鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2014年5月3日 J1 第11節
日立柏サッカー場 入場者数:13,650人
柏1−0鹿島(前半1−0、後半0−0)

  • 柏メンバー
    • GK 菅野孝憲
    • DF 鈴木大輔、近藤直也、渡部博文、橋本和
    • MF 高山薫、大谷秀和(→栗澤僚一)、茨田陽生、太田徹郎(→キム チャンス)
    • FW 田中順也(→狩野健太)、工藤壮人
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 伊東幸敏、植田直通、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳(→赤崎秀平)、小笠原満男、遠藤康(→野沢拓也)、カイオ
    • FW 土居聖真(→ルイス アルベルト)、ダヴィ
  • 得点者
    • 柏 工藤(45分)

試合後記

ミス連発、柏の固い守備にも阻まれ、首位陥落

 ゴールデンウィークは後半、今年は曜日のめぐり合わせが悪く、今日からゴールデンウィークみたいなものかな。まぁ、今週俺は土曜日出勤の代休や、取引先の休日に伴う休みもあったし、多く休んだ感じ。曜日感覚がおかしくなるね(笑)。
 2年ぶりの柏。2年前はリーグ戦とナビスコカップで、2回柏へ行った。いずれも追いつかれての引き分け。2009年以来の日立台の勝利を目指して、今日も応援するのみである。13時キックオフということで、早朝の新幹線と在来線を利用して、柏駅へと向かう。上野駅から常磐線に乗り換え時、南柏駅での人身事故の影響で常磐線は運転見合わせ。かなり焦った。上野駅からどうやって行けっちゅ〜ねん、わからへん。9時20分頃運転再開と知って、とりあえずホッとした。10時過ぎに柏駅に到着。
 チケットは完売。当然鹿島側も満員になる。ビジター側最後尾に着いたのが開門約30分前の10時半。やっぱりいっぱいやね。今日は朝から暑い。待っている間も日差しが強い。11時開門で続々と進んでいくが、熱中症か、女性が一人、知り合いの方に担がれていて日陰へと。大丈夫だったのかなぁ。

アウェイ側入場待ち 晴天の柏サッカー場
アウェイ側入場待ち 晴天の柏サッカー場

 スタジアムへ入場できたのが11時半少し回った。やっぱり時間かかるね。そこで早く利用しておきたいのがスタジアムグルメ。昼時になるし混むから。今日は秋田県の横手焼きそばが売っていたのでそれを食べよう。目玉焼きがのっていて美味しい。焼きそばと言えば紅しょうがが付いていると思ったら、この焼きそばには福神漬が入っている。これは初めて見たなぁ。どうやらそれが横手焼きそばの特徴だそうで。
 簡単にゴール裏をのぞき見して、あとは席でゆっくりしよう。暑いけど。さて、今日の先発を確認、おっ!伊東が復帰しているね。前節はベンチ外。クラブとしては「休養の意味合い」としながらも、本人は「実力で外れた」と認識。伊東を含め、パフォーマンスを落とすと、先発どころかベンチ外になることがありえる今の鹿島。最高のパフォーマンスを見せてほしいところ。
 そして今日、これまで主力センターバックとしてプレーしてきた青木がベンチ外。DF陣では中田と西が入っている。連戦で疲労が少なからずある脩斗、試合展開によっては中田に変えることもできるが、90分間プレーしたいところやろう。対する柏は、登録上4-4-2になっているが、実質3-4-2-1。鹿島が嫌がる布陣である。広島や浦和がやっている可変システムではないが。そして、大黒柱だったレアンドロ・ドミンゲスが退団、もう一人のレアンドロは怪我で欠場。先発11人は全員日本人の柏、でもここ数試合は負けていない。「脱外国人頼み」という意識もあるか。

横手焼きそば(赤いのは福神漬) 多くの人が並ぶ売店
横手焼きそば(赤いのは福神漬) 多くの人が並ぶ売店
鹿島サポーター 柏サポーター
鹿島サポーター 柏サポーター

 前半、柏は主に鹿島の右サイドを狙っているように見える。経験の少ない伊東に対して。ワンツーなどで伊東を揺さぶっている。柏の守備は3バック、鈴木、近藤、渡部が最後を固めている。必要に応じて橋本や高山が守備に対応。特にダヴィへのマーク、近藤などが執拗にマークをしている。
 鹿島の守備、サイドは破られるものの、クロスボールは植田の高さを生かしてクリアする。植田の持ち味でもあり、最も期待しているところ。でもちょっとビルドアップはまだまだかな。小笠原に再三指で指示されている。でもフィードはいいものを持っているね。
 34分に柴崎からのパスがカイオに通る、カイオの仕掛けから小笠原が反応したが、相手DF陣に阻まれる。この場面以外、連戦の疲労か、柴崎にパスミスやロングボールにも精彩を欠く場面が。これまでリーグ戦フル出場してきて、前半はボランチ、後半途中からトップ下を務めることが多い。今年の柴崎は攻めを速くしている。運動量を使うだけに、さらに今日の暑さでプレーに精彩を欠く。
 39分にダヴィのバイシクルシュートが見られた時には、おぉ〜という歓声が起こったが、ゴールならず。そして前半終了間際、パスミスをきっかけに失点してしまう。田中順也のボールを昌子がクリアできず、工藤にボールが渡ったところにスペースが、カバーが追いつかずにシュートを打たれてゴールを決められてしまう。前半は1点ビハインドで終了するが、すぐに追い付こう。

田中をマークする伊東 今日も先発は植田
田中をマークする伊東 今日も先発は植田
ダヴィのバイシクルシュート 右へ展開する小笠原
ダヴィのバイシクルシュート 右へ展開する小笠原

 後半、早速鹿島は選手交代に出る。遠藤に代わって野沢。遠藤にも疲れが出ているのかなぁ。野沢は遠藤と同ポジションに就く。後半最初のプレーで、早速カイオが突破しシュートを放つ。こぼれ球を再びシュートも大きく外れてしまう。ちょっと力が入ってしまったかな。
 鹿島の一番のビッグチャンスは61分。うまく裏を取った土居が中央へラストパス、中央にいた柴崎がシュートを放つも枠外。シュート体勢が上手くいかなかったかな。攻撃力は年々向上しているとは言え、得点力がもう少しほしい柴崎。でもこれは決めておきたかったなぁ。
 72分に鹿島は選手交代、ルイス アルベルトが土居に代わって入る。これでいつものように、ルイスがボランチに入って、柴崎をトップ下に。しかし、これでも柴崎のパフォーマンスが今日はダメなのか、僅か4分後に、柴崎に代えて赤アを投入する。ダヴィと赤アとの2トップと思いきや、赤アはやや下がり目の1.5列目のようにも見える。79分にはカイオの長いクロスボールを、ダヴィと菅野が競り合い、そのこぼれ球を野沢がシュートを放ったが、枠を捉えられない。枠にいっていたら鈴木あたりがカバーできたかも知れないが、せめて枠にいってほしかった。
 残念な出来事が、鹿島のゴール裏から、ドラムのスティックと思われる棒がピッチに投げ込まれる。しばらくプレーは続いたが、プレーが止まった時に菅野がそのスティックを返しに行く。俺の席の後ろの女性が「だからインファイト嫌いなんだよ!」と激怒。何で柏戦って何かと荒れやすいんやろうか。その後も、鹿島の猛攻は続いたが、柏の固い守備の前にゴールは奪えず。

左サイドを展開するカイオ 途中出場の赤ア
左サイドを展開するカイオ 途中出場の赤ア

 終盤の猛攻も無得点で敗北。サポーターは沈黙。選手が挨拶するときには拍手だった。今日は暑かったということもあったのか、ミスが多かった。シュートは多く放ったものの、枠にいったシュートは少なかった。
 一瞬のスキを突かれた失点だったが、全体的には守備は踏ん張っていたと思う。柏のクロスボールも植田が高さを生かしてクリアする。植田と昌子、植田のプレースタイルは「岩政タイプ」、昌子は大岩コーチを尊敬し、寒い日も半袖。「2枚岩」の後継者は、昨年とは違い着々と成長していると思う。青木と山村、昨年の主力センターバックが今日は2人ともベンチ外。センターバックも激戦になっていることはいいこと。
 何だか俺って、現地観戦すると、連勝ストッパーと連敗ストッパーになっているような気がする。今日は2連勝で止めてしまった。昨年も、対セレッソの公式戦連勝を止めてしまった。逆にアウェイ7連敗でストップした磐田戦や、今年の広島戦で連敗を2でストップした試合も見たな。まぁ、気にしないでおこう(笑)。
 鹿島は首位陥落。今節で浦和が首位に立った。しかしながら今季も混戦。首位浦和から6位柏までの勝ち点差は2。しばらくは混戦が続くと思う。次節は中2日で名古屋戦、連戦続きでターンオーバーも考えた方がいいかも知れないが、決めるのは監督。次だ次!

試合後の挨拶 上野駅で偶然見つけた寝台特急カシオペア
試合後の挨拶 上野駅で偶然見つけた寝台特急カシオペア

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