2013年7月6日 J1 第14節
等々力陸上競技場 入場者数:18,447人
川崎4−2鹿島(前半3−1、後半1−1)
守備崩壊中、J1再開初戦は黒星
3年ぶりの等々力。メインスタンドが改築工事中で、現在どのような感じになっているのかが見たかった。等々力ではアウェイゴール裏しか行ったことがないが、これからメインスタンドが大きく生まれ変わるようなので、ぜひ期待したいところ。
等々力ではいつもゴール裏なので、開門2時間半前の14時30頃に到着。それでも結構並んでいるんやね。今日はフロンパークも楽しみで、早速行ってみることに。フロンパークは15時からなのに、もう人がいっぱい。今日のイベントは「闘A!まんがまつり」(AはAntlersのA)が開催。漫画家による描きおろし作品が展示されていたり、抽選会などもやっていた。等々力戦隊フロンターレンジャーのパンフレットをもらったけど、似顔絵結構似てるね。特に中村憲剛が(笑)。
今日はさらにフォーミュラカーも。レースクイーンも数名。サポーターとレースクイーンが撮影していたりと。レースクイーンの格好に目のやりどころに困ってしまう・・・(笑)。
改築工事に入ったメインスタンド | 左から大島僚太、小林悠、中村憲剛、稲本潤一 |
川崎ゆかりの漫画家、描きおろし作品 | フォーミュラカー |
くま吉だそうで | そのいただきもの |
さて、楽しんだところで戻ろう。17時の開門。やっぱり下の1Fはいっぱいやね。まぁ、元々2Fで見ようと思ったので、余裕で座席はゲット。そして、今日のスタメンを見る。西大伍がベンチ外。ケガでもなく、出場停止でもなく。右サイド対策をとったね。青木が右サイドバックに入っていた。
そして、センターバックには山村が復帰、左サイドバックは前野。MFとFWは、これまでよく戦ってきたメンバーとなった。特にDF陣を入れ替えてきたこと、ついに荒療治に出た。これが吉と出るか凶と出るか。
今日の川崎は、ホームなのに2ndユニフォームを着用。富士通のスマホ「ARROWS NX」発売を記念して「ARROWSエキサイトマッチ」と題して開催されることで、「ARROWS」が入っている2ndユニフォームで戦う。ホームなのに2ndというのは、他でも聞いたことがない。
川崎サポーター | 鹿島サポーター |
一斉にビッグフラッグ掲出 | ドラえもんやパーマンなど |
試合はいきなり出鼻をくじかれた格好になる。カウンターから大久保の動きを止めに入るも止められず、後ろにいたレナトに絶妙なヒールパス、走っていたレナトが豪快に決める。右サイドは青木ということで対策はとったものの、青木がレナトのスピードについていけず。DF陣に足の速い選手が鹿島には不足しているので、こういった攻撃を食らうと厳しい。
鹿島は山村にボールを持たせて、ビルドアップを図る。新たなる攻撃バリエーションとして、まずまずだったかと。しかしまたスピードに乗った川崎の攻撃についていけない。風間宏矢がドリブルで突破し中央へクロスボール、前野と岩政でスライディングでクロスを防ごうとするも通じず、フリーの大久保に軽く決められた。2人一斉にスライディングすることもなかったかと。青木は大久保の動きはチラっとは見ていたものの、フリーにさせてしまった。大久保の動きに対応できず。
2点ビハインド直後に反撃、山村の縦パスがジュニーニョへ、一旦前野へ預けて再びジュニーニョへ、クロスボールを大迫が合わせて反撃の1点。山村を起点としたゲーム運び、やりたかった形のひとつやったかと思う。前半終了間際には、中村憲剛が絶好の位置でFK、蹴ったボールは一度ポスト左に当たって右へ行く、そして右ポストに当たって枠に入る・・・。ソガの位置取りがちょっと疑問に思ったが、その嫌な予感的中。
伝統の4−4−2 | 山村が左CBでスタメン |
今日の川崎は2ndユニフォーム | 大迫のゴールで反撃 |
ハーフタイムには、フォーミュラカーがレーンを数周するイベントが。さすがにスピードを出すには限界があるが、それでも凄さは伝わった。速いし、ブンブン大きな音を立てて。こんな企画よく考えるね。
後半もまたや。今度は風間監督のやりたいパスサッカーが随所に発揮。憲剛、レナト、大久保、抜群のコンビネーションに鹿島DF陣は全くついていけず4失点目。その後は、鹿島も攻撃チャンスを何度も演出できるようになる。しかし、チャンスは何度もありながら得点できない。なかなか得点できない中、交代出場の梅鉢がJ初ゴールを決めた。ゴールを決めたことはいいことだが、本職の守備で貢献していこう。野沢→遠藤の交代はともかく、相変わらず交代のタイミングには疑問符が付く。
駆け抜けるフォーミュラカー | スピードに乗る |
FK、何度も距離を取れ!と | 梅鉢のゴールで2点目 |
4失点。俺自身、100試合以上鹿島戦を見ているが、4失点した試合は初めて見た。こんなに無様なものかと。選手が挨拶に来ると、鹿島サポーターは大ブーイング。ブーイングは当然だと思う。守備崩壊中。鹿島DF陣のスピード不足は拒めない。右サイド対策として青木を右サイドバックで起用したものの、これも有効な対策にはならなかった。梅鉢をもう少し見たかったが、プレー時間が短かったので、ゴール以外は評価できず。本職の守備で、今後どれだけアピールできるか。
少し収穫があるとすると、山村を起点としたビルドアップ。大迫のゴールも山村から。今日は山村を起点とした攻めが随所に見られた。しかし、やはり守備陣の対策が欠かせない。これは深刻。右サイドができる選手の補強が必要かも。相手のスピードに対応できる選手が欲しいが、本職ではない梅鉢に託すか、まだ公式戦の出場がない伊東に賭けるか。今年初の正念場、守備が機能しないと厳しい。
重い足取り | サポーターへ挨拶 |