2008年1月1日 天皇杯決勝
国立霞ヶ丘競技場 入場者数:46,357人
広島0−2鹿島(前半0−1、後半0−1)
リーグ優勝の勢いそのままに、天皇杯も制し2冠達成
新年の幕開け。毎年、鹿島の決勝進出を信じて、決勝のチケット発売日に速攻アタックしてチケットをゲットする。今回も無事にSS指定のチケットをゲットできた。
対戦カードは、2007Jリーグチャンピオンの鹿島、J2降格が決まってしまった広島。鹿島はリーグ戦逆転優勝を果たしたが、どうしてもこのタイトルが欲しい。
2つ理由があると思う。1つは「リーグ優勝は浦和のおかげ」と周りがうるさい、もう1つは「第3世代に更なる自信」だろう。第3世代の中心とならなければならない岩政、内田、田代など、優勝を知らなかったメンバーに「第3期黄金時代」を築いてほしいから。
天候に恵まれた国立競技場 | 鹿島はアウェイ側なので代々木門より入場 |
日テレベレーザの選手たち 女子サッカーも決勝、2−0でベレーザ優勝 |
試合開始1時間前の国立 |
広島サポーター | 鹿島サポーター |
選手のウォーミングアップ1 | 選手のウォーミングアップ2 |
広島のコレオグラフィ | 鹿島のビッグフラッグ |
試合開始。早速鹿島に得点が入る。しばらくパス回しの後、左にいた青木が大きな右へのサイドチェンジ、小笠原へわたってすぐ篤人へパス、そしてマルキと篤人とのワンツーパス、駆け上がってきた篤人が思い切りシュートを放ちゴール!篤人にとって今季初得点。広島も攻めるが鹿島の堅い守備で、なかなか得点が奪えず。しかし森崎浩司のミドルはヒヤッとした。
そしてロスタイムは劇的だ。本山が駆け上がり柳沢へ、一旦本山に預け、開いたDFの間に柳沢へパス、ペナルティーエリアに入って左へパス、そこへ駆け上がっていたのはダニーロ、そのダニーロが左足で豪快に蹴りこみゴール!優勝を決定づけるゴールで、鹿島サポーターから紙テープが投げ込まれる。今までなかなか力を発揮できなかったダニーロが初得点。
篤人のシュートがゴールマウスへ | 試合中(本山、右へパス) |
広島コーナーキック | ダニーロの強烈シュート、ゴールマウスへ |
そして試合終了。タイムアップの瞬間は、リーグ優勝のようにど派手に喜ぶことはなく、軽く抱き合う程度だったが、表彰式までの間、選手スタッフたちは輪になって喜びを表現し、胴上げが始まる。それがなんとダニーロを胴上げ、そして篤人も。
優勝決定、選手が抱き合って喜ぶ | ピッチに選手・スタッフが集まる |
ダニーロ胴上げ、重くてなかなか上がらない | 篤人胴上げ、軽いから結構上がる |
表彰式、広島の選手たちはもちろん悔しかっただろう。J2降格が決まり、天皇杯優勝で、失った信頼を取り戻したかっただろう。J's Goalの写真ニュース、佐藤寿人が上を見上げ何か感慨深い表情をしていたのが印象に残った。
その記事こちら→J's Goal記事 佐藤寿人、感慨深い表情
優勝チームの表彰、大きな歓声に包まれ表彰台へ向かう。記念のトロフィー、メダルを受け取り、最後に天皇杯が。その天皇杯を柳沢が受け取り、一斉に全員が万歳!表彰台を降り、ピッチへ戻った後に記念撮影、場内一周。広島サポーターの近くまで選手が来ると、広島サポーターも拍手。これはホントにうれしい。厳しいJ2が待っているが頑張ってほしい。
2007年度はリーグ戦と天皇杯の2冠、通算11冠。とにかく今年度はタイトルが取れてよかった。メンバーが大きく変わり、シーズン当初はどうなるかと思った。しかし怪我の野沢が復帰、小笠原がイタリアから戻ってきて、チームが安定。第3世代に優勝を経験させることができたことが大きい、次なる世代につなげるためにもどうしても必要。
2008年度は、ACLもあり当然厳しい戦いが予想されるが、最低1つ以上のタイトルを取れるよう、これからも応援する。
表彰式、広島の選手の悔しい表情 | 鹿島の選手たちも次々と表彰台へ |
全員で万歳! | 「ありがとう本山誇り高き鹿島の10番」 |
記念撮影 | 「広島の誇り、サンフレッチェが好きだ!」 という横断幕を広げる広島サポーター |
天皇杯を掲げる柳沢 | 「柳沢」のボードを持った鹿島サポーター |