鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2014年8月23日 J1 第21節
IAIスタジアム日本平 入場者数:13,447人
清水1−3鹿島(前半1−0、後半0−3)

  • 清水メンバー
    • GK 櫛引政敏
    • DF 吉田豊、平岡康裕、ヤコヴィッチ、イ キジェ
    • MF 本田拓也(→村田和哉)、六平光成、大前元紀(→瀬沼優司)、河井陽介
    • FW 石毛秀樹(→高木俊幸)、ノヴァコヴィッチ
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男(→ルイス アルベルト)、カイオ(→山村和也)、中村充孝(→遠藤康)、土居聖真
    • FW ダヴィ
  • 得点者
    • 清水 大前(31分)
    • 鹿島 小笠原(61分=PK)、小笠原(68分)、ダヴィ(72分)

試合後記

「審判、審判、へーたくそ!」から、後半逆転勝ちで今季初の4連勝

 2試合連続の現地観戦、対戦相手は清水。今季はナビスコも含めて清水に2勝。しかし、日本平では2007年を最後に勝利がない。「鬼門」と呼べるのかは微妙だが、7年ぶりの勝利を期待したいところ。
 これまで日本平へは新幹線を使って、静岡からシャトルバスでアクセスした。今回初めて車でアクセスする。エスパルス公式駐車場の混雑状況がわからないため、14時駐車場使用開始に合わせて、自宅を出る。順調に高速道路を走り、の〜んびりと刈谷SAなどで休憩しながら、予定通り14時過ぎに鈴与(株)南新開製材蔵置場駐車場に到着。さすがに早く着いたので、収容150台のこの駐車場、俺は30番目くらいかな。ここから約1.8kmは徒歩でスタジアムへ。この距離であれば、徒歩で楽勝。

鈴与(株)南新開製材蔵置場駐車場 パルちゃんのふわふわ
鈴与(株)南新開製材蔵置場駐車場 パルちゃんのふわふわ

 まずは最後尾まで行って、開門を待とう。時より日が射したり、どんより曇ったり。雨が降らなければいいが。そして15時30分に開門。ゆっくり順番で歩いている間に富士山が見えるかなぁと、時より振り向いたが全く見えへんね。今日はホームゴール裏へも立ち寄ろうと、入場後もユニは着ずに私服で。あれれ?当然制限されているところはあるものの、ホームゴール裏のコンコースの一部は、アウェイグッズを付けていても通行できるね。でもやっぱりホーム側コンコースは豊富やね。
 とりあえず自席に戻って、桜えび天ぷらそばを食べよう。食べ終わった途端、突然の豪雨・・・。凄まじい雨で、女性サポーターの「キャー!」という悲鳴も。多くの人がずぶ濡れに。この豪雨は約1時間。そしてもう一度自席を確保した時、今日はサポーターミーティングをやると、インファイトの人が言っていて、早速コンコースに集まる。
 3連勝中でミーティングやるの?と思っていたんだが、コールリーダーの方の話を聞くと、日本平で2007年を最後に勝っていない、まだ若いチーム、また厳しい時期が来ても、だからこそという想いから。特に聖真、みんないいものは持っていると思っているし、まだできるはずだと、俺たちがもっと応援してやろうよと。最後は鹿島アントラーズコールで締め、自席へ。

突然の豪雨 視界不良
突然の豪雨 視界不良
サポーターミーティング パルちゃんねる
サポーターミーティング パルちゃんねる。後ろ姿はひよこちゃん。
清水サポーター 鹿島サポーター
清水サポーター 鹿島サポーター

 前半から本来やりたいポゼッション、まずまずできている。清水は守備を意識しているように見える。前半10分にはカウンター、カイオが西の追い越しを見て、優しくボールを西へ。西の突破からクロスボールを放り込んだが、清水DFの弾いたボールを小笠原がシュート。入ったらよかったけどね。攻撃としては悪くなかった。そして鹿島の守備、ノヴァコヴィッチに対して主にマークしているのは先発復帰の植田。ノヴァコヴィッチも高さはあるが、植田も負けじと高さで勝負していて、相手より高く跳んでマークをしている。
 しかし、先制点は清水に入る。左から右のノヴァコヴィッチへ、ノヴァコヴィッチは左の石毛へ、さらに折り返したボールを大前に決められた。まぁ左右、中央と揺さぶられてしまったね。
 今日の前半は小競り合いあり、判定に対する不可解が続出する。前半開始直後には、小笠原のFKをGK櫛引がキャッチも、ダヴィとノヴァコヴィッチが小競り合い。ダヴィは通算イエローは7枚になっているし、次イエロー貰うと2試合出場停止になるから、とにかく抑えてくれ。前半終了間際にはノヴァコヴィッチへの微妙な判定で、昌子そして植田に立て続けにイエローカード。遠いから細かな動きはわからんが、ノヴァコヴィッチのアクションもオーバーやね。立て続けに納得できない判定に、前半終了後も選手が抗議する。そして久々に聞いてしまった「審判、審判、へーたくそ!」を。しかしコールリーダーの方は紳士的だ。そういった周りの声の中、鹿島アントラーズコールを指揮する。

ダヴィ、ノヴァコヴィッチ小競り合い 高さは負けない、植田
ダヴィ、ノヴァコヴィッチ小競り合い 高さは負けない、植田
昌子のパス 判定を巡って抗議する
昌子のパス 判定を巡って抗議する

 後半、鹿島が攻勢に出る。開始直後、右サイドの小笠原のFK、ボールは左へ流れるが、左にいたダヴィが反応してシュート。DFにはじかれたがそのボールがカイオのところに、そのカイオがシュートもポスト直撃。決めたかったなぁ。サポーターも「あ〜」と頭を抱える人続出。鹿島は後半10分に、中村に代えて遠藤がピッチに。遠藤はいつもの右サイドに。右サイドのカイオが左サイドへ。
 その交代後、カイオがペナルティエリアを突破し、吉田に倒されPK獲得。これはさすがに吉田にイエローカード。PK、蹴るのは小笠原。PKといえば、天皇杯のソニー仙台FC戦、小笠原以外は全員外すという、そういったことも確かによぎった。サポーターの話の声からも聞こえた。その心配はなく、コースは読まれたけど届かずゴール!同点に追いつく。小笠原は今季初ゴール。
 同点に追いついた2分後、植田がノヴァコヴィッチを倒してしまい2枚目のイエローで退場。同点に追いついたすぐのことだったので、流れが変わらなければいいが。一時的に、柴崎が右サイドバック、西がセンターバックに就いた後、カイオに代わって山村を投入。
 その直後、遠藤の突破をイ キジェが倒してしまい、決定的機会の阻止でレッドカードで退場。不可解な判定の前半があったので、まさかこれでイエローはないやろうなと。さすがにレッドやったね。まぁ、キジェは後半開始直後にイエロー貰っているので、イエローだったとしても結局は退場ではあるが、決定的機会阻止はレッドに相当する行為。さすがにレッドカード。そして得たFK、正面、ペナルティエリアからやや外。小笠原が右にしっかり突き刺した。GK櫛引は逆にちょっと動いていて、結局反応できず。きれいなFKやったね。
 植田の退場で10人になってしまい、嫌な感じになるかと思えば、清水も10人に。逆転して、さらに72分、土居の左からのパスを遠藤が優しいクロスを送ると、ダヴィがヘディングシュートを決めて3点目!ゴールを決めたダヴィ、カイオ、昌子、西とでゴールパフォーマンスも。
 そして守りをさらに強固にするため、いつものようにルイス アルベルトが86分に投入。後半アディショナルタイムは5分あるが、最後まで守り切ろう。試合終了間際にノヴァコヴィッチがペナルティエリア付近で倒れるが、シミュレーションを取られ、ノヴァコヴィッチにイエローカード。ファウルをアピールするオーバーアクションが目立っていたが、そう何度も通用しない。

小笠原のPK コース読まれるも決まった!
小笠原のPK コース読まれるも決まった!
小笠原のFK 直接決まった!
小笠原のFK 直接決まった!
ダヴィのヘディングシュート 決まった!
ダヴィのヘディングシュート 決まった!
ゴールパフォーマンス ポジション奪い返したか、西大伍
ゴールパフォーマンス ポジション奪い返したか、西大伍

 逆転勝ちで今季初の4連勝。前半は清水の思惑通りも、後半、鹿島が牙をむいた感じか。植田の退場で流れが変わらないかが気になっていたが、相手も10人になって逆転、さらに追加点。前半の不可解の判定に対して、鬱憤を晴らした後半となった。
 小笠原のPKが今季初ゴールであることは知っていたが、16年連続ゴールでJ新記録というのは全く知らなかった。小笠原のインタビューも小笠原らしく「記録が目標ではない」。まだ上にいるチームがいると。確かにその通りである。今日鹿島は勝って3位浮上。首位浦和、2位鳥栖。まだこの2チームがいる。とは言え、首位浦和と勝ち点差は2になった。
 次節はFC東京戦。FC東京とはこれまで相性がよく、鹿島が大きく勝ち越している。しかしこれは過去のこと。浦和戦では4対4という乱打戦ではあったが、高橋をアンカーに置いた守備もいいチームで5位に付けている。差を詰められないようにしたい。小笠原、植田、遠藤の3人が出場停止だが、8月最後の試合も勝って、さらに勢いに乗ろう!

試合後の挨拶へ向かう選手たち 小笠原のインタビュー
試合後の挨拶へ向かう選手たち 小笠原のインタビュー

翌日

 18時の試合で、深夜に帰宅することは可能ではあるが、翌日ゆっくりとしたいため、焼津インターすぐのホテルルートイン焼津インターで宿泊する。大浴場に入りたいので、静岡市内のホテルではなく、このホテルを選ぶことにした。
 翌日は、御前崎でも行こうと車で向かう。焼津市内はこれと言って観光できるところがあまりない感じがしたが、魚が盛んなのかな。10時半ごろ御前崎に到着。早速御前崎灯台から眺めよう。さすがに風が強いが、眺めは最高。足場が狭いので、高所恐怖症の人はてっぺんまで行かないほうがいいかも。
 海岸付近まで行ってみよう。当然海なので、海水を舐めてみたらさすがにしょっぱい。静かな波の音、何か落ち着くね。少し離れた海水浴場からは富士山が見えた。でもちょっと霞んでいた。ここしばらく不安定な天気が続いているのか、まぁ、これはやむを得ない。ゆっくり御前崎まで見物して、京都へ帰ろう。高速道路を長時間運転するから、やっぱり燃費は伸びるね。最近燃費が13kmを切ってしまうが、今回は14kmくらいは見込めそう。さて仕事かぁ、あ〜あ。

焼津港付近から見える富士山 御前崎灯台
焼津港付近から見える富士山(霞んでいる) 御前崎灯台
御前崎灯台てっぺんから 灯台へ向かう階段になぜか猫
御前崎灯台てっぺんから 灯台へ向かう階段になぜか猫
静岡県最南端の岬 海水は透き通っていて綺麗
静岡県最南端の岬 海水は透き通っていて綺麗

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