2010年11月14日 J1 第30節
等々力陸上競技場 入場者数:19,693人
川崎1−2鹿島(前半1−1、後半0−1)
鬼門の等々力で勝利、奇跡のリーグ優勝へわずかな望み
1戦たりとも引き分け以下は許されない。前節で首位名古屋に勝利し、勝ち点8差まで縮めた。これでもまだまだ厳しい。そして今日は「鬼門」の等々力。もうこの時期になって「鬼門」なんて言っていられない。とにかく結果だ。
今日はゴール裏での観戦のため、開門2時間前に等々力に到着。JR武蔵小杉から結構歩くねぇ。早く並びたいから小走りにもなっていた。予想通り多くの鹿島サポーター。開門後20分ほどでスタジアム入場、そして2F層へ。余裕で端っこの席をゲット。
フィールドプレーヤーが登場した後、応援は「奇跡を起こせ」の繰り返し。オレオレ!オレオレ!レーオーレーオーレー!鹿島レーオーアントラーズ、奇跡をー起ーこーせー!。本来は試合劣勢時に「奇跡を起こせ」が流れるが、もうこの時期、奇跡を起こさなければならない。
何やらキャラクターが | アウェイ側鹿島サポーター |
試合は20分に動いた。川崎が先制する。矢島のボレーがクロスバーに跳ね返るが、そのこぼれ球をヴィトール・ジュニオールが詰めていた。これはガックリ。さぁ、早く追いつけ。マルキのシュートシーンなど、いい場面もあった。そして鹿島が同点に追いつく。野沢のFKをファーサイドにいた中田がスライディングボレーで同点!このプレー前に岩政がGK相澤と交錯して出血した模様。鹿島サポのひとりが「大丈夫かなぁ」と。ピッチに岩政がもどってきたけど痛々しい。前半は同点に追いついて終了。
野沢のFKから | ファーにいた中田のスライディングボレー |
ゴールが決まった! | 祝福される中田 |
後半に川崎がGKの交代を。相澤からリーグ戦初出場の杉山。ひょっとして「これが何か予感がある、キーになるか」と思っていた。そしてそれが現実になった。思わぬ幸運。一瞬俺も何が起こったのかがわからなかった。何か交錯して、ボールがゴールマウスに吸い込まれた。後々確認すると、小笠原の蹴ったボールは前線にいた野沢へのパス、その野沢の鋭い飛び出しに、GK杉山とDF森が交錯して、誰にもボールが当たらずにボールがコロコロとゴールマウスへ転がりこんだようで。ゴールが決まって喜んでいたけど、「ホンマにゴールやな?」って疑問になりながら喜んだ。
本山に代わって青木、中盤の守備を強化する。そして、後半のプレー途中であまりボールに触れなくなったマルキを見て「あれれ?」と思った。そのマルキは右足に違和感があったみたいやね。それで竜太と交代。最後は遠藤に代わって大岩、守りきろうと。ロスタイム中、俺はずっと祈っていた。「とにかく集中!」鹿島ボール時は「キープ!キープ!」と。何とか守りきった。
ヘディング争い | 小笠原の幸運なゴールで祝福 |
試合終了。10年ぶりに等々力で勝った。オブラディ・オブラダの大合唱の後、また応援は「奇跡を起こせ」になった。ホンマに奇跡が起こってほしい。今日名古屋は勝ち、勝ち点8差は変わらない。次節で名古屋が勝ち、鹿島が引き分け以下で名古屋の初優勝が決まってしまう。もう全勝しかない。
試合終了後の握手 | 勝利の挨拶 |