2011年01月01日 天皇杯 決勝
国立霞ヶ丘競技場 入場者数:41,348人
鹿島2−1清水(前半1−0、後半1−1)
鹿島、4度目の天皇杯優勝でシーズンを締めくくる
3年ぶりの国立、元日決戦。2007年度に優勝して以来。今季のリーグ戦の終盤を見て、少々(決勝進出できるのか?)心配していた。4連覇を逃してぽっかり心の穴が開いたのかなと。しかし、準々決勝で名古屋、そして準決勝でFC東京を下して、久々に勝負強さを見た。そして決勝や。
前日の大晦日の大雪で、山形戦に続いて「また観戦ピンチか?」とかすかにあったが、米原付近のところで速度を落として新幹線は運転していたくらいで、東京へは3分遅れで到着。しかしまぁ、京都では滅多に雪が積もることはないんやけどね。京都府南部地方に雪の予報が出ても、ほとんどがウソ予報。珍しく当たったね。京都駅の付近、滋賀県全域で積雪。結構降ったやん。
京都駅前 | 滋賀県野洲付近?(新幹線から) |
国立に到着したのは12時くらい。女子の決勝もやっていた。INAC神戸レオネッサと浦和レッズレディースの一戦。女子の浦和のサポーターも多いねぇ。男子と同じく「浦和レッズ!」の応援。INAC神戸は1ブロックを陣取っているが、浦和は6ブロック分陣取っている。試合はPK戦で3−2でINAC神戸レオネッサの優勝。浦和ということもあるのか、INAC神戸がホーム側だからか、鹿島サポーターはINAC神戸を応援していた。優勝が決まった瞬間、結構歓声が大きかった。
INAC神戸レオネッサ側 | 浦和レッズレディース側 |
優勝が決まった瞬間 | 表彰式、一斉に万歳 |
さて、次はいよいよ鹿島vs清水や。スタメンは故障の岩政に代わって、センターバックには中田浩二、ボランチには青木。岩政が決勝戦の出場に意欲があると報じられたが、やはり厳しかったか、ベンチ入りもできず。
スタメン紹介前のマッチコミッショナーや審判団の紹介、決勝の舞台での主審は家本さん。これが放送で流れた瞬間、かなりどよめいた。周りからも「大丈夫かよ〜」と。やはり過去があまりにも・・・。
試合前の演出、鹿島は3年前と同様に数々のビッグフラッグで、清水はオレンジのハート型のコレオグラフィーで。な〜んか、清水のほうがきれいやん。鹿島は滅多にコレオグラフィーによる演出はしないのかなぁ、2006年のナビスコ決勝ではやっていたが。それと、あれれ?最前列での大旗が。鹿島サポーターはホーム、アウェイを問わず最前列での大旗使用が禁止されている。天皇杯では関係ないのかなぁ。確かに主管はJリーグじゃないからね。認められた?あれれ?
鹿島サポーター | 清水サポーター |
びっくりGacktの国歌独唱 | しかおとパルちゃん |
試合前半はやや鹿島が主導権を握っていたね。前半10分過ぎの野沢のシュート、その後の興梠のシュートはいいシュートだった。惜しかったね。メインホーム側のチケットを買ってしまった?清水サポの一部のヤジはうるさい。惜しくないシーンも「あ〜惜しい〜」だって。心の中で「どこが惜しいねん!黙っとれ!」と思った。
そして前半26分にフェリペが先制!CKからヘディングシュート。側頭部に当たってたね。沸きに沸く鹿島サポーター。でも、清水の攻撃力、1点じゃ物足りない。絶対にあと1点ほしい。全体的に前半はいい形で終了したと思う。清水にいい場面をほとんど作らせなかった。
フェリペのゴールが決まった! | 手を広げて喜ぶフェリペ |
後半、清水にも少し形ができてきた。そして失点を食らった。ヨンセンに決められた(後にテレビで見てたらオフサイドやったけど)。チョン、とあわせられたループシュート、中田が何とかクリアしようと足を出したが及ばず。結構おるなぁ、メインホーム側で応援する清水サポが。めっちゃ喜んでいた。でも変わりはない、「また黙らせてやる」という俺の心の中の叫び。
そして、清水のペナルティエリアの前で興梠が相手のファウルを食らう。何でその後ボスナーが突き飛ばしんやろうって思って、後にテレビで確認したら、早くFKを始めようとする小笠原に対してボスナーが手で突き飛ばしたね。突き飛ばした瞬間などもそうやけど、こういったシーンに遭遇すると何で人差し指をさして「オイ!」って叫んでしまうんやろうね。人差し指をさして「オイ!」って怒鳴ったサポーターも多かったと思う。
これで得たFKはどちらが蹴るか、小笠原か野沢か、どちらが蹴ってもおかしくない。そして、野沢がいった!決まった!まだ試合は終わっていないが、ベンチメンバーたちを含めてもみくちゃ状態で喜ぶ。あとは逃げ切るか、もう1点取るか。ロスタイムは4分。内臓が煮えくり返るくらいの精神状態だったが、守りきった!
野沢のFK | これが直接吸い込まれた! |
喜ぶ野沢たち | ベンチメンバーたちと大喜び |
よかった〜。優勝や〜。ホンマにどうなるかと思ったけど、優勝できてよかった。準優勝の清水、長谷川健太監督や市川、伊東、ヨンセンのために有終の美を思ったやろうけど、「有終の美対決」は鹿島に軍配。試合終了直後、大岩が号泣してたね。そして表彰式で「あれれ?あっ!来季のユニや!」と。「LIXIL」のロゴ。遠くからではよくわからなかったけど、枝角がやはり遠くからでは見えない。これがはっきりとわかるデザインであってほしいのだが。
そして優勝チームの表彰、次々と鹿島の選手が表彰舞台へ。天皇杯授与、天皇杯を受け取ったのは小笠原、小笠原が一斉に万歳をやるかと思いきや、今季で引退の大岩が。そして大岩がピッチ上にいる選手スタッフ、サポーターへ向けて指差して、そして「万歳!」。やはりこの瞬間がうれしい。
表彰式後、記念撮影や胴上げ、大岩コール、最高の雰囲気。「ラーララーラーラーラーラーラーラー」を聴くと天皇杯の感動がやっぱりある。表彰式後の主役は大岩。ホントにお疲れ様でした。しばらく雰囲気を堪能して国立を後にする。
試合終了 | 喜ぶ選手、スタッフたち |
来季のユニフォーム | 準優勝の清水の表彰 |
鹿島の表彰で次々と選手が舞台へ | 天皇杯を掲げて一斉に万歳! |
記念撮影で、大岩が天皇杯を掲げて万歳! | 大岩を胴上げ |
優勝おめでとう | 大岩がサポーターの所へ |
サポーターへの挨拶 | サポーターの前で記念撮影 |
スタジアムを後にして、このホームページをきっかけに知り合いとなった方と千駄ヶ谷門で会うことに。帰りの電車の中のほとんどを鹿島にまつわる話に。話しこんでいるうちに、乗り越してしまった(笑)。俺自身、周りに鹿島を応援する人が全然いないだけに、このきっかけというのは、これからもとても大事にしたい。ホントにありがとうございます。
天皇杯優勝でシーズンを締めくくった。携帯サイト「ショウアップ・サッカー」の記事で、4季連続で国内主要タイトルを1つ以上獲得したクラブというのは鹿島が史上初であると。これは知らんかった。また1つ勲章ができた。来季こそACLとリーグ戦のダブル制覇を目標に、獲れるタイトルは獲りたい。