鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2014年4月6日 J1 第6節
万博記念競技場 入場者数:12,899人
G大阪0−2鹿島(前半0−1、後半0−1)

  • G大阪メンバー
    • GK 東口順昭
    • DF 加地亮、岩下敬輔、丹羽大輝(→明神智和)、藤春廣輝
    • MF 遠藤保仁、今野泰幸、阿部浩之、倉田秋(→二川孝広)
    • FW 佐藤晃大(→大森晃太郎)、リンス
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 伊東幸敏、青木剛、昌子源、山本脩斗
    • MF 柴崎岳、小笠原満男、遠藤康(→野沢拓也)、カイオ(→ジャイール)
    • FW 土居聖真(→梅鉢貴秀)、ダヴィ
  • 得点者
    • 鹿島 ダヴィ(38分)、カイオ(83分)

試合後記

若手躍動!カイオのJ初ゴールなどで、首位キープ!

 2年ぶりの万博。この時は2度のリードを守り切れずに引き分けに終わっている。2009年以来リーグ戦で万博で勝利していないため、久々の勝利といきたいところ。
 今日のアクセスは車で。万博東駐車場は、花見シーズンであること、そして2年前、試合後の出庫に45分ほど要してしまったため、うんざりしたので使わず。タイムズ駐車場検索で、JR茨木駅付近の駐車場を利用して、そこから徒歩で万博へ向かう。徒歩で約2kmなら楽勝。
 今日は風が強くて寒い。その強風の影響で、美味G横丁の一部のブースでは物が飛んだり、支柱を何とか押さえて倒れないようにして、何とか営業を頑張っている。

強風でブースが倒れないように支えている店員 万博の桜は満開
強風でブースが倒れないように支えている店員 万博の桜は満開

 美味G横丁でたくさん食べて、アウェイ側の最後尾へ行こう。約1時間半、寒い中待って開門。場所取りをしてから、今日のスタメンを見る。おっ!カイオがリーグ戦初先発。スピードに乗ったドリブルを武器に、最高のパフォーマンスを見せてほしい。今日はサブにジャイールが。左サイドハーフは今激戦区にある。ケガのためU-21日本代表候補トレーニングキャンプに不参加の豊川、鹿島移籍2年目のアツ。豊川はケガの状態がまだなのか、ベンチ外。そしてアツも今日はベンチ外。今日は前野が今季初のベンチ入り。
 今日のコールリーダーさん、今季関西初の試合ということで「地元(関西)の人いる?」と。手を挙げている人がわりといた。俺ももちろん手を挙げたけどね。先月のC大阪戦に初披露(?)されたのが遠藤康のチャント。ダヴィチャントに続き、遠藤チャントも。遠藤は近年、持ち味の力強いボールキープに加え、得点力もアップ。主力ながらチャントがなかった。あと主力ながらチャントがないのが柴崎。柴崎にも得点力アップに期待し、チャントが近々作られることやろう。

ガンバサポーター 鹿島サポーター
ガンバサポーター 鹿島サポーター

 試合序盤は鹿島がカイオのドリブル突破を見せれば、G大阪も攻撃を仕掛ける。まずはダヴィが見せる。カウンターから遠藤→ダヴィと繋いで、持ち味の突破力でシュート。惜しくもゴールは外れる。決められたら良かったけど、動きとしては悪くなかった。対するG大阪も、リンスの折り返しから佐藤晃大が合わせるも決められず。宇佐美が長期離脱中により、リンスや佐藤に期待がかかるが、リンスがフィットしてきたら怖い。
 お互い攻めは速い。G大阪は攻めは見せるが、最後でうまく合わせられなかったり、鹿島のDF陣に阻まれる。鹿島も速い攻めを見せるが、カイオがオフサイドだったり、ダヴィがヘディングをうまく合わせられなかったり。両チームとも似たような展開に。
 そして38分に鹿島に先制点。柴崎のパスから、ダヴィと小笠原とのパス交換、ペナルティエリアのやや外でボールは密集の中で動く。この混戦のこぼれ球をダヴィがシュート!ゴールマウスに吸い込まれた!突破をしてからシュートを打つと思ったが、ダヴィにとっては、すでにシュートを打つというイメージがあったと思う。リーグ戦では開幕戦以来のゴール。これで波に乗ってくればいい。前半アディショナルタイムのカウンター、左サイドのフリーになっていたカイオにわたって、そのカイオがシュートを放つ。シュートした時にはDFが正面にいたから、仕掛けてもよかったかも知れないが、股抜きを狙っていたかも。でも、まずは1点リードでハーフタイム。

リーグ戦初先発のカイオ 今日も先発の昌子
リーグ戦初先発のカイオ 今日も先発の昌子
バイタルエリアで混戦となる ダヴィのシュート
バイタルエリアで混戦となる ダヴィのシュート
ゴールが決まった! ダヴィのもとへ
ゴールが決まった! ダヴィのもとへ

 後半になると、G大阪のほうが攻めて、鹿島が守る時間帯が。後半開始直後、しっかり守備に集中した後のカウンター攻撃、カイオ→土居→遠藤→伊東と渡り、伊東のクロスボールをダヴィがヘディングシュートを放とうとジャンプする。ジャンプをした時の手をよけきれず、ボールが手に当たってしまいハンドの反則。鹿島サポは一瞬「何?」という感じで静まりかえった。俺もよくわからんかったけど、ハンドやったんやね。これでダヴィは通算4枚目で次節は出場停止となる。
 55分に鹿島に大きなチャンスが訪れる。青木のリスタートから前線へ、倉田にボールが渡るがそのボールを柴崎が素早くインターセプト、柴崎がスピードを上げて右にいたダヴィへ、ダヴィが力強いシュートを放ったが、GK東口の正面。決めたかったところやろうけど、東口の正面やったんで。ただ、フィニッシュまで持っていけている。そして柴崎の動きがよかった。運動量やスピードがそれほどあるわけではないが、攻撃へのスイッチが入ると、一気にスピードを上げていた。
 そして心配だった出来事が63分に。ガンバの攻撃が続き丹羽のクロスボール、ゴール前の混戦で曽ヶ端がセーブしたが、山本と曽ヶ端が頭同士でぶつかってしまう。山本は立ち上がったが、曽ヶ端が数分立ち上がれない。今日の試合で曽ヶ端が先発フル出場すれば、J1リーグ戦216試合連続先発フル出場のタイ記録となる。ここで交代になってはと思ったが、大事に至らなくてよかった。
 そして鹿島もガンバも選手交代に出る。鹿島は土居に代わって梅鉢。梅鉢がボランチに入って、柴崎が1つポジションを上げてトップ下に。さらに、遠藤に代わって野沢がピッチに入る。野沢はそのまま遠藤のポジションに入る。その直後に鹿島に追加点!左サイドの山本がクロスボール、中央のダヴィが、岩下の後ろをスルリと抜け出した柴崎へ、柴崎が胸で落として、そのボールがフリーのカイオのところに、そのカイオが思いきりシュート!決まった瞬間、サブの選手までもがカイオのところに集まって大喜び。岩下の背後をスルリと抜け出した柴崎がオフサイドぎりぎりやったんかな、ガンバの選手数人が手を挙げていたが、得点が認められた。
 最後の選手交代はカイオに代わってジャイール。同ポジションだけに、ジャイールもアピールしたいところ。入ってしばらくはジャイールのところにボールが殆ど来なかった。ただ、アディショナルタイムに入ったところでのチャンスメーク2本はよかったんで。もっと周りとの連携を深めてほしいところ。

攻守に躍動、山本脩斗 曽ヶ端が山本との接触で治療を受ける
攻守に躍動、山本脩斗 曽ヶ端が山本との接触で治療を受ける
2点目は山本のクロスをダヴィが頭で 柴崎が胸トラップ
2点目は山本のクロスをダヴィが頭で 柴崎が胸トラップ
そこにカイオがいた! ゴールが決まった!
そこにカイオがいた! ゴールが決まった!
喜ぶカイオ 途中出場のジャイール
喜ぶカイオ 途中出場のジャイール

 2対0で快勝。首位キープ。対するガンバは、宇佐美待ちなのか。攻めは見られたが、フィニッシュが雑に感じた。リンスと佐藤のコンビが合っていないのかな。ゴール裏のガンバサポーターはブーイング。
 そして鹿島、カイオがゴールを決めたことで、左サイドハーフのポジション争いがさらに激戦になったことが証明された。第3節まで先発だった豊川がいれば、アツもいる。さらに今日ゴールを決めたカイオにジャイールも。パフォーマンスを落とすと先発どころか、ベンチ外になる可能性もある。いいポジション争いをこれからもやってほしい。
 首位はキープしたが、ダヴィが次節出場停止となる。次節は1トップが誰になるかが注目となる。まだ公式戦の出場がない赤アか、カイオか、それとも。これはわからん。誰が1トップを務めても、サポーターは応援するのみである。さて、柴崎と昌子は代表候補合宿で月曜日から3日間はチームを離れるが、これで得たものを鹿島に還元してほしい。次も頼むで!
 茨木駅へ向かうシャトルバスは長い列。でも、俺は茨木駅近くのタイムズから徒歩で万博へ向かっていたので、帰りも混雑することなく駐車場に戻れた。徒歩25分ほどかかるが、楽勝の距離。このやり方は正解やな。万博東駐車場は出庫が大変やったし。よかったよかった。

サポーターのもとへ 声援に応えるカイオ
サポーターのもとへ 声援に応えるカイオ

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