鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2013年11月10日 J1 第31節
Shonan BMWスタジアム平塚 入場者数:11,736人
湘南1−2鹿島(前半0−1、後半1−1)

  • 湘南メンバー
    • GK アレックス サンターナ
    • DF 遠藤航、大野和成、鎌田翔雅
    • MF 亀川諒史、岩尾憲、永木亮太、梶川諒太(→島村毅)
    • FW 菊池大介、大槻周平(→ステボ)、中川寛斗(→古橋達弥)
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 伊東幸敏(→西大伍)、青木剛、山村和也、中田浩二
    • MF 小笠原満男、柴崎岳、遠藤康、ジュニーニョ(→中村充孝)、土居聖真(→ダヴィ)
    • FW 大迫勇也
  • 得点者
    • 湘南 遠藤(90分+1)
    • 鹿島 小笠原(37分)、大迫(90分+2)

試合後記

劇的勝利で勝ち点3、でもこれでいいのか?

 湘南のホームスタジアムへ行くのは3年ぶり。盛岡勤務の時やったな。その時は「平塚競技場」だったが、「Shonan BMWスタジアム平塚」になってからは初めて行く。今日は6時頃に自宅を出た。小田原に停車する新幹線でいいひかり号がなかったので、名古屋まではのぞみ号で行って、名古屋からはこだま号、いずれも自由席でアクセスする。
 今日は豊橋・浜松間で不発弾処理のため、一時的に運転見合わせになる時間帯があったが、乗ったこだま号は辛うじて問題なし。全然予告を見てなかったから少し焦った。こだま号やからそんなに混雑しないのかなと思ったら、だんだん乗客が増え始めて、立っている人も。名古屋始発の時はガラガラやったのに。予定通り小田原に到着して、平塚駅へ。
 平塚駅からは徒歩でスタジアムへ向かう。約25分やったら楽勝。楽しみやったのがスタジアムグルメ。うわぁ、やっぱり多いね。なかなかの賑わい。いろいろと回ってみたら、醤油豚骨ラーメンがあったので、これにしよう。注文後少し時間があったのか、店員さんが話かけてくれた。「鹿嶋から来たんですか?」と。まぁ、もちろんそうなるやろうね。「京都からです」と話すと「京都なのに鹿島、サンガではなく」と。まぁ、サンガが誕生するまでにすでに鹿島を応援してたから。そうそう、ラーメン美味しかったです。

数々のグルメブース 醤油豚骨ラーメン
数々のグルメブース 醤油豚骨ラーメン
人権イメージキャラ人KENまもる君 鹿島サポーター、長蛇の列
人権イメージキャラ人KENまもる君 鹿島サポーター、長蛇の列

 散策しながら、メインスタンドへの入り口へ行こう。それにしてもビジター自由席立ち見のサポーター、長蛇の列になっていた。13時キックオフやったので、今日俺はM指定席ビジターに。メインスタンド方向にあったあった、「Shonan BMWスタジアム平塚」の看板が。なんかシンプルやね。
 早速スタメンを見たいが、なかなか発表されない。約1時間前にようやく発表された。川崎戦とスタメンが変わっていなかったが、ベンチ入りメンバーに動きが。岩政がついにベンチ外で、植田がベンチ入り。野沢もベンチ外で、アツが川崎戦に続きサブに入っている。先月のFC東京戦から、右サイドバックには2年目の伊東が入っている。今日もスタメン。2試合出場停止から戻ってきた大伍は、川崎戦や今日もサブ。対する湘南は、主力3人が出場停止で欠くが、若いしよく走るし。

ZAQなど、イメージキャラがいっぱい 「全勝」「諦めるな」などのゲーフラ
ZAQなど、イメージキャラがいっぱい 「全勝」「諦めるな」などのゲーフラ
湘南サポーター 鹿島サポーター
湘南サポーター
「気合いを入れろ!勝つしか道はない!」
鹿島サポーター

 試合序盤は湘南ペース。やはり運動量を生かして積極的な攻めが見られる。その中でも湘南FW大槻の抜け出しには2度ほどやられている。前半11分には、青木と山村の間をうまく抜け出してシュートまでもっていかれる。追いかけていた山村の足に辛うじて当たって、CKに逃れた。すぐさま大槻がまたDFの裏を突いて左へ流れる、右にいた大野に合わせて大野がヘディングシュート、これは難を逃れるが、大野のシュート体勢が良ければ1点もの。中田浩二は大野の動きは見てはいたが・・・。
 鹿島も徐々にペースを握ってくる。大迫の惜しいシュートが2度ほどあった後、前半34分には湘南MF岩尾が2度目の警告で退場となる。そして前半37分、ペナルティエリアからやや外の位置でFKのチャンス、このFKを小笠原が湘南の陣形が整っていない隙にシュートを打ち、ゴールマウスに吸い込まれ先制!まぁ、これは湘南の選手の油断と小笠原の経験か。小笠原はいつも隙を狙っているんやね。湘南は、守りの体勢を整えてからリスタートと思い込んでいたかも。
 湘南は岩尾の退場があり、布陣が4-4-1に見える。10人になっても湘南は積極的な姿勢は変わらず。3バックが得意ではない鹿島なので、退場の影響でチャンスかと思ったら全く・・・。試合中には虹が出ていた。雨が降ったり、時より日差しがあったりしてたからか、綺麗な虹が。

今日も右サイドバックは伊東 強風でボールが伸びる、ヘディング処理も難しい
今日も右サイドバックは伊東 強風でボールが伸びる、ヘディング処理も難しい
岩尾、2枚目のイエローで退場 小笠原のFKが決まった!
岩尾、2枚目のイエローで退場 小笠原のFKが決まった!
小笠原のもとへ うっすらと綺麗な虹が
小笠原のもとへ うっすらと綺麗な虹が

 後半湘南は本来の3バックに戻っているか。10人なので3-3-2-1にも。後半も鹿島は10人になった湘南にてこずる。攻めては、湘南の積極的なプレス、カウンター、10人とは思えない。むしろ湘南の菊池のシュートは危なかった。というか、人数いるんやから、柴崎がもう少し菊池をマークする必要があったんちゃうかな。菊池を追うのを柴崎がやめてしまった。小笠原がカバーしようも結局シュート打たれて、危なかった。
 この試合のドラマはここから。後半アディショナルタイム、湘南は右サイドから菊池のクロスが中村に当たってコースが変わる。そこにDF遠藤航がいてシュート。湘南が同点に追いつく。思わず「またか」と。その「またか」とは、2010年、当時湘南に所属していた阿部吉朗(現:磐田)に試合終了直前にゴールを決められ、負けに等しい引き分けを食らった。この再現か?と呆然してしまった。
 その呆然が歓喜に変わった。失点後のリスタート、大迫がペナルティエリア付近からDFをかわしてシュート、落ち着いてゴール!残留に必死の湘南が追いつけば、すぐさま優勝争いに必死な鹿島が勝ち越す。4分のアディショナルタイムもこのまま守り切って試合終了の笛!

山村のパス 土居に代わってダヴィ
山村のパス 土居に代わってダヴィ
鹿島のFK 大迫のゴールで勝ち越し!
鹿島のFK 大迫のゴールで勝ち越し!

 劇的勝利で優勝争いに踏みとどまった鹿島、結局は小笠原の経験、鹿島の勝負強さが光った試合。終わり良ければすべて良し、のようにも見えるが、そうではないね、試合内容からすると。湘南に相当てこずっていたね。守備においてはプレッシングが甘いし、湘南と比べると運動量も足りない。
 今節、マリノスが敗れたため、首位との勝ち点差は3に縮まった。運が良かった上位陣はマリノス、鹿島、セレッソの3チーム。俊輔不在の影響があったか、敗戦を喫しても首位は変わらず。鹿島とセレッソは、浦和と広島が引き分けたため、差を詰めることができた。
 スタジアムを後にしようとしたら、メインスタンドコンコース前でベルマーレクイーンがお見送り。写真を撮ろうとしたら、前を他の人が横切ってしまって、大笑いになってしまった。でも何とか笑顔のベルマーレクイーンの写真が撮れた。画像はアップせずに個人で楽しみます(笑)。掲載許可も取ってないし。
 観光に出かけようとしたが、何やら集まっている鹿島サポがいた。そうかぁ、選手たちのお見送りね。一時間近く待って、選手バスがスタジアムを後にする。
 残りは3試合、鹿島は嫌な相手だけが残っている。今日のような試合内容では、鳥栖、セレッソ、広島に勝つことはできない。天皇杯が今週あるので、次の第32節は約2週間空く。とにかくもう勝つしかない。一戦でも引き分けがあると致命的。逆転優勝するぞ!

試合終了 サポーターへ挨拶
試合終了 サポーターへ挨拶
アントラーズのバスが出発 選手たちを見送るサポーター
アントラーズのバスが出発 選手たちを見送るサポーター

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