌子や植田にポジションを奪われ、今日はアピールするのには絶好の機会となる。前半の湘南を見てみると、何でもかんでも縦への突破というわけではなく、行ける時に行け!という感じか。鹿島が湘南の突破を許す前にケアしていたということもあるが、それほど多くの突破を鹿島が許しているわけではなかった前半だった。

金崎のシュート ゴールが決まった!
金崎のシュート ゴールが決まった!
ガッツポーズの金崎 先発の山村
ガッツポーズの金崎 先発の山村

 後半湘南が同点に追いつく。53分、右からのロングボール、それを処理しようとペナルティエリア内で小笠原と遠藤航との競り合い、遠藤航をブロックしようとしたときに小笠原の肩?が遠藤航のアゴを直撃、PKとなる。そのPKを遠藤航がしっかり決めて、湘南が同点に追いつく。
 その後すぐさま鹿島も反撃。55分にはカウンターから遠藤康が中央ボールキープし右の高崎へ、高崎のシュートも枠を捉えられず。57分には西のクロスボール、ファーサイドにいた金崎が合わせたが、バーの上。これは決めたかったなぁ。バウンドが難しかったか。さらに59分には土居が中央を突破し、右の柴崎へ。中央で飛び出している土居にフワリとボールを上げ、土居がヘディングシュート。これもダメ。湘南の選手も体を張っていたというのもあるが、土居はヘディングが得意ではない。
 約5分の間に決定機が3つ。これでは勝ち越し点を取れないのか?と嫌な予感が漂う。そして67分、鹿島は1人目の交代、金崎に代わってカイオが入り、そのまま左サイドへ。怪我によるコンディション不足?もあってか、精彩を欠いていたカイオ、出場直後はいい攻撃を見せていた。が、73分、右からのクロスボールに左のカイオが反応、ヘディングシュートはポスト、そのこぼれ球も高崎が詰められず、ゴール前の混戦で最後は遠藤康がシュートを放ったが、GK秋元の手に当たった後バー直撃。これだけの波状攻撃もダメ。
 その直後、鹿島は2人目の交代。遠藤康に代わって青木。青木がセンターバックに入り、山村がボランチ、カイオが右サイド、柴崎トップ下、左サイドに土居という布陣となる。81分には高崎に代わって本山。ゼロトップとなった。意図のよくわからない選手交代のように思える。柴崎にトップ下ということ自体はいいが、同点のままでというのはどうなのか。本山が出場すること自体はいいが、何かリズムを変えたかったんやろうね。本山はそういう動きを見せていた。でも中村の出場を期待したかったな。
 悪夢は後半アディショナルタイム、湘南の右サイドからクロスボールを途中出場のアリソンがヘディングシュート、ゴールが決まり逆転する。湘南のベンチも大はしゃぎ。その後すぐに、アリソンは2枚目のイエローで退場になったが、がっくり状態の鹿島に、退場になったところで痛くもかゆくもない。

高崎のシュート。左の金崎フリーなんだが 土居のヘディングシュート、入らず
高崎のシュート。左の金崎フリーなんだが 土居のヘディングシュート、入らず
遠藤のシュート、これもダメ 本山と柴崎が並んでいる
遠藤のシュート、これもダメ 本山と柴崎が並んでいる

 これでACLを含めて4連敗となり、スタジアムは大ブーイング。当然やろう。俺はブーイングも通り越したわ。対する湘南は選手とサポーターと一緒に勝利のラインダンスで喜びを表現。
 どうしたもんかね。これだけ外しまくっては。昨年J1最多の64得点は記録しているものの、決定力不足は相変わらず。会見の中でセレーゾ監督は「そういう時もある」と苦笑まじりで話していたと、スポニチが報じている。確かにそういう時もあるやろうけど、苦笑いするな!
 前節から4人入れ替えてもダメ。救いは金崎の初得点。これはレギュラー獲得へ一歩リードしたかな。今日なら90分間プレーしてほしかったけど、今日の選手交代では・・・。
 さて、ACLを含めて4連敗となった。次はACL、中3日。そしてまた中3日で名古屋戦。いずれもアウェイ。ACLよりリーグ戦に集中したほうがいいかも知れないが、当然そんなことはしない。調整は大変やろうけど、何とか勝利を。もうブーイングはいらん。


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