鹿島魂From関西
観戦日記

試合データ

2011年02月26日 FUJI XEROX SUPER CUP
日産スタジアム 入場者数:35,963人
名古屋1−1(PK3−1)鹿島(前半0−0、後半1−1)

  • 名古屋メンバー
    • GK 楢崎正剛
    • DF 田中隼磨、田中マルクス闘莉王、増川隆洋、阿部翔平
    • MF 小川佳純、中村直志(→三都主アレサンドロ)、藤本淳吾
    • FW 金崎夢生(→吉村圭司)、ケネディ、玉田圭司(→花井聖)
  • 鹿島メンバー
    • GK 曽ケ端準
    • DF 新井場徹、岩政大樹、伊野波雅彦、アレックス
    • MF 青木剛、小笠原満男(→中田浩二)、野沢拓也、フェリペ ガブリエル(→本山雅志)
    • FW 大迫勇也(→カルロン)、興梠慎三
  • 得点者
    • 名古屋 増川(54分)
    • 鹿島 野沢(66分)

試合後記

3年連続のゼロックス、タイトル獲得ならず

 いよいよサッカーシーズン開幕。昨年はプレシーズンマッチを優先したので、昨年のゼロックスは観戦せず。今年は観戦することにした。このオフ、過去にない大補強を敢行。世代交代を進めながら勝つ、今シーズンのサッカーが始まった。
 今回のゼロックスは、国立競技場の改修工事に伴って、日産スタジアムで開催。どんな雰囲気なんやろうかと。マリノスのホームスタジアムだけに、違和感あるかなと思ったけど、ごく普通に名古屋vs鹿島やったね(笑)。

今日の富士山(新幹線から) 今回のゼロックスは日産スタジアム
今日の富士山(新幹線から) 今回のゼロックスは日産スタジアム

 今日は、このホームページをきっかけに知り合った方とゴール裏で観戦。先に俺が現地へ行って席どりをと10時過ぎにスタジアムに到着。「10時開門やから、開門してるやろう」と思ったら、長い列ができていた。「あれ?開門してへんの?」と、最後尾へ小走りに。一時的にストップしていただけかな。列整理は変。よくある入場待ちの列は3列くらいに並ぶが、8列以上になっていたような。入場できたのは10時40分くらい。まぁでも、メインスタンド寄りの中段付近をゲット。
 今回は再入場が可能なので、席をゲット後に「Jクラブグルメ大集合」などのイベント会場で様子見した後合流した。「グルメのとこ、めっちゃ混んでまっせ!」と、でもやっぱり何か食べたいから、もちろんイベント会場へ向かうことにした。
 どこも混んでるなぁっていろいろと見てて、決めたのが横浜FCの「ソーキそば」と「タコライス」。横浜FCがなぜか沖縄料理を出していた。様子見していたときに「鹿島はどこや?」と見つからず。しかし横浜FCのグルメの待機列に並んでいたら、その右に「あっ、鹿島や」。全然行列できてへん・・・。鹿島のグルメは「キムカツサンド」。なんで「もつ煮」出さへんかったんやろ・・・。

「Jクラブグルメ大集合」のイベント会場 横浜FCのブース、沖縄料理を出していた
「Jクラブグルメ大集合」のイベント会場 横浜FCのブース、沖縄料理を出していた
ソーキそば タコライス 鹿島はキムカツサンド
ソーキそば タコライス 鹿島はキムカツサンド
山形は炎のカリーパン 千葉はおでんなど 川崎は川崎ちゃんこ
山形は炎のカリーパン 千葉はおでんなど 川崎は川崎ちゃんこ

 各クラブのユニフォームも展示。今季のJ開幕戦の対戦にあわせて展示されていた。鹿島は大宮とカシマスタジアムで対戦する。その他、ガンバはセレッソと大阪ダービーなど。
 しかしまぁ、ゆるキャラが多くなったなぁ。確かにかわいいけど、ゆるキャラを作ったらいいってもんとちゃうやん・・・、って思うねんけど。まぁ、癒されるね(笑)。愛媛FCの熱烈サポーターの一平くんが店員やっているところには思わず笑ろた。

ユニフォーム展示ブース 今季、鹿島の開幕戦は大宮と
ユニフォーム展示ブース 今季、鹿島の開幕戦は大宮と
(左)ぐんまちゃんと(右)あやめちゃん 「水郷潮来あやめ祭り」のPRだそう 愛媛の一平くん
(左)ぐんまちゃんと(右)あやめちゃん 「水郷潮来あやめ祭り」のPRだそう 愛媛の一平くん

 イベント会場で楽しんだ後は試合や。ここからが本番。戦闘モードに入る。携帯サイトでスタメンを見ると、大迫と興梠の2トップ。実績では最も下の大迫には頑張ってもらいたい。昨年の遠慮がち?に見えたプレーから、自分で仕掛ける積極的なプレーが見られるようになった。これを今季は続けてもらいたい。
 キーマンになりそうなカルロンはベンチスタート。アレックスは左サイドバックでスタメン。西と本田拓也はケガや体調の影響でベンチ外。
 興梠の新チャントができていた。「あれ?新チャント?」と、耳を傾けると「お〜ぉっ、お〜ぉっ、シンゾウ!・・・」。興梠の新チャントやった。昨年の新チャント「勝利のために」は浸透に時間がかかったが、このチャントはすぐに浸透。

名古屋サポーター 鹿島サポーター
名古屋サポーター 鹿島サポーター

 試合開始、特に悪くはなかった。あまり決定的な場面も作らせなかったし、岩政、伊野波がしっかりとディフェンスをしていた。前半の途中、大迫、決めておきたかったね。惜しくもクロスバー直撃弾。まぁ、どちらが優勢かがわからない前半だったね。
 後半、増川にやられた。でも、すぐさま黙っていられない鹿島も攻めた。そして得たFKで、野沢、小笠原、アレックスが構える。右やったからアレックスも考えられたが、蹴ったのは野沢、決まって同点!いやぁ〜、もうこのFKは見事としかいいようがない。さすがの楢崎も及ばず。そして、お互いその後は攻めまくった。鹿島はその後の野沢のシュートがもっとも惜しかった。楢崎がさすがの好セーブ。結局1対1で後半まで終了。
 ゼロックスは規定で延長がなく、前後半で勝敗を決しない場合はPK戦。昨年は全員がPKを決め、鹿島がPK戦を制した。先攻の名古屋の1人目のケネディが曽ヶ端に止められ、「よし!」と。しかし鹿島も1人目の岩政が・・・。その後、名古屋は3人が決め、鹿島は本山は決めたが、アレックス、新井場が続けて失敗して万事休す。小笠原が交代(大事をとって交代したみたいで)していなければ、1人目は小笠原やったやろう。まぁ、仕方ない。

メインスタンドかなり埋まった バックスタンドもかなり埋まった
メインスタンドかなり埋まった バックスタンドもかなり埋まった
左サイドバックのアレックス 野沢が蹴った
左サイドバックのアレックス 野沢が蹴った
直接ゴールに吸い込まれた! 両手を広げて喜びを表現する野沢
直接ゴールに吸い込まれた! 両手を広げて喜びを表現する野沢

 試合全体の内容自体は悪くない。楢崎にやられた、脱帽ってとこ。決定力不足が気がかりでもあるが。個人レベルに目を向けると、収穫あり、課題あり。収穫はアレックス、「ジウトンといっしょかなぁ」と思っていたら全然違う。日本での経験が長いということもあって、攻め、ポジショニングなどはこの試合を見る限り問題なかった。問題は新加入のカルロン。周りの連係がまだまだ、ポストプレーにもまだ問題ありか。フィットするにはまだ時間がかかりそう。カルロンを、サラリーマンの世界で例えると「中途採用=即戦力」と見るか、「新入社員」と見るか。まぁ、ポルトガルリーグでも得点ランキング2位につけていた実績もあるから、サポーターからすると前者だろうけど、オリヴェイラは後者と見ているようだ。
 アレックスと違って、日本のサッカーは初めてとなる。その日本のサッカーを知っているアレックスと、知らないカルロンとの違い。サラリーマンの世界でも、いきなり新入社員に「結果を出せ!」と言うのは酷。カルロンにも言えるのか。ダニーロにしても、フェリペにしても、日本の文化、シーズンの違い、環境、サッカースタイルに慣れるのに時間がかかった。しばらくは大目にみよう。
 今日、PK戦で敗れたのは残念。今年も期待しよう。さて、今季もACLから、そしてJ開幕戦の大宮戦、「リーグ奪還&ACL制覇」を目標に頑張ってほしい。俺もできる限りスタジアムへ駆けつけたい。


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