鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2014年10月22日 J1 第29節
ノエビアスタジアム神戸 入場者数:9,375人
神戸0−0鹿島(前半0−0、後半0−0)

  • 神戸メンバー
    • GK 徳重健太
    • DF 高橋峻希、河本裕之、増川隆洋、相馬崇人
    • MF チョン・ウヨン、シンプリシオ(→橋本英郎)、小川慶治朗(→石津大介)、ペドロ・ジュニオール、森岡亮太(→枝村匠馬)
    • FW マルキーニョス
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男、遠藤康(→ジョルジ ワグネル)、豊川雄太(→カイオ)、土居聖真
    • FW 赤ア秀平(→中村充孝)

試合後記

痛み分け、両者決め手なくスコアレスドロー

 平日開催。今月、土曜日出勤があったので、その代休としてこの日を選んだ。まぁ、土曜日出勤がなくても有休を取っていたけどね(笑)。
 今日はあいにくの雨。ゆっくり高速を走って、現地に到着したのは午後3時半ごろ。スタ飯ストリートもまだ準備中やったし、ウイングギャラリーでも見て、雨宿りや暇をつぶそう。開門の列に並んでも、今日は平日で、鹿島サポも少ないから(汗)。4時頃に雨が止んで、外に出てスタ飯ストリートの営業を待っていたら、突然私服の女性が「お疲れ様です」と声をかけてきた。思わぬ出来事でちょっとパニックになったけど「私も鹿サポです」と言われて、「これはこれは」と笑顔になった。すでに俺はユニフォーム姿になっていたから。応援頑張らなければ(笑)。
 そしてスタ飯ストリートのメニュー、どれにしようかなぁと。あっ、神戸牛ステーキ丼、これ美味そう!と早速これにしよう。うん、美味い!肉が柔らかい!丼の器は小さいけど、1200円の価値はある。

所属選手の足跡 鹿島サポーターを歓迎
所属選手の足跡 鹿島サポーターを歓迎
スタ飯ストリート 神戸牛ステーキ丼
スタ飯ストリート 神戸牛ステーキ丼

 では開門を待とう。開門前に、他の鹿島サポーターの女性が犬を連れてきていた。なかなか可愛い。多くの人が笑顔に。スタジアム内に犬は連れていけないから、俺の前にいた人も「どうするのかなぁ」と。確かに。
 開門してから早速スタジアムの写真撮影。つい先日の日曜日、デジカメを新しくした。使っていたデジカメは約7年使用、そして電池を抜くたびに時刻が初期化されてしまう故障もあったんで、もう買い換えようと。なかなか慣れずに苦戦したが、これから慣れてくるやろう。
 今日も試合開始1時間前にサポーターミーティングが。「アントラーズ馬鹿のみなさん、こんにちは!」だって・・・。まぁ、確かに。連敗しているだけあって、もう少し真剣な感じになるのかなと思ったら、そうでもなく。今日のミーティングはあまり意味がない。最後は鹿島アントラーズコールで締めたが、ちょっと距離はあるとはいえ正面は病院が・・・。「やってよかったのかなぁ」「許可したんじゃない?」といったことが聞こえた。俺も病院があったことが頭になかった(汗)。
 スタメンも確認しよう。おっ!豊川が先発や。注目の1トップには赤ア。先発11人は全員日本人になった。ウォーミングアップ中、特に今日は赤アと豊川に対するコールが多い。それだけ期待されていること。さぁ、点を取ろう!

サポーターミーティング モーヴィたち
サポーターミーティング モーヴィたち
鹿島サポーター 神戸サポーター
鹿島サポーター 神戸サポーター

 柏戦同様、立ち上がりは神戸側の激しいプレスもあり、チャンスはあまり作れない。対して神戸はチャンスもあったが、曽ヶ端たちが得点を与えない。しかしまぁ、前線の選手の名前を見る限りは、結構実力者が揃っているんやね。経験豊富なマルキ、スピードも兼ね備えているペドロ・ジュニオール、日本代表の森岡、若い小川。マルキもそうやけど、スピードのペドロがイヤやね。
 鹿島は次第に赤アの動き出しにボールを合わせていく。26分には柴崎のドリブルでスピードを上げると、前線の赤アへ。その赤アがペナルティエリアでGKに倒されたかと思ったが笛ならず。その後も、裏へ動き出した赤アへボールを集め、シュート。
 前半41分、山本のクロスから豊川が合わせたが、枠の上に飛んでしまった。決めたかったなぁと悔しがっていたが、左サイドハーフに入った豊川、がむしゃらに動き回って、守備面でも奮闘。気持ちを全面に押し出すプレー、やっぱり豊川はいいね。

マルキをマークする植田 先発の豊川
マルキをマークする植田 先発の豊川
小笠原とチョン・ウヨンの競り合い 先発の赤ア
小笠原とチョン・ウヨンの競り合い 先発の赤ア

 後半の主導権は鹿島に。ただ、ピッチコンディションが良くなく、シュートまでには至らない。惜しかった豊川のシュート。59分、遠藤が中央へボールを送ると、豊川がシュート、しかしポストに嫌われてしまう。その跳ね返りがチョン・ウヨンのところに来て外にボールを出したが、オウンゴールにでもなってくれたらと。まぁ、甘くないな。
 67分には、ファウルぎりぎりでボールを奪った後、土居がペナルティエリア前で次々と相手をかわしてシュート、しかしボールはバーを越えてしまった。この時、ファウルぎりぎりでボールを奪ったのが「ファウルじゃないのか?」と神戸の選手が抗議する。今日の主審の今村さん、あまり笛を吹かないのかな。あのプレーは、う〜ん、相手は押されたように見えたが、倒れるまでのプレーだったのか、というところか。
 惜しいシーンもあったが、鹿島は選手交代で打開を図ろうとする。74分には豊川に代わってカイオ、75分には赤アに代わって中村が投入される。カイオはそのまま左サイドハーフ、中村もそのままトップの位置に。今日は中盤での競り合いが激しい。78分にはマルキに対して小笠原がスライディングタックル、シミュレーションでマルキにイエローカードを出されるが、絶対に負けたくないという両者の意地がぶつかり合う。
 最後の交代はジョルジ ワグネル。しかしその直後に最大のピンチが訪れる。神戸のカウンター、ペドロ・ジュニオールが昌子、曽ヶ端もかわしてシュート、これはサイドネット。角度があまりなかったこともあったが、危なかった。85分には右手前でのFK、ジョルジ ワグネルであれば、ここは得意の角度。でも蹴ったのは小笠原。そのボールを山本が飛び込むも、相手GKにはじき出される。ジョルジ ワグネルのパフォーマンスは気になるねぇ。このFKは「俺(小笠原)が蹴る」といったような感じに見えたが、FKの精度もジョルジ ワグネルは戻っていないのかなぁ。結局得点できず試合終了。

豊川のシュート 土居は3人に囲まれながら
豊川のシュート 土居は3人に囲まれながら
シュートを放つ わずかにバーを越えてしまった
シュートを放つ わずかにバーを越えてしまった
外した土居は倒れ込む。その前のプレーで抗議する神戸の選手 サポーターへの挨拶
シュートを外した土居は倒れ込む
その前のプレーで抗議する神戸の選手たち
サポーターへの挨拶

 結局痛み分けのスコアレスドロー。ペドロ・ジュニオールにやられそうになったシーンもあったが、守備に関しては失点ゼロ。G大阪戦や柏戦で3失点を喫しているだけに。スポニチの集計では、鹿島はシュート14本放ったと。今日はそんなに印象ないね。ダヴィがいないだけに、攻撃陣の不発は今後気になる。
 残り5試合、浦和との勝ち点差は7ある。2007年の時は、残り5試合で勝ち点10差だったが、これを大逆転で優勝した。もちろんこの奇跡の再現といきたいところやけど、そんなに甘くない。今節ではG大阪は柏に負けたが、上には浦和、G大阪、川崎がいる。鳥栖も勝ち点で鹿島と並んでいる。
 次節は浦和。今季を占う大一番となる。逆転優勝のためには勝利が絶対に必要。引き分け以下では非常に厳しい。負けたらほぼTHE END。まさしく崖っぷち。俺は現地観戦できないが、必ず勝利してくれることを祈る。これしかできない。


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